マカロニラーティッコを”充実”させるには

Terver!
こんにちは、ロニーです。

GW(ゴールデンウイーク)でしたね!

GWになるといつも「何かしなきゃ!どこか行かなきゃ!」という気持ちになってしまいますが、
旅行しようもんならお金がかかって仕方がない。
結局毎年、どこも行かないんですよね~。
なんだかんだ仕事が忙しかったり子育てが忙しかったり。

振り返れば、近年は都内の遠方にコニーと一緒に足を伸ばしていくことが多かったです。

今年は色々な理由で、妻がコニーを連れて連日あちこち遊びに行ってくれたので、
僕は割合ヒマしていました。

さて本題。

今回はマカロニラーティッコ(Makaronilaatikko)というフィンランド料理の満足度を
どうやって引き上げるか、という考察です。

マカロニラーティッコを”充実”させるには

マカロニラーティッコとは

以前、以下のようなYouTube動画を作りました。

Makaronilaatikkoは、直訳すれば「マカロニキャセロール」です。

茹でたマカロニと、炒めた挽肉、タマネギを混ぜて耐熱皿に入れ、
卵液とチーズを入れてオーブンで焼いた料理。

僕が幼少の頃によく作ってもらって食べた簡単なフィンランド料理です。

このマカロニラーティッコ、
美味しいんですが、なんというか、微妙に”物足りない”お料理です。

例えていうとなんだろう。

スパゲティ・ポモドーロとか、鶏肉のグラタンと印象が近いかもしれない。
美味しいけど、お店のメニューに並んでいて「キャー食べたい!」ってなりにくい。
食べても、「うん、おいしいね!」でおしまいくらいのやつ。

「うんまっ!ヤバっ!チョベリグ!」ってならない。

でもお店で出すなら、どうせならチョベリグを目指したい。

どうやったら感動させられるか

アイデアその1:塩加減を完璧にする

平凡なアイデアですが、かなり重要なのが塩加減です。

例えばパスタを茹でるとき、お湯に塩を入れますよね。
一般的には湯量の1%の塩とされているので、1Lお湯を沸かしたら10gくらい入れる。
この時に塩が少ないと、はっきり言ってマズくなります。

例えばパスタソースの塩味が強いから麺を茹でる塩分量を下げようとすると、
着飾ったような、表面的な味になってしまう。
しかもコシが失われてグニャグニャグニャ。

だから茹で汁をまず美味しく作る、というところが重要なんですね。

ちなみに僕はソースの味や麺の分量などを見ながら調整するので軽量せず、味見で決めてます。

自宅の鍋だと2.5人前を茹でるのに大匙1.5程度の塩を使ってます。
マカロニもパスタなので、基本的に考えは同じのハズ。

思い返すと、なぜかマカロニ茹でるとき、いつも塩入れてませんでした。
多分これが一番の敗因。

グラタンもそうですが、複数の素材を最後に合流させる料理って、
合計の塩分量が閾値を超えてしまうのにビビッて、全体的に薄味にしてしまいがちです。

僕が特に薄味寄りの好みなので、弱腰になってしまうんですよね。
ちょうどいい「塩梅」があるはずなので、そこを見定めるよう。

アイデアその2:素材にこだわる

スーパーの安いやつじゃなく、きちんとした食材で揃えたら美味しくなるはずです。
マカロニラーティッコの基本的な構成食材は以下です。

  • マカロニ
  • 合いびき肉
  • 玉葱
  • 牛乳
  • 黒胡椒
  • オールスパイス
  • サラダ油

現代ではこれに加えて、チーズを上に乗せるのがほぼ基本化しています。

挽肉は牛だけだと固くなりがちなので、合いびき肉が定番。

アレンジとしては、
人参やコーンなどの野菜を入れる、
タイムやバジルなどのハーブを加える、
肉を大豆ミートにするといったものがあります。

これらの素材一つ一つ、あるいは影響度の大きい素材のグレードを上げることで、
感動レベルが上がることが見込まれます。

分かりやすいのは挽肉を国産にするとか、
牛乳は脂肪分の多いものにする、あるいは生クリームを使う。

マカロニも安いやつじゃなく、
ディチェコやバリラにしてみるとか。(マカロニがなければペンネで代用可)

流石に試作では、そこまで費用はかけられないけど、
料理の出来栄えをグッと底上げしてくれることは間違いない。

アイデアその3:コントラストを意識する

美味しい料理には大体法則があります。
「旨味がある」とか、「塩・糖・脂」が揃っているとか。

マカロニラーティッコには、上記の2つは揃っています。

炒めた挽肉、タマネギ、チーズで旨味のベースはあります。
さらに層を重ねるなら、セロリとニンニクを足すのが良さそうだ。

しかし美味しさは、味だけではありません。

意外に重要なのが、食感と見た目です。

マカロニラーティッコの食感

これが弱点かもしれません。
ラーティッコ系は、全部混ざっているので、食感にメリハリがありません。
誰もが好きな、サクサク、パリパリ、カリカリといったクリスピーな食感も、
もっちり、ふんわり、とろーり、しゅわしゅわのような柔らかな食感もありません。

