正しい情報を得るには vol.1 正しい情報などあるのか

モイ!
こんにちは、ロニーです。

普段、何かしらの情報を知った時に、
「それ本当?!」
って思うこと、多くないですか?

というよりむしろ、疑わずに
「へ~、そうなんだ~」
と素直さ100%に受け止めてしまう方が恐ろしいですが。。。

TwitterやFacebookなどのSNS、
Youtubeの解説動画、
登録しているメルマガ、
新しい本やニュース記事であっても、

その信憑性を疑うことって、多いと思うんです。

この情報化社会、
情報は大量に目から耳から、入ってきます。

情報の中には、
明らかな作り話やジョークもあれば、
学術的な研究論文から、
動画で一目瞭然な凄惨な事件、戦争や紛争、災害のニュースもあります。

その種類も質も発信者も様々でまさに玉石混交。

きちんと第3者による校閲、監査、事実確認が入った情報の割合は、
インターネットが普及した今では、
得られる情報を母数としたときに
もはや少数なのではないでしょうか。

そうなると、「本当にこの情報は正しいのか?」
と常に自分で判断する必要が出てきます。

情報が正しいかどうかを確かめるのは大変ですし、難しくもある。

正しい情報だけ抽出して手に入れば助かるのに、
と僕は常日頃考えてしまいます。

 

今回のブログでは、
「正しい情報を得るにはどうしたら良いか」
と題して、
正しい情報を手に入れるために調べたこと、
考えたことをまとめようと思います。

まとめ始めたらボリュームが大きくなってしまったので3話に分割しました。

「フェイクニュースや陰謀論にまどわされたくない!」
「正しい情報を手に入れる方法を知りたい!」

と思っている人には参考になるでしょう。

もちろんこのブログも、
僕ロニー個人が調べてまとめた情報ですので、
比較検討してご自身で真偽や有用性をご判断いただければと思います。

PCと本

正しい情報などあるのか

そもそも論のように感じますが、
疑わしい情報に直面した時には、
まず初めに「正しい情報はあるのか」について考える必要があります。

というのも、世の中、
「正しい情報」と「間違った情報」
に二分できないことが多いからです。

正しいか間違っているかの二者択一で分別しようとすると、
どちらにも振れないものが出てきてしまいます。

最初に「正しい情報はあるのか」をはっきりさせておけば、
仕分けの際に戸惑うことを減らせると思うのです。

「正しい情報」があるケースとないケース

情報には、
正しい情報があるケース と
正しい情報がないケース があります。

極端な例を出すと、

算数の計算問題の答えには、
論理的に正しい答えというのが存在します。

また問題によっては、
正しい答えが1つではなく複数ある場合もありますし、
1つの値ではなく、
-4 < 0 ≦10
のように範囲で示される場合もあります。

答えの形は様々ですが、正しい答えがあるケースに当たります。

また、
「これはバナナです」
のように、事実が目で見える場合。

「自分は昨日本を読んだ」
のように、自分が体験したから自分が真偽を決められる場合。

「『野菜とは食用とする植物の総称』である」
のように、辞書に記載があり、
専門家による見解が一致していて社会一般に認められているような場合。

などが、正しい答えがあるケースです。

正しい答えがないケースというのは、
例えば、
「うどんとそば、どちらが美味しいか」
「パレスチナの地は誰のものか」
のように、人や立場によって答えが変わるケース。

「死後の世界はあるのか」
「神様はいるのか」
のように、確かめようがないケース。

「●●便の飛行機はハイジャックされる」
「●●の橋が老朽化により明日落ちる」
のように、情報が公になり対策がなされることによって未来が変わるケース。

「株価が上がるか下がるか」
「明日は雨か曇りか」
のように、絶対的な答えがなく確率でしか導き出せないケース。

などがあげられます。

風が吹けば桶屋が儲かる、
とは言いきれないように、
世の中はエントロピー増大の法則によって
次々と状態が変化し、可能性が広がり、
「これが正しい」
「絶対に●●が起きる」
と言い切ることはできないものです。

