2019年2月15日(金)
Mexico Monterrey
メキシコ モンテレー にて
このホステル、ラカサ・デル・バリオには朝食は付いてない。
ヤンが昨夜バナナとリンゴをくれたからそれを食べよう。
1階のテラスにい下りるとそのヤンがいた。
「このホステル、1階はカフェになってるの?」
テラスのテーブルにパフェの写真が立てられているから尋ねてみた。
「そうだよ。ワッフルとかコーヒーとかあるよ。」
「コーヒーいくらだろう。」
「聞けばメニューを見せてもらえるから行ってみなよ」
ってことで降りてメニューをもらう。
確かにワッフルがスイーツ系、食事系といくつかあるほか、
フルーツ盛り合わせ、フレンチトースト、ブリトー、スムージーとかある。
ワッフルが68〜85ペソだから、500円前後ってとこか。
すぐ近くのレストランで500円以下で肉のランチプレートが食べられて、
屋台で150円でホットドッグが食べられる国。
結構いい値段だ。
36ペソのスムージーと25ペソのコーヒーを頼んだ。
コーヒーには手持ちのグラスフェッドバターを入れて。
スムージーはいくつか種類があって、
抗酸化、消化、エナジーって感じで効果別にブレンドされてる。
原材料はオレンジとかキウイ、マンゴー、レモンみたいに一般的なものだけど。
その中からダイジェスチョン、消化のスムージを選んだ。
パパイヤ、プルーン、レーズン、オレンジジュースっていう組み合わせ。
なんかすごそう。
見た目はオドロオドロしくない。
味は、
うん、オレンジ強めの普通のフルーツジュース。
美味しい(^_^)
メール関係をチェックして日記書いてから早めにチェックアウトした。
いうても、チェックアウトに際して何もすることはない。
バイバーイって言えばOKだ。
荷物置かせてもらえないかヤンに尋ねてたのもあって、
チェックアウトの段階ですでに話をつけてくれてて、
キッチンの横のとこに置いといていいよ〜って感じに置かせてもらえた。
バイリンガルがいるだけで超助かる(T-T)
フィンランド語のバイリンガルがいても役に立たないけど、スペイン語とか、アラビア語とか、英語話せる人が少ない国ではバイリンガルがかなり価値を持ってくるなぁ。
それを実感することがこの直後にあった。
お金を下ろしに最寄りのATMにやってきた。
これまでのところ、メキシコではカード使える店が極端に少ない!
ほぼ現金社会だ。
米ドルから両替したお金もかなり早いペースで目減りしたので現金を下ろさなきゃマズい。
のだけど、今まではどこの国でも当たり前にあった、ATMでの表示言語変更がない。
スペイン語でしか表示されないから、どのボタンを押したらいいか分からない。
他のATM使ってる人も、現金の回収に来た業者もピリピリした雰囲気。
きっと強盗の絶好のタイミングなんだろうなぁ。
危なすぎ。
そのくせクレジットカードが浸透してないのだから旧態依然だ…
スペイン語がさっぱり分からない。
Google翻訳使ってもなかなか意味が通らず、
モタモタしてるうちに時間切れで手続きが中断されてしまう。
うがあああうまくいかねー!!
メキシコ難易度高いよ!(´Д` )
隣の別のATMでは英語も並列表記された。
おっしゃあああ助かったああ…
「キャッシング限度額の範囲外のため引き出しは出来ませんでした」
…
なにいいいいいい!!!!
い、いや、まだいけるはずじゃない?!
今月いっぱいまでは限度額が最大40万円に引き上げられてるはず…
他の近くのATMで同じように確かめてみたが、やはり結果は一緒。
これ確認しないことには何もできんぞ…
少し歩いてショッピングモール発見。
看板でバーガーキングやマクドナルドがあるのを確認して中に入ってみたけど、小さなフードコート店舗なのでフリーWi-Fiなし。
たくさんの店が入ってて超賑わってるのに、フリーWi-Fiゼロ!
