ヨーロッパとアラブ世界が重なる街

2018年12月8日(土)
Morocco Shefchouen 〜 Tanger
モロッコ シャウエン 〜 タンジェ

モロッコの朝は遅い。
が、昨夜早くに寝てしまったので5時過ぎには目が覚めてしまった。
外はまだ暗い。

日の出が7時過ぎと遅い上に山あいの町なので、8時過ぎるまで明るくならなかった。
それまでベッドで毛布にくるまってkindleアプリで本を読んだりした。

 

朝食を食べに外に出たら、昨夜同じ部屋になって話をした台湾人のジェフも同じタイミングだったから一緒に歩いた。

明るくなってきたばかりの青い町はまだ眠たそうな雰囲気で、
朝日に照らされた景色が好きな俺としてはやや物足りないのだけど、
ジェフは「素晴らしい!この時間が1番好き!」と興奮して写真を撮っていた。

コーヒーを飲みながら朝ごはんを食べたい、けどアボカドジュースも飲みたい、
というワガママな俺なので、まずは昨日のジュース屋に赴いた。

店は開いてるけど電気がまだ点いてない。
暗いなオイ。

アボカドバナナジュースを頼んだけど聞き間違えたのかただのアボカドジュースになってしもた。
アボカドと牛乳だけのジュースなんて初めてだけど、まぁ意外とうまい。

アボカドジュース

どこへ行ったのかジェフは忽然と姿を消していて、仕方なく1人ですぐ近くのカフェに入った。
そもそもジェフと一緒に食べる約束してたわけではないのだけど。

薄暗い朝のテーブル

Wi-Fiがあることを確かめて入ったもののWi-Fiは低速。
でも朝食は割合美味しかった。

「モロッコ風クレープ」っていう固いクレープに、
クリームチーズ、ジャム、バター、味噌、もといマラケシュで食べたピーナツバターみたいなやつが付いてきた。

モロッコパンケーキの朝食

ドリンクはオレンジジュースとカフェオレ。
エスプレッソとかなくてなぜかカフェオレ1択です。
他に選択肢あってもカフェオレ頼むロニーですが、こんにちは。

ウェブ作業を進めたかったけどこの低速では役立たずなので、ホステルに戻った。

ホステルでジェフと遭遇したら、「写真撮ってて戻ったらいなくなってて驚いちゃったー」って、
こっちも驚きました。どこまで写真撮りに行っていたのだろう?

