2019年3月9日(土)
Mexico Palenque
メキシコ パレンケ にて
早朝目が覚めた時にはまだ胃がギリギリと痛んでいた。
胃の痛み止めの薬を飲んでもう一眠り。
9:30頃、だいぶほぼ痛みが消えていた。
よし、この調子なら今日こそパレンケ遺跡見に行けるぞ!!
ヨーグルトとバナナ、時間をおいてオレンジを食べて、シャワーも浴びた。
荷物も預かってくれるというので、チェックアウトをした。
ぶひゃー今日もあっちーなー
今朝同室の青年から教えてもらったところによれば、すぐ近くのADOバスターミナルの前あたりで遺跡行きのコレクティーボが20ペソで拾えるらしい。
片道8km程度だから随分と強気の値段設定だ。
まぁこの街はほぼパレンケ遺跡の観光業で成り立ってるわけだから分からなくもない。
適当に遺跡方面に歩いているところにやってきたコレクティーボを捕まえた。
Ruins(遺跡)はスペイン語だとRuinasになるんだな。
1番奥まで行く途中で国立公園の代金36ペソを支払い、次いで遺跡の入場料75ペソのチケットも買った。
いつものデザインのやつ。
チャプルテペック城
国立人類学博物館
テオティワカン
モンテ・アルバン
パレンケ
でもう5枚目か。
これ共通券とかあったらかなり得になりそうだよね〜。
毎回75ペソは地味に予算削られるのよね。
まぁアメリカやカナダのミュージアムと比べたら死ぬほど良心的だけど。
少し歩いたらもう、
ぴっ
ほげえええ
すげえええ。
ジャングルの中の遺跡。
ロマンしかないじゃないか!
まさに大好きなインディージョーンズの世界。
中に入ることもできるとは。
薄暗くライトアップされた石棺の中が赤く塗られている。
本当に棺桶だったんだと実感させられるな。
身体に力が入らないので休み休み見て回った。
いかにもな天文台と、それを囲んでいる宮殿。
時の権力者一家がここに住んでいたそうだ。
ここは他の町からの訪問者を招いたり、裁判を行なったりしたエリアだそうだ。
岩を削って描かれた、絵や文字。
何を言ってるのかさっぱり分からん。
十字のピラミッドなど、複数のピラミッド軍。
気合いで登る。
し、死ぬ…(´Д` )
頂上でへたり込んで座って休む。
ジャングルの高い木々と、遺跡に吹く風。
どこか八丈島を思い出させるな。
気持ちのいい景色!
サンクリストバルからかなり下ってきたはずだけど、まだ標高が高いんだな。
ってか、サンクリストバルはメキシコシティと同じくらいっていうから、標高2000mくらい?
高っ!
そりゃ高山病にもなるわ。
ううー、力入らねー。
すぐ疲れてしまう。
この辺りは綺麗に整えられているのだけど、パレンケ遺跡はかなり広範囲に散らばっていて、なんとまだ街の90%近くがジャングルの中にあるらしい。
入り口でおじさんが教えてくれた。
全部見て回ろうとしたらほんとにキリがない!
でもそんな未開拓な部分が残ってることにまた魅力があるんだよな。
その先の出口ルートに向かう。
このルートもまた素敵で、ジャングルの中を探検している気分になれる。
こんな滝とか。
不思議な石とか。
吊り橋とか!
水が透き通っておる。
数百メートル歩いた先にあったのは博物館。
Museo de citio。
パレンケ遺跡のチケットと共通になっているので半券を見せたらすんなり入れた。
ほんとに大事なものってのは大体ミュージアムできちんと温度管理の上保管されるもんだ。
こういう精細な彫り物とか。
なんか貴重そうな棒とか。
発掘された石棺とかああああああああああああああああああああ!!!!
すっげ!!!
ナニコレすっげ!!!
大きな蓋にはみっちりと絵文字が描かれている。
解説を見たら、各種の天体のモチーフやら生命の木やら神やら大蛇やら、ミステリアスなデザインがいっぱい!
この中で発見されたミイラは大量の装飾品や鉱物などと一緒に保管されていたそうだ。
身分が高かったであろうことは一瞬でわかる。
いやーすっげ。
小さくてコンパクトだけど、見応えのあるミュージアムだ。
帰りはまた通りすがりのおんぼろコレクティーボを捕まえてセントロまで。
20ペソ。
えらく疲れてしまったのですぐ近くのカフェに転がり込んだ。
オレンジジュース、37ペソ。
うーむ、パレンケに来てからグッと物価が上がったなぁ。
Wi-Fiアリって書いてあったから即決したのに、全然使えない。
なんてこった。
あ、暑い…
窓は開け放たれていてエアコンはなく、ひっきりなしに車が黒煙を上げて走りかっている。
なにもしてないのに汗が止まらん。
1時間くらいいたら「追加注文はよ」って感じのプレッシャーをかけられ始めたので店を出た。
セントラル公園に来てみたものの。
うおお、なんもねぇ。
店を覗きながら歩いてたら、あちこちにPosol de cacaoって飲み物かあるのに気づいた。
ポソルってなんだ?
