リッチなリゾート、カンクン

2019年3月21日(木)
Mexico Mérida 〜 Cancún
メキシコ メリダ 〜 カンクン

鳩の鳴き声。
硬いテントの地面。

5:00に目が覚めた。
テントの外はもう明るい。

早くに目がさめるのは、やっぱり時差もあるからなのかな。

昨夜泊まったのは1週間前と同じホステル・ラ・エルミタなのだけど、
ドミトリーが満室ということでバックヤードにテントを張らせてもらったのだ。
少し安くなって100ペソ。

 

プールサイドのWi-Fiがギリ届くのでメール見たり写真をバックアップしたりして過ごす。
別のお客さんが車で出て行く音がしたのを契機に起き出した。

 

朝食まで時間があるからそれまでWi-Fiで調べ物。

ここメリダから次の目的地カンクンまではバスで大体450ペソで行けるみたいだ。
夕方なら300ペソ台もあって魅力的だけど、旅も終盤、もうゆっくりしていられない。

正直カンクンに用はなくてそのままトゥルムに行きたいのだけど、
クレジットカードを日本から郵送する云々で連絡を取っていた日本人宿ロサスシエテに義理を果たすため、1泊は入れておきたいのだ。

物価は高いけど綺麗なビーチがあるって話。
せっかくなら見てみようじゃないか。

出発時間が早い中で安い452ペソのバスに目標を当てた。
頼むから売り切れないでくれよ〜。

朝食のパンとフルーツ

朝食は変わらず、食パンにコーンフレークに3種類のフルーツ、ジュースとコーヒーとヨーグルト。

充実しているように感じるが、
食パンはどう見ても安いビンボー(貧乏ではなくて、BIMBOというメーカー)、
ジュースは50%くらいの砂糖入り、コーンフレークも砂糖付き、ヨーグルトも砂糖入りだ。

フルーツってのはそもそも果糖なので食べる量は控えるべきものだし、
健康のために糖質を控えようと思うと、
もはや食べられるものが無いっていう詰んだ状態。ただそれはいつものはなし。

ここまで飢餓状態に陥ってる状況じゃ、多少質が悪くともエネルギー摂取しないとマズイ。

ガッつかないように気を遣ったつもりだけど、懸念通り腹痛を起こしてしまった…
胃から腸にかけて全部ギリギリと痛え!!

未だかつてここまで食事が制限されたことあったかなぁ。

小学校低学年のインフルかかった時には点滴して確か2日で治ったし、
母親が家事放棄して飯作らなかったときも勝手に冷蔵庫漁ってたもんな〜。

 

腹痛が収まったところでお金を下ろしに外へ出た。
今日も良い天気、青空と眩しい太陽がこの上なく夏感を演出してくれてる。

クレジットカード復活したならカード決済できるじゃん、と思い直し、
銀行ATMまでの道中でADOに寄りチケットを買った。

出発は11:00だ。

銀行ATMの入り口

セントロにあるBANNORTEって銀行のATMで無事お金も下ろせた。
調べた中ではここが最も引き出し手数料が安いのだ。
数年前のブログでは30ペソって話だったけど、46ペソかかった。270円くらい。

メキシコもあと3日くらい。
800ペソでちょうどよく足りてくれるといいんだけどな。

 

ファーマシーで歯磨き粉を調達。

歯磨き粉

ニューオリンズで質のいいやつを買ったんだけど、
内容量が多いのをすっかり忘れてて、
キューバ行く時に空港のチェックで没収されてしまったのだった。

あぁ、勿体無かったなアレ…
1000円以上したのに多分3%くらいしか使わなかったわ…
今度のは旅行にちょうどいい22gのミニサイズ、16ペソ。やっすい。

 

宿の近くで沢山具の入った55ペソのスペシャルサンドイッチを買ってホステルに戻った。
大急ぎでテントを片付け、宿に支払いを待ってもらってた残りの50ペソを払った。
荷物も置かせてもらったし国際電話の対応とかさせちゃったので10ペソをチップで渡した。

あら別にいいのに〜、って言ってくれたけど、当然のお礼です。
チップってのはこういう形で支払いたい。

 

無事カンクン行きのバスに乗った。
これまでのより少し座席のグレードが高い気がする。

エアコンもいつもより強く聞いてて寒いし、
流されてる映画のボリュームもいつもより大きめ。
メキシコ人ってサービスするポイントがズレてるよね。

スペシャルサンドイッチ

スペシャルサンドイッチ

バスの移動中は本を読んだりできない。
道がガタツクから手元を見るとどうしても酔ってしまう。
なので今回もひたすら音楽を聴いて過ごした。

これから中南米に行くと、荷物を盗まれないように気を張りつつ24時間オンボロバス移動とかになるんだよな…
正直、すっげー時間の無駄だよなぁ。

盗難に気を払うためにはゆっくり寝てらんないし、
iPhoneには音楽とか入れらんないし、
そもそもiPadやパソコンなんてのは人前に出せない。

飛行機を使えるところは使って、時間を有意義に活用していかないと。

 

ん?

iPhoneとiPadの時間がちがう…

まさかいきなり時差?
バスの時計表示も確かに1時間進んでた。

ピャー、カンクン行くと1時間進むのか〜。

 

ひたすら手で太腿を叩いてシャドードラムをすること5時間
バスがカンクンに着いた。

車が往来するカンクンの街中

小綺麗で建物や車もモダンだし、もしかしたらメキシコシティ以上に首都っぽいかも。

ロサスシエテはADOのバスターミナルのすぐ近くだった。
ありがたい!

