ニューヨーク公共図書館とストロベリーフィールズ

2019年1月2日(水)
USA New York
アメリカ ニューヨーク にて

割といい位置のベッドを得たもんだ。
2段ベッドが立ち並ぶドミトリー部屋の中でも、窓際の下段。

なぜか窓から涼しい隙間風が入ってきてるんたけど、
その窓とベッドとの間には温熱ヒーターがあって、暖かい熱を発してきてる。
なかなか不思議な感覚。
とりあえず寒くはない。

 

シャワーを浴びにシャワールームに行ったら、
なぜかゴミ箱にゲロがダイレクト投下されたままになってて、嫌な臭いが充満していた。

ここのシャワーもイギリスでよく見た、ノブかひとつだけのタイプだった。
捻ると水が出て、さらに捻っていくとお湯に変わっていく。
温度調整は出来るけど、水勢の調整が出来ないから不便なのだ。

でもイギリスとは違って勢いも温度もちょうどよかった。

 

1階のキッチンで朝ごはん。
にしたいのだけど、パンがないから買いに出た。

朝の路地

宿の近くの建物の壁

広い道路と薄曇りの空

近くのスーパーで購入。紅茶も買った。
いちいちサイズがデカくて、しかも別に安くない。

旅する者にとっちゃ大きいロットは邪魔でしかない。

ポケットティッシュが最小単位で8個入りってどういうこったよ!
半年分あるぞ。
仕方なく買うけどさ。

ポケットティッシュの大袋

ホステルの扉

パンにクリームチーズとアボカドを載せたもの。

アボカドトースト

うまい。
キッチンがないから作るのが少し大変だ。

 

今日は天気もいい。
ニューヨーク観光するぞ。

宿の目の前がセントラルパーク。
というか、セントラルパークがめちゃ広大なのだ。

宿から出て近くの入り口からさっそく入ってみた。

落ち葉

リス発見!

木の間のリス

公園内の道路標識と歩いてる人

林試公園のようなまばらな林を抜けて、散歩してる犬を見ながら池のほとりに出た。

広すぎる池

この池もまたとてもデカい。
ほとりに出るのは大変みたい。

対岸のさらに先にビルが見える。
映画の中のような感覚だ。

 

池の周りをジョギングしてる人たち。
1周何kmくらいあるんだろ。
もし住んでたら俺も走るだろうな。

公園を通して見える立派な建物

池と橋

池を越えてさらに進むと賑やかになってきた。

音楽が流れている。
これは?

人だらけのスケートリンク

スケート場!

公園の中にスケートリンクエエリアが作られてて子供らを中心にスケートを楽しんでる。

こ、これはもしやホームアローン2でケヴィンがスーパーの店員から逃げるときに紛れ込んだところでは…!
アツい!

といっても俺スケートできないしこんなデカいのが紛れ込んでもキモいだけなのでスルー。

記念撮影をする人々

その近くある名所。

イマジンサークル

ジョンレノンの記念碑、ストロベリーフィールズのイマジンサークル。

大好きなビートルズのメンバー、ジョンレノンのメモリアルスポットだ。

ジョンレノンは1980年に、当時彼が住んでいた高級住宅、ダコタハウスの前で射殺された。
その死を悼んで、1985年に作られたそうだ。

Strawberyy Fields Foreverをちなんで作られたここ公園の一画がストロベリーフィールズで、この円碑がジョンレノンの曲Imagineにちなみイマジン碑とかイマジンサークルとか呼ばれている。

 