なので、
まず情報は「正しい情報」と「間違ってる情報」のほかに、
「正しそうな情報」「間違ってそうな情報」もあり、
さらには「確かめられない情報」、つまり「どちらでもない情報」もある、
ということを常に念頭に入れておく必要があるのです。

正しいか間違っているかは立場によって異なる場合がある

ロシアのウクライナ侵攻が今も続いておりますが、
こういった国際情勢への対応に対しては、
立場によって「正しいことだ」「間違っていることだ」と
判断は分かれます。

ロシアに制裁を科すことは正しい判断なのかどうか、
ということについて、
日本、アメリカ、中国、アフリカ諸国、EU諸国、アジア諸国、
各国それぞれの立場から答えは変わってきます。

目線や場合によっては、
「人道的には間違ってるけど政治的、戦略的には正しい」
場合もありうるわけです。

戦争・紛争のどちらかを支援するのが正しいのか、
傍観して関わらないのが正しいのか、
加担せず仲裁するのが正しいのか。

これは個々人の心情や国是、政府の方針によって変わりますし、
未来を見据えた場合の自国民の安全を考慮すると、
短期的な正しさは長期的な正しさと相反する場合があるのです。

「人道的にはこっちを応援すべきだけど、加担すると逆効果」
といった複雑な関係性の中でも決断しないといけないわけで、
国際関係や外交というのは非常に難しいものです。

 

どんなに非道で卑劣で愚かな行為だったとしても、
侵略者はそれを正当化しますし、
為政者は自らの過ちを認めないもの。

何が正しいのか、は、
最終的には「趣味」や「信仰」、「哲学」になってしまいます。

紛争の裏に黒幕がいるのかいないのか、
信じるのはあなた次第。

公表されている感染者数の統計情報が正確であるかどうか、
信じるのはあなた次第。

正義の反対は、
悪ではなく別の正義。
どちらの側に立つのか、どちらにも立たないのか、
も、あなた次第。

「正しい情報などあるのか。」

正しい情報がある場合もない場合もあるから、
まずはそこから見極めましょう。

間違った情報とは何か

正しい情報を見分けることを考えるのであれば、

「間違った情報にはどのようなものがあるのか」

も知っておく必要があるでしょう。
正しいことを示すより、間違っていることを示す方が易しいからです。

間違った情報のパターンを知っておくことで、
「この情報は正しくない可能性がある」と見極められるようになります。

 

間違った情報とは何かを定義する上で、
フェイクニュースの種類と目的が参考になるので挙げてみます。

(参考)『フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ』 著:笹原和俊

間違った情報の系統

まずフェイクニュースの種類は7つに大別できます。

風刺・パロディ:
害を与える意図はないが騙される可能性がある
誤った関連付け:
見出し、画像、キャプションなどが内容と合ってない
ミスリーディングな内容:
誤解を与えるような情報の使い方
偽の文脈:
正しい内容が間違った文脈と共有されている
偽装された内容:
正しい情報源が偽装されている
操作された内容:
騙す目的で情報や画像が操作されている
捏造された内容:
騙したり害を与えるために新たに作られた100%嘘の内容

上記の7つの種類は、
フェイク度合いが下に進むにつれて高くなります。

フェイク度合いが低い上段の種類は、
例えば情報のうち1か所だけ情報が不正確、
情報Aと情報Bは正確だが、
それをつなぐ論理が恣意的で間違っている、といったケースもあるので、
割合が低くてもこういった齟齬を見抜くのは難しく、惑わされがちです。

 

フェイクニュースを発信する動機は8つあります。

  • 質の悪いジャーナリズム
  • うけねらい
  • 扇動・いたずら
  • 感情
  • 党派心
  • 金儲け
  • 政治的影響力
  • プロパガンダ

です。

発信する側の単なる間違いや勘違いから始まり、

面白いことを言って注目を浴びたい、
人々が混乱するさまを見たい、
自分が怖いと思う・腹立つ・笑える情報を知らせて共感してもらいたい、
自分の属する団体、地域、政党、宗派などを応援したい、
危機感を煽って有料情報を買わせて儲けたい、
自分が正しいと思うことを広めて優位に立ちたい、
自分と相反する立場の者を不利にしたい、

こういった目的で、情報というのは操作されます。

 

