2019年1月18日(金)
Canada Vancouver 〜 Whistler
カナダ バンクーバー 〜 ウィスラー
朝食を用意しにキッチンへ降りたら、ちょうどガレージからエルサが仕事へ向かうのが見えた。
キッチン台を見ると、ヨーグルトに卵にフルーツと、いろんな食べ物が用意してある。
ご自由にどうぞ、ってことか。
ホントもう、いたせりつくせりすぎて泣けてくる( ;∀;)
持ってたソーセージを焼いた。
目玉焼きに、アボカド。
ヨーグルトにフルーツやなんか色々ある雑穀やグラノーラを振り入れた。
多分手前のやつはチアシード。
うますぎる(´Д` )
めっちゃ久々に俺の理想的な朝食を食べられたなーと、醤油を垂らした目玉焼きをもぐもぐやりながら、しみじみ思った。
高脂質、高タンパク、低糖質。
冷蔵庫とは思えないような、カモフラージュされた冷蔵庫。
その横の壁に、なんとMieleのエスプレッソマシンがはめ込まれてる。
かっけー!
カプチーノとか作れちゃうのかな、と適当にボタンを押してみたらなんか洗浄モードがスタートしてしまって、手順に沿って進めてください、ってなってしまった。
しかもキャンセル不可。
おいおい…
折角だからと掃除をしていたのだけど、途中からどうしても操作がわからなくなってしまったので中止。
うう、余計なことしてしまったよ(´Д` )
ミシェルが来たから尋ねてみたけど、やはりお手上げみたい。
ごめんなさい…
バンクーバーの見どころを調べてみた。
この街でのアクティビティはやはり自然に関わるものが多い。
トレッキング、カヌー、サイクリングなど。
そしたらとりあえず街まで出て、歩きながらクイーンエリザベス公園でも見ようかなと当たりをつけた。
地図を見ると、キャピラノ吊り橋ってなかなか面白そうなのが、街までの道のはずれにあることに気づいた。
橋なら多分お金かからないし遠くもないからちょうどいいじゃん!
バスを2回乗り継いで、約1時間20分。
降りるはずのバス停を1個飛ばしてしまい、ちよっと歩いて戻る。
ここが入りぐ…ち…
チケットカウンターと門…
値段表…
入場料必要なんかーい!
しゃーない、買いますよっ、
って、
46.95ドル?!
4000円以上!!!
たっか!!!
吊り橋渡るのに4000円ってたっかっ!!!!!!
イヤイヤイヤイヤ、ムリムリ、そんな払えんわ。
くっそー悔しいなー。
どっからか迂回して橋を眺められるような場所ないもんかね?
地図を見たけど、なさそう。
うん、町に戻ろう。
まだバスチケットの有効時間が10分弱ある。
急いで折り返しのバス停へ行って時刻表をチェック。
…
3分前に出たばかり…
次まで25分待ち。
(´Д` )
ああもう!無駄足!!
吊り橋について事前に調べとくんだったわ…
次のバスに乗ろうにも、バス内でチケットを買う場合は小銭のみ、しかもお釣り不可というシステム。
代金は1ゾーン、90分有効で2.95ドル。
どう考えても5セント分をチップとしていただく魂胆だな。
でもバスだけの使用なら3ゾーンまでのエリアはすべて1ゾーン分の支払いで使えるからかなり安い。
よりによって俺が持ってるのは沢山の2ドルコインと数枚の5セントコインのみ。
お金を崩すのに良い場所もない。
うううう。
さっき乗り換えた街まで歩くかぁ。
川が見えた。
急流だな。
ペンバートンハイツというエリアまで歩いてきて、昼ごはんのためにフィッシュ&チップスのお店に入った。
テイクアウトのフィッシュ&チップスが11ドルだと?!
下手したらイギリスより高いじゃねーか!
と思いながら、ほかに特に選択肢もないので注文。
外でベンチに座って開けてみた。
ううん…
小さいな…
味もパッとしない。
ハズレです。
とりあえず小銭は手に入ったぞ。
スターバックスがあったので溢れWi-Fiを使ってバスを調べて、サウスバンクーバーのカフェまで移動することにした。
混んでるバスに揺られて橋を渡った。
高いビルに囲まれた街中で再びバスを乗り換えて、もう一個橋を渡り南へ。
ここが、Siriが教えてくれた人気のカフェですね。
Kahve Coffee!
フィンランド語っぽい!
って、これトルコでも同じこと言ったかも。アンタルヤあたりで。
あまり見ためハイクオリティぽくないね。
メニューにあったドリップを頼んだら、無いよ、っていうまさかの返答を頂戴したので、マキアート。
テイクアウェイで頼んだせいで、ちょっとみすぼらしい絵面になってもた…
酸味強めのエスプレッソ。
フリーWi-Fiに繋ぐと、ミシェルからガスタウンで待ち合わせない?と連絡が来た。
ガスタウンってのはウォーターフロント駅の横あたりのエリアだ。
車で来てるらしい。
待ち合わせの約束をしてガスタウンに向かった。
ちょうど、蒸気時計という謎の名所をマップで見つけていたから行きたかったところだ。
これが蒸気時計。
うわ、マジで上から蒸気が出てる。
なんで?
