Terve!
読書が好きなロニーです。
お世話になっております。
みんな本読んでますか?
先日、すごくひさしぶりに従兄のタロウと会いました。
タロウは今年から大学生ということで、妻クルタさんと一緒にささやかながら贈り物として本を見繕いました。
自分が影響を受けた本は多くあれど、
大学生に贈る本、となると何をお勧めすべきか悩みますね。
以下3冊を贈りました。
僕から、ビジネスマン向けではあるけど、多読の起爆剤にしたく、
本田直之氏の『レバレッジ・リーディング』。
そして歴史をおさらいしつつ、論理と情緒の両方の視点をバランスよく吸収できる、
藤原正彦氏の『国家と教養』。
クルタさんからは、彼女が強いインスピレーションを得たノンフィクション・ベストセラー小説、
ジョン・クラカワーの『荒野へ』。
映画のInto the Wildも素晴らしい。
どれから読んでも、きっと人生を豊かにしてくれるツールとなるでしょう。
さてさて、今回のブログの内容は「読書管理について」です。
読書の管理方法と、
読書管理アプリのひとつである「ブクログ」のメリットとデメリット、
そして読後のアウトプットについて、主に書いていきます。
読書管理の方法とブクログのメリット・デメリット
読書管理について
日本人の読書習慣は多くない
人として大きく成長するためには読書は欠かせない要素です。
知識はもとより、
多様な価値観や多面的な視点を得て、
物事をフラットに受け止めて真理を見抜く力を得ようと思えば、良書を多く読むことが断然近道です。
しかし読書はそれだけ重要で有用なものでありながら、
依然として日本人の読書量は非常に少ないらしい。
読書世論調査2020年版の情報によれば、
普段本を読む習慣がある人は2人に1人、
その内の読む人が1か月に読む冊数は平均で2冊以下だそうです。
読書に関する調査、アンケート、統計は多くありますが、
そのどれもが、圧倒的な読書量の少なさを示しているので、どうやら信憑性は高そう。
うちは自分もクルタさんも多く本を読むのが普通になってしまっているので、
全く読まない人が存在するというのはイマイチ実感を持ちにくい。
でも確かに会社で休憩時間に本を読んでるだけで驚かれたり感心されたりするレベルなので、
体感的にもそのようですね。
本を読まない人にはあまり実感がないかもしれないのですが、
ある程度本を読む人だと、前に読んだ本のタイトルなんだっけ、とか
欲しいなと思った本どれだっけ、など混乱してくることがあります。
図書館はもはやリモート本棚!図書館なしではいられない!
僕の場合、読む本は、買うこともあれば、図書館から借りることもあります。
じっくり時間をかけて読みたいものや、長く読み続けていきたいものなんかは買ってしまいます。
あと図書館には置いてないものも買わざるを得ないですね。
一方で、買うほどでもないけど読みたいものや、
質が分からないからとりあえずちょっと目を通してみたいもの、
また希少性が高かったり高価だったりしてなかなか買えないものは図書館で探します。
古典や名著、ベストセラーの類は大体置いてありますし、新刊でもリクエスト可能です。
リクエストすると新たに購入されることもあれば、他区から転送されてくる場合もあります。
今自分は江戸川区にいるので江戸川区の図書館を利用しています。
近くの図書館に欲しい本が置いてあることは多くないですし探すのも時間がもったいないので、
もっぱら公式Webサイトで検索、予約、取り寄せをしています。
これを使うと、江戸川区の全図書館の中から読みたい本を予約・取り寄せできるので非常に有用です。
我が家では夫婦して図書館を我が家の本棚のごとく使い倒してます。
(公式Webサイト:江戸川区図書館)
Webサイト自体の使い勝手はそこまで良くないんですけどね。
先日、(2022年)2月末頃だったかな、Webシステムが一新されたんですが、改善された点もあれば、使いにくくなった点もあり。。。
まぁ営利企業のサービスじゃないから仕方ないですね。
無料で使えるだけありがたいって話です。
書籍なら10冊まで予約可能で、CDは3枚、DVDなら2枚まで同時予約可能。
同時に借りられる本数もそれと同じです。借りられる期間は一律2週間。
次の予約が入ってなければ延長や借り直しもできます。
図書館をいかに使い倒すか。
これは人生の豊かさに直結するスキルだと思います。
読書管理には何らかのツールが必要
図書館のWebサイトでは読みたい本の情報をブックマークのように控えておく機能がありますが、管理できるのは無論図書館に置いてある本に限られますし、点数に上限があるなど、完全な読書管理には使えません。
図書館、メルカリ、ブックオフ、そして書店やAmazonなど本をあちこちから仕入れて、
また並行して何冊も読み、不要になったら手放す、というこのライフサイクルは、
何らかの管理を必要とします。
そうでないと、
「読みたかったあの本、タイトルなんだったけ…思い出せない…」
とか
「あ、これ読みたかったやつ!と思って買ったら既に昔一冊買って積読状態だった…」
とか
「メルカリで安かったから買ったけど、実はブックオフでもっと安く売ってた…」
とか、
いろいろ不便が出て来ちゃうのです。
そこで、読書管理ツールについて考えることになります。
読書管理、どうしてますか?