何人かの観光客とおぼしく人らが記念写真を撮っている。
割と近くのベンチが開いていたので座って少し感傷に浸る。

中学のときから散々聞きまくった、愛すべきビートルズ。
いったいなぜ偉大なるミュージシャン、ジョンレノンが殺害される必要があったのか、
さっぱりわからない。

殺害犯マークチャップマンはその場ですぐに逮捕され、今もまだ服役中という。

奥さんであるオノ・ヨーコの気持ち。
苦楽を共にしたビートルズメンバーの気持ち。
世界中のファンの気持ち。
やりきれない思いで胸が詰まる。

事件がったのは俺が生まれるより前のこと。
直接活躍していたのを見ていたわけじゃない。

でも自分の青春を彩り、今もなお聞き続けている彼のまさかの終焉を想うと目頭が熱くなる。

はぁ。
うん。
来られて良かった。

ストリートドラマー

めちゃうまドラマー。

充電中の電気自動車

公園内の道路に電気自動車用のチャージスタンド。

建設中の摩天楼

天使と王子のような銅像

公園を抜けて街に出る。

見覚えのあるホテル

ビルに囲まれた長い道路

トランプタワーの金ぴかな入り口

トランプタワーだ!

トランプタワーを見上げる

トランプタワーのテナント看板

うわぁ、悪趣味。
金ぴかなのもそうだし、
何よりあっちもこっちも自分の名前を付ける自己顕示欲の塊な感じが不快。

 

さて、昼ごはんどうしようかな。
お腹空いたな。

マックのセット

というわけでマクドナルドのハンバーガー。
本場アメリカンのマクドナルド!一回は食べとかないとな。

といいつつ、他の店がそこそこいい値段するから節約のためにめっちゃお世話になりそうだけど。
フィンランドの時みたいに。

クウォーターパウンダー。
サイズも値段も日本とさして変わらない。

バンズからはみ出る肉とチーズ

ブログと下調べとバスや宿の予約のためにネットが必要だ。

スタバの入り口

いつものスターバックス。
調べたら結構店舗数が多い。

スタバのコーヒー

コーヒー飲みながらしばらくネットを使わせてもらい、さぁあそこに行きましょうか。

図書館の入り口

New York Public Library !
ニューヨーク公共図書館だ。

無料で入れる!

図書館の階段上から見た景色

巨大なクリスマスツリー

入り口にはドカンと見事なクリスマスツリーが聳え立ち、見渡せば周りにもチラホラ。

入り口横のクリスマス飾り電灯

ニューヨーク公共図書館は二つの図書館だったところが融合されたらしい。
AstorとLenox。

大理石の柱

小鳥の飾り

ツリーの飾りは小鳥たち。かわいいね。

階段と吊り電灯

階段すげー。

立派な天井絵

天井絵もすげー。
プロメテウスじゃん。

写経している絵

ローズメインルームのゲート

Rose Main Roomと呼ばれるところ。

観光スポットでありながら、普通に図書館として利用されている。

ゆっくり本を読んだり調べものしたり勉強している市民がいるので、
静かにするように、と係員が注意をする。

貸出カウンター

ゴージャス―。

天井絵

図書館の閲覧室の外観

ふと日本語のが目に入った。

宗教関連書籍コーナー

『日本宗教事典』
『神社・寺院名よみかた辞典』
なんだろう、このチョイス。

図書館の大広間

植物図鑑

下の階に再び降りて、探していたアレを見つけた。
これ。

地下の公衆電話ボックス

公衆電話。

うおおおおおおお!
興奮!!

ニューヨーク公共図書館に来たらここは絶対見たいと思っていたやつ!

映画『デイ・アフター・トゥモロー』で、
津波から逃げ込んだ図書館の中で主人公が水に浸かりながら父に電話をかけるシーン!

うん、知らんがなって感じですよね。

別にそこまで楽しいシーンでもないですしね。

 

地下にも本がある。

本棚

いやー満足。

外に出た頃にはだいぶ薄暗くなってきていた。

あまり外でウロウロしていたくない。
東京のような都会の雰囲気があってもここはアメリカ。
気を抜いたら殺られるぞ。

 

さてさて、宿に戻り狭いドミトリー部屋に入ると、同室の男女が話していた。
彼らはスイス人とフランス人で、フランス語で会話している。
セドリックとルイーズという。

「この後どっかに飲みに行こうと思うんだけど、バーとか知らない?」

え、知らないなぁ。

「そっかー。じゃあネットでちょっと調べるか。良かったら一緒に行かないか?」
おー。

うん、こういうお誘いは嬉しい!ぜひぜひ!

