ニューオリンズでセッションに参加!音楽と心拍数

2019年2月11日(月)
USA New Orleans
アメリカ ニューオリンズ にて

 

バターコーヒーの朝食を済ませたらブログ更新。

あっという間に時間が過ぎて昼を回ってしまった。
外へ繰り出すぞ。

 

ニューオリンズで有名な、Cafe Du Mondeに向かった。

昨日は大行列だった。
今日も並ぶかなー、と思いきや、空席がポツポツあるおかげで並ばずに席につけた。
やったぜ!

 

ドリンクは色々種類あるけど、食べ物はドーナツ1択。
みんなこのドーナツを食べに来ているのだ。

カフェオレとドーナツ、合わせて税込6.00ならまぁまぁ安い。

ベニエとカフェオレ

来ましたな。

粉糖がこんもりと乗った、まだ揚げたてで熱々の、
穴のないドーナツが3つ、小皿に乗っている。

このドーナツがBeignetいうやつだ。
検索したら、ベニエ、と読むらしい。

余分な粉糖を落としてかじると、
油の甘みと、もっちりと弾力のある生地が口の中で踊った。

むぅ、これは美味いぞ。

粉糖たっぷりのベニエ

カフェオレは、まぁフツーのカフェオレだ。

これもニューオリンズスタイルで、チコリが入っている。

朝のコーヒーとの時間があまり開いていないからか、やや動悸が速い。

路上のサックス吹き

店の向かいでサックスを吹いている、
フンドシみたいな布を腰に巻きつけた黒人バスカーを見ながら考える。

チップを入れてくれた老夫婦にありがとうございます、とお礼を言っている。

 

全ての生き物の、一生のうちの心拍数は決まっているという。
ゆっくり打つ象も、早く打つネズミも同じ回数だけ鼓動する。

だから、寿命は、心臓が早く打つほど短くなるということになる。

俺はカフェインを取ると、如実に心拍数が上がる。

これって、寿命を無駄に縮めていないか?

実際には心拍数の限界より先に、
ガンとか脳疾患、心疾患、肺炎や事故などで人は死ぬ。

だから心拍数を気にするよりも病気にならないことに気を使うほうが寿命を延ばすのには効果的に違いない。

今の医療とAIの進歩のペース、そして細胞再生医療の可能性を考えると、
半世紀後にはもうあらかたの病気が対処可能になってるように思う。

だから老衰の限界も視野に入れたほうがいいだろう。

史上の最高齢は122歳の女性。
トップはほぼ女性が占めている。

男性のトップは116歳だ。
ガッツリと116歳を目指すのなら、心拍数含め、全てを計算に入れたほうがいい。

日本の平均寿命は、昨年2018年の記録で81歳だった。

ただ、特に長寿の人は除外されてるから意味のない統計になるけど。

116歳まで生きようとすると、
極々一握りの、それこそ除外されるレベルに特異な人間の仲間に入ってないといけない。

ちなみにこれはめちゃめちゃ健康努力をしたっていうよりも、
長寿の遺伝子を持ってると考えた方がきっと妥当だ。
長寿の人は、だいたい家族も長寿だから。

うちの父方は長寿の家系だ。
祖父母どちらも、70代後半から90歳近くまで存命した親戚が多い。
うちの婆さんも86歳でまだ元気。

母方は知らんので調べたい。

ただ…

カフェインなんか取らなくても、運動や心境の変化で心拍数なんて余裕で変わる。

1年間コーヒー飲まないよりか、
マラソン一回参加するほうが心拍数消費は多いのでは、とすら思う。

長生きのために、カフェイン飲料を控えて、激しい運動をしないで、怖い映画とか燃える恋愛とかしないようにして、慎ましやかに生きるって、

人生つまんなくね?