主な読書管理方法は、以下の方法が考えられます。
- 読書管理アプリを使う
- 自分で一覧表を作る
- 読んだものからSNSやブログなどで書評をアウトプット
ここから以降は、上記の読書管理方法3つについてまとめていってみましょう。
読書管理アプリとしてはブクログを紹介いたします。
自分で一覧表を作る方法としては、Googleスプレッドシートでの管理方法を紹介いたします。
そしてSNSやブログでのアウトプット方法についても簡単に紹介いたします。
読書管理アプリを使う
読書管理アプリがメジャーになってきましたね。
先日電車乗ったんですが、車内広告の新しい本に「読書メーターで1位!」というコピーが載ってました。
アプリを使って読書管理したり評価するのが一般的になったってことですね。
読書管理系のサービスは割と前からあったんですけどね。
例えばブクログのサービス開始は2004年だそうなので、既に約17年です。
モバイルサービス開始が2010年。
読書管理アプリというと、
「ブクログ」、「読書メーター」、「Readee」、「My読書ノート」
などが有名どころとして上がります。
それぞれ特色が違って出来ること出来ないことそれぞれあるので、
調べてみて自分に合ったものを選ぶのが良いでしょう。
僕は読書管理アプリとしてはブクログを使っているので、以下ではブクログについて記載します。
ブクログを読書管理用に使うメリットとデメリット
僕はまだ使い勝手のいい、理想ど真ん中な読書管理アプリが見付けられてないので、
メインではスプレッドシートでPCで管理してます。
併せてブクログも併用してます。要は「使い分け」ですね。
(公式Webサイト:ブクログ)
スプレッドシートと比較して
ブクログのメリットは、以下の点。
- バーコードで本の情報を取得できる
- 他の人の読書後の感想を見れる
- モバイルでもPCでも横断的に管理可能
まず、わざわざ手で打ち込むことなく情報を登録できるのが圧倒的に手軽でいいですね。
本屋で見かけた本を、今は買えないけど後で図書館やメルカリにあるかどうか探したい、
という時などにさっと情報控えておくのに重宝します。
本の登録やちょっとした確認ではスマートフォンを使い、
感想を書いたり全体を確認したり検索したりではPCを使用、のように、
モバイルとPCを横断的に使えるのはクラウドサービスならではですね。
この感想のとこには大した書評はなくて、ほとんどがザっと内容を要約したものか、
「面白かった、つまらなかった」レベルの感想。
そんな中に、たまに教養ある感想とかガッツリした書評があったりするので面白いです。
新刊情報を見れたり、談話室で本について気軽に質問したりできるのは本好きとしては嬉しいサービスでしょう。僕はその辺の機能は不要なので使ってません。
加えて、本を買うとか借りようとする前にざっと評価などを見とくと、
中身が期待通りかそれ以下か以上かが判別できて失敗を減らせます。
特にテクノロジー系の本はこれが役立ちますね。
一方ブクログのデメリットは、
- 本を登録できない場合がある
- 同じ本が複数アカウントあったりする
- 登録した本のステータスの種類が少ない
ですね。
本の情報がないケースなどで本を登録できない場合があります。
バーコードがないと登録できないし、タイトルで調べても全くヒットしない場合があるんですよね。
こればかりはどこかしらのデータベースを使っていると思われるので仕方ないのでしょうけど、
情報のない本でも新規登録できると良いのになと思いますね。
きっとそうしちゃうとタイトルを誤字登録しちゃう人が出てくるから避けているんでしょうけども。
それと同じ本がなぜか複数アカウントあったりします。
例えば紙の本と電子書籍だとそれぞれが登録されてますし、版数やハードカバー・文庫版などでも分かれたりするんですよね。
可能なら紙と電子両方の評価や感想をまとめてみたいなというのが正直なところ。
あと登録した本のステータスの種類が少ない点もデメリットです。
僕としては結構致命的です。
自分でステータスを追加登録出来ないのが、僕がスプレッドシートで管理している一番の理由です。
ここでいう「ステータス」というのは、蔵書の現状のことを指します。
僕の場合、普段の読書の管理ステータスが多すぎる関係でブクログのデフォルトの「読書状況」ステータスだけだと全然管理できないんです。
未読、
読みかけ、
読了、
メモ済み、
出品準備中、
出品中、
取引中、
売却済み、
貸出中、
廃棄、
紛失、
不明 の全12ステータスがあります。
ブクログの読書状況には、
「読みたい」「いま読んでる」「読み終わった」「積読」 の4種があります。
ちょっと少ないですよね。
ステータスの種類から思うに、
蔵書管理というよりもこれから読もうと思っている本の管理に向いてるでしょう。
Googleスプレッドシートで読書管理をしよう!
