2019年2月12日(火)
USA New Orleans
アメリカ ニューオリンズ にて
窓の外から雨の音がした。
スマートフォンを手繰り寄せて天気予報を確認したら、確かに雨だ。
今日は何しようかな〜。
こんな雨じゃカフェでお茶しながらweb作業とか…
ん?
雨でもやってることあまり変わってねー(´Д` )
外歩くのは好きだけど、やっぱり俺インドアなんだな〜
朝ごはんにいつものバターコーヒー。
その他に、グランドキャニオン行く前に買ったクリームチーズを使いきりたかったからトースト。
“完全無欠”コーヒーを飲んでるのに食パンを食べるという、
全然完全無欠じゃない行為。
パンを避けたほうがいい理由は主に4つ。
そう、4つもある。
第1にグルテンを摂取すること。
グルテンは腸内の栄養吸収を阻害するという。
グルテン不耐性の人だけじゃないか、と言われるが、
人によって軽度の体調不良を引き起こす可能性があるそうなので、「人によっては」避けたほうがいい。
グルテン摂取時にどう体調が変化するかをしっかり記録した上でないと確かめようがないけれど。
俺はまだ調べられていない。
またグルテンは中毒性がある、とのこと。
食べるとまた再び食べたくなる。
これが次にあげるマイナスポイントに関わってくる。
パンを避けたほうがいい理由その2。
糖質だから。
食物が手に入りにくくサバイバルしていた原始人時代と違って、
今は糖質が簡単に大量に摂取出来てしまう。
つまりエネルギー摂取過剰になってしまう。
糖質は脳をはじめとする体内の細胞のエネルギーになるけど、
タンパク質や脂質もエネルギー源として代替がが効く(100%ではない)ので大量に摂取する必要がない。
それどころか高血糖は、吸収のためのインシュリンを継続的に大量分泌させ、膵臓を疲弊させる。
そして疲弊した膵臓がインシュリン分泌のコントロールを失うと過剰分泌のために低血糖を引き起こす。
低血糖は危篤な症状を伴うほか、血糖値の上下は血管にもダメージを与える。
俺はこの部分が1番怖い。
すでに血糖値スパイクが常態化してる状態までに進んでしまってるから。
一般的には糖質過剰は、単に
カロリーの過剰摂取
→肥満
→生活習慣病やその合併症
という形で警告されているけど、そこだけに着目するのは短絡的だと思う。
パンを避けたほうがいい理由その3。
トランス脂肪酸。
市販のパンの材料には砂糖やマーガリン、ファットスプレッドなどが使われているケースが多い。
マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングという、
菓子パンに主に多く含まれている精製油にはトランス脂肪酸が含まれている。
トランス脂肪酸は善玉コレステロールを減らし、
悪玉コレステロールを増やすことで動脈硬化を引き起こす作用が認められている。
日本と違って摂取量が多い欧米ではトランス脂肪酸への危惧は先をいっていて、
含有量の表示が義務付けられているケースが多い。
その害を知っている人も多いので、トランス脂肪酸を含まないパンもたくさんある。
菓子パンに主に多く含まれていると言ったが、
食パンにもめっちゃ使われてる。
1斤100円前後の安いやつはほぼ使われてる。
日本では平均的な摂取量が少なくて影響が小さいという理由で規制されていないけど、
摂って良いことはない。
出来るだけ避けたいところだ。
最後に、パンを避けたほうがいい理由その4。
それはカビ毒の存在。
麦は栽培から口にするまでのどこかでカビに侵されることが多く、カビはカビ毒を生みだす。
カビ毒は取り除くことが極めて難しい。
栽培段階で作られてしまったカビ毒は見た目にはわからない。
カビ毒がどれだけの悪影響を引き起こすのか、
どの程度含有されているものなのか、
という部分を調べるのが今の俺の課題になってる。
とまぁ、これだけ悪材料が揃ってるのに食べるのだから俺もアホですよね。
うん、安いから仕方ない。
貧乏人が病気になって早死にし、
金持ちが健康で美しく長生やすい、
その理由はここにもあるのだ。
今は仕事もしてないし旅をするための資金がとても大事なので、
食事でどうしても金を節約する必要がある。
それに世界各地の食文化をより知りたいってテーマもあるから、
炭水化物全部取っ払うとかは無理。
なんも食えんくなる。
なので、
俺はパンを食うぞおおおおoouuurrrrryyyyyyyyy!!
今までに食べた枚数を覚えられないくらいにな!
新しく仕事で稼げるようになったら徐々に食事を適正にしていきます。
それまでは美味しくパンを頂きましょう。
美味しいのは間違いじゃない。
11:00にチェックアウトした。
荷物は置かせてもらえる。
外に出てみたら雨は止んでいるみたいで、どこか秋を感じさせる空気だ。
えーと、まず現金を調達したい。
ラスベガス以降、何度かATMでお金を下ろそうとしているのだけど、どこも手数料がかかる。
空港だと手数料なし、ってところが多いから探せばあるはずなんだけど、
なかなか見つからない。
ラスベガス空港もヒューストン空港も無かった。
銀行とか商店においてあるところも試してみてるんだけど、
ここニューオリンズに来てから手数料がさらに上がってる。
空港で手数料が2ドルかかるっていってたから他をあたってみたら、
2.25、2.50、2.75、2.95、3ドルと、
他の場所を見るたびに上がっていく。
昨晩のMarket Cafeの向かいのバーなんて3.75までいった。
さすがに笑ったわ!
