2018年12月21日(金)
UK-England Bath 〜 Gloucester 〜 York
イギリス・イングランド バース 〜 グロスター 〜 ヨーク
朝食は昨日テスコで買った、値引き品のサンドウィッチだ。
値引きの割合が凄スゴい。
1日賞味期限が切れた程度ならまったく問題ない。
チルアウトルーム(談話室)から窓の外を見ると、教会の屋根の上には曇り空が広がっていた。
うん、雨さえ降らなければ、問題はない。
ま、まぁ強風なのも困るけど。
このホステル、セントクリストファー・インは、
レストランバーにホステルがくっついているようなところだ。
レセプションはバーにあって、ホステルの部屋との行き来は一旦外に出なきゃならない。
ホステルも狭い階段を上って、横扉をくぐって、
また階段登って、というようなちょっと不思議な造りになってて、とても面白い。
なんか秘密基地のようなのだ。
そんな、楽しいけど一晩だけの宿にもチェックアウト。
カードキーをレセプションに返したら、おしまい。
朝っつーか昼近い街を駅に歩いた。
次の目的地グロスターまでは電車で移動する。
バスの方が500円くらい安いのだけど、
本数が少なくて12:00まで待たないといけないのと、
所要時間が倍の2時間かかってしまうのとで、電車を選んだ。
ナショナルエクスプレスのアプリで決済済み。
駅に行ってiPadにダウンロードしたチケットをアクティベートし、改札をくぐる。
スマートフォンに入れられればもっと便利なのだけど、ストレージが足りないので仕方なく。
そろそろ新しいスマートフォンに変え時だな。
予定では南米で盗まれることになってるから今は買えない。
盗まれてからか、帰国してから買おう。
それまではせめて無事に使えますよーに!
電車は意外と混んでた。
まずはここバース(Bath)からブリストル(Bristol)へ。
なんかバースとブリストル、何回も行き来してて効率悪い感じ。
電車を乗り換えて、次はチェルトナム(Cheltenham)へ。
かなり混んでた。
更に小さな電車に乗り換えて10分、ようやくグロスターに着いた。
もっと大きな街で拠点なのかなと思っていたのだけど、意外と行きにくい場所なんだな。
駅を出て歩く。
交通の便が悪い割に、モダン。
小規模都市って感じか。
少し歩くと大きなホコ天通りと聖堂の頭が見えた。
で、
グロスター大聖堂!!
うおーー見事ーー!!!
この4本頭の塔もまた、堂々とした厳格さがあって、町に対する威厳を感じさせる。
中に入る。
高い天井、装飾のほどこされたアーチ。
口をあけてアホ面で見耽ていたら、ボランティアっぽいお爺さんが声をかけてきた。
「よろしければ教会についてご案内しましょうか?」
お。
素敵ですね。
でもどうやら寄付金を払うのが条件みたい。
むむむ。
寄付をケチるのって心苦しくて嫌な気分になってしまうし印象も悪いけど、
だからといって気前よく払えるほどお金に余裕があるわけでもない。
やんわり断った。
ちなみに地下道を見るツアーもあって、そちらでハリーポッターのロケ地となった部屋が見られる。
時間を尋ねたら10分後に始まるよという話だったのでツアー開始の待ち合わせ場所に向かった。
わあ、楽しみだなぁ!
10分後。
誰も現れないんですが。
え、どこ?ここじゃない?
5分待ったけど何も起こらない。
アナウンスもない。
予約がなくてもいいと聞いている。
入り口の横にも案内を30分から始めますよってちゃんと書いてある。
ほ、ほへ…
さっきのお爺さんに「話が違うじゃないか!」と詳細を聞きに行ったのだけど、どこにも見当たらない。
なんで(;´Д`)
結局地下室ツアーは参加できずじまい。
悔しい!
けれどそんな悔しさを吹き飛ばすほどの光景が続いて現れた。
ツアーがなくても自由に見ることのできるエリア。
分かる人は分かる。
ハリーポッターと賢者の石でハリー達がトロールと遭遇した廊下。
ぬおおおおおおおおおお!!!!
超綺麗!!!
このグロスター大聖堂はアーチの形が他と違って特徴的らしく、
それもあってかより細密な装飾がほどこされているように見える。
天井もより高く感じられて、巨大なトロールが暴れるのにちょうどよい高さ。
クィレル教授の叫ぶ声が聞こえるようだ。
「トロール イン ザ ダンジョンッ!!」
【参考シーン】
【ここ、グロスター大聖堂の廊下】
まんま!映画のまんま!
廊下はグルっと一周回ることができる。
そしてこの中庭。
これもヤバい。
映画では出てきていないのだけど、めちゃくちゃ雰囲気がいい。
天気が良くなったのもあって緑とゴシックな装飾の両方が綺麗に目に映る。
噴水、芝生、空にそびえ立つ塔。
夢中で写真を撮りまくる!
こんな廊下と庭がうちにも欲しい!
かなり満足!
