コニーと都留・甲府旅行 前編

Moi!

「出社日数が多いし通勤に時間を取られて想像以上に大変なので、
在宅勤務の日を増やせませんか?」

と、先日上長に相談してみました。
週1回から2回に増やせないかな、と思っての相談。

すると、

「いや、親会社の影響で9月からリモートワーク全面禁止になったよ」

Oh!No!!

というわけでこれまで以上に忙しくなりそうなロニーです。
お世話になっております。

 

7月末に、コニーと一緒に1泊2日で山梨に遊びに行ってきました。

一番の目的はコニーの鉄活で、
「富士急行線とE353系(あずさorかいじ)に乗ろう!」というもの。

それに便乗させて、
僕が合いたかった知人友人に会いに行く、という小旅行です。

クルタさんは「俺にも有休をくれ!」ということで今回も一緒ではなく、
コニーとの2人で父子旅となりました。

 

割と盛りだくさんな内容なのでブログを2話に分けました。

というわけで前編行ってみましょう!

コニーと都留・甲府旅行 前編

京王線、中央本線に乗ろう

天気は上々!

江戸川区に住んでいると活動圏が都心から東側に偏りがち。

20代の頃に散々乗り散らかしていた東急線、京王線、中央線なども、
コニーにとっては大分新鮮です。

僕は窓の外の景色が楽しくて仕方がないですが、
コニーは持ってきたおもちゃで遊んでばかりで全く外見ない。

鉄道オタにも写真撮るのが好きな人とか、
ダイヤが好きな人とかローカル旅が好きな人とかいるけれど、
コニーは顔(列車の正面)をみたり発着を見るのが好きなタイプ。

なので電車に乗ってしまうとちょっと暇そう。
大体おもちゃで遊んだりふざけたりしちゃう。

電車の写真を撮るコニー

車窓で遊ぶコニー

富士急行線に乗ろう

高尾で乗り換え。
コニーは初の中央本線。

高尾駅にて

いつの間にやら、115系はいなくなっていて211系になってました。

山の景色に興奮している僕と対照的に、
コニーはやはり暇そう。

山景色

やがて辿り着いた大月駅で、いよいよ富士急行線に乗り替えです!

富士急行線って結構車両色々あるんですよね。
河口湖行きの中央特快とかだと今現役の中央線と同じE233系がそのまま走っていたりするし、
富士山特急もある。

富士山特急

今回は…

富士急行線

派手派手!

リサとガスパールのラッピング車両でした。
可愛い!

コニー初の、ボタンを押してドアを開閉するタイプ!
どうしたらよいかよく分からないようでちょっと戸惑っている。

 

富士急線、すごく混雑していました。
天気のいい休日だから特にそうなのでしょう。
乗客の半分近くが外国人観光客の印象。

開いてる座席を探して車両を横断します。

そういや富士吉田駅が無くなってて富士山駅になってました。
確かに分かりやすい!

 

「あれがリニアモーターカーの試験車が走ってる線路(?)だよ~」なんて薀蓄を挟みながら、
懐かしの都留文科大学前へ。

各駅にはきかんしゃトーマスのキャラクターの看板があって、
乗りながらも、一瞬見えるキャラクターが何かを見るのが楽しい。

禾生駅とか田野倉とか、そんなとこで降りて何してんの!?ってところでも外国人観光客が乗り降りしていて驚かされます。
フリー乗車券を買って散策しているのかもしれない。

トーマスの看板

都留文科大学前で下車。

そこに、僕が大学時代に働いていたバイト先、
元TECOLOTEオーナーのタツヤさんが迎えに来てくれていました。

急な連絡だったけれど、多忙な中、
ちょうど予定が空いていたそうで時間を割いてくれました。

懐かし~~~。
大学卒業してから都留には、確か1回くらいしか行っていなくて、

10年以上ぶりに会ったタツヤさんは、
経た年月を感じさせつつも、ほとばしるエネルギーを感じさせるオーラは健在。
話し始めたら一瞬で17年前に戻った気がしました。

東桂にある素敵すぎる寺カフェ

ちょうどお昼時だったのですが、タツヤさんは僕が好きなタイプのお店を覚えていて、
とても素敵なお店を紹介してくれました。

それが、都留文科大学前から2つ隣の駅、東桂あたりにある、
長慶寺というお寺がやっている「寺カフェ」。
お店の名前は「寺茶房 喫茶去」(きっさこ)って言ったかな?

