ケイジャン料理を食べてみる

2019年2月10日(日)
USA New Orleans
アメリカ ニューオーリンズ にて

 

うむむむ…
寝れたのか寝れなかったのか、中途半端な感じ…

夜行バスは定刻通りニューオリンズのバスターミナルに着いた。

 

青い、特徴的なデザインのメガバスを降りると、隣にグレイハウンドバスが停まっていた。
同じターミナルを使っているようだ。
そして建物はアムトラック。
なるほど、サンホセと同じような形か。

 

繋がりにくいネットに繋げて、外が明るくなるまでのうちに一部ネット作業。

やっとUberに登録できた!
多分今後何かと使うことになるUber。

日本だと馴染みがない配車サービス・アプリのウーバーだけど、
アメリカではタクシーを駆逐する勢いでウーバーが広まっている。
Lyftっていう似たようなサービスもあるみたいだ。

タクシーより圧倒的に安く、またレビューや支払いシステムがウェブでなされるために安全。
かつドライバーの質も高いという、いいことずくめなサービスだ。

国によっては、タクシー=強盗 と見られるくらい治安が悪かったりするから、
そういったときに活躍するのがウーバーになる。

これは中南米に入る前に準備しておきたい。

ただハードルとして、本人認証のために電話番号のSMS認証が最初に必要になる。

俺は携帯番号が使えないから出来ずにいたのだけど、
今回はやむを得ないので友人の番号を代理で使わせてもらって登録した。

この場合使用する段階で不具合とか出てくるのだろうか?
追加で調べないとな。

朝日に照らされた高層ビル

7:00を過ぎて外も明るくなった。
朝日が照らすのは、高いビル。

なぬー!
これは意外だった。

イメージの中のニューオリンズは狭い通りに2〜3階建くらいの、
フレンチレトロな可愛い家や店がひしめいてる姿だ。

多分、フランクフルトみたいに、モダンな都会の中に旧市街が残されてる感じなのかもしれない。

少なくとも、ここの街には活気を感じる。
活気のある気配。
ヒューストンのような暗さはない。

 

チェックインが15時だから、まずは調べたカフェに向かうことにした。
のだが、道をマラソンランナーにふさがれる。

早朝のランナーたち

ガンバレー( ^ω^ )

ぬおおお走りてえええ!!!
めっちゃ身体動かしたい!

ジョギングしたいし筋トレしたいし少林の基礎練したいしセッ…おっと、ここまでにしよう。
マラソンランナーの波が通り過ぎるのを待つ。

 

 

マラソンランナーが途切れない。
相当大規模だぞこれは。

ゼッケンのナンバーを見たら、
26000台?!

すげぇ!

そしてこれは待ってられないと判断。
迂回して歩いた。

ファイナンシャルディストリクトを超えて、フレンチクォーターってエリアに入った。

ニューオリンズの中心地の青いオブジェ

ここだ!
これが、ザ・ニューオリンズ。

旧市街にあたる地域に違いない!

近代的なニューオリンズの大通り

最初に顔を表したのがスターバックスとマクドナルドというのがなんとも世知辛いのだけど、
どちらもうまく街の雰囲気に溶け込んでいる。

装飾が施された建物の壁、レトロな看板、キラキラ輝くショーウィンドウ。

黒い鉄製の金属で、看板を下げる支柱や街灯や鉄柵などが作られていて、
そのクルリと曲げられた曲線がたまらない情緒を醸し出している。

マリオットを始め、立派なホテルが多い。
THE観光地ってわけだ。

Cafe Beignet

Cafe Beignetのグッズ

まず最初にやってきたのは、調べて最初に出てきたCafe Beignet。

ベイグネット?ベネット?
どう読むのか分からない。

もう可愛いですよね。

 

