キューバ脱出と楽天カードの復活

2019年3月20日(水)
Cuba Trinidad 〜 México Mérida
キューバ トリニダード 〜 メキシコ メリダ

今日もまたなぜか5:30に目がさめる。
部屋は真っ暗、外も真っ暗。

確かメキシコからハバナに飛んだ時に時差が2時間もあった。

メリダからさして距離がないのに2時間。

ここキューバでは朝7:00を回ってもようやく太陽が顔を出すくらいだし、
夜も19:00頃にようやく陽が沈む。
時計の示す時間と太陽の時間が噛み合わない。

テラスに上がると遠くの空が茜色に染まっていた。
分厚い雲が多い。今日は1日暗い感じなのかな。

空腹で身体に力が入らないのに、なぜか不思議と頭はすっきりしてる。
これが断食効果かもしれない。
ケトーシス状態に入ってるのかな。

 

ストレッチして、気功して、ゆっくり瞑想。

今日はこれからタクシーでハバナの空港へ向かい、メキシコのメリダ行きの便に乗る。
ようやくキューバから脱出するぞー。

 

部屋で荷物をまとめたら、タクシーの迎えが来るまで微分の勉強をして待った。
うーん、高校ん時は全く理解できなかったけど、少しだけ理解進んだかも。
でもやはり難しい!

トランクに荷物を積むタクシー

タクシーはワゴン車じゃなくて普通の乗用車。

炎の絵のシールとか貼ってあって痛車感がアクセントになってる。
運転手さんに最初に代金の30CUCを支払った。

同乗したのはフランス人カップルとアジア系の女の子1人。
特に客同士で会話はなく、黙々と車は走っていった。

運転者が例によって頭悪そうな音楽をズンチャカズンチャカずっと流してるので、
こっちはこっちでiPadで音楽聞いて過ごした。

雨が降ったり止んだりしながら、4時間の旅。

タクシーの車窓から

途中トイレ休憩が入った。
エスプレッソが1CUCだったので購入。
残りの手持ち金、3.75CUC。

エスプレッソ

流石に24時間に飴一個じゃ腹減ったな…。

途中のカフェ

いっぱいの打楽器

古い車

 

ほぼ予定通り、12:45分に空港に着いた。
よーしメキシコまでもう少しだ!

到着ロビー側に降りて外の安い売店に移動し、
2CUCのサンドイッチと25セントのクラッカーを買った。
コーヒーもエスプレッソとアメリカン、どちはも25セントとという異常な安さ。

マジで、この国でこの売店だけ破格だ。
この国に入って降りてまず見るのがこの売店な訳だけど、
ここを物価の目安にしてお金おろすと大失敗するっていう罠。

パン

ハバナ空港内

インフォメーションで尋ねたら、ラウンジはフライトサイドにあるらしい。
チェックイン、セキュリティチェックを済ませて中に入り、ラウンジに行ってみた。

でも残念ながらここはプライオリティパスは受け付けてなかった。
ファーストクラスとかのガチVIP専用みたい。

VIPラウンジ

クラッカーを食べたら喉が渇いてきた…。
うーん、どうせならキューバのお金少しは記念に取っておきたいしなぁ。

と思ってたら、ある売店はユーロ支払いOKだった。
そういえばまだユーロの小銭が残ってる!!

現在126円のユーロが、日本円で110円の1CUCに対して1.09というレートだから、
少し割は悪いが、背に腹はかえられぬってヤツだ。

水ゲット!

看板

 

席に座ってたら、目の前の中国人の女の子がインターネットカードを10枚以上持ってて目を見張った。

「あ、これ要ります?」

「な、なんでそんなにたくさん買ったんですか…」もったいない(´Д` )

「いや、これホテルでくれたやつなんです。使いきれなくって〜」

な、なんちゅうセレブリティな話だ!!

こっちは述べ2時間並んで、うち2枚がハズレで、交換にさらに20分、ラスト1枚はゴミと化したという、あり得ないほどの時間と労力をかけたというのに…

ありがたく2枚頂きました。

余った10数枚を彼女たちは見知らぬ人へのプレゼントでベンチに置いて回ってた笑

椅子に置かれたインターネットカード

思わぬプレゼントを得たので、日本の叔母にLINE電話で無事を伝えた。

なんか不安なことに、精神異常者が千葉にいる弟のマンションだかに殺人予告をしたという事件が発生したそうで、てんやわんやしてるらしい。

なんだそれは(´Д` )
そういうのは中南米に留めておいてくれ…

ともかく、兄弟揃って心配させていたみたいで、
俺の方の第1関門突破の知らせを伝えられたのは良かった。

 

さ〜てあと2時間、溜まってるウェブニュースでもチェックしとこう、と見ていると、
しばらくして俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。

「ロニー?ロニー?」

「あ、はい僕ロニーですが…」

「フライトですよ!ゲートに来てください!」

えっ?
えっ?!
まだ丸1時間あるんですけど…

チケットを見せた。
うん、たしかにチケットのフライトナンバーは間違ってない。
ちょ、なんでいきなりフライト時間が1時間も早まってんの…?!
フライト時間って勝手に前倒しされることなんてあるんだ…。

焦るわ!やめてくれ( ゚д゚)

ボーディングブリッジ

往路と同じく座席がスカスカな機内。

雲量は多いが雨も止み、視界は良好。
いざメキシコ!

