モイ!
早くもクリスマスが過ぎてしまった…。
クリスマスについてのブログは追ってあげます!
今回は、「いのしし丸焼き会」なるイベントに参加したお話です。
一度民泊しに行った件で以前にもブログに書きました、青梅の古民家のところです。
(以前のブログ) 青梅の古民家AirBnBに家族で泊ってきました 風土舎ハクナマタタ
(公式Web) 風土舎ハクナマタタ
いのしし丸焼き会とは?
風土舎ハクナマタタという、田舎暮らし、ものづくり、民泊などが出来る場所が、青梅と飯能の間にあります。
今年2023年の3月にお誘いがあり、僕も家族で泊りに行きました。
この「いのしし丸焼き会」、昨年も開催したとのことで、昨年はその参加者が50人にも上ったという。
行く前にその集合写真を見たら確かにすごい人数でした。
ジビエって結構人気ですよね。
僕も大好きです。
シカ、イノシシ、クマ、トナカイ、ヘラジカ、リャマ、アルパカ、ワニ、カンガルーなど食べたことがありますが、やっぱりシカ、ヘラジカが凄く美味しいですよね。
この「いのしし丸焼き会」では、生き物である以上必ず知っておくべき大事なあの教えがテーマです。
「我々は皆、他の生き物の命を頂いて生きている。そのことを知り、体感し、感謝する。」
当たり前でありながら、近代化された都市社会で生きていると意識が離れてしまいますよね。
この基本的で、そして大事なことを思い起こさせてくれる機会、是非逃してはいけません。
主催者が風土舎ハクナマタタのオーナー、野口さんで、有志の方々がこのイベントの運営などに多く関わっています。
恐らく参加者は口コミで集まったんじゃないでしょうか。 子供が結構います。 中学生、大学生、参加者のお子さんのちびっ子たちも数人。
イノシシとシカを頂く!
飯能まで電車で行った後、同じく参加される知人の車が迎えに来てくれて会場となる風土舎ハクナマタタに到着しました。
駐車場は隣のお宅の庭先を借りていたようで、順に奥に詰め込まれました。 帰りはドライバー達が全員集まってセーノで出庫します。
参加費は一人2000円だったかな。
受付してビックリ、なんと今年は参加者(予定)が200人。
200人?!
昨年50人と聞いていたんですが、 50人も居たら猪1頭なんて一瞬で消えてしまうんじゃないかと危惧したわけですよ。
きっと昨年はみんな少しずつしか肉を食べられなくて、今年は人数が減るか、皆自前で何らかの食べ物を持ってきているだろう、と推理。
なので来る途中のスーパーアルプスにてサンドウィッチとピザと、
コニー用にお赤飯まで買ってきました。(赤飯はコニーの好物)
いやー、これは買ってきて正解だったねって我が家の3人、
イベント開始となる11時半を待てずピザとかパクパク食べてたら、他に人にめっちゃ笑われました。
「始まる前からこんなにガッツリ食べてる家族初めて見た」って。
?
実はイノシシ1頭どころか、イノシシ2頭、シカも2頭用意されてるらしい。
なにーー!!!!
他にもおにぎりとかポテトサラダとかいっぱい用意されてます。
あと帰り際にようやくわかったけれど、実際少し余っていて、みんなで残さないように持ち帰ったりしてました。
全く事前に食べておく必要なかった(;´Д`)笑
イノシシのうち1頭はドラム缶を使って丸ごと蒸し焼きに。
もう1頭は捌いてイノシシ汁になっています。
シカの方は、偉大な旅人、関野さんが伝えてくれた、どこぞの先住民族の伝統的な調理法で燻し焼にされました。
木の台が組まれて、下で火を焚いて、 時間をかけて燻製するように焼いたもの。
これが焼けたシカを切り分けている所。 参加者の中学生たちが切ってくれています。見事な手さばき。たくましい!!
