アーサー王の玉座から

2018年12月25日(火)
UK-Scotland Edinburgh
イギリス・スコットランド エディンバラ

2018年!!
メリークリスマース!!!!!

イヤッフゥうう!!今日はめでたいクリスマスだーーーー!!!
レッツパーティいいいい!!!!

 

ってテンションでもなく普通に起きてホステルの朝食に向かった。

ホステルの朝食に特に代わり映えはないので心躍ることもない。

でもここはまぁまぁ華やか。

グラノーラとヨーグルトがあるのは嬉しい。
トーストにも手を出してしまおうか、と悩んでいたら、
同じテーブルに賑やかなグループがやってきた。

笑いながらスペイン語を話している。

「メリークリスマス!どこから来たんだ~?」

気さくに話しかけてきた、いかにもメキシカンなおっちゃんと、若い女の子と、細身の年上風の兄さん。

彼らの名前はそれぞれエンリケ、エミリー、クレイトンというそうだ。

「なぁ、エディンバラって何があるんだ?どこか楽しい観光スポットないかな?」
エンリケが尋ねてきた。

「まぁエディンバラと言えばまずはエディンバラ城だけど、
僕は昨日行ったから今日はアーサーズシートに行く予定だよ」

「なにっ!アーサーズシート??なんだそれは、教えてくれ!」

テンション高めのエンリケとエミリーはどちらもアイルランドで一緒に語学学校に通ってる仲間同士。
どちらもメキシコ出身ということで休みの間に一緒に遊びに来ているようだ。

クレイトンもメキシコ人だけど、
彼はそこそこ名の知れたインスタグラマーらしくてあちこちを頻繁に旅している。
エディンバラで偶然知り合ったらしい。

クレイトンの友達のロドリゲス(仮名)と、
彼らが仲良くなったというブラジル人のガブリエラも混ざって、
みんなでアーサーズシートに行くことになった。
フェリースナヴィダーっ!

陽気な仲間たち

いえーい!
薄曇ってて天気は微妙だけどクリスマス楽しんでいくぞ!

クリスマスデザインのポスト

みんなとにかく写真をよく撮る!

ダイナミックアースのモニュメント

丘の入り口近くに何かのモニュメントがあった。
Dynamic Earthっていう博物館施設のようなところ。
営業はしてないみたい。
クリスマスだもんな。

だから別に特に何かがあるわけでもないんだけど、みんなめちゃめちゃ写真撮りまくる。
一人一人、ポーズ決めて何枚も撮る。

「お、あんなところにも何かあるぞ!写真撮ろう!みんなで!」
って感じであらゆる物がきっかけになって撮影会が始まる(笑)
早く登ろうよ(^_^;)

アーサーズシートの斜面

アーサーズシートは小高い丘だ。
昨日エディンバラ城からも見えた。

高さ的には城の方が高い位置にあるはず。

山登りの途中

登り道はゆるい坂道で、気軽に登れるレベル。

雪が溶けたからなのか道は泥がひどく、
ぬかるみにハマったら粘着力で靴を持っていかれそうだ。

下りは滑るに違いない…

ぽっちゃりしてて一番運動と縁遠そうに見えたガブリエラが意外にもペースよくサクサク登っていく。

「もしかして普段から山登ってたりするの?」
「頻繁じゃないけど、よく登ってたわ。ブラジルはいい山がいっぱいあるからね」

「もうすぐ頂上だ!上には何があるんだ?」
とエンリケが聞いてきた。

「特に何もないみたいだけど」

「城跡とか言ってなかった?」

「いや、伝説でアーサー王のキャメロット城があったとか言われてるだけ」

後ろからエミリーが追いついた。

「エミリー!ここには城があったらしいぞ」とエンリケ。

「そうなの?」
「あぁ、俺の家だ」
エンリケずっとこんな冗談ばっか言ってる(笑)

息が切れるほどでもない勾配をワイワイ進んで、

アーサーズシートの頂上付近

頂上!

混んでる!

石碑的なのがあるけど人が多すぎて近寄れない。

アーサーズシートの石碑

クレイトンなんかは頑張って並んで潜り込んでその座にたどり着いてた。
インスタグラマーだったらこんなネタ使わないわけにはいかないよな。

アーサーズシートからの眺め

良い眺め!

山の上のロニー

ひとしきり開けた風景を楽しんだら今度は下山。

ぬかるんだ泥道が最高に滑る。
みんなちゃんとした服着てきてるのに、クリスマスに泥だらけとかは絶対避けないとな(^_^;)

一緒に記念撮影

丘陵と町と海

ぬかるんだ道中

古い建物

裏通り

なんか立派な宮殿とかあって、そこでも撮影。
今度は別の低い丘があって、そちらにも登った。

時計台

なんかの塔

灯台とかあるところ。

パルテノン神殿みたいなモニュメントもあって、
みんなそこに登っては写真を撮ってる。

「よーしみんな登ろう!!柱の間に1人ずつ並んで撮るんだ!」
どんだけ写真好きなの(´Д` )