お寺の入り口

ヘルシーなカフェ飯と本格的なコーヒーが、お寺の落ち着いた建物の中で楽しめます。

寺カフェの入り口

One Note Coffee Roasterというところから仕入れているコーヒーだそう。

なお乳幼児は普段入店禁止にしているそう。
多分、落ち着いた雰囲気を求めてくるお客さんの迷惑になってしまうからでしょう。
コニーには「絶対に騒がないように」と厳命した上で、特別に許可してもらえました。

店内の廊下

タツヤさんの膝の上で遊ぶコニー

仲良し

僕はカレーを、
コニーはそうめんをチョイス。
そうめんにトマトときゅうりとそぼろがたっぷり入っていて、付け合わせはグリーンサラダと豆腐。
コニーの好物しかない!

と思ったけど、ご多聞にもれずほとんど食べず。

なお、どちらも非常に美味である。
身体に染みわたるさまは、さも清冽な湧き水を飲んでいるかのよう。

カレーランチ

そうめんを見つめるコニー

お店の外にはとても綺麗な水の小川があって、
タツヤさんが「梅花藻」(ばいかも)というものを教えてくれました。

カフェ入り口の花を見るコニー達

梅花藻は水の中に花を咲かせる藻の一種。
非常に清潔な水にしか咲かないんだそう。

富士山からの雪解け水が地下を長い時間をかけて、ここまで下って来る。
この暑い時期でも非常に冷たくて透き通っていて、まさに清冽なる清流。
そういえば昔行った忍野八海の水も凄く冷たかったな。

梅花藻

これが梅花藻

魚もいる池

モスタールのニコからタツヤさんへの贈り物

都留文科大学前に戻ってきました。

懐かしのTECOLOTE跡地は、
今は薪ストーブや輸入雑貨を扱っているお店、HAIDA(ハイダ)になっています。

武骨でカッコいいアイアン家具と、
野性の本能をくすぐる火を自宅で楽しめる薪ストーブの組み合わせはピカイチ。

並ぶストーブたち

薪ストーブは、工費を合せるとそれなりにいいお値段するお買い物なので、
お客さんは割合裕福な層なのだが、すると自然、年齢層も上がる。
今の50代、60代以上だと、こうした「男らしい」デザインは刺さるに違いない。

この販売、設置設営から、家具などの製作、プロデュースなど幅広く手掛けるタツヤさん。

ビジネスの話も非常に魅力的で話したいことだらけなのだが、

どっこい今回はコニーが居る。

タツヤさんはコニーに「面白いもの見せてあげる」と、
70年モノのキックボードを乗せてあげたり、
即席のおもちゃの乗り物を作って引っ張ってあげたり、
ハンモックに乗せてくれたりと、
わがままコニーの「遊ぼう」攻撃に120%で応えてくれる。

相変わらず体力が凄い!

コニーも途中からタツヤさんを「パパ」と呼び始めやがりました。
強制的に襲名するんじゃない。(誤用)

ドナドナコニー

ストーブの前で遊ぶコニー

そうそう、ここでは大事なミッションがありました。

それが、ボスニアヘルツェゴビナのモスタールで、ニコから受けたある依頼。

モスタールのとあるカフェで偶然僕が出会ったおじさん、ニコ。

年齢から背格好、何でも自分で作ってしまうところや自然を愛する点など、
タツヤさんとの共通点が多い彼に、僕がタツヤさんに似ていることを伝えたときに彼がこういったのだ。

「それはきっと兄弟に違いない。そうだ、これを彼に渡してほしい」

そう言って手渡されたのは、銅の小さなカップだった。

↓当時の写真

棚

下の段の右側にある銅の小さなカップがそうである。

キッチンの棚にさりげなく置かれていたそのカップを、塩とお酢で磨いてピカピカにした。

「これをタツヤに渡してくれ。国を超えた贈り物だ。
ロニーが旅を終えて彼の手に渡る頃にはきっと錆が付いているだろう。
その旅の軌跡がいい味になってくれると思う。」

そして僕はその時偶然持っていた、タツヤさんがかつて僕にプレゼントとしてくれたセルフデザインのTシャツをニコにプレゼントしたのだった。

 

「わー嬉しいな!ありがとう!そうだ、写真を撮ろう、彼に送ってあげて」
そうタツヤさんはコニーを片手で軽々と抱きかかえて写真を撮った。

後日ニコに連絡したら喜んでくれた。
元気でやっているそうだ。

旅を終えてもう5年以上が経つが、
その月日を超えて、大事な約束がようやく一つ解消されたのだった。

2人で写真

コニーの体重は16㎏くらいあるのだが…

シャトレーゼプレミアム

都留から甲府へとタツヤさんが車で送ってくれた。
昼寝をしていなかったコニーは爆睡。
お互いの今の仕事など、話は尽きない。

さて、ホテルに着いてタツヤさんとお別れ。
ありがとうございました!!お世話になりました!