一般的な燻製ほどスモーキーな香りはしません。
表面は固いものの、肉質はとても柔らかくて美味しい。
こちらが丸焼きにしたイノシシを捌いている所。
ハラワタを除いた後にたっぷりのニンニクなどを詰めていたみたい。
身はジューシーで、切っている横から良い香りが漂ってきます。
イノシシ肉の方は、すじ肉が固くて中々嚙み切れないのですが、 その代わり味は素晴らしい。
シカにはない旨味。特に脂が超美味しい。
やはり豚の仲間ですもんね。野生でこんなに美味しいものがうろついてて捕まえられるってすごいことです。富だ。
こちらはイノシシ鍋というか、イノシシ汁。
(ちなみにここで参加者のベロベロに酔ったおじさんが転倒、大やけどし、火の危険さを身をもって子供たちに教えてくれました。)
イノシシ汁、脂身の旨さが溶け込んでていくらでも食べられちゃいます。
骨身に着いた肉もツルっと離れて食べやすい。
別途、冬瓜の汁もあってこれも絶品でした。
あとおまけに、帰るときに持ち帰ったアジの開きの炭火焼も目が飛び出る美味しさでした。
バーベキューで焼くとアジってあんなに美味しんですね!
今までに食べたアジ料理で抜群に一番美味しかった。
面白い人いっぱい
前に来た時も野口さんに「ここって変わった人がなぜか集まるんだよね」って言われてたんですが、今回も中々濃かったです。
僕自身は知らない各方面の有名人が来ていたみたいです。
竪穴式住居を石器から建設中の関野吉晴さん
「家の完成が待ちきれなくて先に山に入って寝泊まりしていたんです。でも雨が降ってきちゃったから一度帰って来たんですけど、ドングリと水だけで1週間過ごしてたから卵かけご飯貰ったら美味しすぎて4杯食べちゃった」と笑ってました。すごい(笑)
妖怪になることを目指している絵本作家の加藤志異さん
「いや、妖怪を探してるというわけじゃなくて、僕自身が妖怪になりたいんです。妖怪図鑑に載るのが夢です。」
妖怪ってどうやったらなれるんだろう…。
多分多くの人の思念上で「あれは妖怪だ」と認識されればなれるんじゃないかな。大変そう。
Youtuberの丸山ゴンザレスさん
「いつも犯罪者みたいなのとばっかり会ってるから印象違うかもしれないんですが、元々は考古学が好きで研究とかしてました。」
え、何者?!
(後から調べたら人気のYoutuberだったみたい。
Youtubeリンク:丸山ゴンザレスの裏社会ジャーニー 面白そう!)
とある忍者
「忍者やってます。警察とか自衛隊の方が来るので忍術を教えてます。やっぱり海外の人には人気ですよね。CIAの人とかよく来ますし」
に、忍者って今でもいるんだ…。直接話せなかったけど詳しく話聞きたい!
他にも本出してる人とかファイヤーダンスしてる人とかお店やってる人とかいっぱい!
出し物では知人のお子さんが自作の衣装で踊ったり、
キューブ(ルービックキューブみたいなやつ)の早解き大会で小学生が10秒足らずで面を揃えたり、
あとモンゴルの馬頭琴的な楽器とホーミーの演奏をする人がいたり、驚きの連続でした。
みんな凄すぎる。
終わりに
「このイベントはみんなで作りあげて、みんなで片づけるものです。各自手伝いながら片付け進めてください。食べ物も残さないように、みんな好きなの持ち帰っちゃってください」
もう本当好きこのイベント。
自然豊かで、美味しいものがあって、自分たちで色々手を動かして作ったりできて、面白い人たちがいっぱい。
ここに来ると、自分の人生、本当に好きなことできてるかな?って自問が浮かんできます。
やはり何か没頭するくらい好きな物事があって、それに突き進んでいる人って素敵じゃないですか。
自分はどうなんだろうって考えちゃいますね。
旅でもそうだったけど、結局無難なところとか、出来そうなことに落ち着いちゃうんですよね。
でも本当は出来ようが出来まいが、
大変だろうが簡単だろうが、周りがどう言おうが、自分が興味あることをやるのが、本当だと思います。
この居心地のいい空間と、各々がやりたいことを全力で好きにやってて輝いている姿に非常に刺激を受けました。
また是非行きたい。
そして今度行くときは、また違った自分になって行きたいです。
おまけ。
コニーはヤギの近くでずっと土を投げたりして遊んでました。 肉とか全く食べない。ほんとに食に興味がないなこやつは…。
以上!
モイモイ!
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