2019年1月26日(土)
USA San Francisco
アメリカ サンフランシスコ にて
重苦しい空気の狭いドミトリー。
心なしか瞼も重い。
オラァ!
朝食じゃ!!
このホステルに付いてる朝食は、定番のコーンフレークにオートミール、トースト。
バナナとヨーグルトも自由に。
ヨーグルトは砂糖入りのやつしかないのが残念。
それでもフレッシュなものがあるだけでもありがたい。
昨日買ったアボカドを使ってアボカドトーストにして食べてるときに、
ふと目に入った。
ワッフルメーカーあるやん!!!
でも焼くのに時間かかるみたいでみんな順番が空くのをチラチラ伺ってる。
明日早めの時間に来て作るとしようか。
シャワーを浴びにバスルームに行ったら隣の個室で誰かが壁を叩きながら何か言ってた。
朝っぱらからトチ狂ってんなーと思ってたけど、蛇口を捻ってから理解した。
水勢がクソ弱い。
お湯もぬるい…と思いきや今度は熱湯!
温度を下げて水を足していくと今度はガスが止まるのか冷たい!
ヒドイシャワーだ…
ま、俺既にもっとヒドイホステルとか環境を経験してるし?
頭洗えるだけでもありがたいし?
なんなら前住んでたアパートに入居して最初の1ヶ月はバケツで水浴びとしてたし?
こんなんヨユーだぜ!
ドンドンドンドン!
となりのヤツうるせえ(´Д` )
今日まず向かうのは、オークランドにあるBLUE BOTTLE COFFEEの第1号店!!
宿の近くの地下鉄に乗る。
チケットの買い方が複雑すぎる。
モタモタしてると物乞いが寄ってきてしきりに金をせびってくるからなかなかメンドイ。
サンフランシスコの券売機について分かった仕組みは以下の通り。
- お札のお釣りが出せないので、両替が必要な場合は横の機械で5ドル札に変えられる。
- 目的地までの値段を横のボードで確認して、その分の金額を入れて、切符がわりのカードを発券する仕組み。
- 入れたお金をチャージする方法はsubstract (引く)→必要ならadd(足す)方式。
いちいち算数の勉強しなきゃいけない。 - 小銭のお釣りは25セントコインで出てくる
目的の電車を逃してしまい、12分待ち。
乗車して約15分、オークランドの12ストリートに着いた。
歩いて数分!
中華風な通りに発見!
…?
ここ違う店舗だな?
ネットで見た写真と違う。
こぼれWi-Fiを使って再検索。
歩いて移動。
ここだー!
ここが1号店!
意外と空いてる。
古びた様子で、日本の店舗みたいなブランニュー感がなく、店員もお客さんも日常の一コマって感じ。
スターバックスの1号店みたいな観光スポットの雰囲気も無い。これは落ち着いて飲めるな。
ドリップコーヒーはおなじみのベラ・ドノバン($4)の他にウガンダ($5)。
ベラ・ドノバンを頼んだ。
税込にチップ乗せて約5ドル。
日本だと税込で608円くらいだったから、やや安い。
この方が気軽に飲めるから嬉しいやね。
来ました!
丈夫そうな厚手の透明ガラス。
中〜深煎りで苦味がある。
酸味は控えめ。
フルーティっていうよりもナッツ感の強い、ボディのしっかりした味。
ベラドノバンってこんなんだったっけ。
覚えてない。
パソコンで音楽聴きながらゆったり飲む。
いいね!( ´一` )
カウンターの隣の部屋にはカッピングルームがあって、その奥に焙煎所がある。
天井が高くて焙煎機から出る排気設備に良さそうですね。
ラテン系、中国系、いろんな人がコーヒーを買いに来ては歩いて街に消える。
繁華街じゃないから穏やかなもんだ。
あい、飲み終えたのでまたサンフランシスコに戻る( ´一` )
後記 2023年11月08日時点:
GoogleMapで確認したところ、こちらの一号店は閉業してしまっていました。
サンフランシスコ市内は未だに多く出店しています。
全店舗が確認できるわけではないようですが公式Webをご確認ください。
(公式Web) BLUE BOTTLE COFFEE
なんかお祭りっぽい。
ユニフォームぽいのみんな着てるからなにかの試合があるのかな。
地下鉄でEmbarcaderoってとこまで。
往路と同じく4ドル。
カリフォルニアではちょっと奮発して一度牡蠣を食べたいと思っていた。
さすがに高いよな、と思っていたのだけどネットで調べてみたら、
昼間のハッピーアワーの時間なら1ピース1ドルくらいで食べられるお店がある。
それがここ、Waterbar!
