Moi
こんにちは、ロニーです。
昨年末に参加した、イノシシまるやき会。
青梅・飯能の間にあるAirBnB宿のハクナマタタにて、今年も開催されます!
詳細は分からないのですが、基本口コミで参加者を募集している様子。
去年は約200人もの参加者がいてとても賑わっていました。
(以前のブログ記事) いのしし丸焼き会に参加した!
いつもお世話になっている妻の友人家族から今年もお誘いを貰えています。
昨年から1年間楽しみにしていた最高なイベント、いよいよ今週末!
参加後の感想はまた後日のブログにて書こうと思います。
今年はどんな人が来るのだろう?楽しみすぎる。
さて今回は、
野性的に生きる力をどのように身に付けるか、というテーマで書きます。
以前も似たようなことを書きました。
(以前のブログ記事) 人間力を磨きたい
前は自分自身が「人間力」を磨くことを意識していることについて書きましたが、
今回は自分以上に、コニーに重点を置いた、子育て目線になります。
ひとつの育児方針といってもいいかもしれません。
野性的に生きる力を養う
コニーには、野性的に生きて欲しいと願っています。
「ワイルド」と言ってしまうとハードボイルドな印象があるので使えないのですが、
心身の面で、しなやかに且つ逞しく、この世を生き抜いてほしい、という意味です。
コニーが将来どんなことに興味を持ち、
どんな道に人生を賭けるかは、全てコニー次第。
「いい大学に行っていい会社に勤めろ」のように、
レールを敷いて将来を指定するのは全く時代ハズレですし、
かといって「好き勝手にしろ」というのもいささか無責任。
親として出来ること、すべきことは、
コニー自身が、その時代や自分の特性に応じて、
幸せだと思える道を自分で切り開いていける下地を作ることです。
その下地づくりとして、僕が重視している点は3つあります。
- 心にホームを持つ
- どんな環境でも生き抜ける、免疫力と適応力
- 自分で生み出す力
心にホームを持つ
幼児のうちに、親との絆、信頼感を構築することは、
何より大事だと考えています。
理由としては、これも3つあります。
1つ目は、
「どんなことがあっても自分を見放さない」という安心感があるからこそ、
自由に冒険できるようになるから。
失敗した時、心が折れたとき、不安に苛まれたときなどの逆境においても、
自分を信じてくれる人がいる、
いざというときに支えてくれる人がいる、
という心のホームタウンがあれば、また立ち上がれるはずです。
聖剣伝説Legend of Manaでいえばマイホームやドミナ、
ポケモン赤青緑でいえばマサラタウン。
子供は子供なりに考えています。
感情的になって爆発するけど、それでも自分なりの意思や考えを持って動きます。
それをしっかり受け止めてあげること。
聞いてあげることが、信頼を醸成します。
親が考えるベストの教えは、過去の様々な失敗を重ねて導き出されたゴールなので、
子ども目線では直観的に望ましいと思えないでしょう。
それを押し付けると、子供としては
「自分の気持ちはどうでもいいんだ、分かってくれない」
と感じてしまいます。
説明はしても、
やはり抽象度の高い答えは、脳が未発達の段階では消化しきれません。
だからまずは子供の意見や気持ちを受け止めること。
心に作られたホームタウンは、
やがて青年、大人になったときに、
自信という形で大成するものと信じています。
親との信頼感を生むべき理由の2つ目は、
素直に話を聞いてもらえるようにするため、です。
世の中には、1回でも絶対にしてはいけないことがあります。
薬物とか、今でいえば闇バイトがそうです。
また1回で人生は終わらずとも、避けるべきことは他にもいろいろあります。
いじめの加害、喫煙、万引きや暴力などの各種犯罪、
金銭感覚を麻痺させてしまう風俗業で働くことなんかもそうでしょう。
こういったことを将来、「しちゃだめだよ」って親から諭したときに、
信頼関係があれば心のストッパーになるはずです。
また、
実はいじめられている、
実はブラック企業で働いていて過労死しそう、
実はカードローンで自己破産目前…。
こういった危機的状況のときに、親に本心を伝えてもらうためには、
「怒らないで聞いてあげるから」を信じてもらう関係性が必要なのです。
頭ごなしに叱って恐怖でもって強制させるのは、
それをしたら人生一発退場になるレベルの行為に限るべきです。
道路に飛び出す、
窓から上半身を乗り出す、
棒状の物を口に咥えて走る、
包丁で遊ぶ、
人に石を投げつける、
みたいなこと。
上記の思想の源泉は、以下のベストセラー
『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』
から。超、超、超オススメです。
最後の理由の3つ目は、
「心の穴」を広げないためです。
心の穴、というのは、誰もが持っています。
その穴を開けるのは、育てた親です。
過保護も放任も、どちらも穴を開けます。
普通に育てる、というのも、そういった穴を開けます。
穴がない人はいない。
しかし穴の大きさを出来るだけ小さくしたり、柔軟な穴にすることは可能だと思っています。
穴が大きいほど、何らかに依存してしまう可能性が高まります。
買い物、アルコール、仕事、パートナー、宗教など。
副作用なく安心感・幸福感を得られるのならそれでいいのですが、
副作用なく穴を埋めてくれるのは、パートナーくらいしか考えられません。
相手の穴を認めること。自分の穴も認めること。
そして相手が自分の穴を認めていることを自分が認識し、相手もそうであったとき、
長く続く、生涯のパートナーになり得ると、僕は考えています。
