アメリカの生活

2019年1月7日(月)
USA Pittsburgh
アメリカ ピッツバーグ にて

皿に盛ったコーンフレーク

「ピッツバーグってしたいことは何?」
と、ジャネットが尋ねてきた。

ピッツバーグでやりたいことねぇ。

ジャネット達みんなに会いにくる、自然の中でゆっくりする、ってくらいしか考えてなかったのだ。

 

ピッツバーグ、観光で調べたら、いくつかのミュージアムと、昔レゴの本で見た有名な滝の上の建築が出てきた。
落水荘と呼ばれる、その滝の上に建てられた豪邸は確かに少し見たかったけど、かなり南東の方に向かった離れた山の中にあるみたい。
ちっと行くのはキビシー。

ミュージアム、面白そうなのはあるかな。
カーネギー自然史博物館。

あの鉄鋼王カーネギーによって寄付されて出来たこの博物館は恐竜の展示が見事だそうだ。
お、気になるね!

値段、19.95ドル!
たっけぇ!!!
やめやめ!

ピッツバーグ科学センター なんてのもある。
これはきっと楽しい!
科学館とかすげー好き!

チケットの値段、同じく19.95ドル。
だから高いっつーの!!!!

なんでミュージアム系全部いちいち高いんだよ!!!
ふっつーいっても10ドルってとこじゃない?
ニューヨークで自然史博物館が高かったのって、ニューヨーク価格ってだけじゃなかったの?

もしかして俺の意識がビンボーになってるだけ?

と思って日本の博物館の値段を確認してみたよ。

上野の国立博物館 620円。
お台場の科学未来館620円。

だよね?!
その値段だよね?!!

いや待て、じゃあ私立美術館だから高いのかも知れんぞな?

と、適当に三鷹の森ジブリ美術館のチケットを確認してみたけど、大人で1000円。
やっぱりそうですよ!

日本のミュージアムは全部安い。

でアメリカのミュージアムはみんな高い。

「学び」に対する環境が悪いなぁ、アメリカ…
きっつー。

 

と、いうことで。

風邪を治したいのと、ピッツバーグにはほとんど見所がないのとで今日も1日引きこもります( ´一` )ノ

バックパッカーなのに引き込もりってえええええ!!

引きこもりとはいったけど、10時過ぎにみんなでドーナツを食べに出かけた。
どーなつ!!
あめりかーん!!
あめりかん文化を学びに行くぞ!!旅人だからな!!

ダンキンドーナツのカウンター

ダンキンドーナツ!!!
ダンキンはまだ試したことないんだ、と話したら是非行こう、となったのだ。

お、朝食用のマフィンとかあるのか。

「私が子供の頃とか、昔はこういったメニューは無かったのよ。今は色々あるけれど。
ドーナツ専門というより他のカフェやファストフード店と競合する形になってるのでしょうね」
とジャネットが言った。

そういえば最近ダンキンドーナツのロゴから「ドーナツ」の文字が消されたもんな。
ドーナツ屋のイメージをなくして、より色んなニーズの人を呼び寄せたいってことだろうな。

エッグ&チーズマフィン3.49ドル、
コーヒーのSサイズ1.49ドル、

バーバリアンドーナツという甘さが控えめのやつ、1.19ドル。
ジャネットがまたカードでまとめて支払ってくれた…
きょきょきょ恐縮すぎる((((´Д` )))

エッグチーズマフィン

マフィン!
ふつー!
でも卵を食べると力が湧いてくる感じってあるよね!

バーバリアンドーナツ

バーバリアンドーナツは、ピッツバーグクリームと呼ばれる、サラリとした薄味のカスタードクリームを入れたフワッとしたドーナツに粉糖をまぶしたもの。

アメリカ来てからというもの、スイーツの一個一個が異常に甘いから怖かったけど、これは本当に甘さ控えめで食べやすい!
生地が軽すぎるのがちょっと気になるかな。

「そのバーバリアンドーナツは甘くなさすぎて、アソートを買った時に入ってたりするとガッカリするやつの定番なのよね」
とジャネット。

好みの差ですな!(^-^)

あそうだ、アメリカで絶対に見たいものが1つあるんだ、と話した。

それはあらゆる映画で何回も見た、
「警察官がドーナツを食べてるところ」。

いやだってめっちゃオモロイやん!
警察がドーナツ食べてるってスゲーほのぼのする光景なのに、めっちゃ映画で出てくるもんな!

