青梅の古民家AirBnBに家族で泊ってきました 風土舎ハクナマタタ

Terve!
こんにちは、ロニーです。

 

最近仕事で3月末までの案件が終わって一段落したところですが、
念願の開発業務が始まったので、忙しくも充実した4月をスタートしております。

 

さて、その辺の話も追ってやりたいなと思ってはいますが、
その前に一つ、最近楽しいエピソードがあったのでそのことを書かせてください。

それが本ブログのタイトルの通り、
「青梅の古民家AirBnBに家族で泊ってきました」、
という話です。

 

AirBnBは、通称「エアビー」のこと、つまり個人が自分の家などを宿としてお客さんに貸し出すシェアリングサービスの一つです。
サービスが日本に上陸した頃に一時期盛り上がりましたが、
すぐに規制が入ってしまい、確か1年間で半年くらいしか営業してはいけない、とかツマラナイルールになってしまっております。

 

まぁエアビーの実情はともかく。

妻クルタさんの友人、通称さっちゃん家族が近年よく利用している宿を、
我々に紹介してくれたんです。

それが、東京都青梅市の、
青梅駅と飯能駅の間辺りに位置する、ある民泊宿(エアビー宿)です。

聞くに、築100年越えの古民家を改装して民泊宿としているのですが、
オーナーが元美術の先生とのこと。

手作りの木工アートが見られるとか、
工作のワークショップがあるとか、
ヤギと触れ合えるだとか、
育てているとれたて野菜を使った朝食が出るだとか、
手作りのツリーハウスがあるだとか。

なにそれ、めっちゃ楽しそう。
何より、自然が豊かで、普段都内に住んでいてあまり自然と触れ合えないコニーや我々にはピッタリ!
あ、青梅も東京都内か。

先日の春休み期間の連休にそのさっちゃん達家族が行く際に一緒にどうかとお誘いしてくれたので、
このたび、お言葉に甘えて一緒に1泊することになりました。

玩具で遊ぶコニー

人のおもちゃに熱中する

青梅の100年間の古民家、エアビー宿

宿の名前はちゃんとないのかな。オーナーさんが改築した家を貸し出しています。
調べてもあまり情報がない。
 ←見つけました! (公式Web) 風土舎ハクナマタタ

場所は青梅駅または飯能駅から徒歩なりバスなりで移動することになるみたいですが、
今回はさっちゃんの旦那さんが車で飯能駅まで迎えに来てくれました。

 

飯能といえば、
昔ムーミンバレーパークが作られるとニュースになってすぐの頃に、
視察に行ってみようと遊びに来たきりです。
当時はまだ企画が立ち上がったばかりだったので結局何もなかったんですけどね。

もうあまり覚えてないなぁ。

 

少し早く着いたので飯能駅の近くでお昼ご飯や買い物を済ませる。

お昼ご飯

「ぎょうざの満州」にて「タンメン」と「やみつき丼餃子セット」を堪能する。

飯能駅からは車で10分くらいでしょうか。
到着して車を降りてすぐ、清浄な空気が迎えてくれました。

うん、もう最高!

古民家入り口付近

この日は雨だったんですが、到着する頃にちょうど止んでくれて晴れ間が出ました。
明日も晴れるそう。

広々としている庭先

広々としている庭先

広々とした室内

古民家には、12畳くらいだったか、畳の寝室と、
その前に板の間。
ここには自然や生き物や旅に関する本が色々置いてあります。
トランプや木工のおもちゃなど、子供が遊べるものもいくつか。

子供用のおもちゃ

土間側には大きなダイニングテーブルと、使い勝手の良いキッチンがあります。
冷蔵庫、電子レンジ、コーヒーメーカーから各種食器や調理器具まで一通りのものは揃っている上に、
他のお客さんが残していった各種調味料などが多数あってそれも使わせていただけます。
(木べらが紛失中、古くて使えなくなった調味料が混ざっている…などはご愛敬。)

アトリエ?

隣は、アトリエかな?

