久々の一人旅、会津若松 vol.1

Moi!
こんにちは、ロニーです。

ひょんなことから、一人旅のチャンスが降って湧きました。

週末土日に、妻がコニーとお墓参り&友人宅へ遊びに行くというので、
思いがけず丸2日間のお暇が出来たのです。

どちらも参加する気満々だったが「ロニーは来なくていいからどこか一人で遊びに行けば?泊まりで」
という、妻のなんとも寛大な計らいがあり、想定外の遠出機会がやってきました。

どこ行くか前々日まで悩んで、福島県、会津若松へ決定。

今回は久々の旅記録です。

久々の一人旅、会津若松

2泊3日でどこ行く?

開発したいものもあるし、読みたい本なんかも溜まっているので消化しようかなと最初は考えた。

のですが、コニーが生まれて以降、泊まりで遠出することがかなり減っています。
こんなチャンスは中々やってきません。これは活かした方がよいのでは?

今月は稼働時間に余力があるし、月曜に有休をとれば3連休になって、
2泊3日で行ける、となれば結構遠い地域も選択肢に入ってきます。

 

我が家は例年、3~4月頃に青梅のエアビー宿に家族で泊まりに行っていました。
妻の友人家族が毎年数回泊まりに行くので、それに合わせて春に我が家も合同で宿泊に行っていた形。

家族での小旅行、年に数回しかない自然と触れられる場所、
刺激的な会話、コニーに生の自然を体感させてあげられる貴重な機会、しかも美味しい食事つき。

年に一度の、心がとても満たされるこの素敵イベントがどうも今年から廃止になったようで、かなり凹んでいました。
なので、その要素の一部だけでも得られるならば、独りであっても行く意義はある。
小規模なタスク消化に連休を当てるのは勿体ない。

ひとりで行っても孤独を感じるだけなのではと思いつつも、
一旦そのエアビー宿を調べてみると、想像通り予約で埋まっていました。人気なところですからね。

他の候補として考えたのは諏訪、小淵沢、清里当たり。
交通費を鑑みればそちらの方が圧倒的に安く済みます。
が、そちらなら1泊でも十分かも…。
それに値段で決めるのもなんだか違う感じがする。
随分悩んで、最終的に行き先は会津若松に決めました。

 

僕の父方の祖父の祖先、数代前の人は、聞き及ぶところによれば会津から屯田兵として北海道に渡っているらしく、五十嵐家のルーツは会津にあるようだ。

五十嵐という苗字は新潟発祥だそうだが、新潟と会津は近く、
また歴史的にも移住や交易はよくあったそうなので、そういう形なのだろう。

2018年の旅のとき、北海道から東北を通って南進したのですが、
その際はロシアビザ受け取りというタイムリミットもあって、
福島→郡山→白河→東京と一気に降りてしまい、会津若松には寄れなかったんですね。

友人ジーナリンのSNS投稿でも風光明媚な景色(といってもあれは猪苗代湖付近だが)を見ていたので、
この地にダーツを投げたわけです。

バスタ新宿全景

人がいるところと、いないところの差

朝に新宿から高速バスで出発し、4時間半の道程。
仮眠と読書であっという間に会津若松駅前に到着。

会津若松駅

駅前、味わい深い雰囲気です。
飯能、石和温泉、山口、日吉など、訪れたことのある各地の駅前の風景が脳裏にフラッシュバックします。
「なにもない」があるという興奮。

昼食をとる場所を探しつつ旧街道のような道を歩く。
お店はあるが、どこにも人がいない。
車は通るし、人も稀に歩いている。
しかし恐ろしいほどの過疎っぷりです。いや、他の地方都市と比べたら車が多く通っている分まだまだ栄えている方かもしれませんが。

会津若松駅前

さて、早速だけどバスの中で調べて出てきた、
「こづゆ」と「ニシンの山椒漬け」という郷土料理を食べてみたい。
あとできれば会津ラーメンも。

しかし中々食べられる店が少ない。
ラーメン屋は多くがあるが離れていることが多く、また違うタイプの店も多い。
喜多方ラーメンと会津ラーメンってどう違うのだろう?どちらも食べたことがない。

あ、ラーメン二郎あるやん…ウケる。

遠くに見えるラーメン二郎

広々とした道路

西軍の史跡

ふと、手ごろな店を見つけたので、ふらりと寄ってみた。
デジタル田園酒場『かんます』という不思議なネーミングの店だ。
お店はかなり広いが、お客さんはゼロ。店長が一人で営業しているようだ。

それ以上に存在感があるのは壁の大きなモニターで、なにやらVTuberが話し続けている。

VTuber

このお店の推しどころはお手頃な日本酒の飲み比べにある。
1000円で6種類、合計一合分の地酒を飲み比べできるのだ。

魅力的ではあるが、さすがに真昼間から飲み始めてしまうとそのあと何もできなくなってしまうのでパス。

こづゆ

こづゆ。

小さい汁ものという意味なのだろうか?
1㎝各くらいに小さく切った具材が色々入った、具だくさんの汁だ。
椎茸、人参、里芋、こんにゃく、お麩、あと黒いのはきくらげなのか昆布なのか。
薄くて食感がないので昆布かもしれない。味付けは醤油。

