2018年12月27日(木)
Ireland Dublin 〜 Galway
アイルランド ダブリン 〜 ゴールウェー
Jacobs Innに付属の朝食のラインナップは、
食パンにミューズリー、コーンフレーク。
バター、ジャム、それにゆで卵がある。
濃縮還元のオレンジジュースとアップルジュース。
ゆで卵は嬉しいですね〜。パリパリ(殻を剥く音)
ミューズリーは砂糖付きだったみたいで甘かった。
んー、マイナスポイント。
野菜食べたいなぁ…( ´-`)
仕事関係の知り合いで、カズミさんという映画好き仲間がいる。
彼女は介護職に就く前はアイルランドでワーホリをしていたと聞いていたから、
ダブリンに来ましたよー!って連絡してみた。
すると、ダブリンの国立美術館が無料で入れるよ、と教えてくれた。
それはいいな!
最初は聖パトリック大聖堂とクライストチャーチに行こうと思ってたけど、
調べてみたらどちらも入場料がかかるってことで諦めたのだ。
10ユーロ以上という驚くほどの高さなんだもん。
そこに来てこの情報。
行くでしょ!
で、行こうと思ったら、オープンが10時。
次の街に行くバスが10:45。
ダメじゃん!間に合わん(´Д` )
ミュージアムの類は基本バックパック持ち込み禁止。
宿に荷物を取りに戻る時間を考えたら見る時間はない。
ここもスキップか…(´Д` )
エディンバラで買ったプレゼントを日本に送りたいのだけど、
ちょうどダブリンの名所のひとつに、立派な郵便局がある。
郵便局が名所?
そう、どうやら豪華な建物らしい。
せっかくならそこから送りたいよね!
一石二鳥って感じで。
歩いて行ってみた。
えーと。
これ、これが、郵便局。
ぬええええ?!
どんな豪華な郵便局だ!
元々は違ったみたいだけど、なぜか今は郵便局として使ってるんだとか。
ほへー。
早速中に入ってみましょうか。
お土産を扱ってるコーナーはあるけど、郵送のエリアがよく分からない。
「何かお探しですか?」
係員ぽい方が声をかけてくれた。
「ここ、ポストオフィスなんですよね?」
「あぁ、そうだけど、残念ながら今日は休みですよ。」
(´Д` )
なぬー!!
「外に出て右手に投入口があるからそこにいれられるよ」
「いやぁ、これを日本まで送りたかったので…」
「あー、そっか、それはたしかに出来な、日本?!」
面白いリアクションだなオッチャン(笑)
残念ながら郵送も出来ず。
歩いていたらトリニティ・カレッジの正面入り口が開いていた。
ここもダブリンの観光名所のひとつになっている。
見てみますか。
相変わらずヨーロッパの大学はいちいちすげーな!
何百年も前の校舎で勉強するってどんな気持ちなんだろう。
日本の大学にも由緒あるところが少なくないけど、流石に500年前とかないよな。
ほんとに古いところのは重要文化財として保存されてて、現在進行形で使うなんて考えられない。
この差は、日本の気候だと建造物の傷みが早いことから来ていると考えられよう。
あとそれ以上に、地震大国である日本では石造りの建物は危険性が高すぎて避けられて来たからなんじゃないかな。
ヨーロッパは地震が少ないから、丈夫な石造りの建物を積極的に立てることが出来た。
石より木材の方が耐久性に欠けるのは当然のことだ。
それだけに奈良平安時代から残ってる木造建築が凄まじいんだけどさ。
保存を考えると、五重の塔に住むことなんて出来るわけないからなぁ。
歴史的建造物で学べるなんて欧州の学生の特権ですね。
あ、マズイ、バスの時間!
慌てて走って宿に戻ったのだった。
バスはCityLinkってとこで、川沿いにオフィスとバス停がある。
バスまで少々待機。
2時間半かかるバスも、Kindleアプリで本読んでいたら寝てしまって、
あっという間にゴールウェーに着いていた。
近いな、ゴールウェー!
アイルランドがそもそも小さいんだ。
地図で見るとサイズ的にはオーストリアくらい。
面積、フィンランドの何分の1だ?
あ、でも一般的な地図だと極地に近いほどサイズ面積が大きく見えてしまうんだっけか。
調べて見たら、アイルランドの国土面積は約70,000㎡。
フィンランドは338,000㎡。
うん、やはり小さいわ。
人口は、
フィンランドの約532.6万人(2012年)、に対して
アイルランド約459.3万人(2013年)と大きく離れてないんだけどね。
そんな小さなアイルランド。
ゴールウェーはアイルランド2番目の人口を持つ都市だ。
無機質な感じかと思えば、外を歩いた感じは中規模都市といった雰囲気。
ゴールウェーのコーチバスステーションから徒歩5分以内でホステルに着いた。
野宿しようかとも思ったけど、
すごく評価が高い安宿があったからついつい予約してしまった。
ホラ、今晩雨降るらしいし?