ツリーハウス

手作りのツリーハウスは3階建て!
部屋はまだ作成中だけれど、上階からの眺めを楽しみながらお茶をすする、といった贅沢が出来てしまいます。

田舎の風景

ツリーハウスからの眺め

ツリーハウスの下には小川が流れていて、タイミングが良ければホタルとか見られるそう。
さっちゃんの虫に詳しいお子さんは小さなサワガニを1匹捕まえました。

 

夕飯はみんなでシェア飯!
さっちゃん家からはサーモンのお刺身やハラス焼きや茹でたブロッコリーなど、
五十嵐家からは僕の手作りハンバーグを振舞いました。
(写真なし)

さっちゃんも同じことを言っていたけれど、
やはり人が作ってくれたご飯はうまい!!!
自分(達)のために作ってくれた、ということだけでとても嬉しいです。

我が家では95%くらい僕が食事を用意しているので。
誰か俺のために味噌汁を作ってくれい。

池で藻を掬うのに夢中な子供たち

暖炉ストーブ

冬場は暖炉に火が欠かせない

寝室

みんなで並んで布団で寝ると合宿の様で楽しい

山の神様?

「あ、そうだ、山の神様に会いに行く?すごく良~いところがあるんだよ~」

とさっちゃん。

「行く!行きます!賛成賛成賛成!」

さっちゃん達が、宿の近くにある「山の神様」とやらを紹介してくれました。
徒歩6分くらい。
(コニーが道草くってたので+20分)

神社へ続く参道

山道の参道への散歩に三度賛同!

森の中の小さなお社。
苔むした石段が、普段よほど人が立ち入っていないことを物語っています。
静寂、清廉な空気。(その中に響き渡る子供達の声)

僕は八丈島のホタル水路にある八幡神社が大好きなんですけれど、
それに似た、さながらトトロやシシガミ様が住まっていそうな気です。

ここもお祭りとかあるのかな~。
ロマンが広がる。

山の神様の神社

ヤギと触れ合える!

子供たちはヤギが好きですね~。
コニーも最初はなんのことだかわかってなさそうでしたが、
一度見てからはすぐ「めーめー」と鳴き声を真似して楽しんでました。

その辺の草をむしってあげるとムシャムシャ食べてくれるので楽しい(笑)

草を食べる山羊

 

学生の頃、島でうちもひと夏だけヤギを3頭飼っていたことがありました。
経緯は知らんのですが、父がどこからか引き取ってきたそう。

とにかくエサの食べる量が凄まじいので、
毎朝軽トラ1台分の草を刈ってきて与えていてとても大変でした。
虎杖(イタドリ)っていう木を鎌で刈って運んだ懐かしい思い出。

ヤギはその食欲から、雑草処理や草むしりなどの役を任されます。
草を食べてもらいたいエリアに放しておけば綺麗に食べ切っちゃうみたい。
ニラは食べずに残っていました。

ヤギの産前産後であればヤギ乳も採れるみたいですね。

 

ヤギってのは近親繁殖でも安定してガンガン殖えてしまうそうで、
危険生物として扱われることもあるとか、それゆえに兄妹とかでも同じエリアで育てない方がいいとか、
なかなか興味深い話を色々伺えました。

山羊と畑

天気が良ければバーベキュー!

フキノトウを発見したのでお昼に調理しました。
天ぷらと、アーリオオーリオ。
残りはさっちゃんがマヨ炒めに。

あとヤギ小屋の横にあった畑で、旬を過ぎた聖護院大根を頂けたのでこれも煮物に。

大根の煮物とフキノトウ料理

で、それに加えてなんと、鹿肉のバーベキュー!!

オーナーさんが以前マタギさんから貰ったものを冷凍しておいたそうなのですが、
量も多いし人数がいないと食べきれないとのことで機会を逃していて、そろそろ食べないとマズい、
といったタイミングで僕らが来たので振舞ってくれたというわけです。

ぎょおおおおおおおおおお!!!
鹿肉大好きいいいいいいいい!!!!!
ありがとうございます!!!!!感激!

バーベキュー!

