自然史博物館とStarbucks Reserve Roastery

2019年1月3日(木)
USA New York 〜 Washington D.C.
アメリカ ニューヨーク 〜 ワシントンD.C.

ちょっと寒かった。

3台の2段ベッド、計6人が寝られる狭いドミトリー部屋だ。
窓際に面しているから冷気が漏れてくるのかもしれない。
隣にはオイルヒーターみたいなのがあるんだけど、それでもちょい寒い。
も、もしかしたら風邪ひいたかな…。

 

シャワー浴びて朝ごはん食べたら今日・明日用の移動について予定を立てた。

当初、ワシントンD.C.では博物館を見る予定だった。
でもあり得ないことに、今は休館。
政府予算が決まらないかららしい。

トランプ大統領が通したい予算案を議会が反対してるとかいう話でだ。
「予算が決まらないから何もできない」という意味不明理由で。
あり得ないいいい。

営業に支障が出ようと関係ないっていう態度が気に食わんよね。

 

ワシントンD.C.でやりたい事は、
そのミュージアムに行くのと、リンカーン記念館の前を走ること。

リンカーン記念館含む、あの一帯はナショナルモールっつってジョギングの定番スポットらしいから、多分閉ざされるってことはないはずだ。

他に見所もないし、それだけなら半日もあれば充分。

 

ワシントンD.C.すっ飛ばして直接ピッツバーグ行く案も検討してみたところ。

ニューヨーク → ピッツバーグ の夜行バスが59ドル、8時間に対して。
ニューヨーク → ワシントンD.C.の日中バスが22ドル 4時間15分、
ワシントンD.C. → ピッツバーグの日中バスが35ドル、6時間。

夜行を使わない分だけ宿代がかかってはしまうが、途中下車した方が安くなる。

ぶっ通しで長時間バスに乗るより分けたほうが身体の負担も少なく、ワシントンもちょっと見て回れる。
宿代も、安いところがあって1泊19ドル。
ということで、ワシントン経由をしてピッツバーグに向かう形で予定を定めた。

メガバスは予約の際に予約手数料も取られてしまうので、まとめて予約すると1回で済む分、安くなる。
お得お得。

ちなみにこのメガバス、なんと最低1ドルから乗れるってことを売りにしている。
格安バスだ。

その場合は数ヶ月前から予約するとか、いくつかの条件が揃わないといけないようだけど。
実際にネットで調べたら、ニューヨーク→ワシントンD.C.間が3ドルで取れた、
など驚異的な格安チケットの経験談が出てきたので、信憑性が高い。
バックパッカーの強い味方だな。

 

チェックアウトの支度をしに部屋に戻るとルイーズとセドリックが起きていた。
昨夜は2時頃に帰ってきたそうだ。
ナイトライフ満喫してるなオイ!

2人に誘われて、自然史博物館に一緒に行くことになった。
行こうと思ってたから仲間がいるのは嬉しいね!

でも2人はこれからシャワー浴びたり食事したりするので、合流はもっと遅くなる。
それまでのうちに自由の女神を見に行くとしますか!

Google社の社屋

103 St.駅から地下鉄C路線で59 St.コロンバスサークルまで行って、
フェリー乗り場駅行きのA線に乗り換えた。
でもチェルシーにて途中下車しちゃう。

一旦地下鉄をおりて、これもまた行きたいと思っていたスターバックスリザーブに立ち寄ってみた。

リザーブ店の入り口

(公式Web) Starbucks Reserve Roastery

コーヒー豆の焙煎所が一体化したお店だ。

サードウェーブ以降、焙煎したての新鮮でおいしいコーヒーを飲める店が増えた。
その分、セカンドウェーブの代表だったスターバックスは株を奪われたような立場になってきてしまっている。
ただ、以前からスターバックスはStarbucks Reserver店で希少豆を扱っていて、高品質の豆に力を注いできた。
ロースタリー併設店舗が出来るのも時間の問題なわけで。

2014年のシアトル店をオープンを皮切りに店舗を増やし、
2018年12月にここ、ニューヨーク店が出来た。

最近東京にもできたという記事を読んで気になっていたけど、
まさかニューヨーク店の方に先に来られるとは想像していなかった。

重厚な扉を引く俺

な、なかなか重厚な扉ですね…

しかも二重になってて、その間には扉を開けてくれる警備の人まで配置されているからビビる。
入ってみてまたビビるーーー!!!