そのホステルがここ、Galway City Hostel。
名前にひねりはない。
同じバスに乗ってた人が先に着いてチェックインしていた。4人も。
階段で少し待ってからチェックイン。
一泊16ユーロ、2050円くらい。
格安ではない。
バスタオルも別料金だ。
2ユーロ。
対応は丁寧だし、部屋も清潔!
キッチンも付いてる。いいねいいね!
もうここで3日くらいゆっくりしたい。
できないけど。
荷物を置いたら早速街へ繰り出す!
目の前の公園、エア広場。
エアって、神様の名前じゃなかったっけ。
ケルト神話だったかどうか怪しいけど。
大きな屋敷の建物の一部らしい。
広場の横から旧市街が広がっていて、ダブリンと同じく大勢の人で賑わっている。
バスカーもたくさんいるなー。
これだけ人がいれば稼げるもんな。
やってみたいけど、こうやって見るとほんと隙間がない。
イギリスに次いでアイルランドもバスキングの激戦区だな。
メイン道路から離れたところないけるかもだけど、
ベンチがないからバケツドラムをするスペースは見つけられない。
ゴールウェーの街、結構どこででもバスキング出来そうな雰囲気なだけに悔しいな。
ミニ折りたたみ椅子、マジで欲しい…
同じパーカスでも、カホンはその点便利だけど、
スティックを使いたい派としては、
椅子+キックのためだけに旅のお供に加えるには此奴は重さ・サイズ共にしんどい。
楽器屋発見!
ブオオオオオオ!!!!
アイリッシュ音楽のシャーマンドラムうううううううう!!!!
めっちゃクソ欲しい!!!!
安いやつだと35ユーロとか意外と買えちゃう値段からある!!!
ギギギギギギ(歯をくいしばる音)
これ持って南米は行けない…
ぜってー壊すから…
干し飯イイイイ!!
欲しいイイイイ!!
断腸の思いで店を出る。
はぁはぁ…
去れ!物欲!この悪魔め!!
ノルウェーで安かったスーパーのスパーがあった。
お、カズミさんが「テイトーって名前のポテチがすっごく美味しい」と教えてくれたからここで買ってみるか!
あったあった!
ここは大人買いして味比較といきますか…
えっ!?
二度見した。
一袋、2.59ユーロ??!?!!???
いやいやいやイヤイヤ!!
おかしいでしょ!値段設定間違えてるって!!
日本なら100円で買えるくらいのポテチがなんで300円くらいすんだよ!!
たっかすぎだろ!!!!
ぺっぺっ!!
身震いしながら外に出た。
…
ポテチ…
おいしいとカズミさんのおすみ付き…
うーんうーん、そんならリドルだ!
少し離れてるけど、庶民の味方、ディスカウントスーパー・リドルがある。
やってきました、懐かしのリドル!
え、なんで懐かしいって思ったんだろう…
かずみつきのポテチ、
もとい、カズミさんのおすみつきポテチ、
案の定こっちの方が安かった。
通常サイズのビストロってシリーズが1.99ユーロ、
食べきりミニサイズがふたつで1.50ユーロ。
や、やはり高いけど…
明日用に他の食材もついでに調達した。
ふむ、まずはソルト&ビネガー味。
パリパリ
まぁ、ウン。
イケるンじゃない?
ビネガーの甘ズッパさがなかなかクセになるやつですな。
お次は大きい袋のビストロシリーズのアイリッシュチェダーチーズ&オニオンを開けた。
ほう、やや厚切りにしたポテトに濃厚ながら少しパンチを控えめにして、
それにより食欲の無限性をエンチャントしてらっしゃる。。
ネギのハーバルな爽やかさのおかげか、重さを感じない。
や、やりますなぁ。
けしからんですなぁ。
花マルあげちゃう。
食べてたら目の前に教会が現れた。
ゴールウェー大聖堂。
タダなら入ってみようかな(貧乏人)。
おわっ!
テントあるやん!