海と橋が見える、豪華なお店!
ハッピーアワーの恩恵が受けられるのは一部のカウンター席だけとウェブに書いてあったから、
定員的に無理かも、と覚悟していた。
けど、カウンター席10席くらいのうち半分は空いてたので難なく座れた。
メニュー表にハッピーアワーの牡蠣はお店の日替わりの特選、と書いてある。
指定の牡蠣はGolden frog(金のカエル)という品種で、通常価格2.05ドルの1番安いヤツ。
まーそういうもんでしょう。
困ったことにその金のカエルはワシントン州産。
カリフォルニアに来たからカリフォルニア州産の牡蠣を食べたい…
と、追加でハッピーアワーじゃないやつも頼んでみた。
カエル10ピースと、カリフォルニア産Cove Miyagi。
宮城?!
高田しゃちょー!
こんなとこに宮城移民の子が!
ふははははは!
見よ!この王者の食卓を!!
めっちゃ震える手でレモンを絞り入れてゴクリと生ツバを飲み込む…
つるんっ
もにゅもにゅ…
い、意外と味が弱いんだな…
金のカエルめ!
うまいじゃないか!
でも身が小粒だなぁ(*´-`)
1個1ドルならこんなもんか。
牡蠣には、やはりオトモが必要ですよ。
日本酒なんてモンはないので、白ワイン!
メニュー表を見てみる。
うーん詳細な産地までは書いてない。
「カリフォルニア産のグラスワインはどれですか?」
「コレと、コレですねー。」
…えーと?
いや、これはデキャンタ?ミニボトル?
横の数字がフタケタなんですが…
「グラスですよ(^^)」
えっ…
グラスワイン、1杯12ドルからなの…(滝汗)
カリフォルニア産で1番安いのは、
14ドル…
「こ、これください…」
ピィヤァァァアああ!!!
頼んじゃったああああああ!!!
なんでこんな高いのだ!
牡蠣全11ピース足してもワインの方が高いとか…
カリフォルニア産のシャルドネ(2017)。
グレードもふつーやよな…
それよりも!
牡蠣を楽しもう!
ソースはビネガーとケチャップの2種類。
ケチャップは論外。
レモンが添えてあるからレモンだけ、ビネガーだけ、ミックスの3パターンを試せる。
まずはレモンだけ。
うむ、間違いない!
ただし牡蠣自体の風味が弱いので控えめに。
ビネガーも美味しい。
ただし牡蠣自体の風味が弱いので極控えめに。
ミックス。
いきすぎ。
これは無し。
そして、いよいよ、、1ピース3.30ドルの、Miyagi…
ツルッ
ム!
え、ナニコレ超うまい。
全然違う!
マジスカー!
軽く2倍くらいの大きさで大粒だし、磯の香りも強いけど、臭みじゃなくて、刺身や煮付けで香るようなあの上品な磯の香り。
嚥下したあともしっかりと口に残る、力強い味わい…
ミヤギすげぇ(´Д` )
余韻に浸っていると、腕からタトゥーがカッコよく主張しているお兄さんが次の攻勢をかけてきた。
「お味はいかが?」
「めっちゃ美味いです(´Д` )」
グッ、と親指を立ててリアクションしてくれる。
お、売り込みはないのか!
これは好印象ですね!
…国内でもなかなかこの価格で食べられるところはないのでは…
…お金は使いどころが大事という…
…アメリカの後は物価の安い南アメリカと東南アジア…
「カエル5ピースとクマモトください!」
イェーーイ!!
食べるぜー!!
ミヤギの他にカリフォルニア産の牡蠣は2種類あって、内もう1つがなんとクマモト!
クマモトさんの子孫がこんなところに!
試しに黄金カエルをケチャップソースでいってみた。
ふむ…
たしかにこのソースは美味しいけど、案の定だ、ケチャップの味が強すぎて、香りの弱いこのカエルちゃん達じゃ完全に食われる。
大粒の牡蠣フライとかならケチャップと合わせてもいいかもね!