巨大すぎる焙煎機

なんか、スゴイ!!

パンコーナーのカウンター

情報量が多すぎて驚きが追っつかない!

機械で運ばれる空の麻袋

とりあえず、カウンターがたくさんある!

工場のように作られた焙煎機、
豆袋の運ぶクレーン、
豆を送る用と思われる不思議なパイプ、
その操作パネル。

なんだろうこの、
ディズニーランドのスターツアーズ的な、ウォンカのチョコレート工場的なこのワクワク感。

謎の巨大なタンク

天井に這われた豆を運ぶパイプ

レジで注文をするわけだけど、メニューがたくさんあるから悩む!
豆・ブレンドの種類に淹れ方の種類がそれぞれあるから複雑!

ハワードシュルツさんが力を入れている、世界各地のレア豆なんかも色々販売されてる。

ジャマイカのブルマンの豆

展示されたガラパゴス豆

ガラパゴスとか。

ガラパゴス産の豆…
なにそれ超気になるわ!

残念ながらドリップでは出してなくて豆販売だけぽい。
豆の販売用のカウンター、サンドイッチ用のカウンターがそれぞれある。

コーヒーを淹れるカウンター

注文したコーヒーを待つ間に動画を撮ってたら、
あっちの上の方から撮ってね!、と遠回しに注意されてしまった。
これは失礼。

コーヒーを受け取ったらあっちの上の方、とおぼしきバーカウンターに移動した。
ウイスキーとかビールとかまで提供してるのか!

★/Rの描かれた黒い紙コップ

座ってコーヒーを一口すすったところに、
スパークリングウォーターかお酒はいかがですか?って
メニューを渡しながらバーの方のスタッフさんが尋ねてきた。

いや、もうすぐ出ないといけないので、と断ると、
「今はいいけど、混んできたら申し訳ないけれど下の席の方に移動してね」とまた注意されてしまった。

なんだなんだ。
色々大変だな。

紙コップになみなみと注がれたコーヒー

オリジナルカクテルのメニュー

バーの方のメニューにはコールドブリュー×ブランデーとかのコーヒーカクテルがたくさんあってめっちゃ気になる!!!
うまそーー!!!

でも…
値段がフツーに1杯20ドルとかする…
身震いするほどたけぇ(;´Д`)

ラグジュアリーすぎる…

広い店内を一望

メニュー表が程よく頭を冷やしてくれたので、店を出て再びフェリー乗り場に向かった。

スタバのショーケース

あ、ちなみにコーヒーはタンザニアのドリップコーヒー、トールサイズで6.50ドルくらい。
スターバックス・リザーブ店からしたら安い方だな。

中煎りで、味はそこまで酸味にも苦味にも寄ってない、バランスの良さが特徴的だった。
フローラルさも残ってるけど、ハンドドリップやフレンチプレスほど強くは出てないですね。

紙カップもリッチなマットブラック仕様で、ちょっとしたステータスになる感じ。
あんまそういうの好きじゃないけど。

 

ロースタリーのあったチェルシーから地下鉄に乗ってSouth Ferry駅へ。

フェリー乗り場駅から地上に出ると、何人もの専用スタッフが案内をしていた。
遠くにすっげー長い列が見えてるんだけど、もしかして…

「チケットは持ってる?シティパスがあるって?
じゃああの城壁の中にチケット販売所があるからそこにいってチケットを発券してもらってね」

えーと、あの行列は?

「あの列はチケットを発券した人が船に乗るための列よ。ほとんどの人がシティパスの人ね。」

シティパスがあるのにまたチケットに変えないといけないとか、なんだその手間…

果てしなく連なる乗船客の列

初の最後尾にいた係員に尋ねてみた。

「あまり時間に余裕がないんですけど、見て帰ってくるのにどれくらい時間かかりますか?」

「通常、往復で1時間半だよ。この列が1時間10分待ちだから、まぁ3時間あれば帰って来られるね」

はいサヨウナラ。

 

なんだよそれ!

船に乗るまでに1時間以上とかディズニーランドかよ!!

自然史博物館は絶対見たいし予約したバスの時間も迫ってるから、全然時間が足りない!

