Moi!
こんにちは、ロニーです。
9月に入ってもまだまだ夏。
温暖化の影響や恐ろし。
さて今回は前回に引き続き、
コニーとの山梨、都留・甲府旅行の後編です。
行ってみましょー。
コニーと都留・甲府旅行 後編
甲府、舞鶴城
「ねーねー、大きいお風呂行きたい!」
とコニーが揺り起こしてきた。
暗い部屋で時間を見ると、5:10。
昨日あれだけ動いても変わらず元気だなぁ。よし、起きるか。
しかしコニーよ、残念ながらこの宿の大浴場がやっているのは午後だけなのだ。
「あ、思いついた!この部屋、お風呂あるよ!!」
備え付けのユニットバスでもいいのか(笑)
というわけでお湯を溜めたら楽しそうに遊んでた。
俺もついでに一緒に入浴。
さてカーテンを開けると間もなく日が昇って夏の朝の陽光が部屋を照らし、
今日も押し付けがましいほどの暑さにするぞという気概を嫌でも見せつけてくる。
昨日タツヤさんとこで詰んだブルーベリーやイチジク、
それに昨夜買ったおにぎりを朝ごはんに食べて、
7時にはチェックアウトした。
相変わらずコニーは「くさい」と廊下やエレベーター内では鼻を覆っていた。
駅に行く道中や駅前には無料の足湯があるのだが、どこも開始時間が遅いので入れない。
遠妙寺や笛吹権三郎の像を見ながら石和温泉駅に向かい、
セブンイレブンでベリーとヨーグルトのスムージーを頂いてから電車に乗った。
いざ甲府へ!
甲府駅にはもうすっかり人が大勢出ていて賑やか。
友人つっちーから教えてもらったカフェがオープンする時間までは時間があるので、
甲府の城址、舞鶴城をぶらぶらしながらお店へと向かうことにした。
このお城、名称は「甲府城」じゃないのか、と思ったけれど、
調べてみると甲府城で間違いはなく、
舞鶴城、赤甲城など名前がいくつもあるんだそうだ。
時代によって変わったってことだな。
今は「舞鶴城公園」として無料開放されている。
豊臣秀吉の命で築城が進み、重要な拠点となっていたが、
1727年の享保の大火で天守閣諸共消失。
明治時代には廃城が決定し、中央線敷設に伴う解体などによって徐々に縮小、今に至る。
特に見どころがあるわけではないけれど、
汗をかきかき階段を上った高所からの眺望は、甲府市街を一望出来て気持ちがいい。
石段に腰を下ろしてコニーと水筒の水を飲んだ。
絶品!寺崎コーヒー
この旅行の出発前日、甲府に行くぜ、とInstagramにアップしたら、
すぐにつっちーからお店のリンクと共に指令が送られてきた。
「浅煎りコーヒーとラムレーズンカスタードマフィンをイートイン決定だね!」
有益過ぎる情報を惜しげもなく配布するそのホスピタリティを抽出して飲み干したいぜ。
駅からやや遠いから夏場にコニーと一緒では中々しんどいかなと懸念していたが、
舞鶴城も歩いてきたし、結局コニーを抱っこして歩くはめになったのでさして問題はなかった。
俺はえらい。
お店のオープンに合わせて無血入場!
驚きました。
めっちゃくちゃ雰囲気よいお店ですやん!
甲府は駅前も開発されて綺麗になっていたが、
加えてこんないいお店も出来ているし甲斐の未来は明るい。
外目には目立った店の名前も見当たらず通り過ぎてしまいそうだったけれど、
一度知ったらまず忘れないだろう。
マフィンはまだ焼きあがってなかったので代わりにスコーンをチョイス。
俺はコーヒー、コニーには豪華なマルティネスのアップルジュース!
懐かしいなマルティネス。これすごくおいしいやつ。
コーヒーも見事の一言に尽きる。
浅煎りコーヒーには足を向けて寝ないくらいの愛と経緯を払っているロニーさんとしては、
畏れ多くて飲み干すのを躊躇うほどの美味しさ。
爽やかなナチュラルシャビィな店内、
開け方がよく分からない古い木窓、
多肉植物、岩波文庫の裸本、
俺のスコーンをバクバクと消化していくコニーと、
隙のない癒し空間はもはや甲府盆地という砂漠のような環境に佇むオアシスといって差し支えないだろう。
しばし休憩タイムを満喫してお店を出るときにはマフィンも焼きあがっていたので、
持ち帰りでもう1個購入した。
ラムレーズンはコニーがいるので遠慮して、レモンカードってやつにした。
名取と水遊び
甲府と言えば名取である。
名取というのは多分国民のほとんどの人が既に忘れてしまったであろうバンド、
Cornersのギターボーカル。
既に忘れ去られているであろうから念のため補足しておくと、
Cornersのドラムが何を隠そう、この俺である。
さてダメ元で小学生よろしく「今日の午前中、甲府に居るんだけど、ヒマ?」と
クソ舐めた連絡してみると、意外にも「暇だよ」と返信が来た。
フットワーク軽いな中島!