もしかして蒸気機関が動力源??
カラクリが面白そう…と思ったところでミシェルがやってきた。
「急いで戻ったほうが良さそうだけど、ちょっと買い物していきたいんだ。良ければ少しの間付き合ってもらってもいい?」
もちろーん。
ミシェル、超早口だから終始リスニングのテストしてる気分だ(°_°;)
車に乗って目的の店の近くのパーキング探し。
「ロニーは普段東京で運転はするの?」
「ライセンスはもってるけど、運転する機会はないよ。
車維持するのが大変だし、交通機関が充実してるから」
「あぁ、そうね。電車とか、すごい綺麗で便利って聞くわ」
「本数が多いし、基本的に時間通りに乗れるから便利だよ。」
その分、運転が下手になってしまってるが…
「サンフランシスコは渋滞がひどいって聞いたけど、どう?」
「うーん、まぁまぁね。交通機関は全然ダメ。
本数も少ないし、ゴミだらけで汚いし。
街が大きくて坂道が多いから、だいたいみんな車を使ってる。
モーターバイクが1番便利よ。」
へぇ、そうなのか。
サンフランシスコ、晴れてて綺麗な街、でもよく混んでる、っていうイメージだったけど、実際には曇りの日がすごく多いのだそう。
ちょっと意外。
lululemonとかなんとかいうお店でミシェルが服買うのを少し待ってから再び車に戻って、帰宅。
家にナチュラルに卓球台がある。
ちょっと打ちたい。
元卓球部の腕前を見せつけたい。
ただ、帰ったのも束の間、夕飯を外に食べに行くそうだ。
そして夕飯の後には、ウィスラーに行く予定を立てている。卓球はお預けか。
ウィスラーってのはノースバンクーバーからさらに北に行ったスキーリゾートだ。
週末を使ってスキーに行くというので、せっかくのタイミングだから俺もご一緒させてもらうことになったのだ。
さもなくば留守番になる(笑)
夕飯は家の近くの、フェリーが見える港沿いにあるレストラン。
Olive & Anchorっていう店だったかな?
オーナーの奥さんが料理を作っている。
お二人とも日系の方みたい。
バンクーバーは日系人がたくさんいるんだね。
「ここはムール貝がとても美味しいのよ!」
とエルサもオススメするように、メニューの多くがシーフードだ。
シーフード以外も美味しいらしいから、どれもオススメってことだ。
期待、高まる。
俺はシーフードチャウダーと、リングイネのペスカトーレを選んだ。
シーフードチャウダー、ボリュームたっぷり!
アサリとムール貝の剥き身の他に白身魚も入ってる。
リングイネも登場。
超大粒のムール貝が、もう、すげぇ。
めちゃうまい。
豪勢だー!
ミシェルはドイツ系メキシコ人のハーフでアメリカ生まれという、複雑な血筋。
エルサもドイツ系メキシコ人とメキシコ人のハーフで、移民からの移民で、スペイン語が母語で、カナダ在住。
とりあえず複雑。
スコットは日系カナダ人4世で、日本人の血筋でずっと続いているけど、カナダ生まれカナダ育ちの完璧カナダ人。
両親は少し日本語を話していた、という程度で、日本語は話せないんだそう。
そういったわけで、スコット達の子供達は英語とスペイン語を話す。
ミシェルも英語とスペイン語の二か国語がネイティブ。
みんなよく話すのだけど、ネイティブのスピードでスペイン語交えて英語話されると、もうとても聞き取れない…(´Д` )
使ってる単語は難しくないのに、え、今なんの話題?!ってなる。
ううう、悔しい!
旅の話はやはり盛り上がってもらえた。
大したことしてない旅だけどね!
食事の後、ウィスラーに移動!
たくさんの荷物を積んで約1時間半。
ウィスラーにあるみんなの家に到着!
家すげーー(´Д` )
バンクーバーの家も信じられないくらいデカくて快適で超綺麗なのに、
このスキーリゾートの別荘もめっちゃ立派!
3階建てのログハウス。
寝室がいくつもあって10人くらいは軽く泊まれる。
ステキなアートがあちこちにあるし、キッチンがヨダレでそうなほど快適だし、ビビらされっぱなし!!
やはり医者って稼げるんだなぁぁ…
たくさんあるうちの一部屋をまたあてがって貰えた。
お世話になります。
お茶して少しお喋りしたら今日は早めのお開き。
みんな仕事してお疲れだしね。
ウィスラーのローカルビールもいただいて、日が超えた頃にベッドへ。
ほんっとうに、感謝しかない。
出会いと、みんなの親切に感謝しっぱなし。
今俺がしてあげられることなんて、悲しいほどに何もない。
だからせめて粗相なく、最大限敬意を持って、誠実に誠実に接するしかない。
誠意、敬意、感謝。
忘れずに、善く生きよう。
愛と感謝を心に。
心からそう思った。
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