ニューヨークに来て自由の女神を見ないってのは、
なんだか卵のない親子丼みたいなものだけど、仕方あるまい。

正月休み舐めてた(;´Д`)
こんなに混むとは…

遠くにかすかに見える自由の女神像

遠くに自由の女神が見える。

でも遠すぎて、どんなにズームアップしても写真にちゃんと取れないわ。

ちなみにフェリーは自由の女神があるリバティ島に上陸するもので、
もらったこの無料チケットもこのフェリーに乗るためのもの。

ただ、リバティ島行きじゃなく、ここマンハッタンよりも南に位置するスタテン島行きのフェリーもある。

そっちなら乗船無料なうえに、甲板から自由の女神を見られると聞いている。
そちらはどうだろう?と思ったけど、そもそもスタテン島は遠い。
行って帰ってくるとしたらそれにも数時間はかかるだろう。


うん、無理ですね。

天を仰ぐ人々の銅像

俺の今の心持を代弁してくれているような銅像だ

ランチには朝作って持ってきたアボカドとクリームチーズのサンドウィッチ。

サンドウィッチ

スパイダーマンが飛んでそうなビルの隙間

ブルの銅像に群がる写真客

有名な牛。

ブルの銅像

ここも写真撮影用の列が出来てた。
しかも前からと後ろからそれぞれ別の列だ。

女の子も牛のタマタマを触りながら顔を近づけて写真撮ってる…なんだこの絵面…

並ぶのすげー嫌だから遠くからテキトーに写真撮っただけ。

赤い松葉のようなオブジェ

再び地下鉄に乗って、自然史博物館に向かった。

この地下鉄、どれだけ遠くまで乗っても、1駅だけ乗っても、変わらず2.45ドルかかる。
長距離移動ならいいけど、近場の移動だと割高になるから、頻繁に使うとなると地味に費用がかさむ。

1週間乗り放題、1ヶ月乗り放題はあるけど、残念ながら1日乗り放題が無い。

この6日間で10回弱乗ってるから、1週間のアンリミテッドを買っといたほうが良かったかなぁ。

自然史博物館の入り口

自然史博物館やってきました!!!

ここも自由の女神と同じく、シティパスからチケットを交換しないといけない。
列に10分ちょっと並んで…

チケット売り場の列

無事チケットゲット!

博物館内のシアターで野生動物の映像か、暗黒宇宙に関する映像のどちらかを選べるそうだ。
だんぜん宇宙!!
宇宙関連の展示を見にきたんだし!!

 

さあ、自然史博物館スタートだ。
ちなみにルイーズたちは後から来るっぽい。

大ホールの上部に、ガンツの黒球を巨大にしたような何かが浮かんでいる。
球に向かって橋が渡してあるところをみるとあれも何かの施設に違いない。

お土産屋も覗いてみる。

ThinkTシャツ

元素記号を並べて「Think」としたTシャツ。
面白いアイデアだな!!欲しい!

Chemistryマグ

マグとかいいね。
ビーカーみたいなデザイン。

途中でルイーズとセドリックがやってきた。

「やぁ。この時間指定の展示、どれ選んだ?」
「あー、僕はダークマターの不思議のやつにしたよ。セドリック達は?」
「あー、じゃあ別のやつだ。」

考えてみたら、ミュージアムって個々が興味のあるやつをみるものだ。

最初は同じあたりを見て回ってたけど、途中から
「それぞれ別行動で見て回ろうか(笑)」
ってなった。
ですよね(笑)

ということで別行動。

俺はすぐスペースショーの時間になったので移動する。
スペースショーってのは、つまりプラネタリウムだな。

案内に従って列に並び、エレベーターに乗って上階へ。
すると出てすぐのところに、下から見上げた謎の黒球につながる橋があった。

やはりこの球はプラネタリウムだった。

プラネタリウムの巨大な球体

中に入ると、円形に並んだ椅子に奥から順に座るよう促される。

座って少しすると入り口が締め切られ、明かりが落ちた。

リクライニングな座席に背を預け、宙を仰ぐとプラネタリウムから発される光が球形の天井に夜空を描いた。

Dark Universeってやつ。
暗黒物質ダークマターの他、ビッグバンについても触れる。
めちゃめちゃ面白そう。

宇宙の起源と行く末。
どのようにしてこの世界が生まれたのか。
それにマルチヴァース。

この辺のテーマはとても興味があって、本とかも読んでいるから多分内容にはついていける。

ナレーションはもちろん英語。
用語が専門的だからやはり理解しきれないけど、子供が学習としても使えるように分かりやすい構成になっているからチンプンカンプンではない。