情報発信者は善意のつもりだったり自分が正しいと思っていても、
それが受け取り側としては誤ってたり、
混乱のもとだったり、攻撃になったりするわけです。

そして間違った情報は瞬時に広まる割に、
それを訂正する情報、正確な情報は拡散されないことが多い。

悪意を持った発信者としてはSNSのこうした性質は都合が良いです。

お金儲けやプロパガンダなどが目的としてあるということは、
情報を受け取る私たち個人が、
心理学やマーケティングを熟知したセールスのプロや、
国家規模での発信に対抗する必要があります。

情報の受け取り側がきちんと情報リテラシーを持ち、
情報の真偽を見極め、
批判的に受け止めなければ、到底太刀打ちできません。

 

誰もが「自分は大丈夫」と思いがち。

「自分は目利き力がある」のような根拠のない自信や勘ではなく、
「この情報はここがこういう理由で間違っている」ということを、
明確に示して説明できるくらいの、
情報を見分ける「ものさし」を身に着けておくべきです。

情報の真偽を見極める方法

情報の真偽、
つまり正しいか間違っているかを見極める「ものさし」には、
以下のようなものがあります。

  • 情報源がどこであるかをたどれること
  • 自分で再現・確認できること
  • 情報がオープンであること

順にみていきます。

情報源がどこであるかをたどれること

情報源のことを「情報ソース」や「ソース」といいます。
Sourceとは「源」や「起源」といった英単語です。

論文では基本的にその情報に裏づけがあることを、
出典、参照、参考論文として情報源を記載することで示し、
その論拠の正当性を主張します。

自分自身がその情報を生み出したのであればそれは一次情報となりますが、
二次情報以降であるならば、出典を乗せるのがルールです。
公開されている他人の情報には著作権がありますからね。

ただし引用はせず参考にした程度など、
著作権に引っかからない範囲の場合は、
読みやすさや紙面の都合上、
参考文献の記載を端折ることも非常に多いです。

 

著作権の観点はいったん置いておくとしても、
自分の主張の正当性、信憑性を主張する意味で、
ソースを示すことはメリットになります。

逆に言えば、例えば

「●●であることは本当だ!自分は嘘はつかない!」
「決してお金儲けなんかじゃなく、世のため人のためにこのことを教えている!」
「某大富豪から教えてもらったからこの情報はホンモノ!」
「自分の情報は陰謀論なんかじゃない!」

といくら主張したところで、
ソースがどこの誰のいつの何であるかが明示されていなければ、
口から出まかせであるといわれても仕方ありません。

ソースを示さないことは、メリットにならないどころかデメリットに早変わりです。

例えば「友達の友達の話なんだけどさ~」
というのは作り話と扱って差し支えない、ということですね。

 

情報源がどこであるかを、
出典、参照、参考文献、
または実際に発生源が特定できるデータ、
個人名、団体名、場所などで示されていないものに関しては、

信憑性がないと判断できるため、

私たちは「間違っている可能性がある情報」として扱う必要があります。

ただし「間違いである」と断定はできません
「間違っている可能性がある」までです。

 

どこから発信されているものか?
どこから出版されているものか?
校閲や査読などを経て第3者によって事実確認が行われている情報であるか?
匿名の体験談や一個人の意見ではないか?
根拠がデータとして確認できるか?

上記の疑問はソースから導き出せます。
ソースがなければ導き出しようがありません。

何かの情報を礎にしてその上に自分の主張や理論を載せる場合は、
ソースをたどって信憑性を判断し、
また公開する場合はそのソースを明確に示しましょう。

自分で再現・確認できること

情報の信憑性を確かめる、手っ取り早く確かな方法としては、
自分自身で見聞きしたり再現してみることがあります。

「バナナと卵だけでパンケーキが作れるレシピ」
が本当であるかどうかは自分で作ってみればわかります。

「本当は感染も侵攻も起きていない」なんて主張が本当かどうかは、
実際に病院や近隣の国を訪れてみるなり、
映像を探すなり、取材するのが良いです。

「STAP細胞はあります!」
というのであれば、再現するところを見せてもらえば良いのです。
(この例はもう古いですかね笑)

 