登るのが割と大変で、辞退したガブリエラが写真を撮ってくれた。

あ、
俺受け取ってないや…

高いところから見る撮影者

これは上から撮ったやつ。

エディンバラの街並み

まだ夜には早いけど早くも暗くなってきた。

「え、夜には店がどこも閉まっちゃうだって?!じゃあ何か買わなきゃだな」
ということで、開いてた小さな個人商店で冷凍食品をみんなで買った。

店主の中東系のおじさんが最高に愛想悪くて、店出てからみんなで大ブーイングだった。

いやぁでも、クリスマスなのに店を開けてくれてんだ。
感謝しないとな。

宿に戻って、談話室でみんなで適当に夕飯。

冷凍のフィッシュアンドチップス、冗談のつもりで物は試しと買ってみたけどやはりマズイ。
イギリス人でこれ買う人とかいるのかな…。

冷凍フィッシュアンドチップス

ちなみにスタッフは今日は1階のバーで内輪のクリスマスパーティらしい。

ちょっと覗いてみたらテーブルを使ってビアポンしてた。
卓球玉をお互い打って、ビールが注がれたカップに球を入れられたらその酒を一気飲みしなきゃいけないとかってやつだったかな。
超盛り上がってる。

「ロニー!エディンバラ城見に行こう!」

え、も、もうクローズしてる時間だよね…

「ライトアップされてて綺麗らしい。どうせ暇なんだろ!
クリスマスだぜ?!こんなとこで何もしないでどうすんのさ!」

よっしゃ、行こう!ライトアップされてるなら見たい!

「もちろんバケツを持っていくんだ!
クリスマスで外を歩いてる旅行者やカップルがたくさんいるはずだから聞かせてやろうぜ。
一儲けしよう。俺もロニーのバケツドラム聞きたいしな!」

ま、マジで?(笑)

イギリスのバスカーうますぎて超怖いんですけど…。
でもノリで持っていく。

スコットランドでもバスキングしたって実績を作れば自信にもつながるし。

エディンバラ城とエンリケの背中

街を歩いてて、エンリケが手招きするから行ってみると、
「隠れろ!エミリーを脅かすんだ!へへへ」
といたずらな顔で笑ってる。

ウケる(笑)

エミリーが、道路沿いのゆがんだ鏡が飾られてるのに気を取られてるうちに、
建物の影の暗がりに隠れて待ち構える。

こっそり見てみると、急に俺らが消えたのできょろきょろしている。
で、近づいてきたところに飛び出す!

ビクッと一瞬驚くけど呆れたように笑ってる。
それを見てエンリケ爆笑。
メキシコ人は陽気ってほんとだな笑

赤く照らされたエディンバラ城

ライトアップされてるエディンバラ城!

赤く照らすのね。
ちょっと不気味な様子だ。
人は全然いない。

「よーしロニー!バスキングするんだ!俺らはちょっと離れたところからサクラ役してるからさ!」
お、おう。

よーし、じゃあクリスマスっぽくムーディーな感じで…
テンテンテテテン
15分くらいの演奏。

腰かけられるところが広い広場の端っこだからほとんど人も寄ってこない。
ほどよく響く程度の音量で叩いた。
うるさい思いはさせたくないしな。

暗くてよく見えなかったけど、離れていたところにいたエンリケに寄ってった。

「ぜんぜん人来なかったね~」
「いやいや、でも演奏良かったよ!いろいろできるんだな!」
「もしよかったら後で写真送ってくれない?」

「あ、ごめん、城の写真撮ってたからロニーの写真は撮ってないや。」
ないのかーい!笑

てっきり動画か何か録ってるんだと思った(^_^;)
自意識過剰でハズイやつじゃん。

時間も遅くなりあまりにも寒いので宿へ戻った。

ライトアップされた美しい城

石像

冷凍パスタ

みんなで冷凍食品をシェアしたりしながら飲んで談笑。

1日程度の出会いだったけど、すごく楽しかったな!

「俺たちはここのあとはロンドンに行くんだ。
クリスマス休暇の間はイギリスにいるけど、
終わったらまた学校が始まるからダブリンに戻らないといけないんだ」

「学校では英語を勉強してるんだっけ?もう普通に話せてるよね」
「あぁ。前はカナダで勉強してたしな。」
「じゃ今度はオーストラリアで会おうか(笑)」
「いいね!」

英語を学ぶのにイギリスもアメリカにも行かないという笑

「メキシコに行くなら絶対グアダラハラにいかなきゃだめだぜ!
俺が住んでる街だ。今はダブリンに滞在してるけどさ」

グアダラハラ。
言いにくい名前の街だな。

メキシコ、怖いイメージしかないけど、こう言う風にオススメしてもらえると期待が沸いてくる。

 

楽しかったけどこのイギリス滞在もあっという間に明日が最終日だ。

アイルランドからのアメリカ大陸。
ワクワクが止まらない。

でも今夜の間は、ハッピークリスマス!
一生忘れない思い出の1日だ。


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どうもありがとうございます!(^^)
あなたに幸せが訪れますように!

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