機内で小さいスナックと飲み物一杯はサービスらしい。やったね!
ウイスキーロックに割る用のコーラ、それに小さなチーズスナック。

コーラは「ペプシライトしかなくてすみません」って謝られたけど、
むしろ無糖じゃないやつだったらビールにしてたくらいだから全然OK(^-^)

お菓子とジュース

束の間のお酌タイムは過ぎ去って飛行機が降下を始めた。

す、すげぇ、メキシコなのに空港が近代的に感じる…
いきなりフリーWi-Fi繋がったし(´Д` )

で、別に気にも留めてなかった入国審査。

なんか知らんけど以上に時間がかかっていて全然列が進まない!

ブースは3つ。
ほとんどの人が引っかかっては、担当者がパスポートを持って上司のいる別のブースへ行き相談している。
それを3人のスタッフが毎回毎回やってる。

何が問題なの?!
あんたら権限ゼロなわけ?!
1人頭平均5分くらいかけて、中には10分近く止められてる人もいて、ようやっと俺の番が回ってきた。

ここまでで40分待ち。
早い便になったのに全部帳消しレベル。

まぁインターネットカード購入のためやらなんやら、
キューバで散々待たされ散らかした俺ともなれば、この程度の理不尽な待機は屁でもない。

まさか俺が別室送りになることもあるまい、と高をくくっていたが、

これで別室送りになったらブログのネタになるし、どちらに転んでも美味しい。
と、邪な考えを見通されたのか、

パスポートをたっぷり3往復確認され、なんならさらに2人くらいスタッフが増えて額突き合わせてごにょごにょ相談して、

「なぜこんなにいっぱいスタンプがあるんだ」というこれまで何回も聞かれた質問攻め。
真摯に答え続けたら無事入国。

うん、時間かかっただけか。つまらん。

 

無事メキシコ入国したわけだが、ここで一つミッションがある。
それは、楽天カードへコレクトコールをかけることだ。

空港内には、コレクトコールが使える公衆電話がある。
これを使えば、楽天カードに俺本人から、
不正利用されているわけじゃないから停止状態から復活させておくれよ、っと連絡が出来る。

WiFiで調べた番号と、いくつかの取次ぎ用のスペイン語・英語の翻訳文を用意して、いざ電話。

公衆電話

スペイン語だと難易度が高すぎるので、カナダのオフィスへ一度電話した。
綺麗な英語で対応してもらい、連絡先電話番号を伝えて繋いでもらう。

待つこと1分弱、日本語が聞こえた。

よし!

よ、よかった…

これでなんとか生き延びられた…。

事情を伝えて本人確認が済み、不正利用が疑われていた状態から晴れて自由の身となった。

ぱぱーん!
クレジットカードが復活!

とはいえ、月の限度額が増えているわけじゃないから、
常に1ヶ月の使用金額を5万円程度に抑えないとまたすぐにドボンすることになる。

気をつけよう。

 

さて、キューバに来る前に、バケツなどすぐに使わないものを宿、ホステル・ラ・エルミタに置いてきている。
なのでバスと徒歩で宿まで移動。

イギリスのバースとかドイツのフランクフルトもそうだけど、
一度他の場所に行ってからまた前の町に戻ると、不思議と地元に戻ってきた感を感じるよな。
俺だけ?

フェンスの横の道路

宿に到着したらもう日暮れも近かったのだが、なんと部屋が満室。
Oh!

しかしどうやら敷地内にはテント客用のスペースというのもあるそうで、
持参のテントを使うなら泊められるよ、という救いの手が差し伸べられた。
ありがたい!

決して破格とは言えないが、安く泊めてもらえた。(値段は控えていなかったので忘れました。)

 

バーベキューエリアらしきテーブルのそばで暫く調べ物などして、早めの就寝。

いやはや、疲れた。
キューバ、マジで疲れた。

そしてあわや旅が強制終了、日本へすごすごと帰国する寸前までいったが、
有難いことに継続できるようになった。

まぁまず次の機会はないだろうが、
もしキューバのトリニダードに再び赴くことが合ったら、宿の人にはきちんとお礼をしよう。
もちろん、いずれ行くフランスのネリソン夫妻にも。

Mushos Gracias!

ホステル敷地内のテーブル

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