なんのための長生きなの?ってなるよな。

 

俺は人生が超楽しくて、やりたい事も知りたい事も山ほどあって、そのために長生きをしたいのだ。
だから長生きのために娯楽を削るのは、本末転倒になる。

ってことはだ。

人生を豊かにするためのカフェイン摂取であれば容認できるし、

惰性で飲むなら、カフェインは控えてノンカフェイン飲料を選んだほうがいいっつーことだ。
水のチョイスがあるのに、わざわざお金払ってマズイコーヒーを飲む必要はないもんな。

このカフェオレは俺の人生を豊かにしてくれているのだろうか?

 

店が混んできた。

空いたカップを置いて席を立った。

店の前ではまださっきのサックス吹きがゆったりと、知らない曲を吹いている。

情緒はあるけど、感動するほどでもない。

ムードをありがとう、の意味を込めて、チップを入れた。

バックパッカーにとっては1ドルはとても貴重。
自分も端くれながらバスキング経験者として、誠意を発揮したい。

少なくて申し訳ない気持ちを抱きつつ、財布に残っていた気持ちの10セント。

演奏の邪魔をしたくないから、笑顔だけ渡して背を向けた。

演奏が止まる。
おいおい10セントのためにわざわざお礼の言葉か、と反射的に後ろを向いたら、

その男はサックスケースのチップの中からその硬貨を拾い上げ、

路上に投げ捨てた。

ハ?
目を疑った。

何した??

人混みの中、小さな銀色の硬貨が客の足裏の下に光った。

何事もなかったかのようにサックスを再び吹き始める男。

え?
なんで?
意味がわからない。

さっきまでの穏やかな空気もどこかに消え去ったようだ。

心拍数が跳ね上がる。

ここでキレても仕方がない。
冷静に考えたくその場を離れた。

無残に捨てられたコインを再び拾い上げる気になるわけない。

 

レストランで、10円安い方を選ぶためにメニューを変えたりする。
10円安いパンを買うために、少し離れたスーパーに行く。

気持ちの10セントを稼ぐために、
通り過ぎる人々の前で、頭を使って、身体を使って、バケツを叩く。

その10セントを、あいつはまるでゴミを入れられたかのように道端に投げ捨てた。
わざわざ演奏を止めてまで。

そこまでの侮辱をする理由ってなんだ?

ガキンチョが通り過ぎざまに中指立てたり、チャイナーって馬鹿にしてくるのとは訳が違う。

こちらの好意、敬意を真っ向から蹴り捨てられた。

 

小銭がケースに入ってるとチップの入りの単価が下がるから?
それなら拾ってポケットに仕舞えばいい話だ。

1セントでも、10ドルでも、入れてくれた行為には、好意がある。
嫌な奴にはお金なんて1セントだって入れはしない。

 

お金の価値は人によって違う。
100円が大金と感じる人もいれば、10000円なんてハシタ金と感じる人もいる。
人それぞれの尺度で、好意の金額は違う。

入れてくれた金額が自分にとって少ないからという理由で、
礼の気持ちを感じもせず、目の前で投げ捨てるって、無礼もいいところだ。

 

ふと、ある可能性が脳裏に浮かんだ。
この街には物乞いもめちゃくちゃ多い。

そこら中に、チェンジくれ、って書かれたボードを置いて、
カップをチャラチャラ鳴らすやつが座ってる。
チェンジってのはお釣りのこと。
お釣りの小銭でいいから恵んでくれってことだ。

まさかと思うけど、小銭は物乞いにやるもの、
チップはお札から、という不文律でもあるのか?

そうだとすれば、小銭をチップで渡すことは、
「テメーは物乞いと同じだ」という、逆方向への侮辱につながる。

頭がグルグルまわる。
そんなん聞いたことねーぞ。

ミシシッピ川のほとりに腰かけた。
ここでも横に、アコギをクラシック奏法で演奏している上手いバスカーがビートルズのLet It Beを鳴らしている。

ミシシッピ川を走るタンカー

多くのいさかいの原因は、
お互いの文化を知らないため、
又は認めあおうとしないために起こる。

俺が見落としているアイツの文化はなんだ?

仁・義・礼・智・信はアジアンの考え方かもしれない。
アメリカ南部に儒教の常識は通じない。

でもさっき見ていた時は、
いくらかのチップを入れてくれた白人老夫婦に、しっかりとお礼を伝えていた。

じゃあやっぱり金額が全てなのか?

