2019年1月19日(土)
Canada Whistler にて
カナダ ウィスラー にて
オタワからの時差が意外と響いているみたい。
昨夜ベッドに入ったのが00:30で、珍しくなぜか1時間近く眠れずに考え事をしていた。
寝不足のはずなのに、6:30にはもう目が覚めてしまった。
この別荘にはバスルームが2つあるとはいえ、6人もいれば絶対に混む。
混まないうちにと5分でシャワーを済ませた。
ベーグルにカナダ産のアイススモークサーモンとクリームチーズを乗せたもの。
うま(´Д` )
贅沢!
カットしたもう半分には、珍しい、アーモンドバター。
「ピーナツバターよりややヘルシーでしょ?」
とエルサが言った。
うーむ、よくわかってらっしゃる!!
ヨーグルトにチアシード、ヘンプシードを散らして、
これまたカナダ産の手作りイチゴジャムを乗せていただいた。
ビビるほどに満足。
満足感しかない朝食。
ここまで最高の朝食はないのではと思う。
俺の知人・友人の中で最も健康的を理解している気がする。
健康的な食事は少なからずコストがかかる。
この健康的な食事が裕福な家庭ならでは、という点には、
やっぱり少し複雑な気持ちを感じてしまうな。
しっかり腹を満たしたら、いよいよ、スキーだ!
そう、ウィスラーは世界的なスキーの名所。
お金は多少かかってしまうけど、ここで使わずしてどうする!
うおおおおおおおスキーするのとか12年ぶりいいいい!!
どうしよ!
どうしよ!!
美人なゲレンデガールの目の前ですっ転んで雪だるまになったらどうしよおおおおお!!!
どうしようもないですね。
俺は俺の滑りをするだけだぜ。
調子乗ったら怪我して強制帰国だ。
安全第一。
スコットがウェア一式を貸してくれた。
スキージャケットとズボン、ヘルメット、ゴーグル、グローブ。
スコットが長身で助かった!
今日はスコットと俺とミシェルの3人だけで行くことになった。
エルサたちも普段よくスキーはするらしいけど。
車に乗り込んで2kmくらい、ウィスラーのスキー場に着いた。
Spicyって名前のレンタルハウスでブーツとスキー板とスティックをレンタルした。
明日も滑るから2日間のレンタル。
スタンダードの板を選んだけど、税込で110ドルちょい、約9800円。
スキーってお金かかりますね。
ゴンドラとかリフトを使うためのスキーチケットは、スコットがここの会員だかなんかで半額割引にしてもらえて、2日券180ドル。約16000円。
うむ、これくらいしますよね。
でも半額は超お得。
スコットありがとう!!
全てセットしたらさっそくゴンドラへ!
ここのスキー場はブラックコム山とウィスラー山の2つがあって、今日はブラックコムを攻める。
「アメリカの祝日が重なってるせいで混んでるみたいだ。普段はこんなことないんだけどな」
と、スコットが言ったとおり、山の上に向かうゴンドラには信じられないほどの大行列ができていた。
こ、これ、200人くらい並んでるんじゃないか…?
麓は朝からずっと雨が降っていて、とてもスキーをする状態じゃない。
白くけぶっている山の上の方に行けば雨は雪に変わっているだろう。
みんな考えることは一緒なわけだ。
30分近く並んで、ようやく中腹まで行くゴンドラに乗った。
ここを起点として、今度はリフトに乗ってまた更に上に向かう。
リフトから降りた山の上は風が強く、雪もわんさか降ってる。
うひゃー、ちょっと緊張する!!
12年ぶりだもん。
マジで滑れるかな?
とりあえず少しずつ慣らしていこう、ってことでゆっくり降りていった。
…
よし!
滑れたぞー!
コケなかったぞー!!
と、調子乗ったせいか、2週目ではコケた。
急な斜面のコースでブレーキをうまくかけられず、後ろ向きになってずり落ちて転んでしまった。
ぐぬぬ…!
急斜面だから外れたスキー板を再び付けるのも一苦労だ。
ようやく降りたところでスコット達が待っていてくれた。
ぐっ、待たせてしまって申し訳ない…!