ペンション入り口

なんか宿っぽくないな。
暗くて排他的な雰囲気が溢れてるんだけど…。

中に入ると、ボーッとした感じの青年が玄関を開けてくれた。
オーナーの奥谷さんとも中でご挨拶。

日本人宿らしからぬ、あっさりとした対応だった。
特にこっちには興味ない、って感じでサバサバしてる。

うーん、なーんか居心地あまり良くないなぁ。

代金は1泊180ペソで、鍵のデポジットは100ペソ。
朝食は食パンとゆで卵1個がつくみたい。
タオルはなし、洗濯は別料金、なんと部屋のトイレットペーパーも別料金だ。

ドミトリーは広くて、たくさんのベッドが並んでいた。
男は泊まってるの俺1人らしい。

窓際の明るくて快適そうなところを選んだ。
一泊だけならどんなとこでもあまり変わらんよね。

荷物を置いたらすぐ外に出た。

メルカド

近くのマーケット、メルカド23に行ってみた。
明日の朝ごはんのために野菜を買いたい。

既に店じまいの時間帯なのか、人気が少ない。

お土産屋が多いけど、いくつかの八百屋もあった。
ぶら下げられたバナナにコバエが死ぬほどたかってる。
複数の八百屋を見てなるたけ綺麗なやつを選んだ。
アボカド、トマト、きゅうり、にんじん、バナナを購入。

吊るされた緑のバナナ

もう日が暮れかけてる。
急いでソーナ・オテレス、つまりホテルゾーンへのローカルバスを捕まえた。

ここはセントロ=ダウンタウンで、この街はホテルゾーンが中心地になるらしい。

ホテルが立ち並び、レストランやバーや数々のテーマパーク、ショッピングエリア、ビーチはみんなそちらに纏まってる。

ただ物価は爆上げになるから、お金を使うならセントロの方が良さそうだ。

ソーナオテレス行きバス、片道12ペソ。
沈んでいく太陽を焦る気持ちを抑えながら眺め、約20分乗った。

 

ビーチのありそうなところで降りたけど、困ったことになんとビーチは夕陽の沈む方向と真逆!

そして道路を挟んで両側が見事に全部ホテルや店や船着場などで塞がれていて、
自由に歩けるビーチのようなエリアが見当たらない。

レストランの待合廊下

仕方ないので、夕飯も兼ねてひとつのレストランに入ってみた。
Captain’s Coveっていつ高級そうなシーフードのお店。

レストランの窓

夕日の見える席を指定して海沿いのテーブルに案内してもらったけど、
めちゃくちゃ風が強くてとても食事できそうもなかったので少し内側の席に移らせてもらった。

メニューを見て驚愕。

た、たけぇ。
マジでたけぇ。

日本の価格、しかも日本の高級店の価格だ。

1番安いアルコール飲料はビール。
ダークビールを頼んだ。60ペソ、350円くらい。

ドリンク

メニュー内でダントツに安い海鮮のリゾット、335ペソ。
約2000円。

ここで1ヶ月くらい働いて稼げればチアパスで半年くらい生活出来んじゃねぇか…?

焼いたパン風の食べ物

お通しみたいなやつでパンが付いてきた。
ガーリックとチーズの効いた、皿のパン。

おいしー。

シーフードリゾット

リゾットも超美味い。
ミルキーなクリームリゾットに、カンクン産のエビ、カニ肉、タコが入ってる。
このエビはガーリックハーブのシーズニングで別に焼かれているから芳ばしい。

美味いなー(´Д` )

高いなー(´Д` )

リッチな欧米人のお年寄りさんと身綺麗な中国人カップルに混ざって、1人海を眺めながら頂く美食。
うーむ、センチメンタル。

夕日の沈むテラス

高級なものばかり食べてると病気になるというけど、それは短絡的だよな。

きちんとお金を払わないとグラスフェッド牛や放牧鶏、オーガニック食材なんて買えないし、
魚介類はたいがい炭水化物よりも数倍高い。

そりゃ大トロ、霜降り肉、フォアグラなんてものばかり食べてれば肥満につながって身体にも良くないだろうが、そこは選びようってもんだな。

シンプルで豪華でなくても良いものは高い。
そういったものをお金を気にせずいつでも食べられるようになるくらいに稼げるようにならんとな。

 

クレジットカード払いの場合チップは15%になるみたい。
400円分近いチップを上乗せして支払いをした。
ここはメキシコの中の欧米。

カンクンの日の入り

店を出るとちょうどセントロ行きのバスが停まっていた。
すぐに飛び乗って宿のロサスシエテへと戻った。

奥谷さんも青年も黙々と動画を見ている。
俺は部屋へ直行。

1人だけの貸切ドミトリー。
時差のせいもあって22:00にはもう眠気が襲ってきた。

カンクンもお金をしっかり持って遊びに来るところだな。
ヨーロッパと同じように、いつか稼げるようになってからなら、また来ても良いかもしれないな。

蚊対策をして就寝。
ブエナスノチェス。

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