たしかに10セントじゃなにも買えない。

それでも10セントはゴミじゃない。
しかも、気持ちのこもった、10セントだ。

 

Let It Beが終わってオアシスのWonderwallに曲が変わった。

 

1円を笑うものは1円に泣くという。

どんなに必要なもの、例えば100ドルするものでも、あと10セント足りなきゃ買うことはできない。
たかが10セント、されど10セントだ。

礼儀の心、そしてお金を大事にする心がなければ、成功することはないだろう。
その程度の男だった、と思うしかない。

そしてそれを見抜けず、お金を入れてしまった自分が、情けない。

チップを入れずに無視して通り過ぎていれば、
こんな無駄に動揺して、心拍数を上げる必要も無かったのかな。

いや、この感情の波だって、人生のスパイスだ。

楽しんで、生きようじゃないか。

感動したら10ドルだって入れればいい。
通り過ぎざまに、街に華を添えてくれてるバスカーに10セント入れたっていい。

自分が思う形で、この気持ちを伝えればいいんだ。

 

「写真を撮ってもらえますか?」
観光客と思しきカップルに声をかけられた。

もちろん!
ミシシッピ川を背にするカップルの写真を撮った。

ありがとう。
どういたしまして。

立ち上がって川沿いを歩き出した。

クラシックギターが奏でるHotel Californiaが響く。

後ろの人が小銭をチャリンと入れる音がした。
2度目の音は聞こえなかった。

ミシシッピ川蒸気船、MACHEZ

ミシシッピ川を遊覧する蒸気船がある。

たしか無料で対岸に行けるんじゃなかったっけ、
と思って確認してみたら、
これはランチクルーズ、ディナークルーズが一体になってるものらしく、38ドル以上かかる。

ステキなアトラクションだけど、ちょいと俺には高い。

路上の陽気なディキシーランドジャズグループ

とてもステキなニューオリンズジャズのグループが路上でライブしているのに遭遇した。

軽快なバンジョー、突き抜けるペット、深みのあるボーン、控えめなコンバス、ウネるクラ。
ステキな歌を歌う女性が下げてるアコギは、どうやらネックレス(笑)

陽気なディキシーランドの音楽に心が晴れていくようだ。

わああカッコいい!
バンジョー超かっこいいな!

見ててウズウズとドラムが叩きたくなってくる。
ううう、リズムトラベラー欲しー!

この曲なら、ブラシ演奏だな!

せめてバケツがあればなぁー。

1ドルチップ。
小銭は使い果たしてるので。

 

演奏している後ろを見たら、探していたスーパー、Ramsesがあった。

うおい!
ここだったのか!
昨日も何度も歩いてるじゃん!

スーパーらしからぬ狭い暗い入り口をくぐった、
所狭しと食材が置いてある、ザ・スーパーだった。
こんな近くにあったとは!

ウォルマートまでわざわざ騙されて歩いたけど、こっちの方が近い(´Д` )

ビールとパンと缶のビーンズ、あと昼ごはん用に暖かいローストチキンを買った。

歩いてルイアームストロング公園へ。

飾りつけされた家

なんかのお祭りなのかな、
オレンジ、黄色、紫。緑色が特徴的な飾り付けが街の色んな所にされている。

 

公園のベンチに座って昼ごはん!
じっくり長時間火を通したと見える。

小さい骨は柔らかくて食べられるくらいだ。

ラガービールとチキン

鶏足3ピースで3.99ドル。
これは満足度高い!

ルイ・アームストロング像

サッチモ先生!

ジャズケルベロス人間

えーと、この人知らない…
のどかな池のある公園。

公園の橋

ぐあああドラム叩きたすぎる!