室内は満席。
ちょっと狭いテラス席に陣取った。

客の年齢層が高いなー。

フレンチスタイルのカフェだ。

クロワッサンやスコーンが色々あってちょっと気になるけど、
ここはガッツリと、ブレックファストサンドイッチってのにした。

ブレックファストサンドウィッチの全体図

ベーコン、チーズ、オムレツを挟んだサンドイッチで、
パンはベーグルがクロワッサンから選べる。

値段は、7.99ドルと、かなりお高いのですが…

マジでエンゲル係数がぁ…

ブレックファストサンドウィッチの断面

ラテもあるけど、あえてカフェオレにした。
フレンチっぽいから。

紙カップ提供のカフェオレ

ウェイターの男どもがやる気なさすぎてちょっとガッカリだわ。

1人は隙あらばテラスのベンチに座ってうたた寝。
もう1人は柱にもたれかかったりテーブル拭きながらずっとスマホいじり。

うーん、せっかく由緒ある感じの人気カフェなのに台無しだ。

 

フワフワのオムレツを挟んだクロワッサン。

細かく刻まれたベーコンとチーズが、オムレツの中に入っていて食べやすい。
バランスは悪すぎるけど、朝からエネルギーをチャージできてヤル気が湧いてくる。

カフェオレは、んー、別に、って感じ。

ニューオリンズってコーヒーのイメージ強いな。

多分イギリスやアイルランドからの入植者が多かった北部に対して、
フランス人入植者が統治したエリアだからだろう。

イギリスはティー文化だもんね。

そしてフランスは、深煎りコーヒー。

深煎りドリップのパンチを和らげるのにミルクを追加するのは理にかなってる。

カフェの店内の賑わい

朝のニューオリンズの街角

ニューオリンズの建物

高い薄雲が太陽を隠してしまっていて、薄ら寒い。

チリーだね。
涼しい〜寒いを表す形容詞はChilly。

チリってるから、室内に入れる次のカフェを探そうかな。

イメージ通りのニューオリンズの建物

これこれ!
イメージの中のニューオーリンズ。
ディズニーランドのワールドバザールの横当たりの雰囲気。

ニューオリンズの街角

チェックインまでまだ5時間もある。

ジャクソンスクエアの噴水

Jackson Square。

マラソンランナーたち

マラソン走ってるなぁ。

エンヴィー308バーアンドカフェの入り口

Envie 308 Espresso Bar & Cafeというお店。
気さくでテンションの高い店員さんがお出迎えしてくれます。

本日のコーヒーではエルサルバドルの中煎り、深煎り、深煎りのチコリー風味付きの3種類。

チコリー風味のコーヒーを頂く

チコリーといえば、ブルーボトルコーヒーの定番、「ニューオリンズ」!

シングルオリジンのアイスカフェオレにチコリーで甘みを足してあるやつ。
こんなところでオリジナルバージョンにお目見えするとは(^O^)

素敵なカフェの店内

深煎りの苦味とコクがしっかりした味。
飲みやすくはないかな。

チコリーの甘み、というのもよく分からない。
多分軽くつけられてるんだと思う。

ブルーボトルのもそうだけど、チコリーの何をどうやって入れてるのだろう?
チコリーって、白菜の仲間だ。

その香りや甘みをコーヒーに足すって意味わかんないよね。

 

Wi-Fiを貰えたのでニューオリンズの観光ポイントをチェック。

いくつものユニークな博物館、
湿地帯のボートツアー、
ミシシッピ川の蒸気船ツアー、
水族館や動物園

が推されている。

まぁその辺はお高いので参加は厳しいね。

ニューオリンズといえば何と言っても音楽と食の町!!

ジャズ発祥の地でもあって、ジャズバーや路上で日夜見事なジャズ演奏を楽しめるという。

そしてフレンチとアメリカ、スペイン、アフリカ料理が入り混じった、
独特な「ケイジャン料理」と「クレオール料理」。

スパイシーで、新鮮な魚介や豚肉を使った独特なレシピは、アメリカでもこの地域だけだ。
今は他の州にも広がっていったようだけど、本場はここ。

ジャンバラヤとか大好きいいい!!!
ガンボ楽しみいいいい!!!

 

バケツはロサンゼルスで消えてしまったし、叩くものがないから悔しいけど演奏はできない。
その分、ガチのグルーヴを全力で学び取ってやる!