小さなお店で尋ねたら、あれだよ、って他のお客さんの持ってた大きなプラカップを指差した。
うーん、よく分からんけど、名物っぽいな。
Posol de Cacaoのミルクバージョンを頼んだ。
ついでに砂糖少なめでお願い。
大きいサイズで25ペソ。
145円くらいか。
ストローですすると、底に沈殿した粉っぽい何かが登ってきた。
もぐもぐ
なんだこりゃ?
チョコラテとはまたちょっと違うのか。
よく分からんけど、まぁうまし。
ここでWiFiを得られた。
次の街へのチケットとかを調べる。
あと他のカフェ情報とか(笑)
カフェ好きすぎ。
ここパレンケの近くで面白そうなところと言えばやっぱり遺跡関連なのだ。
グアテマラ方面のボナンパック、ヤシュチランや、
ユカタン半島の方にあるウシュマル、チツェン・イッツァ。
ただ、正直全部行こうと思うと中々きつい。
体力もお金も時間もそうだ。
そしてそれぞれの遺跡の差とかの事前情報があるのなら別なのだけど、調べるにしてもちと大変。
メキシコは既にかなりの時間を取ってしまっているし、ちょっとペースを上げた方がいいかなって思ってきた。
ひとまずあとは絶対に行きたいグアテマラのティカル遺跡と、
ユカタン半島のカンクンにほど近いトゥルムという町の近くのセノーテに旗印を立てて、他は足早に行くこと決めた。
ここから行きやすい街としては一旦メリダがある。
大きい街だ。
ここに行って情報収集しつつ、先へ進んで行こう。
ADOのバスターミナルでメリダ行きチケットを購入した。
夜発だから、それまではしばらく散策とか。
歩いてすぐヘバッた。
いかん…。病み上がりだと体力が持たない…。
Cafe Jadeっていう素敵なお店を見つけた!
ここで夜までじっくり時間を潰そう。
メニューがどれもバエバエ!
めちゃくちゃバエる!
お店はジャングルの中の木の家って感じで最高のリラックス感、
そして店員さんのサービスもいい。
こんなところ通いたい…。
なんか美味しそうな飲み物を頼んで、その写真もあるのだけど、何を飲んだのか1ミリも覚えていない。
多分フルーツ系のノンアルドリンク。
先日買った情報発信ビジネス系の情報教材を見て勉強。
う~ん、なるほどとは思うし、筋通っている。
が、なんにしても、顧客がお金を払ってでも欲しいと思えるだけの知見がなければビジネスは成り立たない。起業と一緒だ。
人が欲しがるプロダクトなりサービスがなければ、お金は稼げない。
じゃあ俺には、人が欲しがるどんな情報や物があるだろうか。
うん、ないですね。
マジでお金がない人間なので、もし人が欲しがる、儲けをもたらす知見が俺にあれば既にこんな貧乏旅はしていない。
アフィリエイトなんかがそうだけど、儲けの大きいテーマと、そうでないテーマがある。
儲けが大きいのは、多くの人の「欲しい」という欲望を満たすコンテンツか、恐怖心や痛みを軽減してくれるコンテンツだ。
例えば前者だと、
恋愛、結婚、性風俗、車、高級ブランド品、美容、投資など。
後者だと、
医療、保険、サプリメントなどだ。
どちらにも該当するよなものだと、受験、転職、引っ越しあたりか。
こういったテーマは人気があって、常に人々が求め続けるので、提供できるソリューションがあれば非常に儲かる。
その代わりそのテーマをコンテンツにして儲けようとする情報発信者が群がるので、血で血を洗うような熾烈なレッドオーシャンになる。
自分が好きな物事やテーマが偶然他の人が求めるものと合致すればそれに越したことはないが、なかなかそうはいかない。
かといって、興味のないことを頑張って調べてコンテンツにしても苦しいだけだ。
この辺のジレンマをどうするか、解決しないと、先には進めないんだろうな。
暗くなったので夕飯を頼んだ。
カフェからそのままディナータイムへ突入。
野菜たっぷりのスープを注文した。
胃腸をぶっ壊したあとだから、消化器官に負荷をかけずに栄養を摂らねば。
お通しの様なものとしてグリッシーニも出てきた。
気が利いてる~。
味も外れない。
ここ素敵すぎる…。
ふと気づいたら近くの席に同じ宿のお兄さんが座っていた。
後で挨拶しようかな、と思ったけど次にふと気づいたらもういなくなってしまっていた。
なんだ、残念。
さぁ、次の街はユカタン半島の端っこ、メリダ。
車中泊。
長いバス旅になりそうだ。
コメント