 

ということでやって来たのは宿から歩いて3分程度のバー。
クラフトビールがいくつかあって、それぞれ適当にグラスを頼んだ。
キャッシュオンだから気楽な感じ。

いぇーい乾杯!!

 

やはり盛り上がったの言語の話。
2人とも母語がフランス語で、英語も話せるし、第3言語でドイツ語とか話せる。

「日本語はほんと難しいよな!一度勉強しようと思ったことあったけど、断念したよ。
カンジ?なんだあの文字の数は!」

あ~、漢字ねぇ(^_^;)

日本語はホントに文字が多い。

英語はアルファベットが26個。
アルファベットを使う他の言語も、だいたいプラスマイナス5個くらいだろう。
大文字小文字があるからと倍にしても52~60個てなものだ。

それに対して日本語の場合は、
ひらがな50個
カタカナ50個

そこに、漢字。
常用漢字が2136個もある。

まぁ日常で使うのはその中の一部なんだろうけれど。

「多すぎる!!意味が解らない!日本人はどんな記憶力をしてるんだ。クレイジーだよ!」

そうか?笑
思えば、確かに漢字の勉強って小1から中学校くらいまでずっとあったもんなー。

それ以降は基礎知識があるからマイナーな漢字でも、大体読めたり意味が想像ついたりする。
幼少期から何年もかけて覚えてきたことを考えれば、
確かに大人があとから習得するのは難しいのもうなずける。

 

セドリックが
「なんか言語ゲームしようぜ!」
というので、適当にゲームを考え出した。

まずセドリックが俺にこっそりフランス語で何かのワードを教える。
俺がそれをスペルとかわからないまま適当に書き起こして、
ルイーズがそれが何と言っているかを当てる、というもの。

フランス語は文字自体はアルファベットだから難しくないのだけど、オがaux、みたいな、短い発音なのに複数文字が必要だったりして大変。

でも案外ルイーズはすぐに見破る。

逆にルイーズが書いたものを俺が読み上げて、セドリックが当てるというのも。
これも大体当たる。

そりゃ2人とも英語の素養があるもんね。

「iPhone使って何かやってみようか」とセドリック。
それなら俺iPadあるよ!
ということで編み出した新しいゲームは。

セドリックが適当な文をGoogle翻訳で日本語に直し、それをiPadにフリーハンドで書く。

字体は崩れてるけど、大体俺は読める!

「ルイーズ!これがなんて書いてあるか当ててみてよ!」
「えーー!全くわかんないわよ!意味どころか読み方もわからない!」
そりゃそうだね(笑)

ビール飲みながら3人でワイワイやった。

さて、ビールを2杯ずつあけて時刻はもう22時くらい。そろそろ帰りますか。

「あ、俺もう一軒気になるところあるんだ。行かない?」

元気だな―(^_^;)
いや、俺はいいや笑

ルイーズはついて行くとのこと。
すごっ。

「いやーロニー、楽しかったよ!…あそうだ。昨日まで家族と一緒にニューヨークを回ってたんだけど、余った観光チケットブックがあるんだ。良かったらあげるよ。使用期限があるからさ。あ、はいルイーズも。」

ええええ!
ありがたすぎるーーー!

エンパイヤステートビルとか博物館とか自由の女神とか、
いろんな観光スポットの中から3つ好きなのを選べるってやつ。

1枚しか使われてない。
つまりまだ2枚使える。
やったー。
これはとても助かるぞ!

セドリックにしきりにお礼を言って別れた。
そんじゃお先に戻ります!

 

戻って、酔った頭で少しだけブログ更新して寝支度。

2人とも深夜まで帰ってこなかった。
眠らない町ニューヨークだ。
素敵なナイトライフを!


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