GoogleスプレッドシートというのはGoogleが提供しているエクセルのような表計算ソフトです。
ライセンス買ってPCに個別にインストールMicrosoft Office製品と違い、
Googleのアカウントがあれば、Webブラウザ上(Chromeなど)で無料で、すぐに、そして簡単に使用可能です。
エクセルじゃなくGoogleスプレッドシートをお勧めするのは主にモバイルで見やすいからです。
ステータスは「データの入力規則」を使用してドロップダウンリストを作って対応します。
自分で設定できるので、ステータスはいくらでも設定可能です。
そして表のフィルター機能を使えば簡単に抽出や絞り込みが可能です。
また見栄えをよくするために行に色付けする方法。
廃棄とか読了のステータスにおいて行をグレーアウトさせるのは「条件付き書式」で対応可能です。
条件付き書式は画面上部のリボンからも設定可能ですが、右クリックから範囲と条件を指定することで設定できます。
条件付き書式ではまずカスタム数式を選び、
「=AND($C1=”既読”,$D1=”★”)」のように条件式によってステータスに応じて行列に色付けできます。
(上記の例は複数条件指定しているのでAND関数を盛り込んでます。)
ステータスが一目でわかるのでオススメ。
関数を活用すれば、何冊を保有していて、何冊読んだか、なども数値で出せます。
COUNTIF関数をベースにして、INDIRECT関数・MAX関数・MATCH関数などを組み合わせれば便利な統計テーブルも作成できちゃいます。
ただし全行参照するような関数を多用するとめちゃくちゃ重くなってフリーズやバグが起きやすくなるので注意。
ALLAYFORMULA関数などが該当します。
さすがにブクログアプリのようにバーコード読み込みでデータ入力するのは難しいですし、
Amazonなどとの連携も専門的な知識がないと難しいです。
ただ、蔵書管理程度であればGoogleスプレッドシートで充分事足りるので、個人的にお勧めです。
アウトプットを通して読書管理
本は読み終えてからが勝負、というのが僕の持論です。
読書術の本は数多く出ていますが、アウトプットを推すものが多いですよね。
「人に教えること最も自分が成長する方法」
ということはあらゆる本で言われています。
人に情報を伝えるにはその内容の全体像やデータを正しく把握している必要があるので、
発信を通して自分の情報の欠落に気付くことが出来るし、
また頭の中が整頓されて理解が深まります。
アウトプットの方法は色々あります。
例えば読んだ本のアウトプットといえば「書評」がまず上がります。
ブクログにも書評・感想を記載する機能があります。
また、Amazonにもレビューを書けます。
もちろん、読書ノートとして公開せずにアウトプットするのも手ですね。
SNSもよくオススメされます。
毎月大量の本が出版されていく中で、良質な本を選び取るのって難しいですよね。
ましてや自分の好みや自分の目的に合致する本となれば、
なおさら絞り込むための情報が必要になります。
自分に合う良質な本を選ぶ秘訣は、
自分が好きな作家、自分が影響を受けた本の著者がオススメしてしている本を選ぶことですが、
それに並んで、自分と同じ趣味や価値観を持っている人からの口コミもまた有益です。
この、「自分と価値観の合う人がおすすめしている本」の情報を得るのによいのが、
SNSとなるわけです。
自分が好きな本や読んでよかった本の感想をSNSで発信することで、
その情報をシェアできますし、仲間が増えるきっかけとなります。
加えてSNSは基本長文投稿するのを良しとしないものですから、
自然と要約のスキルも磨かれます。
以上がSNSでの書評・感想投稿をお勧めする理由ですが、
その副産物として、読書管理的な効果があります。
過去のSNS投稿を遡れば読んだ本の情報が分かります。