単に宇宙の星々を見るっていうんじゃなくて、どのように宇宙の起源やダークマターを観測するか?ってのに多く説明が割かれていた。

宇宙やビッグバンってのは遠いようでいて、確実にこの世界の一部だ。

細胞や、遺伝子や、素粒子、量子のミクロの世界と、
惑星、銀河、宇宙、その先までのマクロの世界。

ミクロとマクロは表裏一体で、我々はあくまでその中のグラデーションの一部であると俺は思っている。
手塚治虫に影響されていることを否定はしない。

この展示。
いや、この旅自体が、その想いを強くしていると思う。

 

展示は25分くらいの短いものだから集中して見れた。
定期的にプラネタリウムで、最新の研究を体感した方がいいよな。

スペースショーを終えて、エスカレーターで再び1階に降りた。
宇宙・地質関連のの展示から順に見ていく。

スライス隕石

石化した丸太

長い年月と圧力で石化した木の幹だとか、本物の隕石だとか、地球の地質構成の解説だとか、いやー面白い。

大学受験期に地学を独学で勉強したけれど、暗記した数字とか計算式とかもうみんな忘れちゃってんなぁ。

自称、環境保全意識高い系のロニーとしては、
気象科学や気候変動、環境問題関連の展示も興味深い。興味深すぎる。

うーいかんいかん、サクサク見ていかないと時間が消し飛ぶぞ。

新大陸へ侵略にきたヨーロッパ人の展示

ぶら下がった海の生き物たち

ラフレシアとか

世界中のあらゆる動植物がジャンルごとに、でもやや無造作な感じで展示されている。
楽しい。

この世のすべてをここに集めた!って感じ。

リュウグウノツカイの模型

太古の海の中の模型

あらゆる鳥の折り紙のツリー

2階から見下ろすゾウの模型

サバンナのウシ科の動物剥製

現存する地球最大の哺乳類と言えば?
そう、シロナガスクジラですよね!

巨大な実寸大のクジラが浮かんでいるこのホール周辺は海洋生物の展示館。

室内のシロナガスクジラ

そして更に順路を進んでいくと現れるのが恐竜のエリア。

自然史博物館といえば有名なのが映画ナイトミュージアムだ。
旅に出る少し前にAmazonプライムビデオで見たばかりだからより楽しめる!

ティラノサウルスの化石展示

いいねぇ。
ほねほねほね。

恐竜の骨

大きい亀の骨の展示

ロマン溢れる。

首長竜の骨

いやー楽しかった!

足早だけど約2時間でざっと全エリア見終えたぞ。
じっくり説明分まで読もうと思ったら1日は必要だなぁ。

 

さぁ次の街へのバスの時間が迫っている。
ルイーズたちと別れの挨拶をしたいところだったけどどこにいるかもわからない。

お礼と、先に進むよって連絡だけメール送って外に出た。
ん?

街灯に下がったハリポタ展ののぼり

Harry Potter展だと???!!!
めちゃくちゃ見たい!!!(;´Д`)

悔しい!

後ろ髪を引かれながら足早に地下鉄のホームへと降りていった。

JAZZ HOSTELSの扉

宿をチェックアウトして踵を返し、再び地下鉄に乗ってセントラルスクエア近くまでやって来た。
えーと、バス乗り場は結構歩かないといけないんだよな。

ニューヨークの摩天楼

暗くなってきたニューヨークの摩天楼の足元を、バックパックを引きながら進んでいく。

バケツとトートバッグも携えて大荷物の異邦人に、誰も奇異の目は向けない。

人種の坩堝、ありとあらゆる人種が入り混じっているこの街に親しみを感じるには、どれくらいの時間がかかるのかな。

Oh
I’m an alian.
I’m a ligal alian.
I’m an Englishman in New York.