フランクフルトも炭火で焼くとなぜこうも美味いのか。

全部うまい…
もう全部たまらない…

 

横にはオーナーさん手作りのこだわりのピザ窯があって、
機会があればそこで手作りピザも焼けちゃうという。

とれたて野菜に旬の山菜にジビエにピザ窯て!
ユートピアですか?

フランクフルトと鹿肉

石器を作る人

今回泊った際に、ある人にお会いしました。
その人の名前は関野良吉さん。

関野さんたち

関野さんは今、一人で竪穴式住居を作るというプロジェクトをしています。
人間の歴史を追体験するって趣旨のようです。

で、その竪穴式住居を、なんと当時の技術・方法で作っていくそう。

 

家を作るためには木を切らなければいけない。
で、木を切るためには、ノコギリとか鉈とかナイフみたいな刃物が必要になりますが、
当然石器時代には、「石器」しかないわけです。鉄器がない。

なので、石器づくりからスタートしています。
切れ味は良いが脆い黒曜石で棕櫚(シュロ)の皮を剥いで切って紐を作成。
木を切るためには手斧が必要になるので、手斧につける石はもっと丈夫な石材を選んで、
すり合わせて磨製石器にしています。

何日もかけて一つ一つパーツを用意して、
それでも使ってみると割れたり欠けたり千切れたりしてやり直しが生じてしまう。

気が遠くなるような作業…。

梅と石器を作る人

この関野さんというお爺さん、
なんとかつてNHKでグレートジャーニーという企画で、
人類の祖先が辿ったルート、南米最南端から北米・ユーラシアを経由してアフリカに道を人力で踏破した、生粋の探検家。

あの人攫いビジネスが横行していて危険極まりないコロンビアとパナマの間に位置するダリエン地峡も徒歩とカヌーで渡ったというから驚愕。
北米大陸とロシアを繋ぐベーリング海峡も渡っています。

他にも海路コースとか、数々の偉業を達成し、著作も多数。

す、すごい人と会ってしまった…!!

 

自分は2018年~2019年に世界を旅した時、
危険なルートはほとんど避けて進みました。

それは1年という期限があって、
そのあとには帰国してプログラマになるという目標があったから。
唯一のPCも持ってきているし、予算も非常に少ない。

そういった中で、危険を賭して進むのは違うと判断したからです。

 

そんなヒヨッコからしてみたら、関野さんは偉大過ぎる人。

「ここはなぜか変わった人が集まるんだよね」とオーナーさんは言ってましたが、仰る通りですね。

 

関野さんのこのプロジェクトにもカメラマンが1人密着していまして、
僕にも「このプロジェクト、どう思いますか?」とインタビューされました(笑)

歴史好き、旅好き、自然好きとしては心躍る、ロマンあふれた挑戦。
何千年何万年とかけて蓄積してきて存在する今の我々の生活の原点を、実践して知るという行為にはとても大きい意義があると思います。

是非この経緯と結末を見届けたいです。

石器談義

薪割り機

黙々と楔(くさび)を削る関野さんの近くでエンジン付きの薪割り機を見学する。
これもまた凄い…。

関野さんの書籍や主演しているDVD。有名人だったとは!

終わりに

とまぁ、2日間でしたが非常に濃密な経験でした。

1泊大人5000円、子供2500円くらいと聞いていましたが、紹介もあったからか少し割り引いて頂けたみたい。
とても恐縮です…。
季節とか込み具合によって変動すると思うのでAirBnBから要検索!

(公式Web) AirBnBのトップページ

AirBnBなので、つまり民泊なんですよね。
まだAirBnBは直接使ったことがないのですが、
検索してみたところ「B&B 東青梅: 100年前の古民家、Toshihiroさんのお宅」と表示されていました。

今回は春先だったのでフキノトウと梅の花が楽しめましたが、
各季節ごとの楽しみがあるでしょうね。
また行きたい!!

(公式Web) 風土舎ハクナマタタ

今回は以上です。
Moimoi!

山羊の母娘

甘太郎焼き

帰りがけに飯能で甘太郎焼き(大判焼き)を購入。残念ながら黒餡は売り切れ…。

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