青い町から

2018年12月6日(木)
Morocco Fez 〜 Chefchaouen
モロッコ フェズ 〜 シャウエン

フェズの宿にて目を覚ます。

ドミトリーの部屋は暗い。
重い毛布から顔を出すと、暗い中で冷たい空気が顔に当たった。

宿の吹き抜け

下の階にスペイン人カップルがいる他は貸切状態だった。
贅沢に寛げて、嬉しさに顔がドヤる。

リョータ君にスバラヒール。ヒュヴァーフォメンタ。

朝食はイングリッシュマフィン風のパン、デニッシュ風のパン、それにバゲット。
ジャム、ハチミツ、バター、クリームチーズ、ヨーグルトを添えて。

 

シャウエンに1泊するか2泊するかでちょっと悩む。うーむ。

その後のタンジェまでまたバスで数時間かかるんだけど、
その時間が日中を費やすにはもったいなく、夜行には短い。
さぁどうしたもんか。

ホステルをチェックアウトしてバスターミナルへ移動した。

乾燥豆店

朝の陽光と歩く人

バスターミナル

フェズからシャウエンまでのバスはCTMになる。

バスターミナルは旧市街と新市街があって、今回はすぐ近くのGare routière Principale発だ。

ちなみに遠い方はここから5kmほど先のCTM Bus Station 発。
僕らのバスはそっちにも寄るとのこと。

「チャッサチャッサチャッサ!」って叫んでるおっさんがたくさんいるけど、
意味は、不明だ。

まっすぐCTMオフィスに行ったらチケットを見せて荷物代5ディルハムを支払い、あとは待機。

テーブル上のオレンジジュース

オレンジジュース、6ディルハム。
ナチュラルのジュースって要望を伝えて、これがそうだよ!とお店の人が出してくれたんだけど、
買ってからパッケージ見たら濃縮還元な上に砂糖入ってますね。

がっかり!!!

窓から見る果樹のようなもの

バスにひたすら揺られる。
ううー、揺れるー!

リョータ君がまめに「気分悪くないすか?気持ち悪かったら袋ありますよ」って気を使ってくれる。
大丈夫、そこまでじゃないから!いいやつ!

美しい地平線

 

でこぼこの山際

途中でお昼休憩が入った。

ひゃっほう!!
超腹減ったー!!!

あまり時間がないから即決しなきゃならん。
外でバーベキュー屋台があって、それを選んだ。

お店でショーケースの生肉を指差しで選んで、それを外の炭焼き屋台で焼いてもらうってスンポーだ。
バーベキューは重さで計算。
20ディルハム。

安いじゃん!

と思ったら、焼く人には別にお金をさらに払わなきゃならんらしく、追加で10支払い。
総計30ディルハム。

肉屋のカウンターとぶら下がった肉たち

「け、煙すごいですね(´Д` )」

リョータ君やイタリア人の兄さんと煙を避けながら肉にかじりついた。
お、ちょっとしょっぱめ。
でもフレッシュでうまい。

ガリッ
ぎゃっ、骨!(´Д` )

ブブー!
バスのエンジンがかけられてクラクションがなる。
呼びかけはないけど、発車の合図だ。

慌ててみんなで肉を付け合わせのパンに挟んでバスの中に乗り込んだ。

手を油でべたべたにしながら揺れるバス内でバーベキュー食べるのは難しい(笑)

あとはいつものように壮大な景色を見ながら音楽を聴く時間。

険しい山と谷

青い町が見えるとにわかにバスの中が盛り上がった。

山の上から、斜面に建てられた青と白が入り混じった町が幻想的に眼に映る。

予約してあるホステルの位置を超えて数分、シェフシャウエンのバスターミナルに着いた。

うお、ドキドキしちゃうな!
ここから町の中心部、というか旧市街に向かうには少し距離がある。

歩いて行けるよな、と思ってたけど、声をかけてくるタクシーおじさんを無視して歩き始めると、
すぐそのエゲツない坂道に心を折られた。
こ、これムリ(´Д` )

ターミナルから少し歩いて、停まってくれた青いタクシーに声をかけてみた。
こっちはタクシーも青いんですな。

2人で30ディルハム、か。
悪くないな。

荷物持ってくれたりと、けっこう優しい。
いいドライバーさんに当たったな!

「タケルくんはメーターでやってもらって、『20ディルハム』って言われたけどメーター表示が8ディルハムだよって指摘したら『それでいいよ』ってなった、って言ってたよ。
1人15って、それと比べると高いよね…」
とリョータくんが言った。
た、たしかに。

ま、でもその分降りるときにまたふっかけられることもないだろうし、
良いサービスを受けられるってことだ。

迷路のような上り下りを超えて、車と歩行者でどん詰まりになってる道にタクシーが止まった。

シャウエンの街角

あ、ホステルの看板見えた!
Hostel La Joya。
しょこらーん!!

