2018年12月29日(土)
Ireland Shannon 〜 USA Newburgh
アイルランド シャノン 〜 ニューバーグ
もはやホテル。
とても快適な、形・サイズのベンチを備えた、アイルランドのシャノン空港のことだ。
熟睡できたかと言えばそうでもないのだが…
それは、単純に俺が緊張してたからだ。
アメリカ入国こええええ(´Д` )
不安要素が多すぎる!
- 到着から3日間の宿が決まってない。
- 出国チケットをまだ予約してない。
しかも予約してから入国し、買ってから24時間以内にキャンセルしないといけないという時限爆弾付き。 - フライトの「小さな手荷物」としてバケツを受け付けてもらえるか?
受け付けてもらえなかったら、残念だけどシャノン空港への置き土産にしなきゃならない。 - ニューヨーク激寒いらしい
- 治安の悪さ
- 貧乏、無職
- 彼女なし
頼むううう無事うまくいってくれえええ!!
特に7番んんん!!!
なぜか11:40フライト予定と勘違いしてて6時に起きたけど、
それはチェックイン開始時刻でフライトは14:40だったことに気づく。
や、やった。3時間猶予ができた。
今のうちに本読もう…
じゃなくて宿探しいいい!!
ラウンジが使えるまで時間がありすぎて腹減りすぎなのでカフェに入った。
可愛いパンケーキとソーセージを選んで3ユーロくらいはちょうどいいんだけど、
カプチーノが2.45。
むむぅ。
700円も朝から使うとか贅沢すぎる。
さて、腹は満たされたぞ。
宿探しだ。
過去のバックパッカーのブログを確認したら、30ドルとか結構安く泊まってんじゃん!
どこだそれ!と調べたけど、K’sとかムーンパレスとかどちらももう存在しない!!
うがあああ!!!
「Citizon MっていうSOHOにあるホテルのロビーは24時間近く解放してるらしいです」
と、ヴェネツィアにいるリョータ君が有力情報を送ってくれた。
なんだとおおお!!!
ホテルロビーとか最強じゃん!
「寝れないらしいですが」
ぱ…
…だめじゃん…
まぁでも、極寒に見舞われたら避難所としていいかもね。
とりあえず、1泊56ユーロくらいだけど候補をあげといた。
初日は出来ればbear mountainっていうハドソン川沿いの国立公園でキャンプ。
大晦日は高くてもいいからどこかホステル取ろう。
元旦から2泊はホステルを取ってある。
2泊平均で1泊40ユーロという吐血モノの価格だけど…
そこからはワシントンD.C.に移動だ。
明日30日の泊まるとこに関しては保留。
どっか荷物を預けられれば、地下鉄とかフェリー乗り場泊でもいいんだよな。
チェックインカウンターが早めに開いたから真っ先にチェックイン!
したんだけど、
なんと登録していたESTAのパスポート番号を間違えて入力していたというクソトンマをやらかして、
申請し直し。
ぬおおお!!
ま、慣れてるからラクショーだけどね。
ふふふふーん
ぐぁ(´Д` )!!
申請費用、14ドル、また払わないといけないのか(´Д` )
またムダ遣い!!
あああもう!
俺マジで無駄遣いの天才か!!
金をドブに捨てるようなミスが多すぎる!!!
ESTA再申請して、ついでにマイアミからの出国チケットも購入した。
これで無事チェックイン!
荷物も、手荷物にバケツ、ギリOKだった。
で、
ラウンジいいいい!!
ビンボー人丸出しにならないように、さもフツーな顔で中に入る。
バケツ持ってるけど。
ラウンジではシャワーが浴びれるので使わせてもらった。
空港泊だからありがたいですな。
タオルは借りられるけど、有料って言われてから断るの恥ずかしいので、
最初っから「自分の使います」って言った。
受付のカッコいいお兄さん、エッて驚いてたよ。
まーふつう、手荷物にバスタオルとか持ち込まないもんね。クスクス
ラウンジフードは昼ごはんがわりにするには、やや朝食向けのラインナップ。
パウンドケーキやクロワッサン。
瓶入りのヨーグルト、100%のフルーツスムージー、
フレッシュフルーツカクテルなどなど。
アイリッシュ・ウィスキーもたくさん!!!
うおお飲みたい!!味比べしたい!!
けどまだ12時!