ワインで口をリセットして、
クマモトさん!
てゅるんっ!
もにゅもにゅもにゅ…
ム!
あ、あれ?
これも味弱い…
1粒4ドルもするのに、Golden frogとあまり差がないな…
後味の力強さは優ってるけれども…
(´Д` )
もにゅもにゅ…
( ゚д゚)ハッ
カエルちゃんなのに今のやつ美味かった!
あれだ、もしかしたらサイズで全く味が違うのかもしれない!
さっきのMiyagiも大粒だった。
ちっちゃいのは味が淡白で、大きいのは風味が強いのかも。
でもなんか寂しいなぁ、それは。
産地や品種よりもサイズによる味の差の方が大きいとなると、
お高いやつを選ぶのがもったいなくなってしまう。
サイズまでは指定できないしな。
いやーでもまぁ、満足!
ひさびさに沢山牡蠣食った!!
お、おおおおお会計…
多分4000円くらいだよな…
レシートを見ると、
「22.66ドル」。
おや?
ドリンク代のところが5ドルになってる。
もしや…
ドリンクもハッピーアワー料金…??
イヤッホイ!
そんなら超お得だー!!!
ランチタイムからグラスワイン14ドルってエゲツなすぎると思ったぜ!!
余裕の心持ちでチップ5ユーロ札を挟んで決済できるわ。
助かったー(´Д` )
(参考Web) Waterbar
お次はトラムでFishermans Wharf!
海鮮のお店が沢山あるのだとか。
いや、さすがにもう食べまくるのは自重しますけども。
レトロな感じのトラム。
路面電車のやつと違うからMuniのデイパスが効く。
クラムチャウダーとかカニが有名なようだ。
人だかりやバスカー達で賑わってる!
たくさん出店あるけど、安くてもクラムチャウダーは7.50ドルくらいからだ。
ロブスタードッグ、高っ!
海沿いの景色。
大体どこ撮っても絵になるね。
ビーチ沿いを歩きながら進むと、遠くにゴールデンゲートブリッヂが見えた!
坂道を登って丘の反対側に出た。、
おー!!あれがゴールデンゲートブリッヂ!
ドラマ、フルハウスでいつも出てたやつ!!!
でもさすがに遠いですな。
丘から下ると公園があって、そこを横切ったところにバス停発見。
バスを乗り継いで…
ゴールデンゲートブリッヂの入り口近くまで!
日が暮れてしまったけど、ライトアップされてていい感じ!
位置を変えてみる。
ボヤけたやつとかも意外とイケる。
Fort Pointって要塞みたいなのが橋の麓にあるんだけど、この時間帯にはもう真っ暗で行っても仕方なさそ
う。
上から撮るだけで失礼いたします。
アメリカに来たって実感したぞ。
さて、宿に帰るか。
再び28番バスから38番バスに乗り継いだ。
乗り継ぎが良くて、スムーズに宿の目の前まで戻ってこられた。
やったね!だいぶ身についてきた気がする。
サンフランシスコのバス活用。
テイコワシアツイソ?
夕飯は自炊で!
昨日のリゾットの残りがまだ残っている。
でも同じだとつまらんのでアレンジすることにした。
キッチンのフリーの調味料がいくつかあったから、チリペッパー、パプリカ、カレーパウダー、バルサミコ酢、フレンチドレッシングを加えて昨日の余りを炒めなおした。
サラダとアボカドを乗せれば、
タコライス!
うまうまーー!!(´∀`)ヘラヘラ
さて、食べ終えたら明日以降の旅の計画を立てる。
ここサンフランシスコの南に少し下ったところにサンホセ(San José)って街がある。
めっちゃスペイン語な名前の街だな。
Googleマップにはサンノゼって書かれている。
読み方がサンノゼになるのかな。
まぁそれは置いといて。
そのサンホセのちょっと手前の、マウンテンビューとかパロアルトって名前のエリアが有名。
何を隠そう、シリコンバレーとはその一帯のこと!
