震えるオックスフォード

2018年12月14日(金)
UK-England Oxford
イギリス・イングランド オックスフォード にて

あまりの寒さに5時に目が覚めた。

ささささ寒すぎる!!
上半身は意外と平気なのだけど、足が冷えてたまらない!

銀色の保温シートを寝袋の上から掛け布団のようにかけてるんだけど、効果ないのかもしれない。

外はまだ真っ暗だから出るわけにもいかず、
体を震わせたりモゾモゾ動かしたりしてなんとか暖をとった。

 

7:30になってようやく外が明るくなり、
ごみ収集の人なんかも近くでガサガサやりだしたから意を決して外に出た。

高層雲と飛行機雲が光る朝の空

結露してなくてよかったーと思ったけど…

凍ったテント

水分が全て凍りついてただけだった。
氷いいいいい!!
霜降りてる!!

氷点下行ったのか?
マジで寒い!
マジで寒い!!
マジで、寒い!!!

手袋を嵌めてみたけど焼け石に水っていうかドライアイスに水!

手袋越しに、そのドライアイスのように冷えたテントシートの冷気が差し込んでくる。
冷めてええええ!!!!!

なんとか指を動かして解凍しながらカバンにぶっ込んだ。

寒い!冷たい!痛い!
足の指も冷たさでズキズキしてきた。
ヤバイ(´Д` )

 

なんとかショッピングストリートまで戻ってきてWi-Fiを繋いだ。

このバックパックをどうにかしないと、観光ができない。
でも調べたら、オックスフォードはもとより、
イギリスには基本的にコインロッカーなるものや荷物預かりサービスはないみたい。

なんだと?!

そんな中、バックパッカーズホステルで預かってもらえるよという情報を得た。
ありがたい!

というわけで歩いてきたバックパッカーズホステル。

早朝の路地

宿の入り口の看板

うん、荷物預かりあるみたい。

泊まってる人は無料。
そうじゃない人は、一個あたりで4ポンド!
バケツもあるから2倍で8ポンド!
ギェエええ!!!

宿のアメニティが書かれた看板

これはもう仕方ない。
普通に宿泊まった方が得だ。

寒い思いして、荷物預けにお金かけて、充電やネットを使うために日に何度もお店に入る。
不便な上に節約効果が高くない。

それならホステルに泊まってそこで自炊するとかした方が、
結果的に節約と快適さを両立出来て、よりよい。

あーハリーポッターのグッズ店があるー
めっちゃほしー
お金ないけどー
カバンにスペースもないけどー

カッコいいチェス盤。

ショーウィンドウの羽ペン

Free Houseという看板

イギリスは物価が高いからメニューを見てからじゃないと入店出来ないんだけど、
どこもメニューボードが外にある。

朝食をどうしようかなと思って歩いてたら、ある店のメニューボードを見て目を疑った。

えっ
なにこの安さ?
店の名前はThe Four Candle

Lavazzaとも書いてあるけどこれはなんだ?

コーヒーか紅茶が、フリーリフィル、つまり飲み放題で、1.25ポンド。
トラディショナルブレックファストが3.70ポンド。
合わせて4.95ポンド!

ゲロ安!!!
絶対入るでしょ!!

荷物と共に、広々とした吹き抜けホールのお店になだれ込んだ。
2階席に電源も発見。
サイコーじゃん!!

注文にはテーブル番号をカウンターで尋ねられる。
知らんかったわ。確認に戻る。

コーヒーマシン

カプチーノ

わーい(^_^)/

豪華なイングリッシュ・ブレックファースト

おー。
ウマイじゃん!

固めに焼いたトースト、フライドエッグ、ベイクドビーンズ、
ソーセージ、焼いたトマト、薄切りのベーコン、ハッシュドポテト。
バターのポーションも付いてる。

パンが全粒粉入りのよう。

いかにも肉食!って感じのメニューだよね、イングリッシュブレックファスト。

お情けのように備えられたトマトに感謝の念を込めていただく。
熱っ

マジでコーヒー込み4.95??

この国でこの値段なら通いたくなる。

フィッシュアンドチップスのメニュー広告

フィッシュ&チップスも異様に安い。
悩む。悩むぞ。

お昼来ようかな。
出来ればいろんな店を見たいからなぁ。
同じとこで頼むのはなぁ。

踊り場

晴れ空に映える古い建物の壁

さて、昼飯を済ませたら街へ繰り出す。

歴史の味わいがにじみ出る、オーラたっぷりで壮麗なゴシック建築が並んでるんだ。
ワクワクせずにはいられない!

賑わうクリスマスマーケット

クリスマスマーケット。
な!

ホッとバタービールの看板、4ポンド

バタービールだと!!
わかってやがる!!!

手に盛ったバタービール

温かいアップルサイダーに生クリームを乗せたもの。

温かさが胸に広がる。
あまー。

 

本の装丁がいちいち可愛い。
ムーミンもおるし。

ショーウィンドウを見るたびにきゃーきゃー言っちゃう。
はー住みたい。

斜めから見るラドクリフカメラ

なんかすげー建物がある。

これがラドクリフカメラというものらしい。
カメラ??