正直、甲府に来たはいいが、どこでコニーと遊べばいいか困っていたので、
現地民の情報を得られるのは非常にありがたい。
「昼から友達と甲府でランチなんだが、それまで予定内から会おうぜ!息子もいるけど」
「飯食うわけでもない甲府、マジでやることないって」
と身もふたもないご回答を得ました。ありがとうございました。
さてそんな何もすることがないのにわざわざ炎天下の中自転車を走らせてしまって、
寺崎コーヒーの向かいで名取と合流!久々!
お互いオジサンになりましたなぁHahaha。
で、どうするずら…
とりあえず駅の方向かうずらか…
と、1分かそこら歩いたところで面白そうなものを発見した。
猛暑の甲府で遊ぶならここ!ヴァンフォーレおしろランド
偶然見つけた施設、「ヴァンフォーレおしろランド」。
ヴァンフォーレってのが何かはよくわからないけど、
どうやら子供が遊べる、有料の室内遊戯施設なようだ。
よし、もう行ってしまうずら!
1日4クールあって、1クール1時間半遊べる。
大人は1日通しで一人200円。
子供は1クールで300円。
コニーは小さいので大人の付き添いが必要だ。
時間的には1クール目が20分ほど過ぎたところだったので、今から入れば1時間遊べる!
中は既に幼稚園の全体集会のような様相で、
無数の幼児たちが思い思いに遊びまくり、阿鼻叫喚だ。
荷物をロッカーに預けたら後は自由に遊ぶだけ!
積み木やおままごと、木トレインのようなおもちゃから、
よく弾む体操エリア、ボルダリングのような壁、
ボールプールや、公園にあるような滑り台付きの遊具もある。
これなら一日中遊び倒せる!
まぁ、もし実際に丸一日滞在したら結構いいお値段になるけれども。
小鉄コニーは早々に鉄道のおもちゃに吸い込まれてしまった。
鉄道のおもちゃでは家でもイオンでも幼稚園でも散々遊んでるからこの施設でずっとこれだけで遊ぶのは勿体ない…。
もうええでしょうってタイミングで現世に引き戻したらボールプールの存在に気付いたようで、
一気呵成に飛び込んで行った。
今月が誕生月の子供たちは特別に一緒にできるというイベントだが、
コニーも混ざってしまう。
まぁ様子を窺うと他にも経歴詐称者がチラホラいるようなので織り込み済みかもしれない。
あっという間に1クールが終わってしまった。
我々もこの後の予定があるので退館。
他の来場者がみんないなくなる最後の最後までエントランスで粘り遊ぼうとするコニーを神輿のごとく担ぎ上げて強制退場!
昼になったら山梨県庁舎前で噴水が出て水遊びが出来るという情報を得ていたのだが、
行ってみたら11時台から既に噴射されていた。ありがてぇい。
迷わず駆け込んでずぶ濡れになるコニー。
水遊びは嬉しいが、日影がないから中々大変だ…
付き添いの大人としては特に何が出来るわけでもなく名取には少々申し訳なかった。
「いや、普段子供と遊ぶことないし面白かったよ」と大人の発言。
それは良かった。
ユーシ君たちとランチ!
さて名取と別れて向かったのは、今水遊びをしていた山梨県庁舎の建物の反対側。
この建物内にある、「オープンカフェまるごとやまなし」というところ。
ここで友人、ユーシ君家族と待ち合わせていた。
ユーシ君と知り合ったのは2018年。
出会いを遡るとちょっとややこしい。
まず伝説の旅人、ブロガー、最高の元路上シンガーであり、
今は宮崎で居酒屋を営んでいる金丸文武さんという人がいらっしゃる。
僕が大層影響を受けて私淑している人だ。
その金丸さんの世界2周目お帰りなさい飲み会で知り合った斎藤アレックス君という人がいる。
斎藤アレックス君はエストニアのスタートアップで働いていて、
今は起業もして日本向けエストニアンサウナの輸出業などをしている。
僕が大層影響を受けて私淑している人だ。
僕がバックパッカー旅でエストニアに寄った際にアレックス君に会いに行ったのだけど、
その時にユーシ君が居て紹介してもらったのである。
それ以降、ユーシ君とはオンライン・オフラインでちょくちょく交際していたのだけど、
彼にもコニーと1歳違いの息子さん、一遊君が生まれて、
今は山梨に住んでいるというのでアポを取ったのだ。
今では僕はユーシ君に大層影響を受けて私淑している。
Facebookでよく見てはいたけど、奥さんのハルヒさんや息子ちゃんとは初めまして。
「お疲れ~~、わーコニー君大きいねぇ。」
ユーシ君と会うのはいつも世界のどこかで、唐突なのだけど、
なぜか先週ぶりかのような気さくな空気感。
歳を重ねるほどに、人との間に見えないブヨっとした厚みのあるベールを感じるものだが、
ユーシ君はそれを1ミリも感じさせない。
一瞬でパーソナルスペースに迎え入れるような彼の究極のウェルカム感は、
普段の都会暮らしで整地されてしまった心の地面をたたき割って耕して土壌にしてくれるような温もりだ。
一遊君のコミュ力はユーシ君譲りだろう。
初対面のコニーに対して、「こんにちはぁ、ねぇ隣座って~」と椅子を差し出す。
コニーも大概ほかの人との壁がないタイプだが、他のお友達にはやや照れて気後れする部分がある。
恐れ入った。
コニーはというと、彼が目下であることに気付いたのか、
普段は全く自分からご飯を食べようとしないのに、自分から積極的にご飯を食べる食べる。
パパは目がテンでございます。
一遊君が生まれてからユーシ君たち家族は富良野やウルグアイに住んでいた。
ウルグアイはモンテビデオだったかな?
