旅人との情報交換

2019年3月22日(金)
Mexico Cancun 〜 Tulum
メキシコ カンクン 〜 トゥルム

ベッド

5時半に起きた。

昨日は早くに寝たので、代わりに起きてすぐプログラミング勉強!

さすが寝起きのゴールデンタイムだ、頭がスッキリしていてループ文の説明も頭にサクサク入ってくる。

宿からの景色

太陽がしっかり登った7:30頃に勉強を切り上げてテラスで気功と少林の基礎練。

シャワーを浴びて階下に降りていくと、朝食があるよ、とオーナーの奥谷さんが説明してくれた。
コーヒーに食パンにゆで卵1個。
俺はそれを張り紙で読んでたから、昨日買ってきていた野菜でアボカドサラダを作って食べた。

ゆで卵嬉しい!

食べ終わりの皿

い、いかん、気づいたら食べ終えてた

宿に泊まっていた美人な女の子と奥谷さんと3人で旅話。
そこに順に他の女の子達が部屋から降りてきて、同じような話を何度か説明した笑

彼女らはこれからキューバに行くそうだ。
中国人の女の子から貰って結局使わなかったインターネットカードをあげた。

キューバ、物価高くてめちゃくちゃ大変だったよ!と、
いくつか俺の経験からアドバイスをしたのだけど、
途中から加わって静かに聞いていた、長期滞在してる、ある男の子。

なんとキューバに26日ほど滞在して、使ったお金、全部で6万円以下という。

ウソっ!なんで?!

「入国してすぐ、下ろしたCUCをCUPに両替したんです。
それを使って現地人向けの小さいお店でパスタとかピザとか食べてたよ。
だから一食高くても2ドルくらいだったし。
宿もほぼ全部10CUCだったから、キューバは物価が高いって気はしなかったなぁ」

へ、ほへひ…

そんなバカな…

「で、でもCUPで支払うって言ってもCUC価格に直されて高い値段で言われませんでした?」

「ハバナとか観光地はそうかもね〜。
俺ほとんど小さい地方の町回ってたし、なにも言われなかったよ。
ハバナは6日もいて滞在しすぎちゃったけど、確かに物価は他より高めだね。
カーサは交渉して4日で60CUCになったな」

そ、そうかぁ。

言われてみれば俺が訪れたのはハバナ、ビニャーレス、トリニダードっていう、
ザ・観光地のトップスリーみたいなところだ。
事前によく調べていればもっとお金浮かせたかもしれないな。

カードの問題はどうにもならないから、多分過酷な旅であったことは変わらないだろう。
それでもCUPをうまく使えたら、もっと印象が違ったに違いない。

彼女ら女の子は、
カオリさん、レイナさん、ミオさん。

カオリさんはチリのお金、チリペソを余らせて沢山持っていて、チリに行く人をずっと探していたそう。

「今日は今までで1番いい目覚めでした!
いつもなら、あ〜眠い〜って感じなのに、
『カオリちゃん!チリに行く人見つけたよ!』って起こしてもらえたんだもん。
こんなに目覚めのいい朝は初めてです」

ウケる(笑)
チリのお金って一体いくらなのよ?

「14万6000ペソくらいです。」

14万?!!

日本円だと、23600円くらい。
な、なんだ、焦った。

って言っても安くはないなぁ。

「ほんとはユーロと交換できるといいんですけど…」
ってことだけど、ごめん、俺現金が今ペソしかない…。

ということで、俺がインターネットバンキングで広島銀行に振り込むことになった。
レートは今のお金、振込手数料は折半。
インターネットバンキングでの振込はまだ使ったことがないからお初ですね。
彼女の口座番号などは後からメールしてもらうことに。

「トゥルムに行くの?盗難に気をつけてね。
ウチからトゥルム行きのバスで、3人くらいやられてんだ。
荷物を抱えて寝てたら、いつのまにか財布抜かれてたとか。
でツアーからここに帰ってくるまでの間にもうカードで50万使われてたってやつさ。」

奥谷さんが教えてくれた。

「2時間半。ついつい寝ちゃうんだよね〜」

ヒイィ!!
イヤー怖い!
ま、マジで気をつけよう…

バス強盗とATMでのスキミングばかりは避けるのが難しいけど、できることはしっかりやっていかなきゃ。

まずはテントを処分しなければ。
ここからはもう野宿はしない。

重くて場所を取ってるテントがなくなれば、
寝袋とか他のものをバックパックに入れられるから荷物がグッと減る。
これで機動力が高まればいざって時に動きやすい。

「このテント、使わないので寄付します」

「え!テント!じゃあ私貰います!」
レイナさんが名乗り上げた。
すげぇ、ソッコーで貰い主が見つかった!

「でもこれ安いやつだから重いしデカイですよ」

「キューバからフランスに飛ぶんですけど、そのあと北欧でレイヴに参加するんですよ〜」

ハイ?

「屋外のレイヴで踊ったあとは大体みんな外でテントで寝るんです。
だからちょうど欲しいなと思っててー」

レイヴってなに?!
ライブのエロいバージョン?