もちろん、
一個人では様々な理由で確認できない、再現できないことの方が多いでしょう。

紛争地に飛び込むことはできないし、
詐欺まがいの情報や有料商材をすべて買うことはできないし、
HAARPの真偽を確認するために米軍管理施設に忍び込むわけにいかないし、
化学調味料が毒であるかどうかを大量に食べて実証してはいけません。

それでも、
できる範囲で確認する、
やれる範囲で再現する。

実際に手や足を動かして情報の真偽を確かめるアクションは、
自らの糧になります。
体感として、
真偽が確認できない、
自分で再現できない、となれば、
身をもって「この情報は怪しい」と理解できます。

情報がオープンであること

ものさしのひとつに、
「情報がオープンである」かどうかを見る方法があります。
オープンというのは、公開情報であるかどうか、です。

完全にクローズなもの、
たとえば会員制サービスの中でしか教えず、
かつ守秘義務が課されているような情報については、
真偽のほどは5分5分です。

入ってみないとその情報が本当かどうか確認できない以前に、
そのような情報が存在するかどうかすら不明なので、
詐欺の可能性がグッと高まります。

同様に、「自衛隊(や米軍など)が諜報している裏情報」
なんて謳われているものも信憑性はほとんどありません。

これらの、オープンでない情報に関してはシュレディンガーの猫と同じく、
存在すると存在しないが共存、
嘘と本当が共存している情報と見ていいと思います。

 

一方で情報がオープンになっているもの、
例えば政府が公開している統計情報や白書のような類、
また学術論文、古典やベストセラーなどは、
公開されることで、仮に間違っている場合にその業界の専門家や関係者によって疑義が入ります。

情報がオープンであれば、
インタラクティブなプロセスを経て、
その情報は精査されるのです。

Wikipediaなどはそのプロセスをうまく使っていて、
オープンな場で世界中の専門家が情報の真偽を精査して詰めてくれています。

ちなみにWikipedia情報がまだ叩き台レベルなのか修正済みなのかは、
「履歴表示」で修正されているかどうかが確認できます。
また出典がない場合にはその旨が表示されます。

 

僕は基本的に透明性が高く、オープンなものに好感と信頼を寄せています。
ただし、情報には公開すべき適切なタイミングというものは確かに存在します。

外交における交渉条件だとか、
有名人の結婚報告だとか、
企業のIR情報だとか、
映画の結末だとか。

リークされ先に情報が出回ってしまうことで台無しになるものというのは当然あるわけで、
こういったものまでオープンであれとは言えません。

でも個人的には、
宇宙人がいると判明しているのならば教えてほしいし、
隕石がぶつかることが判明していれば教えてほしいし、
不治の病で余命が判明していれば教えてほしい。

「本人のためにならない」
「パニックを起こしたら大変」
という気づかいは無用です。
知る権利の方を僕は重要視しますね。

あなたはどう思いますか?

橋とコニー

今回の結論

さて、今回の内容をまとめます。

情報の真偽を判断できるかどうかをまず考えよう

情報が正しいかどうかを判断する前に、
まず情報を正しいかどうか判断できるものであるかどうかを考えましょう。
大別すれば、「二元論」か「グラデーション」かです。

世の中に二元論、
即ち「正しい」「間違い」のようにきっぱり二分できるものって少ないものです。

多くの物事は、グラデーション。
左と右があれば、その間に無数の中間があるということ。

物事を把握する上で、
二元論は理解を助ける補助輪にはなりますが、
それに捕らわれるのは狭量になってしまうので危険です。
また事実を見誤る原因にもなりえます。

庭になってるこの木の実を食べられるか、
であれば、基本的には
「食べられる」「食べられない」の二元論です。
二元論であれば明快に判断できます。

グラデーションであれば、
情報がAとB、どちら寄りなのかを、
10段階などで評価してみると良いと思います。

 