そしてそれ以上に、アウトプットを通して本の内容が頭に定着するので、
「何を読んだか」を覚えていられます。
SNSは「フロー型情報」にカテゴライズされます。
Webサイトに載せるのは「ストック型情報」です。
これは、SNSが後続の投稿によって流れていってすぐ確認しにくくなるのに対し、
Webサイトは体系立てて記事をストックできることからくる分類です。
読んだ本を管理する、という意味では、
僕はストック型のWebサイトやその仲間のブログの形で書評・感想を書くことをお勧めします。
SNSは検索するのには向いてないのが理由です。
なので仲間を増やす手段と割り切ってSNSを使うのが良いでしょう。
読んだ本を読みっぱなしにしては、
「あー面白かった!とても勉強になった!」と感じて、おしまいです。
半年後、1年後には何が書かれていたかほとんど忘れてしまっているでしょう。
読んだ本の内容をいかにして自分の血肉とするか。
これが最重要なんです。
でなければ、読書に費やした時間が無駄になります。
自分で買うのであれば、お金も無駄になります。
小説のような娯楽に振り切っている物であれば話は別ですが、
ビジネス書、自己啓発書、技術書、教科書、新書、教養系の古典などは、
読みっぱなしではいけません。
自分なりの方法を模索して、
読んだ内容をしっかりと自分に吸収できるようにしましょう!
まとめ
読書は、「よく生きる」ために非常に重要です。
読書によって自分の生活、人生だけからは得られない先人・偉人の人生の集大成を追体験でき、
時間がかかったり実行が難しいあらゆることの試行錯誤をショートカットして自分の糧とすることができます。こういったことは「巨人の肩に乗る」と表現されますね。
更に読書は多面的なものの見方、俯瞰的な視点を身につける最良のトレーニングともなります。
本を読む上で、読書管理を意識しておくと無駄を減らすことができ、読書効果の最大化が期待できます。
無論、本を読むことそのものの方が大事です。
管理ばかりに時間を割いて本を読まない、ただのコレクターになってはいけません。
あくまで読書管理は、読書にまつわる無駄をなくし、読書の効果を高めるために活用すべきだと思っています。
読書管理には、アプリを使う方法、表計算ソフトで管理する方法、SNSなどを活用する方法がありますが、それぞれに一長一短があるので、自分のスタイルや目的に合わせて上手に組み合わせるのが良いでしょう。
ここでは読書管理アプリとして僕が使用しているブクログのプロコン(Pros & Cons=メリット・デメリット)を紹介しましたが、読書メーターなど読書管理アプリは他にもいくつかあるのでお気に入りを選ぶとよいです。
特に何らかの形でアウトプットする、対外的に発信していくことは、読書の効果をとても高められます。
僕は書評はあまりしません。
批評はほとんどしませんが、感想は書きます。
読んだ内容は、基本、読書メモを取ってます。
本田直之氏の言うところの「レバレッジ・メモ」です。
読んだ本の重要だと思う部分や新しく知った知識、感想などをまとめています。
そしてそのレバレッジ・メモを通して自分に身につけたものを吸収・昇華して、
日常生活の知見を吐き出すブログと言う形を通してアウトプットしてます。
僕のスタイルはまだまだ改善の余地はありますけれども…。
アウトプットの仕方も読書管理の方法と同じく、パーソナライズしたらいいと思います。
樺沢紫苑氏のようにSNSやメルマガで感想・書評をシェアするもよし、
中田のあっちゃんみたいに書籍の動画解説するもよし、
松本正剛氏の千夜千冊のように書評サイト立ち上げたり書籍化するもよし。
アウトプットを通して自他ともに相乗効果で成長していきましょ。
今回は以上!
モイモイ!
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