パレンケで闘病

2019年3月8日(金)
Mexico Palenque
メキシコ パレンケ にて

2段ベッドの天井

夜通し下痢が止まらず、30分おきぐらいにトイレに駆け込んでいた。
ほとんど捻った蛇口状態。

どう考えても摂取水分量よりケツから発射される間欠泉の水量の方が多い。
起きるその都度、水を飲むようにしながらなんとか収まるのを待つしかない。

 

朝方、ようやく間欠泉が収まった。
まだ熱もあるし胃も痛い。

宿から見る外の景色

フラフラしながら近くのスーパーまで歩いて行った。

ジャングル

普通の道がジャングル

スーパーマーケットの看板

大型スーパー、ボデガアウレラ。

よく働かない頭でスポーツドリンクみたいなのと水とヨーグルトと果物をカゴに放り込んだ。

色んな商品が並ぶ店内の写真

宿に戻って再びベッドにダイブ。

死ぬ…

手に持った胃腸炎の薬

ヨーグルトとバナナを無理やり食べて、スポーツドリンクも飲んで、持っていた胃炎用の薬を飲んだ。

 

さて、この病気が何なのか分からないのが1番怖い。

症状は、高熱、関節痛、激しい水下痢、胃炎、初期に吐き気。
これで調べてみると、ウイルス性胃腸炎か菌性胃腸炎ってことがわかった。

ウイルス性胃腸炎にはノロウイルス性とかロタウイルスとかO-157がある。
けど、調べたところ中南米ではその辺あまりないみたい。
それに俺吐いてない。
可能性が高いのはサルモネラくらいか。

ってことで次に菌性胃腸炎について調べてみる。

症状が酷い場合は抗生物質を使うけど、基本的には対症療法で、症状を抑えながら菌が排出されるのを待つのが治療法だそうだ。

そうか、言われてみれば俺は過去にウイルス性胃腸炎、急性腸炎、急性胃腸炎×2と、
複数回胃腸炎にかかっていたが、今までに処方されてたものも、胃酸を抑える薬とか胃の痛みを鎮める薬、それに抗生物質だったもんな。

今回は保険がなくて病院に行けないから抗生物質は期待できない。

旅中に胃腸炎になる可能性は想定済みで幸い症状を抑える薬はいくらかあるし、
祖母が持たせてくれたバファリンだってひと束ある。

こうなりゃ耐久戦だ。

iPadに入ってる、頭が良くなる本を読みながらひたすら回復を待った。

 

 

夜に部屋に戻ってきたスイス人の青年にComo Estas?(元気)って尋ねられた(笑)

とてもBienとは言えねぇ。

「胃腸炎?そりゃ辛いな。”お婆ちゃんの薬”ならあるけど、いるか?」

なんだろ?

「これだ、ニンニク。ひとかけら丸ごと飲んで、ニンニクの殺菌作用で菌を殺すんだ。俺も胃が痛いときはこれに頼るけど、効くよ。丸一個は大きすぎるから、俺は細かく切るけどね(笑)」

おー、なるほど、民間療法か。
たしかに効きそうだけど…

「うーん、ありがとう、でも今の俺には刺激が強すぎる気がするわ…もう少し軽い時に試してみるよ」

昨日の朝に感じた、唐揚げに入ってたと思われるニンニクの匂いが鼻に戻ってる。
とても今は無理だ…

 

彼は明日の早朝にグアテマラへ移動するそうだ。
バイバイ!

 

あとは寝る前に再びバナナとヨーグルトを食べてただけの1日。
熱は少し引いてきた気がする。

 

頼む、明日には治っててくれー!!

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