心の穴についての話は、以下の二村ヒトシ氏の
『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』から学んだもの。
どんな環境でも生き抜ける、免疫力と適応力
人間が世界中のあらゆる環境で生き抜いて繁栄しているのは、
適応力があるからです。
生まれたときには、砂漠でも北極でもアマゾンでも生きていける適応力を持っています。
そして成長していく中で、
その環境に適合した素質を育て、そうでない適性を捨てていきます。
幼少期から現代的で都市的な生活でぬくぬくと育つと、
鍛えることが出来る多くの適応力を、
不要なものとして捨てさせてしまうことに繋がります。
コニーが将来、どこに安住の地を構えるかは分かりません。
それこそ火星の可能性すらあります。
地球環境は凄いスピードで破壊され、変化していっています。
災害や疫病は今度更に頻度・強度を増していくことが予想されます。
そんな時に、
荒廃した街でも、ウイルスが蔓延する環境であっても生き抜いていく、
免疫力、適応力が必要になります。
世の中がどんどん便利になっているのは確かです。
温室のような快適な住環境に住み、メタバースの中で活動する未来は大いにあって、
人生100年の間に大きな変動が何も起きない可能性もあります。
しかし僕は、自分の子孫がネアンデルタール人のように絶滅してほしくない。
過酷な世相の中を生き延びてきた、アイヌやナワ族やケチュア人やアボリジニのように、
強く逞しく、綿々と生き延びていく力を持ってもらいたいと思っています。
そのためにも、親が過剰に守ることは避けたい。
土や水で遊び、その辺の木の実を食べ、
ゲームも旅もスポーツもケンカも大いにすればいい。
服が泥で汚れたり、数日お風呂入らなかったり、
手づかみで食べることもまた免疫力を高めるものです。
世界中、歴史の中で人類はもっともっと過酷な状況でも生き抜いて来ました。
僕自身、
不良にたてついて殴り飛ばされたり、
ガラスを割って校長室に呼び出されたり、
崖をよじ登って滑落したり、
詐欺に合ったり、
メキシコで謎の胃腸炎にかかったり、
振り返れば色んな失敗をしてきました。
その数々の失敗が、今の自分の打たれ強さに繋がっています。
コニーが騒いで怒られたり、
木の枝を折って近所のおばさんに怒られたりするのも、
コニーの失敗でもあるし、親としての失敗でもある。
コニー自身が他者に叱られることを体感し、
悪いことをすれば親も叱られるってことを知って、
善悪や効率性のようなものを学んでいってほしいですね。
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大きな枝を振り回す2歳児
自分で生み出す力
「野性的に生きる」というには現代的ではありますが、
「自分で生み出す」という力が、現在は特に重要です。
今後はもっとそうなっていくと考えています。
資本主義は格差を広げていきます。
マルクスの予言していた革命は起きませんでした。
歪みが高まるとガス抜きが行われるからです。
そして格差は環境や世界の相対的弱者にしわ寄せを強め、
さらに格差を膨らませていきます。
日本はアジア圏に多く見られる、
互恵的な集団性の特徴を備えているので、
欧米と比べると比較的、格差はマイルドです。
しかし敗戦国である以上、アメリカという極端な資本主義的影響からは逃れられません。
もしそこから抜け出そうとすれば、今度は中国に飲み込まれます。
この間でしなやかに生き延びていくには、
お金やイデオロギーを超えたスタンスを備えていく必要があるでしょう。
それは笑いを取る力、
友達を作る力、
その場その場で仕事をゼロやイチから作る力、
楽しみを作る力、
などから生じるのではないでしょうか。
サンテグジュペリが乗った飛行機を撃墜したのは、彼のファンだったドイツ兵でした。
その兵士は、
「彼が乗っていると知っていれば撃墜しなかった」と発言したと言われています。
日本はマンガやゲームやアニメが強いです。
茶道や柔道や寺院のような伝統文化も多く有ります。
旅してても実感しましたが、
世界中で日本のマンガ、武士道、
それに下世話な話で恐縮ですがアダルトビデオも、
絶大な人気を誇っていました。
こういった文化面こそ、
イデオロギーや資本を超えた関係性を構築していくはずです。
この考えは、ミクロに視点を移して、人と人との関係性にも敷衍できると思います。
コニーにはこういった
お金の多寡やコミュニティ間の関係性を超えた立場を取ってもらえるようになることを願っています。
だからこそ我が家では、
お金に関係なく楽しく生きられるような環境、
ご近所さんや親戚や公園の友達など、誰でも気軽に話を出来るような関係性、
思いついたことをすぐにさせてあげられるような自由度を用意しています。
生きるために必要なものを、自分で作り出せるように。
おわりに
イノシシ丸焼き会は、猟師さんが捕まえてくれたイノシシやシカなどを丸焼きにしてみんなでかぶりつくイベントです。
山と畑に囲まれた中で、煙に包まれながら野性味を全身で感じ取れる環境って、
都心に住んでいたら中々ないですよね。
僕は田舎暮らしにあこがれていますが、色々な理由で中々今は実現できない。
なのでこの機会は、ほんとに貴重です。
昨年は各界の変った著名人が来ていて、面白い話をいっぱい聞けました。
子供もいっぱいいるし、コニーにもいい刺激になるでしょう。
Be Wild。
今回は以上!
モイモイ。
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