大聖堂前の橋の下の島。
いい野宿ポイント見つけたなぁオイ。
大聖堂は入場無料。
石造りの壁はミステリアスなオーラを感じさせてくれるし、
ドーム天井には天井画がなくて、逆に神聖な気品を感じられる。
なんだろ、居心地のいい聖堂だな。
3年前の2015年が50周年で、大規模に修繕・メンテナンスが施されたそうだ。
それで古めかしいというより小綺麗になってんだな。
川沿いに歩いてまた旧市街に戻ってきた。
カホン、ギタボ、アルトサックスのトリオ。
アイリッシュなフォークを軽快に演奏してる。
ウメェなぁコンちきしょう!!
イギリスもアイルランドもレベル高すぎ!!
凹むわぁ。
さーて、なにしようかな〜。
アイリッシュコーヒーが飲みたいんですよ。
街のフリーWi-Fiが飛んでたから調べたら1箇所だけヒットした。
それがこのパブ、Garavan’Bar。
大混雑でほぼ席が埋まってたから、立って席があくまで待ってた。
空いたカウンター席に、
ちょうど後から来たおっちゃんが隣の人と話しながらスムーズにはまり込んだ。
お、俺待ってたのに(;_;)
アイリッシュ・コーヒーを注文して、ようやく空いた別のカウンター席にありつけた。
コーヒーをすすった。
暖かいコーヒーをグラスに注いで、
アイリッシュウィスキーを加え、ゆるい生クリームを足したものだ。
うはー、エレガント!
ホットワインのような素朴な家庭の味を残しつつ、エレガントさが残る。
いいねぇ。
生演奏のケルトミュージックを期待していたけど、このお店ではなさそうだ。
そのあとも3件のパブを見て回ってみたけど、
残念ながら俺が見たいフィドルやフルートを使ったケルトミュージックを聞ける場所は無かった。
アイリッシュミュージックの生演奏を聞けるところは多いんだけど、
アイリッシュミュージックっていうと、バリエーションが広がる。
伝統的なケルトミュージックだけじゃなくなるんだ。
音楽が聴こえて来て覗いてみた店の中では、
大混雑の中、アコギのフォークシンガーが渋くカントリーソングを歌っていた。
お客さんも大勢がそれに合わせて歌って盛り上がってる。
これはこれで楽しいのだけど、ちょっと求めてるものと違うんだよね〜
店の前に何曜日は何時から何時まで生演奏、みたいなボードが掲げてある。
それを見て回ったけど今日はケルトミュージックはなさそうだな。
観光客向けのショーでもなきゃ、確実に観ることは出来ないだろう。
日本の居酒屋を回って、演歌を歌ってくれる流しのシンガーを見つけるようなものだ。
歌謡曲とかポップソングじゃなくて演歌限定で。
こればかりは運だ。
てわけで目的を切り替えて夕飯!
アイルランドには、アイリッシュ・シチューに並んで、
もう一つ伝統的なシチューがある。
それが、ギネスビールで煮込んだビーフシチュー!
店先のボードを見ながらメニューと値段を吟味しつつ、店を探す。
よし、ここに決めた!!
繁華街の通りから少し抜けたところにあって穏やかだ。
暖炉の火がオレンジ色に揺らめいて、最高な雰囲気。
店は薄暗いけど広々している。
特に店員が寄ってくるわけじゃなくて、
ご自由にどうぞ、用があったら呼んでね、って感じの落ち着いた雰囲気。
こりゃいい店だ。
さっそくギネスビールとギネスシチュー。
おっちゃん、変な顔しないで。
ギネス大好きなだけなの。
はい、来ましたよ。
うひょーーーい!!
うまそおおおおおおお
もちろん実際のお味も、
うまいいいいいいいいい!!!!
ギネスシチューったって別にビールクサイわけじゃない。
ビールのコクをプラスして、肉を柔らかく煮込んだってだけ。
でももうその時点で、ほぼうまいのが確定してるようなもんだ。
絶妙な柔らかさの根菜と濃厚なシチューのスープが脳内を賑やかす。
はぁぁ。
寒さに冷えた身体を解かしながら、同時に気分も上げてくれる。
強い。
歓喜の歌が聞こえる。
旨味すら感じる濃厚なギネスビール。
それを使って煮込んだギネスシチュー。
あぁ、アイルランド、これで決まりだ。優勝。
明日はもうシャノンに移動する。
出国日は明後日なんだけど、
交通費やら移動の所要時間やらを計算していくとあちこち見て回る余裕がない。
きっとまた来る機会はある。
北アイルランドも見れていないし、いつかまたリベンジすればいい。
そのときに、またこのシチューを食べるのだ。
次はきっと、誰かを隣に連れて。
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どうもありがとうございます!(^^)
あなたにケルトの神様のご加護がありますように!
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