わああ。
近くのタコス屋でとりあえず腹ごしらえ。
タコスタコスタコスうううううう!!!
念願のタコスだこのやろう!
アサードっていう焼いたビーフとチーズやアボカドの入ったやつ。
28ペソ!
190円くらい!安い!
コーラはいかが?って聞かれてとりあえずOKしちゃったけど、
そっちは値段が35ペソした。
タコスよりたけぇ(´Д` )
ぶっちゃけ要らねぇ。
付け合わせの刻みタマネギとパクチー、それに赤と緑の2種類のソースを乗せていただきます。
う
んまああああ!!
ひぇー、これがタコスかー!
なるほど、たしかに全然違う!
家で前に作ったやつとも、タコベルのものとも全然違う。
本場のタコス、こいつぁ美味いじぇ〜。
他の場所でも食べ比べとかしてみたいね!
Wi-Fiを確認してみたけど、
なぞのランダム数字のWi-FiのSSIDばかりうんざりするほどある。
他の店でもそうなんだよな。
フリーWi-Fiをがないのか、もしくはちゃんと尋ねないとダメか。
しばらく歩いていったところにマクドナルドを発見したので、その横でWi-Fiをつなげた。
楽天カードの公式サイトで確認したら、クレジットの総枠は増えていたけどキャッシングの限度額は10万円だった。
使用可能残高は、1200円。
ぬあああ!
これはマズイです。
ソッコーで追加の審査出しました。
月1回しか申請できないってのも不便だなー。
盗難や強盗の可能性も増えてくるし、サブのカード用意しないとヤバイよ〜。
日本から送ってもらいたいけど送り先っていうか、受け取り先がねぇ(´Д` )
中南米に知り合いなんていないわ…
真夏なみの日差しがギラギラさす中、さらに歩いた。
山を登って…
到着!
ここは、Cerro des Obispadoっていう、
メキシコとアメリカの戦争に決着がついて独立が決定した、歴史的な場所。
大事なところなんじゃないかな、と思うけど、
モンテレーの観光地としては調べてもラインナップしないのが不思議だ。
到着寸前に、坂道を下ってきたおじさんが話しかけてきた。
「ほにゃららホニャララ」
「すみません、スペイン語は…」
「英語なら話せるかな?やぁ、この場所をどう思う?」
いきなり質問がややディープだな!
「えっと、聖なる場所なんですよね、メキシコ人にとって」
「いや。ただの歴史的な場所さ、」
「そ、そうですか」
「グッドラック!」
「…」
( ´一` )
登頂にはメキシコ国旗に似た旗がいくつも立ってる。
中で異彩を放ってるこれはなんの旗なんだろう…
赤と黒時にサレコウベて。
並ぶいくつもの旗の先にある、ひときわ大きな旗、それがメキシコ国旗だ。
赤、緑、白のイタリアンカラー3色、
その真ん中には蛇をくわえたワシのような鳥とサボテン。
音もなく、その巨大な旗が青空にはためいている。
メキシコの歴史か、ちょっと気になるなぁ。
アメリカ大陸の歴史といえば、
スペインからきた入植者は、
キリスト教の神の名の下にインカ帝国やアステカ帝国のネイティブ達を虐殺した。
それから時代が下って北アメリカのボストンあたりからイギリス系入植者がやってきて、彼らもまたネイティブアメリカン達を駆逐していく。
これらのエピソードは有名だけど、
メキシコに人が住みついたのはいつ頃で、どこの国の人で、元々は誰が住んでいたのか。
そういった部分ってマイナーで知られてない。
追って調べたいな。
「メキシコ〜メキシコ〜」って曲が周りのスピーカーから流れてきてる。
国歌かな?笑
360度、モンテレーの街を見渡せる。
こうやって見るとこの街がどれどけ大きいかがよく分かる。
高くてギザギザした険しい山に囲まれていて、その斜面までビッシリと家々が並んでいる。
さすが、第3位の規模の街だけある。
メキシコって、途上国というにはやや失礼なくらい発展してるんだよな。
都市もあるけど田舎もある。
これから回っていくのは都市になるけど、田舎の素顔も見たいもんだ。
麻薬がらみのメキシカンマフィアに関わりなく行けますよーに!!!マジで!!