「多分すぐにどこかで見つけられるわ笑
アメリカでは多くのドライブスルーのファストフード店で、制服を着た警察官に割引をしてるのよ。」
とのこと。

え、マジで!!??
割引??

あ、でもたしかに理にかなってるな!

安さにつられてでも警察がよく顔を出してくれればそれだけで犯罪の抑止力になる。
ヒマだからドーナツ食ってるとかってんじゃないのね。
なるほど!!
なんかめっちゃ納得した。見たい。

 

帰宅したらウェブ作業開始!

ジェニーは学校には通っていない。
というのも、親が教えて自宅学習をするという形をとっているからで、ペンシルベニア州ではそれが認められている。

ジャネットは司書として働いていて、知識が豊富だ。
必要な資料とか教材とかすぐ見つけられそうだし、先生として適任に違いない!

ジェニーは今日はギターを練習して弾いて、インスタにあげていた。
すごい。

これは才能を伸ばせる環境だなぁ。
いい声してる( ´一` )

ミートソーススパゲティ

夕飯はスパゲティー。
俺が作ろうかなとも思ってたけど、今日はロンが用意してくれた。
牛ひき肉入りトマトソースだ。

みんな清々しいほどにガッツリ食べるから俺も遠慮せずに食べられるのが、ちょっと幸せである。
いや、なんだかんだいつもガッツいてるけど…

 

ジャネット達と言語について話をした。
みんなは第2言語はフランス語を選んでるみたい。
でも使う機会がないのは日本と一緒で、全然話せないよーとのこと。

みんなDuolingoを使って勉強してるみたいだ。

俺もデュオリンゴの英語コースはひととおりやったな。
しばらくアプリ開けてないや。

 

ジャネットは図書館で働いている。
今日はいつも定期的にやってくる障害者の1人が暴れてキーボードを叩き壊したりしたそうで、なかなか大変だったと嘆いていた。

ヘルパーは仕事してないのか?と思って聞いてみれば、人によってちゃんと見ている人もいれば、携帯いじってるだけとか外でお喋りしてるだけな人もいるという。
なんだそれ?!

一応施設から来ているグループらしいのだが、担当のヘルパーはベビーシッターみたいに一般人を募って見てもらってるのだとか。
つまり素人。

衝動的な破壊衝動を持つ障害者に対して素人を充てがうって、それどうなんだ。

俺も以前に手のかかる利用者を担当したことがある。
急に人に抱きついたり、服を脱いだり、全力疾走で逃げ出したり、工事現場に入って行ったりしちゃう人だった。

だから施設帰りのバス停から自宅までの数百メートルの帰宅介助だったけれど、毎回男手2人体制で介助していた。

それと比較してしまうと、やはりアメリカの介護のシステムはまだ不充分なんだな、と分かる。

彼ら障害者団体は週に2回、図書館にやってくる。
しかも複数グループだそう。

図書館の司書ですらそんな悩みがあるのだから、施設とか学校とか家庭とか、あちこちに問題が山積してるんだろうな。

やはり仕事の話を聞くのは面白い。
その地域のリアルを知ることができる。

今後もその土地その土地の仕事の話を聞けるといいな~。
もちろん、不愉快に思われない範囲で。
センシティブな問題ってあるだろうからな。

 

アメリカの生活も日本の生活も、他の各国の生活も、基本人間が生きるために必要なものは同じなのだから、根本は一緒だ。
土地が遠くて、言語が違って、風貌が違っても、根本は一緒。
歩み寄って話を聞けば、同じ地球に生きている同じ人ってことがわかる。

もっとその国その土地のことを知りたい。
アメリカの生活も地域によって多様だ。

この旅できっとアメリカが、そして世界の国々がより自分に近づくだろう。

 


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