中に人が入っていくのが見えたけど、さっき調べた限りだと予約が必要らしい。
ここは取りあえず外観だけかな。

門から見る建物正面

朝日の逆光に照らされた塔

やってきました。
クライストチャーチ大学。

建物の角

見てすぐわかるよね。

もちろんここも、ハリーポッターのロケ地です。
ぎゃああああミーハーすぎるうううううう!!!

入口は裏手らしい。
城門をくぐると…

鉄門と枯た木

外周から見る尖塔

建物入り口と車

YABA☆

暗い部屋

階段と外へ続く戸口

これ、あそこーー!!!
入学した生徒がマクゴナガル先生に引き連れられて組み分けに向かうシーン!

階段踊り場のライト

ダンブルドアがハリーを見下ろすシーン!

クラッブとゴイルが眠り薬入りのカップケーキを食べるシーン!

階段を途中から2階を見上げる

広い園庭

マルフォイにけしかけられたハリーがネビルの思い出し玉を取り返すために箒に乗るシーン!(多分)

中庭から見る建物の壁

ささやかなツリー

映画には使われてないかもだけど他の見学エリアも見事。
教会とか。

教会の中央の道

ステンドグラスとキリストレリーフ

教会内の角

チャールズ・ウィーズリーと刻まれた床板

チャールズ・ウィーズリー?

パイプオルガン

教会の席

オリーブとモミの木

庭にそびえる大きなツリー

中庭に大きなクリスマスツリー。
最高すぎる。

石造りの廊下

今にもローブを着たホグワーツ生たちが扉から現れそうな雰囲気だ。

中庭から見る尖塔

ハリーポッターのシーンの中でも特に印象深くて誰もがあこがれるのが、
あのホグワーツ上の大広間ですよね。

長いテーブルにホグワーツ生が寮ごとに座って、ご馳走がテーブルに魔法で現れるシーン。

屋敷しもべ妖精たちが、その大広間の地下階で作った料理を、
上階のテーブルに魔法で移行している。

天井には透明で星空が見えて、ロウソクが宙に浮かぶ。

その大広間は…

入れませんでした。

うおおおおおおおおおなんでええええええええええ!!!

この大広間、実際にクライストチャーチ大生たちが使う他に、
併設しているホテルのお客さんも使う。

その関係で、一般見学ができる時間帯がかなり制限されてしまっているのだ。

だからどうしても見たければ、前々からここの見学可能時間帯を調べてチケットを予約しておく必要がある。

ぎょおおおおお!!

今日はもうここを見て次の街に行こうと思ってたのにな…。

中庭に続く扉

諦めきれず調べたら、明日なら枠があるとわかった。

そうとなればもう一泊して予約してしまおう。
明日朝一で見に来ればいい。
まだ日程は余裕があるんだ。

 

さてお次は、ボドリアン図書館!

ここはホグワーツの図書室のロケに使われたところで、
透明マントを着て忍び込むシーンとかハーマイオニーが勉強してるシーンが思い浮かぶところ。

大英図書館に次ぐ規模を持つ、イギリス有数の図書館なのだが、
ハリーポッターでロケ地として使われたのはその中のハンフリー侯爵図書館というエリアで、
全域ではない。
どうやらさっきのラドクリフカメラもこのボドリアン図書館の一部のよう。

図書館も時間指定の予約が必要。

一日に複数回のツアーがある。

ただ、ハンフリー図書館やラドクリフカメラが含まれたツアーは事前の予約が必要で、
そっちはもう埋まってしまってて間に合わなかった。

うー、ロンドンのワーナーブラザーズスタジオツアー・メイキングオブハリーポッターのとこといい、こんなんばっか。

普通は1月前とかにツアースケジュールをすべてオーガナイズしておくんだろうな。

肖像画

ボドリアン図書館では当日でも参加できるミニツアーがあって、それに参加することにした。

30分、1時間、1時間半の3コースある。
それぞれで開始時刻が違う。

1時間のツアーがよかったけど、開始時間が離れてるから30分のツアーに参加。

ボドリアン図書館の中の、Duke Humhrey Libraryの一室が見られる。
値段は以下の通り。

30分:£6
60分:£9
90分:£15

時間になって人が集まるのを待って中に入った。
離れたところでもガイドさんの声が聴けるようにと、みんなに無線が配られた。

立派な開いた木戸

図書館はかなり狭め。

数百年の歴史を持つ古い本が多くて、触っちゃいけないし撮影も禁止。
フラッシュが本を傷めるからとかなんとか。

ここが建てられたのは1610~1612年というから御年約400歳。
ビビる。

昔は活版印刷が今ほど安価でなかったこともあって本がとても貴重で、盗まれたりすることもあった。

それを防止するために鎖を付けてきちんと管理していたそう。
その名残で、今でも鎖が付いていたり鎖を付ける穴が付いていたりする。

本好きとしてはこの年季の入った背表紙、重厚なハードカバーの風貌にもう心が躍る。

図書館内は当然火気厳禁で、ロウソクを使えないから明かりを多く取り入れるために窓が大きくとられている。

もちろん暖炉なんかの暖房設備も用意できるわけもなく、冬場は寒くて大変だったという。

今は暖房が付いていて暖かい。

むぎょおおおお写真撮りたいいいいい!!!
黒ずんだ木の手すりの風合い!
乾いた紙の匂い!
時を超えて今ここに残っている数々の書物の存在感!

