2019年1月1日(火)
USA New York
アメリカ ニューヨーク にて
青空が見えた。
新年、元旦、2019年。
最初の朝は、晴れだった。
昨日の夜はあまりにもする事がなくて、
年越しのパーリーをすることもなく早くに寝てしまったので、
6:30にはバッチリ目が覚めてしまった。
蒸し暑いドミトリー風の部屋を出て扉を開けると、
布団を敷いたリビングの床にトドが大の字で寝ていた。
ちょ…
床に寝てんのかよ この人…
オーナーさんか管理の人かよく分からないけど、
チオマさんは昨晩遅くまで起きてたにも関わらず、
この早朝からノートパソコンで動画を見ていた。
グッドモーニングの挨拶にも無反応。
モニターを覗いたら、見ていたのはウォーキングデッドのシーズン1…しかも3話目あたり…
正月の早朝からなんだそのチョイス(´Д` )
取り敢えず朝ごはんを食べられるスペースがない。
座るところもない。
外に出たところで店も開いてない…
仕方なくベッドに戻って音楽を聴いて過ごした。
好きな曲をアーティスト問わず、1時間ほど。
テンション上がる!
トドさんが起きたようなのでリビングに再び出ると、チオマさんはいなくなってた。
チェックアウトしても荷物を置いてていいか尋ねたけど、分からんとのこと。
一応ワッツアップでメッセージだけ送ってもらって朝ごはんを食べた。
キッチンが使えないから、クリームチーズベーグル、トマト、ヨーグルトだけ。
外は晴れてるけど風が強い。
橋を渡る。
すごく暖かいな今日は!
マフラーいらない。
IRVING FIRMってカフェにやってきた。
渋谷にありそうなお洒落な店構え!
エスプレッソ系、ドリップ系、シンプルにいろんな淹れ方で提供している。
お店はほぼ満席!
ギリで窓際のいい席を取れた。
ポアオーバー、税込で5ドル。
普通のマシンドリップなら2.5〜3.5ドル、ラテは5ドルって金額だ。
鮮度のいい、飲みやすい酸味が美味しい。
お店に無料Wi-Fiはなかったけど、付近のミュージアムのおこぼれを拾えた。
MacBookを開くカッコいい青年たち、
朝ごはんを食べる黒人のおっちゃん、
ミニチュアヨークシャーテリアを連れたお姉さん。
カフェ雑誌で見るような、「オシャレ」な空間。
でも気取った感じじゃなくて、ナチュラルな空気感だ。
ホステルの朝の暗いイメージを払拭してくれる。
2019年は、ここから始まった。ことにしよう。
Facebookに新年の挨拶を投稿。
ブログの方も。
昼ごはんに何か安いものないかなーと探しながら街を歩いた。
開いてる店も色々あるけど、元旦だけあってシャッターが閉まったままのところも多い。
ニューヨークチーズケーキを試したいと思って人気のお店に行ってみたけどここは閉まっていた。
安い適当なのがいいけど、なんかちょっと醤油っぽい惣菜的なもの食べたいなぁ。
チャイナタウンってどこなんだろう、と調べたら逆方面に歩いてた。ゲロゲロ。
戻んのいやだからそのまま歩く。
自転車ホッケーみたいなのやってた!!
カッコいい!!やってみたい!(´∀`)
Whole Foods Marketを発見!
ここ確か西友の親元じゃなかったっけ?
なら安いはず!
クランベリークランブルパイ発見!
ハーフホールで8ドル!悪くない!
お惣菜コーナーがある!
サイコーかよ!
野菜とか米とか肉とか魚とか、少しずつ色々詰めて、1ポンド辺り9.99ドル。
500gくらい詰めたかなってとこで打ち止めして、
レジで支払ったら見事に10.19ドル、だいたい1ポンドってとこだ。
少し過ぎちゃったか。
ってかランチに10ドルとか安くねぇ!
やっぱりジャンクフードは身体には優しくなくても財布に優しいんだなぁ。
横の公園でストリートバスケをしてる人たちやマウンテンバイクで手すりを滑ってる人らを眺めてランチボックスを食べた。
う、、うまー(´Д` )
ヘルシンキでもよく惣菜買って食べたけど、好きだなぁ。
すぐ近くの別のカフェ人気店、Think Coffeeに来た。
老若男女が楽しく談話しつつコーヒーカップを傾けてる。
子供の弾けるような笑い声、熱く語ってるお婆ちゃん達、黙々と手帳に何かを書き込んでるお兄さん。
席数が多くて少し狭いけど、なんだかとてもアットホームで居心地がいいな。
ドリップコーヒーのショートサイズでも、ドトールのトールサイズくらいある。
2.75ドル。
うっすらスモーキーな香りが残る、さわやかな後味。
焙煎したての、サードウェーブコーヒーの味だ。
30分無料のこぼれWi-Fiに繋げた。
日本はもう2日か。
これだけ時間差があると中々戸惑うな。
今晩の宿のチェックイン時間が過ぎたので荷物を取りにブルックリンに戻る。
地下鉄でまた上り下りの方向を間違う。
うおおおおあいいい!!