いくつかお店をピックアップして、早速ランチを食べに行きたいところだけど荷物が多い…

いや待てよ、チェックイン前でも荷物を置かせてもらえる事は多い。
ホステルのフロントで尋ねてみよう。

シティハウスホステルの入り口

遠目では分からないホステルの入り口。

City House Hostel New Orleans。

呼び鈴押しても開けてもらえなかったけど、
ちょうど外に出てきたお客さんのタイミングで中に入り受付に行くと、

「ロビーでくつろいでていいわよ!コーヒー、紅茶、シャワーは自由に使っていいから!」
と歓迎モード!

とりあえず荷物置ければ嬉しい(^-^)

すぐ呼ばれてチェックインしてもらえた!
部屋のキーをいただけるのは15:00だけど。

受付のお姉さんは昨年4月に日本を旅行したそうで色々写真を見せてもらった。
東京のいろんなお店がゴジャって集まってる感じが最高にクールらしい。

うーむ、わからん!笑

雰囲気のある路地

バーボンストリート

チェックインしたら早速昼ごはん!

通り過ぎざまのお店

いろんな種類のを食べたいなと思って調べたところ、
Coop’s Placeってとこのプレートがオススメと知った。

クープスプレイスの看板と入り口

21歳以上は立ち入り禁止というバー。

さっそくそのプレート!

税込17.40ドル+チップ。
まずはガンボスープから始まる。

小さいカップのガンボスープ

小さなカップに入ったスープ。

小さな蟹の手、大粒のアサリ、エビ、オクラ、米が入ってるごった煮だ。

ガンボ色が茶色いほどによく煮込まれててうまいというけど、
ここは店が暗いから色は分からない。
その必要がないくらいに美味しいけど!

色んなケイジャン料理の盛り合わせ

これがメインのプレート。

そんなに量は多くないか。
炊いたご飯の上に、
スパイシーな暖かいサルサ、フライドチキン、キドニービーンズ、ジャンバラヤが乗ってる。

どれもスパイスの香りがしっかりしててインパクトがある。
塩気は意外にも控えめ。

ジャンバラヤが激ウマ!

スライスしたソーセージが煮込まれてる。
スパイスの香りも塩加減もちょうどいい。
この風味は一体なにで付けられているのだろう??

ケイジャン料理盛り合わせのプレート

自分でも作ってみたいわー!!

 

店を出た。

寝っ転がってるだけのスタチューパフォーマー

ほんとに街のあちこちでバンド演奏しててついつい足を止めてしまう!

キッズドラマーたちのパフォーマンス

バケツドラムキッズがいたからちょっとだけ仲間に入れさせてもらったけど、
コイツらかなり上手い(´Д` )

音量でかいしスピーディーだし、
スティック投げなんかのパフォーマンスをバンバン入れてくるからパフォーマンス映えする。

テクニックとかアンサンブルとかグルーヴとか、
そういう細かいのは全部無視で、パフォーマンスに徹してる。
これは金入るわ。

俺が叩いても全部かき消されちゃって聞こえなくなる。

スティック貸して!っていうから俺のと交換して少し叩いた。

「これツリーできる?」
ツリー?スリーの聞き間違い?

いや文脈が謎…

何回聞き直して、ようやくTrade(交換)と言ったのだと理解した。

発音が特徴的すぎて別の言語に聞こえる(´Д` )

そして残念ながら交換はできない(>_<)

10年くらいずっと使ってるモデルで、珍しいから中々売ってないんだよー。
その子の使ってるスティックもまぁまぁちゃんとしたやつ。

6人いるみんなで合わせてパフォーマンスするらしく、
どいてくれーってちびっ子に言われたから観客に回る。

「君も彼らの仲間かい?」
と観客のおじさんが言った。

「いや、いいえ。彼らの方が僕よか全然うまく叩けますよ(苦)」

「そうか」といってそのおじさんも笑った。

あちこちからジャズ、ブルース、ファンクが聴こえてくる。

すっげー(´Д` )

年季の入った深ーい味わいのフィルをかますお爺さんドラマー。

たまらん(´Д`た)

Cafe Du Mondeの人だかり

路上パフォーマンス集団が客寄せしていたから少し見てみた。

客集めとお金集めのトークが半分。

屈強で真面目そうなおじさん達を集めて可愛い感じの動きさせるのと、
美女を集めてセクシーな動きさせるのと、
子供達を集めて可愛い動きさせるという、
よく考えられた客いじり!