なので一遊君はスペイン語を話せるのかな?と気になって聞いてみたら、
「いやー、もう忘れちゃってるね~。アから始まる単語は幾つか覚えて使ってたりするけど。Aquaとか」
とのこと。
そうだよなー。
俺も6歳までフィンランド語を話していたけど、
その後9歳まで全く話さない期間があっただけでキレイサッパリ抜けてしまった。
言語はちょっと使わないだけですぐ消えてしまう。
コニーも今は日本語でこれだけペラペラ会話できているけど、
仮に今海外に移住してずっと現地の言葉を話すような環境になったら、
数年後にはこの日本語も忘れ去ってしまいうるわけだ。そう考えるとなんだか怖い。
ユーシ君は毎回色々な仕事をしているし、あちこち移住しているので本業がなんなのか謎だった。
それを聞くと、実はITエンジニアということを、付き合って7年越しに初めて知った。
Webサイト作ったりとかしている、フロントのWebエンジニア。まじか!
まさかの(ほぼ)同業者!
仕事の話やら子育ての話やらで会話が途切れないけど、みんな食べ終えたので、
待ちきれない子どもたちに引っ張られながら県庁者裏へ再び移動。
今度は一遊君も交えて水遊び第二弾(笑)
いや~~
子供の体力すごいわぁ。
しばし遊んでいたけども、コニーが滑って転んだし帰りの時間も近づいているので、
14時頃にお開き。
ユーシ君ハルヒさん一遊君、ありがとう!!!

噴水をケツで受け止めるコニー
E353系あずさに乗って帰る!
駅前まで車で送ってもらってバイバイ。
皆と別れたら、急いで駅に向かった。
毎週都内に通勤しているユーシ君によると、
同じ路線を走るE353系の「あずさ」と「かいじ」では、
あずさに乗る方がやや所要時間が短いんだそうだ。
それはあずさが長野メインで、長野県内の停車駅が多い代わりに山梨県内の停車駅は少なく、
逆にかいじは山梨がメインなので山梨県内の停車駅が多いから。
甲府出発なら、停車駅の少ないあずさの方がわずかに早い、というわけである。
というわけであずさに乗りたかったのだけど、
残念ながら直前の便はすでにほぼ満席。
しかも切符を買うのに手間取っているうちに行ってしまった。
便数がそこまで少なくないとはいえ、あまり長くも待っていられないのでかいじに乗った。
車両は同じなのでよかろう。
うおおおお久々の有料特急!
指定席券が高くて鼻血出そう!
コニーは乗って早々、寺崎コーヒーで買っていたマフィンを所望し、
バクバクと食べ始めた。花より団子ってか。
ただ、半分くらい食べたあたりから船を漕ぎだして、食べながら寝だした。
そっと残りの半分を拝借しようとするが、手放さない。
残りをまた口へ運び、でも目は明かない。
おいおい(笑)
結局なんとか嚥下させきったら、そのまま寝てしまった。
有料特急電車旅ぃいいいいいい!!
おはよう。
目が覚めたら新宿駅です。
思いのほかあずさのリアクションが低かったのだけど、後から話を聞いて理解した。
コニーが持っている古い図鑑やトレーン(電車の模型)のかいじ・あずさは古いタイプの車両なのである。
その車両は僕が大学時代によく見たものでもある。
コニーはその古い車両を期待していたようだった。
そ、そうか…。
さすがにその型式は既に引退していてもう乗ることは叶わない。
申し訳ないけど、いつかどこかのイベントか博物館なりで出会うことを期待しておくれ。
おわりに
以上、2025年夏、コニーとの山梨小旅行でした。
電車旅とはいえ、ずっと移動しているわけでもなく、
コニーとしては出会い、僕としては再開の方が印象強かったかも。
普段とは違う経験を経て、コニーもまた一段と大人に近づいたことでしょう。
急な誘いでも会ってくれたみんなに最大の感謝を!
よい旅になりました。
以上!
モイモイ!
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