ホステルの周りの建物、マジで青い!
ホステルも綺麗な装飾だ。

宿代は1泊80ディルハム。
珍しくクレジットが使えた。

部屋は5人部屋。

2段ベッドが1台とシングル3台で、うち1台はドアが開くとぶつかる位置に無理やり置かれている。
きっと通常は4人部屋なのだろう…

少しくたびれてしまったのでベッドで休んだ。

リョータくんは写真を撮りに一足先に町へ遊びに行った。
むむ、いかんいかん。
腰が重くなってるぞ。
俺も日が暮れる前に行こー。

今日はちょうど、フィンランドの独立記念日だ。
トゥオマスから、「Hyvää itsenäisyyspäivää」とお祝いの言葉が届いた。

あ、そうだ!
せっかく青い町にいるんだ。
フィンランドの国のカラーも同じく青と白だ。

それなら青と白が映える写真でも撮って送ってあげよう!
目的を決めてウキウキと坂道の多い迷路を歩いた。

山裾の街のラウンダバウト

うーん。

直線道路に並ぶ車

城壁

ホイルに包まれたハンバーガー

果物露店と服の露店

水色の建物が並ぶ薄暗い路地

マッツァオな光景もなければ、綺麗な青と白のコントラストが映える光景もないなぁ。

青壁ののぼり道と壁の文字

広場に並ぶテラス席

こんな感じ?
うーん微妙。

真っ青な壁とどん詰まりの扉

青いね!

レンガと装飾の白い玄関

人が賑わう市場通り

そうこうしているうちに町の端の方に近づいていき人気が減って、青さも薄らいでしまった。
青いのも主に旧市街の観光地エリアが中心なんだなー。

HOTEL GOA オテルブPの矢印

オテルブP?

 

で、日が暮れてしまった。

日が暮れちゃうともう俺のカメラじゃ暗くなって見れないのよ…
ありゃー!
目的達成ならず!(´Д` )

せっかく思いついたのになぁ。
宿に戻る。

「あ、ロニーさん戻ってたんですね!もう夕飯食べました?」

俺のすぐあとに帰ってきたリョータ君が夕飯に誘ってくれた。
いこーいこー!

宿の近く、旧市街の中にあるレストランに来た。
あ!

青白ストライプのテーブルクロスと1本のろうそく

青と白!
しかもフィンランド人が好きなキャンドル!!!

完璧な写真がまさかここで現れるとは思わなんだ!
あとでトゥオマスに送ってやろー( ^ω^ )

割といい値段するのと、夕方にハンバーガー食べちゃってたので、俺は軽めに豆のスープ。

テーブルに乗った料理、豆のスープ、オリーブのピンチョス、パン、ミートソース

うま!
トマトベースのレンズ豆のスープで、付け合わせのレモンを絞るとまた味が変わるんだ。
超好き。

リョータ君はミートソース。
「これ肉がほとんど無いっすけどね…」

リョータ君は今日は写真を撮りに少し山の上の方まで歩きに行ったそうだ。
リョータ君は建築家志望。
それもあって旅の中でよくデッサンをしてる。
今日も建築を含めた景色を絵に書いてきた。

「今日の出来はまぁまぁです。いやぁ、この町もチャイナチャイナバカにするやつ多くて大変でした…」
俺はそこまでじゃないけど、アジア人顔の人は大変だな(´Д` )

俺でもかなり言われるからなぁ。

モロッコは日本人旅人が多いからモロッコ人もかなり目が肥えてて、
ピンポイントで日本語で話しかけてきたりする。

それはまぁ客引きだからまだいいんだ。
ただの積極的すぎる仕事だから。

でもあまり鬱陶しくて無視したりすると、チャイナーってバカにしてきたりする。
バカにしてくるやつは大体、学のないやつだ。

これはモロッコ全体に本当に多いから、おそらくモロッコの教育全体に問題があるんだろうなぁ。

くしくも今日は、教育先進国と呼ばれるフィンランドの独立記念日。
未だかつて、フィンランドをバカにする人とは会ったことがない。
ロシアではやや見下した雰囲気を感じたけど、あからさまではなかったし、
フィンランドに来る外国人旅行者のうちロシア人が大きな割合を占めているから、
ロシア人にとってもフィンランドは人気があることも分かる。

教育によって人を理解しようとする道徳観や世界的な視野が身に着けば、
外国人だからといってからかいの的にするような、くだらない行為はなくなるんじゃないかな。

今日は俺ら2人ともだいぶお疲れなので早めに宿に戻った。
青い街から北欧フィンランドへ、ヒューヴァ・スュントゥマパイヴァ!


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