今回の小旅行は前日に急遽決めたので、宿の選択肢が一つしかなかった。

甲府近辺で探して予算内でヒットしたのは、たった1件。
それがここ。ホテルサンプラザ笛吹石和。
一泊4500円という破格。
なお7000円以下で他に泊まれる宿は無かった。

サンプラザホテルの入り口

昼寝から目覚めたコニーを抱えてカウンターでチェックイン。
しかしコニーが「怖いからやだ!」とゴネるので一旦外に出た。

軽く半世紀は時が止まっているような雰囲気のホテル。
カウンターには一人のおばさんのみで、他にひと気がない。
薄暗いロビーは異様な気配を放っている…。

時間は17時半過ぎ。
まぁ寝起きにこれは恐いかもしれない。

「もうおうち帰る」と騒ぐコニーを宥めすかして部屋に荷物を置き、

 

コニーを落ち着かせるために、夕飯前だというのにかき氷を食べに外に出た。

チェックしていた石和温泉駅前のカフェは営業時間に間に合わないので、
すぐ近くにあるシャトレーゼプレミアムのカフェへと行ってみた。

かき氷は残念ながらやっていなかったのだが、
「好きな物を選んでいいよ」と懐広く大盤振る舞いして、
コニーはベリー系のケーキを、同じく僕はイチゴのパフェを注文した。

こいつぁウマウマですねぇ。

イチゴの王様パフェ

ようやく落ち着いたコニーさん。

パフェを食べるコニー

実は今回、コニーとしては初体験なのだ。

何がというと、ママ抜きで外泊するのがである。

これまでコニーは従兄弟の家に泊まりに行ったり、
妻の実家に家族で泊まったり、
3年前には八丈島に泊まったりしたこともあるのだが、
父子二人で外泊はまだ経験していなかった。

今回の小旅行でコニーを成長させるのだ!
(スイーツの力に頼っているけれど。)

個性的なホテルに宿泊しよう!

ケーキでご満悦のコニーも、
日が暮れて一層お化け屋敷ムードが増したホテルへ戻るとまた尻尾を縮ませた。

「今から電車乗って帰ろう。どうしてもダメだったら帰ってきていいよってママも言ってた」
とコニーは帰ろうとするが、もちろんそうは問屋も便利屋も卸さない。

脱出ゲームを彷彿とさせる狭いエレベーターで上階へ上がり、

壁や天井のくすみが完全にヤニ部屋(=喫煙室)のそれと一致する廊下へ出ると、
コニーが反射的に鼻をつまんだ。

壁紙を貼り付けている接着剤、旧式の自販機や消火器置きなどの古びた什器の変色したプラスチックなどが、
経年劣化と夏の熱射で溶けだして気中に充満しているような、
そんな異様な匂いが鼻をつくから無理もない。

 

気を取り直して足湯があるから行ってみよう!
とコニーを誘って、夕飯の買い物ついでにGoogleマップ上の足湯に行ってみた。

が、残念ながら18時で終わっていて、お湯は温くなっていた。
ガーン。

誰もいない公園

方向転換。誰もいない公園に立ち寄って少し遊ぶ。

遊具で遊ぶコニー

コンビニで軽く糧食を仕入れてから廃墟予備軍の宿へと戻った。

 

石和温泉のホテルと言えば温泉!
なのだが、解せぬことにこちらのホテルには温泉がない。

ただし大浴場がある。行ってみましょう。

複雑な気分ではあるが、予想通り、我々の貸し切り状態である。
カエルの石像などがある、ほんのりアジアンな雰囲気を醸す大浴場でバシャバシャやったらコニーも盛り上がってきた。

水の男、コニーは水を得ると元気になるのである。

 

一日の汗と埃を流したら気分は爽快。
部屋に戻って、買ってきたおにぎりなどを頂く。

コニーは気を紛らわすためかYouTubeを見たがった。
俺はフジロックの中継を見るのをほんのり期待していたのだが、
仕方がないので、コニーチョイスで謎の電車動画を見る。

 

と、野外でドーンと景気のいい音がしたかと思えば、
窓から見える笛吹川上空に花火が躍った。

予想だにしていなかったまさかの花火チャンス!!

窓の外の花火

花火を見て、ジュースとか飲んで、
布団でコニーとジャンプなどしたら笑顔が戻ってきた。

しめしめ。

その勢いで就寝。
コニーよ、お疲れ様でした!

おわりに

前半終わりです。

電車旅に、タツヤさんとの再会に、お化け屋敷(失礼。)と盛りだくさんの初日でした。

後編へ続く!
モイモイ!

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