あざとい!

最後はそのおじさん達の上をアクロバティックに飛び越えるっていう大技一本でおしまい。

どこかで見たことあるやつだけど、まぁまぁすごい。

俺はできないし、やりもしないから批判は出来んですね。

気になったのは、
ジョークの大半が白人、黒人、メキシカン、アジアンっていう人種ネタ。

あるあるネタとしてウケるんだけど、
最後に自分たちはレイシストじゃなくてみんながパフォーマンスによって一帯になることを目指してるんだ、っていう発言とやや矛盾があるのがちょいと気になる。

まーあれか、本気じゃないからこそイジれる、ってやつか。
仲のいいやつ同士なら恥ずかしい悪口とか言い合えるもんな。

路上ばふぉーマンスで並ぶオジサンたち

うん、面白かった!面白かった!
いろんな文化面を見れていいな。

ミシシッピ川の橋とタンカー

雲がすごく低くなってきて、ビルの上階を覆ってしまった。
これは雨降ってくるかなー。

Bourbon Street Drinkeryの入り口

宿までの道中、バーボンストリートドリンカリーってバーで生演奏をしていた。

ドラム、ペット、ボーン、スーザフォン、ギター、キーボ。

これは聴きたい、と思って、大音量の中に入ってった。

ビールじゃちょっとつまらんかな。
スーパーで買った方が安いもんな。

アメリカに来たのにまだ試してないもの。
そう、バーボンですね!
アメリカ西部といえばバーボンですよ!!
(ここ南部だけど)

カウボーイハットと荒野とバーボン。

ウエスタン映画に登場しないことがない、小物道具でありながら立役者、バーボン。

やっぱり一回はいっときたいじゃないですかー!

 

困ったことにメニュー表がない。
「何飲む?」

えーと、バーボンください!
「どれがいい?」

わっかんねー。何があるかわっかんねー。

「この辺のリージョナルなやつって何かありますか?」
「うーん……

……

………

ワイルドターキーかしらねぇ」

めっちゃ悩んでる(´Д`笑)

ってことでワイルドターキーのストレートいただきました。
1ショットで9ドルですか。
やっぱり高いっすね。

バーボンストリートドリンカリーの店内の演奏とグラス

ドラムはチョッパードラム。

とにかく音量がデケェ。
それに合わせて他の音量も上げてるから凄いことになってる。

普通のバーの中だから反響もすごい。

曲はブルーノマーズとかのファンク系ポップソング。
激ウマってレベルじゃないけど、
ずっとやり続けてますっていう、手慣れた年季がうかがえる。

東京だと、ドラムなんて毎日叩くのは超難しい。

音を出せる場所がないから、練習環境を整えるためだけに膨大なお金が必要で、
そのために稼ぎを増やさないといけないから結局時間とられて練習できない、という悪循環になる。

昔シェーンガラスのインタビュー記事を読んだ。
「日本人はいいスキルを持ってる。大事なのは、練習パッドじゃなく毎日ナマのドラムを叩くことだよ。」って言ってた。

みんな当然そうしたがってるわ!!
ってツッコミたかった。

ここでは子供達がストリートで、至る所でバケツを叩きまくってる。

あの歳から毎日ずっとスティック持ってれば、
ちゃんとしたドラムに持ち替えたら上達が早いのが目に見える。

グルーヴやスタミナ、パワー、盛り上げ方、
そういった要素は生活環境・練習環境から得られるものなのかもしれないな。

夜のニューオリンズの道路

夕飯用に何か買いたい。

Googleマップにウォルマートを見つけて歩いて買い物に行ったのに存在せず、デマだということが発覚。
くっそー。

仕方なくCVSファーマシーで冷凍食品を夕飯用に買った。

ご飯の上に牛肉とピーマンを炒めたものを乗せたようなやつ。
約1.50ドル。
これが1番安かった。
食パンですら高い…

冷凍食品のチャーハン

味は結構いける。
量少ないけど。

 

宿のリビングでkindleで本を読んでいたけどあまりに眠いので早めに就寝。
明日は天気がいいといいなー。

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