スコットは幼少期からずっと毎冬滑り続けてきてるので超ベテラン。
ミシェルは小さい頃に滑ったあとブランクがあって、数年前にまた滑っているので、まぁまぁ経験あり。
慎重に滑ってるから転ぶこともなく、安定している。
キイイイイ悔しいいいい!!
ザザザザっ!
ドサッ!!
クッソ!またコケた!
ゆっくりなのにまた転んだ…
なにこれ凹む…
そしてまた外れた右足のスキー板が全然ハマってくれない!
一見では分からないけど雪深い斜面に入ってしまい、板を踏み込むとフワフワの雪に沈み込んでしまって、雪が板とブーツの間に入ってくる。
付かないよー(´Д` )
だいぶ長いこと格闘してようやく板をはめ込んで降りた。
2人ともリフトに先に並んでてかなり前の方にいた。
混んでるなぁマジで。
後ろに並び直し、1人寂しくまた山の上へ向かっていった。
コースは上級者向けの黒マークのライン、中級者向けの青いライン、初心者向けの緑色のラインがある。
上級者向けのコースなんてのはもはや崖。
こんな急斜面、人間が滑れるところじゃねぇ!って思うけど、リフトで登っていくと実際に滑ってる人らが見えるからマジでビビる。
ようやるわ…
結局慣れなのかね。
うちらは中級者向けのブルーを順に攻めていった。
中級とはいえ、なかなかレベルが高い。
12年のブランク上がりにはやや厳しい!
楽しいけど!
それと、悪天候が重なってるのも。
山の頂上に近いエリアまで登った時には、雲の中に入ってしまったのか、20m先も見えないうなホワイトアウトの中を滑った。
どこからともなく他のスキーヤーが滑ってきて横を通り過ぎていく。
たまに自分の前方にもフッと人影が現れるから瞬時に方向転換しなきゃならない。
怖すぎる!
吹雪いたり、晴れ間が出たり、冷たい強風に煽られたりと、天気が安定しない。
山の天気は変わりやすいってやつだな、まさに!
あまりにリフトが混雑してるしてるから、お昼の時間をズラそうってことで14:30ごろまで滑って、それからレストランに向かった。
ブルーベリーソースとクリームチーズのパイに、ラテを頼んで飲んだ。
食事って感じじゃないけどうまい。
スキー場は15:30に閉まるらしいので、それまでたっぷり滑った。
ブラックコムマウンテンのブルーコース、ほぼ全制覇したんじゃないかな!
全部で6回ほどすっ転んでしまった。
悔しい…(´Д` )
家に帰ると、エルサがお湯を溜めてくれていた。
おや、湯船があるのかな、と驚くと、なんと露天風呂のジャクジーがある。
ま、まじで??!
「暖まってるから先に身体を解凍しておいで」 とエルサ。
なにこのただの高級リゾート(´Д`)
周りは小雪のチラつく林。
とても寒いけど泡立つお湯がほどよく暖かい。
ご、極楽極楽…
ダメ人間になりそうだ…
夕飯はラクレットという名の、バーベキューwithチーズ!
オタワのキルク家でもご馳走になった、あのラクレット。
どうやらカナダの国民食なようだ。
海老や野菜や肉、ソーセージなどが用意されて、特殊なラクレット用グリルで焼いて食べる。
天板で具材を焼いて、その間に小さな四角いフライパンみたいな容器にチーズを乗せて下段でトロかす。
この四角いフライパンみたいなのは人数分あって、各々が自分の好みのチーズの溶かし具合で食べられるという仕組みだ。
火の通った具材とチーズを合わせて下段に入れても良いし、自分のお皿の上で合わせても良い。
洗うのちょっと大変そうだけど、パーティ感あって楽しい!
飲み物もウィスラーの地ビールがたくさん用意されていて好きなだけ飲める。
長女のミサは弁護士を目指していて、勉強が大変なようだ。
ミシェルはなんとあのGoogleに努めている。
みんな優秀過ぎて、「ロニーはどんな仕事しているの?」って聞かれてちょっと気恥ずかしく感じてしまった。
む、無職です…今…
旅が終わったらPythonを仕事にする。
だからこそこうしてPC持ち歩いて日々学習しているしな。
自分でプログラムを組み上げるにはまだ知識不足だけど、早く見せられるものを作って、
「こんなの作ってます」って、自信を持って言えるようにならないと。
がんばろ。
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