ホームセンターを地図で調べて行ってみることにした。
バケツを買いたいな。

あと中南米に向けて、丈夫で使い勝手のいいキーチェーンと錠前が欲しい。
絶対に荷物盗まれたくないからなー。

 

1軒目、公園の前。

錠前は高い! キーチェーンは欲しいタイプが見つからず。

バケツは、路上キッズが叩いてるような、デカいやつがある。
あれだとバスドラサウンドが出せないからアウト。
あと見た目もゴミっぽ過ぎて華がない。

キチンとしたこぎれいなバケツもあるけど、なぜか底の脇に変な窪みがある。
これだと叩くときにスカす可能性が高いからダメ。

注ぎやすいようにとば口も付いてるから、それも出来れば無い方がいい。

 

かなり歩いて、2軒目。

地元のお爺さんたちがやってる、老舗っぽいハードウェアショップ。
蝶番とかバッカーとか傘とか、色んなものが置いてある。

鍵を見せてもらって、良さそうな錠前があったけどやはりかなり高め。

うーん、大型店舗に行けばもっとしっくりくるのがあるかな。
バケツは白バケツのみ。

「すみません、欲しいタイプが無かったです」
「あぁ、それはすまんかったね。気にしなくていいよ。またね」

気のいいお爺さん達だ。

やたらヒッピー風のゴロツキが多いライブストリートが、戻る途中にある。

宿で教えてくれたライブバー、
Spotted Cat Music Clubがあったけど、中は席が空いてない。

演奏も休憩中みたい。

うーむ、なんかピンとこない。
ドラムもいないし、来る的にドラム演奏が聞こえたMarket Cafeに行ってみようか。

the spotted cat music clubの前

ウィッチクラフトショップ

その道の途中でウィッチクラフトの店を発見した!!

これは気になる!

このニューオリンズはブードゥー信仰がアフリカから持ち込まれた街でもある。
だからそこら中にガイコツやブードゥー人形なんかのグッズショップがあるんだけど、
まーどこもツアリストやオカルト好きミーハー向けの、可愛いやつ。

そんな中でも、ここはガチクサい。

並ぶ本

なかには儀式用のダガー、タリスマン、インセンス、アクセサリーまで所狭しと並んでいて、
グラストンベリーほどじゃないけど品揃えがいい。

ウィッカン、ウィッチクラフト、マギック、ネオペイガン、
と似た信仰に関する書籍のラインナップもなかなかのもの。

本棚いっぱいに心躍る怪しげな本

有名そうなプラクティショナーの本が揃ってるけど、この人たちはどこまでのことが出来るのかな。

全部大人買いして読みふけりたい衝動に駆られるけど、どれも高い。
薄いやつでも20ドル以上。

色んなプラクティショナーの色んな思想があるから、
どれが自分に合うか、どれが効果があるとされてるかっていうのを事前に調べないと、
気軽に買うのがためらわれる。

今は旅中だからなおさら。

気になるやつだけメモした。

 

Market Cafeにやってきた。
ノリのいいジャズが聞こえる。

アンバーってビールを頼んで席に着いた。
人はまばら。

生演奏を聴きながらビールを楽しむ

このバンドがまたかっけー!!

なんとドラムボーカルとギターボーカルがいて、それぞれ歌う曲を担当している。

おとなしいベースと、コーラスも担当している、ややサポートっぽい立ち位置のトランペットおじさん。

ジャズのスタンダードから、フュージョン、ブルース、マンボ、たまにロックも。

うめええええ!!!
痺れるううう!!!

左足で2-3クラーベしながら歌ってるうううううう!!
天才か!!!

結構広いテラス席に、客はほんの数組。
貸切状態だ。

黒白の縦縞シャツに小粋なハット、最高にイカス!!

 

そのドラムボーカルのおっちゃんがまた陽気で気さくな人で、
休憩の時に、どこから来たのー、楽器やるの?と話しかけてくれた。

「へー、ドラムやるんだ!じゃあ叩く?」
あべべべばびび(´Д` )

「いいいいやややや、とてもあなたの後で叩けないですよ!」
「あはは、そんなことないよ〜」
ホッ(;´д`)

すげー叩きたいけど、公開処刑だよーこんなニューオリンズでドラムソロとか。
怖すぎる!