堪能した!
大聖堂を出て街を歩く。
古いハーバーらしいやつ。
グロスターは港町として栄えたみたい。
子供が見たら目をキラキラさせること請け合いなショーウィンドウが並んでいて、クリスマス商戦が開かれているのが分かる。
歴史的な街なのだけど、人の雰囲気はどことなくモダンに感じられる。
グロスターではこの大聖堂を見て、あとは街の雰囲気がわかれば良かったのでほぼ目的は終了した。
さぁこっからバスで一気に北のヨークまで移動だ。
バスターミナルに戻り、次の街、ヨークまでのバスに乗り込んだ。
バーミンガムで休憩が入った。
スタバが併設されてたのでコーヒー購入。
あちこちで見かけて頼みたかったブリュレラテは売り切れだったから、
代わりにフラットホワイト・スパイスってやつ。
3.60ポンド、やはり高い!
味は、んー、ふつーですな。
休憩が終わり、バスはまた走り出す。
休憩二回目。
とてもお腹が空いたのでターミナルのGREGGSってお店でクリスマス限定スープとクリスマス限定チキンパイのセットを買った。
どちらも似たような味だな。
ジャガイモだけじゃない、砂糖のような甘みが口に広がる。
んー、パイは微妙。
スープは結構美味しい。
雨の降るヨークに到着した頃にはもう夜の帳が降りていた。
宿はターミナルから結構遠い。
ヨークにも目的はなくて、
ここから次の町に行くのにちょうどいい、大きな街だったから宿を取ったのだった。
面白いものはないものか、と見回すけど、景色はこれまでの街と大差ない。
寒いし濡れるしで、まずは宿へと足を勇む。
この宿がやや曲者だった。
Booking.comのレビューで、騒音が凄いと書かれていた。
近くにクラブがあるらしい。
まぁ野宿と比べたら全然余裕でしょ、ちょっとうるさいくらいさ、
と高をくくっていた。
宿を探していると、人がやたらと集まっている繁華街に入り込んだ。
うーん嫌な雰囲気。
タバコを吸った酔っ払いやパリピがうろついてて鬱陶しい。
宿はどこだ?
人混みを避けながら地図を見る。
えーと、ここだわ…
なんとクラブ街の中でも一段と騒々しく爆音を垂れ流し、大勢が店の前に溢れているお店。
この店の上の階みたい。
お、おいおいおい…
近くに入り口がない。
とりあえずクラブの中に入ってみた…というか、
あまりの混雑にバックパックを持って入れなくて、玄関先に置く羽目になった。
人混みをかき分けてカウンターまで辿り着く。
爆音のせいで店員を呼び止めても気付いてもらえない。
ドリンク注文待ちの客が群がっていてもはや列も何もない。
高速でオーダーを捌く店員。
マジ宿のレセプションはどこだよ…
なんとか無理やり店員を引き留めて事情を聞いた。
「ああ、ちょっと待っててね、今確認するよ!」
そういってPCを確認してくれた。
驚きだけどここがレセプションで間違いないようだ。
「やぁ、予約をしてくれたロニーだね!
このあと別のスタッフが案内するからここでちょっと待ってておくれな」
「すみません、ちょっとバックパックをエントランスに置きっぱなしなんでそっちで待ってていいですか?」
「なんだって?あぁ、じゃあこっちに持ってきといて」
この人込みの中をか(;´Д`)
なんとかバックパックを取りに戻ったところでスタッフと合流、
ホステルの中に案内してもらった。
狭い階段を必死で登って部屋に入っていった。
窓はしっかり締まっているはずなのに、2つ下の階のウーファーの地響きが伝わってくる。
こ、こいつか、低評価の理由は(^_^;)
でも個人的には全然低評価を感じない。
だってサービスもいいし、
内装もほら、
共同スペースもキッチンも寝室も清潔で超綺麗。
居心地も必要なものは大体揃っていて、シャワーもトイレも手入れが行き届いている。
無料の紅茶とか調味料もそろっていて料理もしやすそう。
しかも他の客がほとんどいない!
これは最高だ!
細長い部屋のドミトリー。
カプセル状に各ベッドが分かれていて、各個室の奥の壁には有名なミュージシャンたちが描かれている。
カート・コバーンとかジョン・レノンとか。
エイミー・ワインハウスかな?
俺のところはジミヘン。
こ、この面子、
なんだか某クラブに入会してしまいそうで怖い。
一旦近くのミニスーパーまで買い物に行って野菜と安いワインを買い込んだ。
うひー、寒い。
ほぼ貸し切り状態で料理をした。
パプリカとマッシュルームのパスタに、茹でたブロッコリー。
なんだか見た目がグロいスパゲティになったな…。
音楽を聴きながら、ブログを書いてワインを飲む。
遠くのように聞こえるクラブの喧騒。
ラップトップから流れ出るラストクリスマス。
クリスマスは近い。
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どうもありがとうございます!(^^)
あなたに幸せが訪れますように!
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