俺の素人の腕前と古いiPhoneじゃ伝えきれないにしても、
この素敵空間を写真に残せないのは悔しいなぁ。

Convocation House

こっちは撮っていいんだって。

議会室って言ったかな。Convocation Houseって裁判所のようなこの部屋。

説明の単語が難しいのと無線の調子が悪かったのとでほとんど説明を聞けず。

Convocationってのは、後から翻訳したけど「招集」とか「会議」の意味で、
主に教会関係者や学者の集会に使われる単語らしい。

ボドリアン図書館の窓

図書館の窓を外から。
うむ、満足。
もっと見たかったけど、先に行こう。

ラドクリフカメラ

夕暮れの寂しい路地

街を歩くだけでも楽しい。

ドラゴンのシルバーネクタイピン

ハリポタのショップでノーバードのタイピン発見!
欲しい!!

ファンタスティックビーストの書籍版の半額引きディスプレイ

書店にもファンタスティックビーストの書籍版が置いてある。
は、半額引き!
読みたすぎる!

ハリーポッターのレゴの箱

本屋にハリーポッターのレゴブロック!

レゴ超好きで幼少期はずっと遊んでたけど、こういったキャラクターのタイアップモノはあまり好きじゃないんだよな。
昔からスターウォーズとかあったけど。

創造力に枠を付けられてしまう気がして。

ハリーポッター自体は大好きだから正直遊びたいけどさ。

お、お昼だ。
さて、何を食べようか。

フィッシュアンドチップス

そうですね。
フィッシュ&チップスですね。

うひょーーフィッシュ&チップス好き!

カリッと揚がったタラのフライにかじりつく。
熱々のフライ。
ちょっと衣は固いけど身は柔らかい。

インスタント感あるけど、この価格ならコスパ最強。

そのままブログ書いてから観光の見どころを調べているうちに外が暗くなってきた。

クリスマスツリーとホテル

ここオックスフォードには城がある。
オックスフォード城。

といっても元は土塁を城壁で囲った程度のもの。

城の跡に郡政府の管理下に移って監獄として使われ、のちにホテルになったそう。
今では城としてじゃなく「監獄ホテル」として人気みたい。
何それ気になる!

OXFORD CASTLE &PRISONの看板

けど終わるのが早くて閉館してしまってた。
あばああああああ!!
もっと早く来るんだった(;´Д`)

ライトアップされた監獄ホテルの外観

イギリス、なかなか難しい!
バックパッカー旅に全く向いてない。

宿代も交通費も高い。
食費も高い。
バックパッカーズホステルとかでも2000円以上してきちゃう。

つい先日までアフリカに居たからやはり1000円超えると痛い。

北欧中欧のときのように野宿をするつもりだったけど、極寒すぎてかなり厳しい。

寒いとスマートフォンの電池があっという間に消耗してしまう。
充電してポケットに入れていたスマートフォンが朝になったら電池半分以下とか。

携帯の充電とネット使用のためにお店に入ると、やっぱり物価が高いからお金がかかる。
じゃあ夜行バスを宿代わりにするか、と調べても夜行バスが全然ない。
ローカルバスや街間のバスはあるけどそれも別に安くない。

食事、充電、Wi-Fi、暖房、そのために店に入ると宿をとって自炊する方が安くなる。
日本を旅するのと近いかもしれない。

一定以上の支出を覚悟しなくちゃいけない。
考え方をこれまでのバックパッカー旅の仕方から切り替えていこう。

夜道の歩道

ホステルは中もポップで明るい感じ。
チェックイン時にデポジットでお金を払わないといけない。
イギリスは大体こんな感じなのかな。

 

談話室ではビリヤードに興じている人、アコギをポロポロと弾いている人なんかがいて和やかな雰囲気だ。

「このあと20時からバーが始まるからそれ以降のお酒の持ち込みは禁止だよ。
割安だから是非ご参加を!」と軽快にお誘いというか、営業。

飲みたいけど、節約しないとあかんのでパス。

そしてやたら疲れてしまったのとブログを書かなきゃいけないのとで、あまり飲んでる暇がない。

ここオックスフォードの後には、イングランドのハイライトといってもいい重要な場所が控えている。
早いうちにドミトリーの寝室に戻りベッドに潜り込んだ。


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