マジニューヨークの地下鉄分かりにくすぎ!!
東京の地下鉄とかチョチョイのチョンマゲなのにー!!!
慣れってことですよね、多分。
荷物を取りにホステルに戻ったけど、不安的中、インターホン押しても誰も出ない。
うそおおお待ちぼうけコースかこれは!!!
ピィイイイイ
…と泣いてたら階段から同じ宿の2人が降りてきた。
うわああああ仏様あああ!!!
ちょうど出掛けるところだったそう。
2人のうちの1人はカギを貸してもらってるらしく、部屋を開けてもらえた。
助かったーー!!!
あと5分到着が遅れてたと思うとゾッとする!!
ってかこの宿、控えめに言っても最悪。
使い勝手悪すぎ。
面に看板も名前もなし、キッチンなし、
くつろげる部屋も椅子もなし、電源なし、空調なし、常駐してる係員もなし。
もちろんお茶もお湯もタオルもなしだ。
激烈に愛想の悪い、体臭のキツイオーナーさん付き。
これで1泊63.5ドル、約7000円とか超ナメてる。
こんなん他のホテルやホステルと一緒にブッキングドットコム載せないでよ…
地下鉄で14st駅まで。
降りたけど乗り換えの路線が見つからない…
と思ったら、14 street駅じゃなくてその2駅手前の、
14 street union sq. garden駅で降りてたことに気づく。
名前紛らわしい(´Д` )
もう一度路線Lに戻って電車に乗り直し、路線Cに乗り換え。
地下鉄ホームでデカイ音でオケ流して熱唱している兄さんと踊ってるお姉さん。
結構歌上手い!
地下鉄の駅名が○○ストリートって数字ばかりだからすげー分かりづらい。
札幌もこんなんだよな。
まぁ新宿も、JR新宿駅、京王新宿駅、西武新宿駅、東新宿駅、西新宿5丁目駅、新宿三丁目駅、新宿御苑駅とかあるから分かりやすいとは言えんけどね!
なんとかホステルまでやってきた。
お城のようなデカくて綺麗な建物があって、ここかー?!
超セレブリティー!!!って思いながら宿のエントランスに回ったら、
隣のふつーの建物だったのでちょいがっかり。
トドが昨夜、
「セントラル・パークの近くっていったらもしかしてJazz On the Park Hostel?
一度泊まったことあるけど、古くてありきたりな、ツマラナイとこよ!あんなとこ行く価値はないわね」
なんて言ってたから、この宿よりヒドイの?!(´Д` )と慄いてたんだけど、
いや、100倍マシだったわ。
きちんとした、結構規模の大きいホステルだった。
ちゃんと丁寧でフレンドリーな受付もあるし、タオル無料だし、電源もそこら中にある。
Wi-Fiは1パスワード1媒体用なので3枚受け取った。
確かに古いだけあって、迷路のような複雑な作りだ。
割り当てられたドミトリーは4階。
上り下りがやや大変。
キッチンは水道、トースター、湯沸かし、電子レンジだけだった。
うわぁ、また料理できない…
ヨーロッパはバックパッカー向けの安宿が沢山あって便利だったなぁ…
料理するには設備が足りなすぎて、
結局ビールと一緒に昼間に買ったクランベリーパイを食べただけだった。
一年の計は元旦にありという。
でもまだカフェ巡りと散歩しかしてない。
23:00頃までブログやプログラミング関係のウェブ作業をやって、静かに部屋に戻った。
なんか、お正月らしいこともニューヨークらしいこともしない1日になってしまったな。
暮らすように旅する、というのは旅の理想の形として良く目にするようなスタイルだ。
でもワザワザその街までお金と時間かけてやってきて、
お茶して散歩しておしまい、ってのも、もったいないというか寂しいというか。
そんな罪悪感に似た気持ちを、苦いもののように飲み込んで、目を閉じた。
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あなたの一年がいい年となりますように!
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