謎の戸が立ち並ぶ通路

タクシーは10:00、の予定だったけど、何もお呼びがかからない。
尋ねたらあと10分後だよ、とのこと。

20分後にようやく出発した。

タクシーなのにここに来るわけではなく、タクシー乗り場に行くスタイル。

リョータ君と、昨日のドロップアウト組、みんなで朝日に目を細めながら黙々と歩いた。
タクシーはそう遠くないところにいた。
バンに乗りこむ。

狭いけど、ここからタンジェまではさほど遠くない。
窮屈な車の中、音楽を聴きながら飛び去る景色を眺めた。

日が照らす鉄筋だらけの屋上

美しい木々

約3時間。
タンジェの街にタクシーが着いた。

バスと違ってバスターミナルに着くわけではないから、下車時に群がってる客引きゾンビに悩まされることはなかった。
巨大なラウンドアバウト沿いにペッと降ろされた。

タクシー降り場

さて、ここからタンジェの、チェックしている宿までは歩いていける。

どうやら旧市街の中にあるみたいだから、タクシーに乗ったところで、中まで入っていけないはず。

装飾の美しい扉

歩いていくと、
はい、見えてきました。

旧市街…
っていうか、城塞みたいになってる!!
さすがスペインと接してる街だけある。
これまで見てきた旧市街と全然違う。

白く綺麗に塗られた壁は高くて、旧市街に入るためには西洋風の石階段を登っていかなきゃならない。
白人の外国人も多い。

荷物をエッサエッサと必死で担ぎながら階段を登った。

市街の中に入ると、別に広場があるわけでもなく、もう道幅の狭い路地しかない。

歩いてる人は大体地元のおばちゃんとか。
子供もこっちを意識しながらも狭い隙間を走り去る。
完全に迷路だ。

宿の位置は一応地図にチェックしてるけど、マジで今あるとこが分かんなくなる。

フェズよりかは幾分清潔そうに見える。
多分壁が白いからだな。

金物屋、土産屋、革製品屋なんかがぽつぽつと間を開けて開いている。
まぁほんと、どこもかしこも同じものばかり売ってるもんだ。

リョータ君と2人で
「キレー!」
「スゲー!」
「マジキレー!」
と町並みの美しさに惚れ惚れしながら歩く。

「ハロー!ホステル?ホステル?道教えようか?」と馴れ馴れしく声をかけてくる青年を無視して歩く。
海に面した外壁の小道に出てすぐ、迷路の中に宿を見つけた。

MeltingPot宿の入り口

「アンニョハセヨ!ヒャヒャヒャ」
韓国語で声かけてきたチビッコに「違う!日本人!」とツッコミをするリョータ君。

呼び鈴を押した宿のドアが開いた。

Melting Pot Hostel。
めっちゃ美人で知的そうな、しっかりとした英語を話すスタッフさんだった。

チェックインを無事済ませる。

階数が多くて、狭い階段を3階まで荷物を運ぶのに骨が折れた。

道も教えてもらった。
よーし明るいうちに街に行こう!

「ロニーさんどこ行くんですか」
「俺は狂犬病のワクチンを打たなきゃならんのだ」

そう、チュニジアで2回は売ったけど、本来は最低3回はしなきゃならない。
確認したらちゃんとしたWHOの病院がここタンジェにあるのだ。

旧市街から少し離れた、大きな公園横にある。
また後で会おう〜と約束して歩くこと15分。
結構遠い。

城門へ続く登り階段

今日もちょくちょく知らん男どもが声かけてくる。

道を確認するためにGoogleマップを覗き込むと、速攻でかけよってきて「迷ったの?案内しようか?」って営業してくる。
ウザいからあっち行っててくれな。

城壁から見る青い空

青空が綺麗な住宅地

旧市街からしばらく歩くとやがて町並みがモダンになってきた。
ヨーロッパというか、日本ぽい綺麗で新しいビルもある。

おー、タンジェは一味違うぜ。
多分この辺は裕福なエリア。
その中の広い敷地を持っているのが、

閉ざされた門

ハイここ!
パスツール研究所病院ってオイイイイイ!!!
休みいいいい!!!

そうだった今日は日曜日いいいやああああ!!!
くっそ!
無駄足こいた!!

愕然としながらフリーズした頭を無理やり働かせる。

え、えーと、明日にはこの街を出るよな。
でスペインに行く。

スペインは超大急ぎでバルセロナまで移動してって、サグラダファミリア見て、
ソッコーでイギリスに飛ばなきゃならない。

ムリ(´Д` )
全くワクチン打つタイミングない!!

イギリスでできっかなぁ。
こえーなー。
絶対値がはるぞ。

公園を覗いてからまた中心部へ引き返した。
小高い丘のある公園の向かい。

安そうなピザ屋に入った。

フルーツ屋が一体になってるから、ピザを注文してからアボカドジュースも注文した。

暑くて眩しい光を避けながら、道路に面したテーブルについた。
ひっきりなしに物乞い爺さんがやってきては金をせびる。
ウザいからあっち行っててくれな。

アボカドジュース

ピザ

やたら待たされて出てきた、焼きたてピザ!

ザクッ!
んんん!!!