プリっとしてて、モサっとしてて、もぬっとしてる。

シズル感にはジューシーさが欠かせないので、
形を崩さない程度に水分量が残るような構造を意識すると良さそうですね。

卵液が固まらず水っぽくなっちゃうと美味しくないし、
かといって焼き過ぎてチーズはカサカサ、マカロニはパサパサ、挽肉はカリカリとなると台無しです。

そうなると卵液と具材の分量差、あるいは、卵液自体から考え直した方がいいかもしれない。

卵液を使った料理、考えてみると僕はどれも結構苦手です。

プリンは美味しく作れるようになったけど、
茶わん蒸し、キッシュ、フレンチトーストはどれもまだ満足いくクオリティに作れたことがない。
多分僕の鬼門は卵液なのだ。

茶碗蒸しとプリンはとろりとした食感が許されるほか、加熱しすぎによって卵臭さが出てしまうので加熱しすぎに気を遣えばいい。

逆にキッシュ場合は火を通してしっかり卵を固めないと土台のパートブリゼを壊してしまう。
(キッシュは牛乳ではなく生クリームを使うアパレイユなので多分ベチャっとなりにくいんだろうけど)

お、見えてきた気がしたぞ。
多分、牛乳を減らして生クリームを使えばよいのだ。

生クリームならとろりとした食感を遺しつつ卵を固められるし、味を濃厚にする効果も期待できる。

火が通った卵とマカロニは食感が似ていてコントラストが薄いから、
生クリーム分量を増やしてグラタンのようなとろりとした食感にすることで、
マカロニが良い意味で浮き上がってくる。

工夫が必要ですね。

マカロニラーティッコの色合い

フィンランド料理は全体的に暗くて地味です。
それ言うと和食も結構そうだけど、全体的に黒・茶色系が多い。

そして料理全体がぐちゃっとひとまとめになっているケースが多い。
例外はLohikeittoくらい。

マカロニラーティッコも例に漏れずそうで、「映え」がない

最も重要なのがグリーンだと私は信じているので、
香りと見た目にアクセントをつける意味で何らかのハーブ、
あるいは野菜を添えるか乗せるかするのが最も手軽。

先日ディルとイタリアンパセリを試したけど、どちらもピンと来ませんでした。

僕の勘では、合うのはフレッシュタイムかオレガノ。
個性が強すぎるけどローズマリーも多分ハズれちゃいない。

あとアレンジレシピにパプリカを使っているケースが散見されるのも、
おそらく見た目をよくする影響があるからではないかと思っています。

多分、ほうれん草を中に混ぜ込むのもアリだろう。

試作Makaronilaatikko

おわりに

人が鮮やかな料理を美味しそうに感じるのは、
僕の想像では、新鮮さを感じるからです。

肉、魚、野菜、果物など、
どんな食材でも新鮮なもの、旬のものほど色合いがパキッとしています。

新鮮な食材は栄養がしっかり残っているのに対して、
古くなった食材や保存食は色と共に味、香り、栄養も抜け、雑菌が増えて健康リスクが高まります。

そうした自分の身体への影響を、見た目から感じ取って、
それが無意識に「美味しそうな見た目」として認識される。

北欧は日照時間が短く、交易の要所でもなかったため、
食材のバリエーションが多くなく、伝統的な料理は保存食を使ったものも多いです。

すると自然、料理も地味になっていきます。

対するイタリア料理、フランス料理、タイ料理、中国料理、メキシコ料理とか鮮やかですもんね。

なので正攻法でいくならば、
地味な見た目の料理には、鮮やかでフレッシュな栄養を含む食材を組み合わせるのが良いのでしょう。

マカロニラーティッコのような、料理それ自体を破綻させずに、満足度を上げる。

こうした工夫(チョベリガイズ)が、きっと料理の歴史の中で連綿と続けられてきたのでしょう。

 

さて、次の竜の旅路亭は、5月22日(金)です。
「最終金曜日」ではなく「第4金曜日」なのでお間違えなく!

あと5月から、Little Japanの IchieのInstagramアカウントが始動しました。
このアカウントで第4金曜日の日の投稿を見ると僕の紹介があります。

よろしければご覧ください~。

(公式SNS) higawari_ichie

あと、僕のnoteですが、4月に出した料理の紹介があるので、こちらも興味あったら覗いてって。

(ロニー公式note) 4月の竜の旅路亭メニュー紹介と感想

今回は以上!
モイモイ!

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