GAFAとも呼ばれる、IT界の4強、Google、Apple、Facebook、Amazon。
そのうちの実に3社がシリコンバレーに本社を構えているのだ。
ちなみにAmazon本社はシアトル。
社員の知り合いでもいなければ社内見学は無理らしいが、
それぞれが観光用のスポットを一応用意してくれているようだ。
優秀な社員を呼び寄せるため、また仕事に全力で集中してもらうために、
徹底した社員向けサービスを行なっていると名高いテック企業の巨塔。
はたしてどんな雰囲気なのか、実際に見に行ってその様子を感じたい。
サンフランシスコからのツアーもあるくらいで日帰りも可能だけど、
俺は後々南へ下るから、サンホセ付近にでも宿が取れると便利だ。
で、調べたけど…
シリコンバレーのホステルの高さ!!!
ゲロたけぇ!!!
サンホセのホステルの最安値、64ドル!!
ありえねぇ!!!
高すぎる!!!
ソッコー野宿するわ!
と思ったけど、やはり気になるのはやたら多いホームレス…
ここサンフランシスコの市内もオークランドも、今のところ全域にホームレスだらけ。
薬物なのか酒なのか分からんがフラフラしてる輩がめちゃくちゃ多い。
これは怖いですよ。
野宿出来そうな公園なんてあろうものなら争奪戦ですよ。
にしたって、給料のいい、華々しい企業がひしめくシリコンバレーですよ?
あの辺なら質がいいのでは?
とこれまた検索。
すると。
なんと、車で寝泊まりする、「ワーキングホームレス」なんてワードまで出てきやがった。
これはなんなんだ??
きちんと裏付けとったわけではないけど、概要はこのようだ。
まずテック企業が会社を立てることによって雇用が増える。
ハイスキルなIT人材が世界中からやってきて会社周辺に住み始める。
なので、部屋が足りなくなり、家賃が高騰する。
アパート大家や不動産オーナーは当然、高い家賃を払ってくれる人に住んでもらいたい。
だから家賃相場に合わせて次々と家賃を上げていく。
すると、テック企業の高給取りな人材はいいけど、
もともと住んでいた地元企業の住民が煽りを食って、
やがて高くなった家賃を払えなくなる。
テック企業の社員はもともとバリバリ働く人が多く、街に遊びに出てお金を落とすことをしない。
テック企業が社内に無料の食堂、カフェ、ジムなどを用意してしまってるからなおさらだ。
潤うのは
『おしゃれ家具ショップ』と
『月200ドルもするフィットネスクラブ』
くらいだそう。
(参考)Business Insider Jaranより『アマゾン本社ができて、地元の店が消えたシアトルー第2本社でも同じことが?』)
ワーキングホームレスというのは、
仕事もあって働いているのに、家賃が払えずに車やテントで暮らしている人たちを指す単語だ。
ホームレスとして路上生活することは犯罪、みたいな記事まで出てくる始末。
こいつはムリそうだわ、野宿。
今までと勝手が違う。
広場で昼寝してたら夜になってしまってそのまま野宿決行したっていうオモシロブログも見つけたけど、
彼はスプリンクラー攻撃にあって寒さに凍えたというから、公園もやはり避けるべきだろう。
自然公園もあることはあるけど、遠い。
それなら宿を取るのはサンフランシスコ内でも構わない、か。
サンホセ市内は目玉が飛び出るほどにホテルが高いから、
その周辺地域を検索したところ、意外や意外。
Facebook本社の近いパロアルト地区に38ドルという”おトクな”なホステルを見つけられた。
相変わらずゲロ高いけど、この家賃の高さを実感するのもリアル、というわけだ。
シリコンバレーで1泊して、翌日の夜にグレイハウンドの夜行バスでいよいよロサンゼルスへ。
時間帯を選べば比較的安く行ける。
26ドルという中々嬉しい価格のチケットをゲットだ。
所要時間は7時間弱。
ビビりながら、ロサンゼルスの宿を検索…
してみたら、これまた意外。
なんと15〜16ドルのドミトリーがゴロゴロある。
なんで?!!
ロサンゼルスって、
ハリウッドセレブや観光客と、サーファーやヤク中っていう超格差の犯罪都市、
ってイメージがあっただけに、この価格帯はビビる。
これは実態が気になりますねー。
とりあえず1泊、ポチッと。
2泊はしたいところだけど、まだ先だからな。
ふう、予定立てるのはこんなところか。
あー、はやく保険入らんと怖いな。
1:30、就寝。
グッナイ、サンフランシスコ!
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