たとえばコーヒーは体に良いか悪いか、
という疑問に答える情報であれば、

良い方の効果としては例えば以下があり、

  • 集中力を高める効果がある
  • リラックス効果がある
  • 肝臓がんを抑える効果が見られる
  • コレステロール値を下げる
  • 疲労回復効果がある

悪い方の効果としては以下があります。

  • ブラックコーヒーを飲むと胃が荒れることがある
  • 一度に多量に飲むと急性カフェイン中毒に陥る可能性がある
  • カフェインにより睡眠の質が下がる

良い点と悪い点の両方があるため、
飲み方次第ではあるが、複数の情報を総合して、
主観的には10段階でいえば7くらいで体に良い、
と自分なりに判断できます。

真偽が確認できない場合は、確率を考える

5~10段階評価で考えるのと似ていますが、
確率で考えても良いです。
正確な確率ではなく、
信憑性を主観的な割合やパーセンテージでざっくり把握する感じです。

正確な数値が出せるのなら、それがベストですが、
確率論となると専門的になって難易度が上がってしまうので、
大まかに50%以上か以下か、でもいいでしょう。

例えば、「中国は4つに分裂する」という陰謀論が昔ありましたが、
最近また話題に出てきています。

果たしてこれは正しい情報かどうか?と考えるとき、

  • 習近平国家主席による強権体制は非常に強力
  • 現時点で火種となりうる内紛や暴動の類は確認できていない
  • 度重なるロックダウンによって国民の不満が高まっている
  • 台湾の武力による併合が年々現実的になってきている
  • 歴史的に分裂と統一を何度も繰り返してきている

こういった情報から多面的にみると、
すぐに起きる可能性は低いが、
いずれは分裂する可能性が充分ある、
だから感覚的に30年以内に30%とかは、あるかもしれない、
とざっくり受け取れるでしょう。

情報とは不確かなもの

間違った情報には、
7つの種類と8つの動機があります。
情報が伝播するほどに情報は操作されるため、
絶対に正しいものは少ないと考えられます。

情報とは立場や時間や条件によって変わっていくものなので、
とても不確かなものと受け止めるのがベターです。

柳の下のドジョウではないですが、

「高度経済成長期にはこの方針がうまくいったからまたこうすれば良い」
「東南アジアや中国の人たちは後進国だったので大したことない」
「昔は俺はがっつり稼いでいた」

のように過去のある地点だけの認識では事実を見誤ります。

「資本主義が悪い」「共産主義が悪い」
のように、一緒くたに大きなくくりで否定してしまうのも危険です。

人には最初に得た情報や、
自分サイドの情報を重要視するバイアスがありますので、
常に中庸・フラットであることを意識し、
また常に現時点の最新の情報を得るようするのが良いです。

結局は信じるか信じないか、になるので自己責任

情報の正しさを判断するためには、
「ソースがたどれるか」
「再現できるか」
「オープンであるか」
というものさしが使えます。

ただしそうはいっても、
専門家の研究も、事故の現場も、
選挙の結果も統計も自分自身で見ることは不可能です。

そうなると、情報が正しいかどうかは、
最終的には「信じるか信じないか」です。

情報が改竄される可能性もあります。
自分が受け取るまでの流れの中で、
全然違う内容に変わってしまうことは、
伝言ゲームを思い起こせばよくわかります。

信じるか信じないかになってしまうからこそ、
情報を偏った情報だけで多面的に見ずに、
物事を信じてしまうことには気を付けた方が良いでしょう。

情報を集めて、比べて、人と相談して、
その上で最終的には自己判断、自己責任になることは、
常に念頭に置いておきたいものです。

 

はい、ついつい長くなってしまいましたが、
今回はここで区切ります。

以上、モイモイ!

 

参考文献

読書猿『独学大全』
オリヴィエ・シボニー『賢い人が、なぜ決断を誤るのか』
宮崎さゆり(国立がん研究センター)『がんとコーヒー』(PDF資料)
マリー・カーペンター『カフェインの真実 賢く利用するために知っておくべきこと』
坪野吉孝『健康情報をどう読むか 食べ物とがん予防』
藤原正彦『国家と教養』
笹原和俊『フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ』
内藤陽介『みんな大好き陰謀論 ダマされやすい人のためのリテラシー向上入門』
池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題10』
池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題12』
板垣英憲『中国4分割と韓国消滅 ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 金塊大国日本が《NEW大東亜共栄圏》の核になる』
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