蒸留酒嗜むには早すぎやで。
なのでラテ・マキアートと缶のギネスビール。
いやぁ、ギネスビールも飲めるとか凄すぎるけどな。
スーパーで買っても2.50ユーロくらいするもん。
朝のカフェで半分くらいしか充電できなかった機器を全部繋いでフルチャージ!
フリーWi-Fiでメール送受信に旅のルートをチェック!
全力で使い倒す!
ビンボー症すぎる(T-T)
あとまだ20分くらい余裕あるな、とビールの缶を開けたら、
受付のお兄さんが「念のためお伝えしますが、離陸40分前なので搭乗開始しましたよ」と教えてくれた。
そうか、ノルウェージアン航空はLCCじゃないから搭乗時間も余裕持たせて40分前か!
ビールを一気飲みして慌てて飛び出した。
げ、げふっ
108番ゲートはあっち!
と、ドアをくぐるとボーダーチェック!
あぁ、出国審査ね!
「ハーイ、調子はどう?」
「げ、げふ。はい、元気っす。うっぷ…」
「旅行の目的は?」
「え、あ、観光です。映画のロケ地巡りを楽しみにしてます…」
なんだこの入国審査みたいなやりとり…
「それ、なんでバケツ持ってんだい?」
「たまにストリートで叩くんです笑 スティックはカバンの中です(蛇足)」
「いやぁ、今まででバケツ持ってここに来たのは君が初めてだよ」
「テヘヘ(照)」
チラッと彼の分厚い胸元を見る。
いい胸筋してますね、そのUSワッペンの下…
U S Aワッペン!?
USoおおおお!!!
うっそここアメリカ入国審査???あああああ!!!
ガタガタガタ(´Д`緊)
「帰りのチケット持ってる?」
「あります、マイアミからグアテマラシティ行きですすす。」
「どれくらい滞在するの?」
「えーと、1週間滞在の後に一度カナダに行って、
そこで1週間ほど街を見てからシアトルにまた入ります。
グアテマラに抜けるまでに、通算で1ヶ月半ですね」
「なるほど、6週間ってことだね。」
そーですね(°-°)
「居住地はどこ?」
「トーキョー!」
「日本では何をしてるの?(仕事は?)」
「介護福祉士です。あと介護事業所の経営も」
「お年寄りを見てるのか?」
「そうですね。あと障害者も」
「最後に日本にいたのはいつ?」
「えーと、7月14日ですね。半年前になります」
「…」
怪訝そうな顔しないで(´Д` )
「他の国にはいっぱいいるけど、日本だとかなり珍しいぞ。だいたい長期休みでもみんな1週間だ。」
「そーなんですよー。日本では長期休み取るの難しいですもんね」
「どうやって稼いでるんだ、この半年もの旅費用を」
うわっ、これ仕事辞めたって説明しなきゃならなくなりそう。マズイな。
「経営して貯金したお金で旅してます。経営者なら自由が効きますからね!
今会社は同僚が回してくれてます」
よ、よし、発言にウソはないぞ。
「そうか。6週間だったな。…うん、(バスン!)。良い旅をしてきな!」
「ありがとうございます!」
「ところで、バケツ叩くのは上手いのか?」
「え、は、はぁ。」
上手いって自分では肯定しにくいんですが…
「聞かせてよ」
き、き、キタコレー!
あばばば、いや、別に全然構わないんだけど、もうボーディング最終案内!!
「じ、時間があったら披露したいトコなんですけど(´Д` )」
「ははは、そうだったな。いや、構わないよ。出口はあっちだ。ハヴァグッデイ!」
「はばーぐっでいいいい!!」
ちょっと叩いて驚かせたかったなと後悔しつつ急いで出口へ!
出たらもう目の前が108番ゲートだった。
「遅れてすみませんんん!!」
「全然大丈夫ですよ!来るのお待ちしておりました」
あ、さっきのチェックインカウンターの優しいおにーさんじゃん!
チケットとパスポートですんなり搭乗!
えーと?
これ、アメリカ入国出来たってことでいいの?
…
いやっほおおおおうううう!!!
ヒアウィゴオオオオううう!!(ルイージ風味)
よっしゃもう無敵!!
アメリカ入れた!
おらああ食うぞハンバーガーああああ!!
アメリカ堪能するぞおおおいいい!!