ふつーだわ。
ザクザクもぐもぐ。

物乞い婆さんが金をせびる。
頼むからあっち行っててくれ。

ピザの耳くらいならやってやってもよいけど。
投げつけ返されそうだからピザ耳のオファーはよしといてジュースを飲みきった。
( ^ω^)ゲフー

さ、行きましょか。
旧市街の門を超えて、安い八百屋でチェリモヤとか安い果物を調達。

STORK缶

これはビール的な。

ボロボロの壁の建物

宿に戻った。
戻ると、シェフシャウエンで一緒だったシドニーと会った。
一緒にアクショア渓谷をアドベンチャーした可愛い女の子。
アメリカのカリフォルニア出身だけどスペインに住んでいるからスペイン語も話せる才女だ。

「おー、着いたんだー!!」
「やっぱりここの宿選んだんだねー(笑) これ、借りてたストール!ありがとねー!会えてよかった!」

俺がチュニジアで買った、緑色の大判ストール。
貸した子はまだシェフシャウエンに滞在するそうで、代わりにシドニーが持ってきてくれたのだった。
まさか、また再開できるとはな。

折角だから3人で夕飯を食べにいくことにした。
心躍る男2人。
別に我らはどちらもピュアピュアボーイズなのでどうもしませんよ。
紳士的にディナーを楽しみますよ。

タンジェの街中

どこがあるかな〜。
旧市街の中の気になるお店をいくつか回ってみたものの、いいところが見つからない。

旧市街の壁から外に出て、リョータ君がお昼を食べたお店の、隣のお店に入った(笑)
値段は、まぁ普通。手頃ですな。

魚とジャガイモのオーブン焼き

俺は鰯とジャガイモをトマトソースと一緒にオーブン焼きにしたもの。
さすが港町、魚料理も豊富だ。
まぁ、オーブン焼きにしちゃあ、フレッシュかどうかもよく分からんのだが(笑)

シドニーはもともとスペイン語をアメリカで学生時代から勉強していた関係で堪能だったので、
こっちにきて働いているのだそう。

「え、リヨータ、セビーリャに来るの??じゃあ会いましょうよー!セビーリャは最高の街よ。
美しいし、食べ物ももちろん美味しいわ。
タパスが有名なのよ。タパス食べたかったらセビーリャに来なくちゃ!マラガは寄る?」

わー、いいなぁ。
タパスちょー食べたーい。

リョータ君、さっそく向こうで会う約束をとりつけた。
やったな!
現地に知り合いがいるといないとじゃ、楽しめ方が全然違う。

 

夕飯を済ませて宿に向かう。
旧市街の壁の中は夜が更けても賑わいを隠さない。

小さな荷車に乗せられたスイーツ屋が通りかかった。
色鮮やかな一口サイズのチョコレートやケーキが乗ってて、見るも楽しい。

しかも値段は驚くほど安い!

小さなチョコレートならたった3ディルハム。30円くらい。
ゲロ安い!

俺はピスタチオのケーキを買った。
二口で消せるくらいの小さなケーキ。

ピスタチオケーキ

ワゴンで売り歩いてるものとは思えない、フワッと柔らかい生地とクリーム。
う、うまいやん…

3人でワイワイ食べながら歩く。
「やっぱりもういくつか買っておけば良かったわ…。私チョコレート大好物なの。」
シドニーが残念そうに、スイーツ売りのおじさんがいた雑踏を振り返る。
もう姿は見えない。
幻のスイーツワゴン…!

僕らは明日、モロッコを経つけど、シドニーはもう1日タンジェに滞在予定だ。
明日また見つけられるといいね。

宿に戻って、狭い階段を上がっていく。

いやー今日も疲れた。
割と長い日数滞在したモロッコもこれで見納めだ。

なんだかんだ、主要都市はみんな見て回れた。
詐欺や盗難の被害もなかったし、あとは明日無事に出られれば、
いい思い出を胸に「モロッコ、良い国だった!」と言うことが出来る。

砂漠、海、山、カオスな雑踏。
今回の旅のイスラム圏はこれでおしまい。

また別の機会に訪れるであろう中東やアフリカまで、しばらくアザーンとはお別れだ。
瞼を閉じて二段ベッドの天井を消し去った。


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