味は普通だ。椀の蓋サイズなので物足りなく、普通に汁椀1杯分食べたいなと思った。

ニシンの山椒漬け

ニシンの山椒漬け。

こちらは独特な味わい。うっすら甘酸っぱい。
薄皮が固め。山椒の香りはあまりしないが、魚の臭み取りの効果があるのだろう。
いずれも酒のアテには良さそうだ。

ご馳走様でした。

古い建物

さて店を出て少し歩くと、急に人が大勢歩いている通りに出ました。
七日町駅の前の通りで、ここが一番栄えている場所らしい。

カフェや和菓子屋などは多く軒を連ねているものの、食事処となるとちょっとピンとこない。

会津ラーメンで調べて、評価、見た目、あと何より営業時間が15:00までやっているというメリットから、少し足を伸ばして「うえんで」というラーメン屋に行ってみた。

誰もいない通りを歩き続け、14:20、よし到着!腹ペコ虫!

と思いきや、まさかのお客さん行列!!
外に10人くらい並んでいて、順番待ちの紙を見てみると、
「本日の営業は終了しました」の文字。

マジかよ(;´Д`)

うえんでの駐車場

会津若松、不思議だ。
町中に全然人がいないのに、どこかしらの人気スポットに行くと人がわんさか集まっている。
車社会ということだな。

あとから聞いた話では、歴史の街なので観光客はよく来るが、みんなバスなどで観光スポットを繋いで移動するので、さざえ堂、鶴ヶ城、七日町の3か所に集中するようだ。

またこのラーメン屋「うえんで」もいつも人が並んでいる有名店だそう。
ジーナリンも「いつも混んでるから食べたことない」とのこと。

なるほど、うちの近くにも「大島」っていう人気のラーメン屋があるが、
日時を問わず始終外に行列ができているので俺も未だ試せてなくて、それと同じ構図だ。

そうこうしている間に他のラーメン屋の営業時間も過ぎてしまったのでは昼飯は持ち越しになったのでした。

七日町

コスパ最強の「やまでら茶屋」

夕飯までの間に適当にお茶しようと思い、選んだのは七日町駅近くの、「やまでら茶屋」。

GoogleMap上でこづゆなども提供しているという情報があったので寄ってみたけど、メニューはドリンクとスイーツだけでした。

というか、自家焙煎コーヒーに、生クリーム入りどら焼きがついたセットで500円!?やっす!
しかも、どちらもかなり美味しい!

コーヒーとどら焼きのセット

コーヒーはブレンドのようだが、とてもバランスのよい飲みやすい味わい!
どら焼きは、やまでら茶屋の向かいにある熊野屋という和菓子屋さんのもの。
注文をしたら奥様が向かいまで小走りで持ってきてくれました。

熊野屋さんは奥様のご実家だそう。

やまでら茶屋さん、結構古くからやってらっしゃるのか尋ねてみたところ、会津若松の町興しを始めたときにオープンしたとのこと。
うん、わからん。

熊野屋さんと一緒に町興しを始めたんだとか。
長くやっているんだろうな。

熊野屋のどらやき

GuestHouse なかやすみ

宿は「なかやすみ」というゲストハウスにしました。
ここは、前述の、友人がやっている宿なのだ。

事前連絡したら空きがあったので予約してました。

八百屋の隣にある宿

チェックインというシチュエーションで久々の再開!
積もる話が止まらない。

先週と、あと来週からも予約でいっぱいで忙しいらしいが、
なぜかちょうど今週は予約が入ってなくて暇だったそうだ。その関係で日曜・月曜は休館。

この宿には個室が1部屋と、ドミトリールームが2部屋ある。
宿泊客は僕のほかにあと2人だけだったため、それぞれ1部屋ずつあてがってもらえて、ほぼ貸し切り状態でした。

料理ができるキッチンもあるし、お風呂もシャワーもある。
繁華街にも近い。
便利ですね!(宣伝)

なかやすみの3階個室

残念ながらジーナリンは予定が色々あって忙しく、この立ち話でほぼおしまい。
でも久々に色々聞けて良かった!

友人との再会

福島の食材をふんだんに使った居酒屋、「天味」

やっぱり郷土料理が食べたい!

ということで、ジーナリンおすすめのお店を色々聞いてみたところ、
天味(てんみ)というお店が地元食材を使っていてとても美味しいというので行ってみました。

人の少ない商店街

裏路地

商店街も、裏路地にも人が全然歩いておらず、路地もかなり暗い。

そんな中でも、天味の店先には喫煙しているお客さんと思しき人が2人いて、
お店の中からも賑やかな声が聞こえてきました。

ちょうどカウンター席が空いたようだったので、片付けを待って着席。

福島と言えば!

米!あと桃!