まぁなんにせよ、こんな安物でもいいと言ってくれてるんだ。
捨てることに比べたらずっとずっと良い。
フィンランドで買ったこのテントが世界を半周してまた北欧に帰る。
なんかとても嬉しいじゃないか。

 

彼女らは南米から登ってきた組だ。
逆方向に行く人達と会えると通貨とか所持品とか色々交換できていいな。

「ウユニ行きました?綺麗な写真は何度も見てたけど、直で見るとやっぱり全然違いますよー!」

おーそれは楽しみ!

「でも急がないと乾季に入っちゃいますから、急がないとです」

え、これから雨季に入るんじゃないの?!

「4月からはもう乾季ですよ」

がーん(´Д` )!

今日はもう3月22日!
もう1週間もない。

ボリビア入りは多分かなり急いでも4月5日くらいじゃなかろうか。

ギャアア!
勿体無いことしたー!

「ちなみにチチェンイッツァ行きますか?
ククルカンの降臨、確か今日までですよ〜」

あ、そうだ、エイスケさんが教えてくれたククルカン降臨!

そっか、とっくに中米抜けてる予定だったから見れないと思ってたけど、
パレンケの闘病とキューバ滞在でもうその日になっちゃってるのか。

年に一回のイベント…
ぐ、ぐぬぬ!
行きたい、けどチチェンイッツァはメリダとの間だから逆方面だ。
値上げもしちゃってるらしいし、もうここは諦めよう( ´△`)
マジで無駄にメキシコに長く滞在しちゃってるからな!!
ほんとに急がないとヤバい!!!

 

中南米はそれぞれの国で入国時に出国チケットを求められるという。
うーん、総合的に考えると、陸路に囚われず飛行機でポンポン移動した方がずっと良さそうだぞ。
値段を細かく比較していかないとなぁ。

 

さて、ゆっくりしすぎたけど、もうチェックアウトの時間。
軽くなったバックパックを引いてバスターミナルに移動。
ADOでトゥルム行きのバスチケットを178ペソで買った。クレジット決済。

むむむ、トゥルムの宿もウェブ決済出来ちゃったし、現金ちゃんと使い切れるかな。

バスターミナルでまたカオリさん達と会った。
改めてここでバイバイ!
またどこかでお会いしましょー!

旅人たちと記念写真

寒くて快適なバスに揺られて2時間。
泥棒は現れなかった。

バスターミナル

トゥルムに到着!

トゥルムの街中

ふむ、ぱっと見はカンクンと似ている。
目抜き通りにはお洒落なカフェやレストランが並んでて、ここも観光地だってのがバスの中から掴めた。

バスターミナルの真裏に、チェックしていた宿があった。
グルっと回り込まないといけないけど。
ここが今夜の宿ですね、Hostal Chachacha。

ホステルの入り口

きゃー素敵な雰囲気!
スタッフさんたちも英語が話せるから楽チン!
支払いはブッキングドットコムの予約時に済ませられたから簡単にチェックインだ。
ドミトリー、タオルなし朝食込みで180ペソくらい。

ホステル内の雰囲気

二段ベッドの上段だった。
コンセント差込口はないタイプか…。

弱いけど、Wi-Fiで少し調べ物をした。
ここトゥルムからグアテマラへと向かうには、ベリーズを通過することになる。
直通バスだと高いけど、チキンバスって呼ばれる古いローカルバスを乗り継げば半額程度で行けるみたいだ。
その辺の下調べをしておかなきゃな。

ささっと調べたんだけど、時刻はすでに17:00、
行こうと思っていたマヤの終焉の地、トゥルム遺跡は終わってしまっていた。
アチャー。
ま、、いいや。
高いだろうし( ´一` )

 

夕飯を食べられるところを探して外を散策してみた。
海鮮美味しそうだけど、やっぱり135〜200ペソはしちゃうなぁ。

視点を変えて、メルカドに向かった。
ホステルにキッチン付いてるし、自炊もいいかなと。
卵と鶏肉買いたかったけど、見当たらないなー。市場はほぼ閉まってた。

メルカドの雑貨

メルカドの入り口

その市場の中に、ローカルっぽいけどメキシコ料理のお店があった。
El amigo Joses。

どれも気になるけど、
チャヤっていう伝統フルーツジュースとMondongo en Kabic っていう、牛の胃の煮込みを選んだ。
合わせて115ペソ。

チャヤってのがどんな造形をしているのか知らないけど、こんなのが出てきた。

チャヤジュース

味はチェリモヤに似てる。
キウイっぽくもある。

モンドンゴは、トリッパとか軟骨が付いている柔らかく煮込んだ骨身なんかがゴロゴロ入っているスープ。

モンドンゴ

味はなんだろ、形容しづらいが、コンソメ×もつ煮のような、野性味がありつつもあっさり系。
添えられているアボカドや小ねぎをスープに放り込んで、トルティーヤを添えながら食べる。
絶品とまではいかないが、美味しい!

モンドンゴの具

 

食後、少し近所を散歩したら宿に戻って、空いてる席を見つけて調べ物と読書。

蚊がいるのが気になるけど、
宿のデザインというか、雰囲気が良くてカフェにいるような気分になる。
長居したくなるね。

とはいえ旅も残りわずか、ペース上げていかねば。

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