脳内にStingの歌が流れてくる。
俺はJapaneseだけどな。

ビルが低くなっていき、そろそろハドソン川の近くなのではという区画に近づいたころに、
指定のバス乗り場に到着した。

ターミナルって感じではなく、ただの道端。
でも近くにいくつもの待ち列や、停車しているバスがあるからここに違いないはずだ。

バスのカラーは複数あって、ボディにMEGABUSと書かれたものもある。
WashingtonDC行の看板に並ぶ。

少しずつ人は増えていって、日が暮れて足が冷え切ったころに乗車が始まった。

乗務員にWashingtonDC行ですよね?と尋ねて、イェスの返答を貰って中に乗り込んだ。
バックパックはバスの下の荷台だ。

座席に付きながら、自分のバッグが不正に持っていかれちゃいないよな、
とUVカット仕様の黒い窓から外を凝視する。

WiFiアリと書いてあるけど、捕まえたWiFiに指定のパスを打ち込んでも読み込み中のままでほとんど更新が進まない。

全く繋がってないわけじゃないけど使えないレベル。
まいったね。

乗客を満員まで積み込んだバスが夜の街に滑り出した。

トンネルに入り、川底を進む。
首都まで、約4時間のバス旅だ。

 

ほぼ時間通りにバスがターミナルに着いた。

バスターミナルの階段

WashingtonDCのメガバスターミナスは駅と一体になっているらしい。

荷物を受け取ってビル内に入ると美しく整備された、吹き抜けのホールになっている。

ただし営業時間はもう終わり間近といった雰囲気で、半分以上の店舗がクローズ後の片づけをしているように見える。
首都の中心駅とは思えない、穏やかで活気を感じない空気感。
お世辞にも身なりが良いとは言えない人がほとんどで、ちょっと不穏な気配を感じる。

夕飯を食べないまま22時近くになってしまってるので腹ペコすぎる。
宿も遠いし、何か軽食でいいから食べたいな。

ターミナルの中で開いていた数少ないお店の中、スープやパイやチキンを出しているお店で何かのスープを注文した。

温かくて甘いスープ。
玉葱の甘さを通りこして、どう考えても砂糖の味のする、トロっとしたスープ。
ふー。

まったく美味しくないけど、一息ついた気分だ。

コカコーラゼロを飲みながらWiFiを捕まえて、宿への道を探り出す。
店員がはばかりもせず椅子をテーブルの上に乗せはじめた。

ポテトやらパイの食べかすやら、悲しいほどに汚い床を仏頂面で掃き掃除していく。
頃合いだ。行こう。

ワシントンDCのターミナルのクリスマスツリー

完全に日が暮れた街並み。

人は少なく、街頭は寂しげに道筋を辿っている。

新しい街は、どこの国でもやっぱり緊張するな。

あの陰から、背後から、走っている車から、暴漢が来ないか、意識をピリピリと立てて歩き続ける。

自然と足音を消して歩いていることに気づいた。
注意はしすぎることはない。

人気のなかった駅前から10分も歩くと車や人がやや増えてきて、
空いているバーやレストランを見つけたときにはようやく少しホッとした。

 

正月休みシーズンがまだあるのかな。

地図通りにBookking.com で予約したホステルを見つけたけど、鍵が締まっている上に呼び鈴にも返答がない。

どどど、どうしよう。
到着が遅くなることを一報しておけばよかったかな…

寒すぎる…!!
早く開けてくれー。

宿の入り口扉

10分以上待った頃に、玄関を通りかかった青年が対応して開けてくれた。
よ、よかった!

でも玄関から中に入るためはちゃんとチェックインして鍵を貰わないといけない。
スタッフは一向にやってこない。

WiFiパスワードを他の宿泊客に教えてもらって宿スタッフにメールしてみた。
うーん、いつまで待てばいいか分からんぞ…
と、さらに5分くらいしてようやっとスタッフらしき男性がチェックインしてくれた。

頼むぜマジで。

 

部屋に案内してもらった。

「朝食も無料で付いてるんだ。スタッフ自慢の手作りパンケーキだ。
もちろん寝ててもいいけど、ぜひ食べてってくれよ。」

やっほい。
うんうん、愛想イイ感じ!

荷物を置いたら、あらためて夕飯を用意した。

食材もほとんど食べきってしまってるので、余りの食材で適当に玉葱のペペロンチーノ。

ビールが染みる―。

ペペロンチーノとビール

首都ワシントンDC。一泊だけど楽しんでいこう。

 


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