で、今朝、ホステル備え付けのATMを試したら、
4ドル。
ありえねぇ。
結構ここまでの街でチップ払うことがなかったのだけど、
ここニューオリンズはどこもチップをしっかり払うシステムになってるみたい。
その上あちこちでパフォーマンスがあって、
投げ銭チップも払う機会が多いから細かい現金をかなり用意しとかなきゃならない。
こりゃかなりあちこちのATMを回って最安値を探す覚悟がいるぞ。
とりあえず最低2.00ドルなら変えてしまっていいだろう。
と、思ってたら、最初に見つけた近くの小さな商店でTransaction Feeが1.99ドル。
やったね。
ATMの仕組みが今までと全然違う。
カードを入れたらすぐに抜いて、それからボタンをぽちぽちいくタイプ。
レートが高く感じて少し計算していたら取引中止にされちゃって、
でその時にカードを取り除こうとしたら入ってなくて、ヤバイ!吸い込まれた!
おじさん助けて!
って事情説明している時に財布の中にカードがあるのに気づいて、
あ、そうか最初に抜き取ってるじゃんテヘペロ〜
っていう一人芝居で迷惑かけてしまった。
ごめんなさい。。。
国産ブランド地鶏並みの記憶力を誇る五十嵐ロニーです。
どうもおはようございます。いつもご迷惑おかけしております。
細かいのが欲しかったので20ドル札を崩した。
その商店でアイスランドスキール購入。
ノンファット、ノンシュガー、1.99ドル。
酸っぱい!
ニューオリンズのカフェチェーン、PJ’s Coffeeに来ました。
普通のブラックドリップは2.50で、税込2.76ドル。
チップ追加して3.01ドル。
ディカフェがあったからそちらに。
コナコーヒーのような香りを感じる、甘みのある味だ。
さっきの取り引きがまだなんか引っかかるのでレシート確認してみた。
200ドル引き出した。
レートは12037.58 USD/JPY。
…。
レートやはり高くないか?
ネットで確認したら、今は1ドル110.45円。
つまり1ドルあたり9.5円もイクスチェンジレートが掛かってる。
キャアアあああ高いッ!
2週間前なんて1ドル108円だったのになぁ。
100ドル下ろすと数百円も違ってくる。
200ドルならその2倍。
他の場所のレートも、よくよく見て比較しないと実質の値段が分からない。
ほんとに外貨両替って無駄な出費だ。
この無駄をなくすためにも、
・外貨収入を得る
・国際的な外国口座を持つ
・キャッシュレスを徹底する
ことを着々と進めていったほうがいいな。
期待していた仮想通貨への移行は、
懸念通り政府の反対による規制と悪徳ハッカーによる抜き取りで骨抜きにされちゃってるし。
さて、ランチにクレオール料理を楽しもう。
これが今日のミッション。
ネットで調べて評価の高かった、ちょっといいお店に向かった。
レストランの名前は、その名も「GUMBO SHOP」。
Gumbo(ガンボ)ってのはクレオール料理の定番のひとつで、
言ってしまえば、ごった煮スープ。
海鮮と野菜を煮込んだ具沢山のスープである。
神保彰のソロのアルバムに「JIMBO GUMBO」って名前のCDがある。
確かガンボのような色んな要素を混ぜて煮込んでひとつにしたような、
そんなテーマのアルバムだ。
そのCDの説明でしかガンボの存在を知らなかったから、
その元ネタになったガンボがどんなものであるか、とても気になるところである。
お店はちょっと格式高そうな装いの内装。
お昼時なのもあってすでに店の中は半分以上、席が埋まっている。
良かった、まだ空いてる席もあるな。
入り口付近では2人のウェイターが暇そうにお喋りしている。
「いらっしゃいませー、おひとりですね?」
「はい、そうです」
「少々お待ちくださいね」
席に案内してくれる…
かと思いきや、そのままお喋りに戻る。
ん??!
あの、席に案内して欲しいんですけど?