なんだこれなんだこれー!
アイルランドにいるのにアメリカ入国許可もらっちゃったーヘーイ!!
いやーもうあとは楽しい飛行機の旅するだけ!
いやっほい!
ほーら機内食付いてるもんね!!
LCCじゃないもん!
ビーフ選んだらビーフシチューwithライス。
けっこーいける!
サラダはひよこ豆とオレンジとモッツァレラ。
アーモンドとクコの実が入ってて美味しい。
や、野菜がねぇけど…サラダのくせに…。
14:40発、16:40着。
その差は2時間だけど、時差が-5時間ある。
この場合、何時間のフライトになるんだ?
14:40 -5hで9:40の、
16:40 – 9:40で、7時間?
ようわからん。、
7時間としたらけっこー長いフライトだな!
久々の長距離空の旅。
満喫しましょ( ´一` )
あぁ、すっごいトイレ行きたいのに、
となりのおばさまがラップトップで集中してずっとプレゼン資料作ってるから行きづらい…
我慢できなくて途中でどいてもらいました。
ありがとうございます
m(_ _)m深々ー
雲海が果てしなく広がっている。
フライト時間は5時間だった。
食前と食後のドリンクが普通に配られたから、
降下前にお飲み物は?って聞かれた時にコーヒー頼んだけど、それは有料だった。
えー(´Д` )
インスタントコーヒー3ドル。
たかっ。
トラップに引っかかった!
無地着地した。
出口を出ると荷物受け取り所があって、そこにもう空港出口も付いてた。
ここ、スチュワート空港はコンパクトな空港だ。
元々軍用空港らしい。
ニューヨーク州だけどマンハッタンより結構北に位置していて、車でも1時間半かかる。
空港内に無料Wi-Fiあり。
iPhoneからのネット接続にはアメリカ国内の居住郵便番号が必要だったから、
泊まりに行く予定の知り合いの家の番号を打ち込んだ。
これで使える。
外にバスが停まっていたから尋ねると、
運行時間とか詳細はホームページに全部乗ってるからチェックしな!って言われた。
調べると、マンハッタン直通のバスが飛行機の発着時間に合わせて1日4便走っているそうだ。
片道20ドル。
ふむふむ。
今乗ってマンハッタンまで行くこともできるけど、泊まる場所がない。
都市内での野宿は絶対厳しい。
安くはないけど比較的安めのホステルを見つけたから予約しようと思ったけど、住所が載ってない。
なんだこれ?
よく読むと、一般の家を宿泊に出してる、AirBnB的なものらしくて、
泊まるのが決定してから正確な住所を教えてもらえるそうだ。
明日、明後日の2晩泊まれないかメールを送ったけど返答が来ない。
マンハッタン行きのバスは午前中は10:20の1本だけらしい。
じゃ、メールの返信を待ちつつこの辺でテント泊して、明日それに乗るとするか。
夕飯に空港内のサンドイッチ屋でターキーのサンドイッチを買った。
7.25ドル。
たっけーなー。
水も空港で捨ててきてしまってるから一本は買っとかなきゃ。
500mlが、なんとまさかの2.53ドル。
たっか!!!!
なんなの…どこもかしこも物価高すぎでしょ…
食べ終えてからも座席でWi-Fiを使わせてもらっていたけど、
21時をすぎたら客が居なくなって職員だけになってしまって気まずくなって店を出た。
この空港は1時〜4時の間は閉められてしまうので空港泊はできない。
星条旗がはためいている。
ポールの中腹。
誰かが亡くなったのかな。
駐車場を挟んで、周りは沢山の空き地が広がっている。
だだっ広い駐車場を迂回するように寒風の中を歩く。
空き地いっぱい。
テント張り放題。
でも人目につくところは悪い輩に狙われてしまいそうだから、少し離れたところに場所を定めた。
大きな岩があって、その影なら風も防げるし、
汚さず上にカバン置けるし、暗闇だと岩とテントが同じように見えて気に留められにくい。
チノパン1枚の布を通して寒さが染み込んでくる。
凍える前にテントを設置し終えて寝袋に潜り込んだ。
身震いしたのは寒さのためだけだろうか。
いよいよ来たぞ。
近くて遠い、アメリカだ。
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どうもありがとうございます!(^^)
あなたに旅の神様のご加護がありますように!
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