くらいしか浮かばない。

ジーナリンからは、野菜と地鶏が美味しいという評判を聞いている。
よーしあれこれ頼んじゃうぞーとメニュー表を開くが、

た、高すぎる…

最近はどこもそうなのですが、
GoogleMap上の、最近投稿されたメニュー写真の価格よりも何割か高いことが多い。

ご多聞に漏れず、こちらもまた一回り価格がグレードアップしていました。

悩みに悩んで、よし、ご飯セットと地鶏の塩焼きで…!と注文したら、
「すみません、お米が今日は多く注文入ってしまいましてもう残ってません」との衝撃の回答。

むむむ…!

それでは完全に方向性を変えて、
野菜の天ぷらと、こづゆ、それに比較的手ごろな日本酒を一合頼んだ。

なみなみと注がれた会津娘

頼んだのは、会津娘というやつ。
これ、飲んだ瞬間に衝撃を受けました。

めっっっっちゃウマい!!!!!!!!!

白状すると僕は今まで日本酒を大して飲んできてないので、全然詳しくない。好きですけど。

そんな僕ですが、この半生で飲んだ日本酒の中で一番おいしいと思いました。
ダントツ!!

舌触りは絹のような滑らかさ、
そして飲んだ瞬間に、星が煌めき明るい光がはじけるような、鮮烈な華やかさ
後味はスッと消えて残らず、ただ明るい心象が残るのみ。

これは感激だ…。
凄すぎる。

季節野菜の天ぷら

季節野菜の天ぷら。
ネタは、ブロッコリー、スナップエンドウ、ふきのとう、長ネギ串、椎茸。
あとなんかの青菜系のもの。

どれも驚くほどカラッと揚がっていて、
長らくテキトーな天ぷらしか食べていなかったが故に定義が鈍臭くなっていた自分の天ぷらの概念を一新してくれました。

こづゆ

こづゆは、
まぁ、美味しい。
昼に食べたものと比べると確かに雲泥の差だ。
多分、こづゆ自体が、しっかり煮るものなのだろう。具材の食感がほとんど残っていない。

その代わりなのか何なのか、つゆの出汁は素晴らしい。

椀の蓋のような浅い器に盛られているので一瞬で食べきれてしまう量なのだが、
大事にちびちび摘まんだ。

 

雪山登山をしに来たという隣のおひとりさまのお客さんと帰り際に雑談し、店を後にしました。
素晴らしかった!

フィリピン居酒屋、アジアンブルー

ジーナリンにオススメしてもらったもう1件は、アジアンブルー。
天味の向かい側にあります。めっちゃ近い。

フィリピン料理って食べたことない!

オーシャンブルーの裏口

ご飯ものを食べたいと思って入ったが、
食事系は焼きそば、カレーうどんなど、フィリピンと関係なさそうなものしかなかったので、
耳にしたことのある「アドボ」という肉の煮込みを頼みました。
あとフィリピンビール。

アドボ

アドボは鶏肉と豚肉が入っていて、味は醤油をベースにしたような味だが、
ほんのりとナンプラーのような魚醤系の発酵臭と、お酢が入っているのか、タマリンドのような優しい酸味がやってくる。

隣に座っていたのが、まさかの同じ宿のお客さんでした。
彼もジーナリンにおすすめされてここに来たのだそうだ(笑)

スノーボードをしに会津にはよく来るらしい。
夏はサーフィン、冬はスノボーを嗜む、根っからのボーダー。

ゆるりと自己紹介やスポーツ、音楽などの話をして過ごしました。

アジアンブルーはメニュー数も多いし、2件目にくるにはやや重いかもしれんね。
地元向けのお店といった感じでした。(そりゃそうだ)

ティラピアのココナッツ野菜煮とかめっちゃ気になりました。食べてみた~い。

おわりに

久々に一人旅してみて、自分でも驚いたのは、
あれしたい、これしたいという気持ちがかなり薄れていることでした。

30歳ときの旅では、孤独を感じつつも、
もっと知らない文化、お店、場所に対して強く沸き起こる興味・好奇心があったような気がします。

知らない、しかも前から一度来てみたいと思っていた町に実際に来てみて、
なぜか不思議と、モノとか文化とかに対して気持ちが動きにくくなっていました。
逆に、人と話したいという気持ちをとても強く感じました。

そうでなければやりかけのタスクを早くやりたいという気持ちがあって、
観光などの合間にちょくちょく宿に戻っては開発したり本を読んだりして、
「いやいや、何しに来たねん」と自分で突っ込んで外にまた出たりしてました。

 

普段の生活で、常に「まずやるべきことを終わらせる」ということをずっと意識しています。

だからかもしれないけれど、他のことをしていると、
今こんなことしている場合じゃないんじゃないか、
もっと将来につながることをすべきなんじゃないかと落ち着かなくなってしまいます。

余裕がないのだろうか。
自分を見失っているのだろか。
それとも歳を重ねればみんなこうなっていくんだろうか。

よく分からないけれど、なんとなく、よろしくない気がします。
今回は以上。

2泊したので後編に続く。

夜の宿の入り口

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