目の前のあの空席とかは予約が入ってたりするのだろうか…
よくわからんけど、
約10分そのまま玄関でボーっとオベリスクのごとく突っ立って待っていると、
別の店員がやってきてようやく席に案内してくれた。
なんなのこれ…
後から人に尋ねたところ、
実は各テーブルごとにウェイターが割り当てられているから、
自分の担当のテーブル以外は空いてようとお客さんが来ようとノータッチなのだそうだ。
なんだそりゃ。
多分チップとかウェイターの序列とか、そういった内部の要因があるのだろう。
さて、腹ペコです。
安く色んなもの食べたいなと、
前菜のガンボと、メインにガンボ&豆の煮込みのセットプレートを注文した。
GUMBO Z’HERBESってのが、4.99ドル。
複数種類のハーブのガンボだね。一番安いやつ。
CREOLE COMBINATION PLATTER、16.99ドル。
1800円くらいするから結構お高い。
「お飲み物はいかがなさいますか?白ワイン、赤ワイン色々取り揃えてございますよ」
「ありがとうございます、うーん、タップウォーターいただけますか」
「あー、はい」
あ、露骨に表情変わった。
つまらなそうな、呆れたような、ガッカリしたような顔。
すみませんね、財布のひも固くて。
ハーブのガンボ。
小さなカップに入っている。
スープの上にはご飯。
思っていたよりあっさりしていてクセがない。
触感はドロッとしているけど、おいしい。
一瞬で食べきってしまった。
続いて、出て来ました、
クレオールコンビネーションプラッター!
海老のガンボに、赤えんどう豆の煮込み、
真ん中のライスは、ジャンバラヤ!
最高だぜ!
むちゃこぼれてるけど!
サービス精神旺盛ですね!
具材が溶け込んでいてドロドロの、コクのあるガンボ。
ガンボってカレーライスみたいにご飯と一緒に食べるものなんだね。
海老の風味がしっかり効いてて旨味がすごい。
赤えんどう豆の方は、まぁ、そのままの味って感じかな。
美味しいです。
ジャンバラヤは、
ガンボらと一緒に食べちゃうとちょっと個性が薄まっちゃうけど、
スパイスの香りがまた新鮮だ。
もっと辛いのをイメージしていたけど、想像してたより食べやすい。
ガーリックとオニオンをしっかり炒めていて、そっちの香りが印象的だ。
いやー、うまい!
うまいですね!
これはじっくり楽しみたいと思い、
追加で、安いけど白のグラスワインを注文した。
「コイツ金ないんだろうな、チップも期待できないか、チェー」
みたいな様子で不貞腐れていたウェイターが、
ワインを追加注文した途端、急に恭しくなった。
「お水、お注ぎいたします、お客様!」
ん、
んー、、、
なんかモヤっとするなぁ。
なんというか、
お客さんとの出会いとか美味しい料理と気持ちのいいサービスやお店の雰囲気で楽しんでいただくことへの喜びみたいなものが全くなくて、
あくまで「お金を落としてくれるから」対価としてサービスします、って感じ。
お金がある人が偉くて、
それ以外はクソどうでもいい、
みたいな風潮に強い居心地の悪さを感じる。
食うや食わずの生活で、
「毎日困窮しています…」、
っていうのなら、こうなるのもやむなし、と思える。
でも、そこまで飢餓に苛まれているようにも思えない。
どちらかというと、社会全体の人間関係がこうであることに起因しているのかもしれない。
お金を持っている人は、
安全で、清潔で、心のこもったサービスを受けられて、
景色が良くて治安のいい地域に住める。
しっかり教育や医療を受けられる。
一方で、
お金のない人たちは、
それに見合った、真逆の待遇の中で生活を余儀なくされると考えれば、納得がいく。
そんな、格差が非常に大きい社会の中で生きていれば、
きっと自然と、
「お金をより多く持っている人が偉い。自分は誰々よりはリッチだから序列が上」
といった思考が染み付いてしまうように思う。
思うに、観光地のような、お金を持っている人、もしくは使う人が集まっている地域で働く地元の人とこうやって接したときに、そのギャップが露見されるんじゃないかな。
そんな風に感じた。
まぁ、食事は美味しかったので、オッケーっつーことで。
御馳走さまでした!
雨は止んだようだ。
宿に行って荷物を回収した。
早いけど、ゆっくりバスターミナルにでも向かおうかね。
そこそこ距離があるし、雨がまた降ってきたら面倒だ。
途中、スーパーでビールとパンを購入。
あと歯磨き粉とフロスも買った。
フロスなんて買ったのは初めてだ。
旅前はいつも3~4ヶ月おきくらいで歯医者に通ってクリーニング受けてたのだけど、
旅に出てからすでに半年以上経ってしまっている。
どんなに気を付けて歯を磨いても歯間に歯垢は溜まってしまうから、フロスでも使って手入れしないとな。
バスが出るまでまだ結構時間があるのでターミナルの外の陰でゆっくりビール。
もしかしたら公共の場では飲んじゃいけないかもしれないので隠れるようにしてひっそり飲んだ。
大好きなウルケル。
プラハで飲んだのも最近のようでいて、もう数か月も前なんだな。
今夜も夜行バスで、ヒューストンへ向かう。
ニューオリンズ、良い街だったな。
やたらと「お金」を意識させされる街だったけど、
淀んだ空気のヒューストンの後だったから、明るい空気が嬉しかった。
いざ、リベンジのヒューストン。
今度こそ、航空宇宙センターへ行くぞ。
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