まぁそこは察してくれたのか、さらっと流してくれた。
いやー俺もこういうジャンルの曲もガンガンカバーしてーなー。
なかなか弾けるメンバーいないしなぁ。

「1曲録画を頼めないか」
と頼まれて撮影係も担当。

「準備いいか?」
「ハイ!」
っつって録画ボタン押したけどミスタップだったのか作動しなくて、慌ててもう一度押してようやく録画スタート。

うわわ、カウント部分を撮り損ねた(´Д` )
ノリノリで2幕めも終了。
マジカッケー!!

音楽聴きたくてビールしか飲んで無かったんたけど、そこにウェイターさんがやってきた。

「なんか追加頼むー?」
「あ、このクレイフィッシュのエトフェ?(Etouffee)お願いしますー」
「エッ?!あ、ハイ!承知しました!」

どーせなんも頼まないから安いビールくらいだろう、と思ってたんじゃないかな。
そこそこ高いメニューを不意打ちで頼んだから泡食ってて面白かった。

お冷、ほとんど減ってなかったけど追加で注いでくれる。
ウケる。

クレイフィッシュのエトフェ

これがそのクレイフィッシュのエトフェ!
クレイフィッシュとは、そう、

ザリガニ!!!

ニューオリンズは湿地帯。

だから魚の他に、ワニやザリガニを使った料理が多いのだ。
エビ、カニも。

ザリガニの身

エビの身のように、ザリガニの身がコロコロと入ってる。

ベースはスパイスとハーブの効いた、ドロドロに煮込んだシチューみたい。

フィンランドでもザリガニは夏の味覚だ。

エビとカニの間くらいの食感を持つ、ソフトでクセのない味わい。
ザリガニってクセのある臭いが強そうなイメージあるけど、決してそんなことない。

伊勢海老やロブスターほどの上品さやぷりぷり感はないけど、充分食べやすい。

思った以上にたくさん身が入ってて贅沢な感じ!
辛くはない、さわやかなスパイシーさ。
めっっちゃウマイ。

そこに響く、ニューオリンズ特有の、バズロールを多用したスネアのトレインビート。
これこそが、俺のニューオリンズだ。

渋いバンドを最前列で見る

曲の合間。
ドラムボーカルのおじさんが向かいの椅子に座った。

「どこから来たの?え、日本?へ~、遠くから来たんだね~。ちょっと疲れたから1曲代わりに頼むよ。」

「そうなんです~、って、えっ、えっっ??!」

「オブラディオブラダ知ってる?」

「え、はい、Beatlesですよね。カバーしたことありますけど…」

「よぅみんな、彼がオブラディオブラダ一緒にやるってさ!」

ちょおおおおおおおおおお!!!

あれよあれよと唆されてドラムに座る。

ベースがデンデデとオブラディオブラダのオープニングを弾き始めた。
ええい、やってしまえ!

特に強烈なアレンジをしてるわけじゃないから素直に叩けば問題なくいける。
ソロもないし簡単だ。

 

大きな山場なく終了笑

 

うひいい緊張した!

でも楽しかった!!!

オタワぶりの生ドラムだったな。

思いっきり叩きたい!

「いいじゃん! !いけるね!」
お礼を言っておじさんと交代。

ゆったりした雰囲気とはいえ、これだけのクオリティの生演奏があるのに、
相変わらずお客さんはポツポツとしか入らない。

テラス席の外で立ち止まって1曲聞いていく人。
仕事の手を止めて演奏に耳を傾ける店員さん。

日暮れの生暖かいニューオリンズの空気感。
緊張の後の余韻が世闇に溶ける。

うわああ緊張したなぁあああ。

こんな心拍数の消費なら願ったり叶ったりだ。

 

お店の掃除が始まり、バンドも最後の曲を終えて片付け初めたので俺も退散だ。
みんなと握手して別れた。

 

なんだか中身の濃い1日だったな。
音楽はいいね。

人生を楽しもう。
真心で素直に人と接しよう。
軽いけど、そんな感じ。

賑わう夜の通り道

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