坂道を下って再び宿に向かった。
暑い…
Tシャツ一枚なのに背中に汗が流れる。
ん?
現在気温37度!
マジか(´Д` )
でも37度って確かもっとしんどいよな。
暑いけど、不思議とキツくない。
多分あれだ、湿気。
乾燥してるから東京みたいなエゲツなさがないんだろうね。
メキシコに来て初めて見たけど、あちこちにバーガーキングのソフトクリームスタンドがある。
バーガーとかポテトはなくて、ソフトクリームとかサンデーだけ扱ってんの。
マックも同じようにソフトクリーム10ペソとかやってるけど、ズルイよね!
「ホニャララ!!」
?!
お会計で最後の一言が分からなくて困ってたら、
仕方ねーなーって感じで店員の姉ちゃんが半ギレでGoogle翻訳使って表示してくれた。
「12ペソ頂けますか」
あ、はい、もちろんです…
丁寧な表現だったらしい。
知らんそんなの!
「ドセ!(Doce=12)」って言ってくれれば普通に理解できただけに悔しいなー。
マクロプラサ(中央公園)の横に装飾が見事な教会がある。
ホステルのすぐ近くってのもあって到着初日から気になってたのだけど、入ってみました。
メトロポリタン教会。
教会としてはなかなか珍しいネーミングだな。
静謐な空気が漂う教会のホール。
音を立てるのが憚られる、図書室のようなこの空気が好き。
磔のイエスはあちこちにいるけれど、中心に据えられているのは聖母マリア。
天使の肖像も多い。
教会によってちょっと違うんだよね。
ど真ん中にイエスを据える場合と、マリアを据える場合。
そういえば「オー、マイゴッド」っていう場合と
「オー、ジーザス(クライスト)」っていう場合があるし、宗派による違いなのかな。
キリスト教の教義の基礎は知っているつもりだけど、
他の宗派、モルモンとかカルヴァン派とか聖母教会とかの差異はよく調べてない。
うちの家系の宗派はルター派プロテスタント、ルーテル教会だから厳しくないやつ。
争いをなくすためには、相手のことを理解することが先決になる。
相手を理解するのなら、相手が大事にしているものを知るのがいい。
宗教、信仰、教派、その辺をしっかり押さえておいた方が、他者理解は進むはずだ。
まだまだ勉強が足りん。
ほんともう、旅は、すればするほどにしたいことが増える。
おかしいよな、やりたいこと、行きたいところを一つ一つ潰していってるのに、
したいことも行きたいところもどんどん増えていってる。
この世界をグルッと見て回ったとき、一体何を思うのだろう?
2周目3周目、隅々まで行きたいところに行った後は、何を思うのだろう?
今の俺には分からない。
今は目の前の旅が面白いし、同時に旅終わりの新しい仕事にも待ちきれないくらいすごくワクワクしてる。
人生は短い。
夜行バスの時間まで少し時間があったので、宿近くでカフェを探した。
この辺は雰囲気の良さそうなカフェがたくさんあるんだけど、なんかピンとこない。
本屋カフェなんてあってちょっとときめいたけど、席数が少なかった。
節約しながらゆっくりしたい身としては居心地悪いやつ( ̄▽ ̄)
目の前のバーに入店。
なんとハッピーアワーで20:00まではビールが20ペソ、120円くらい。ゲロ安!
優しい若い店員さん。
インディオっていう人気のビールを飲みながら日記を書いた。
Wi-Fiも教えてもらえた。
苦味の強めな冷えたビールを飲みながら鉄格子の窓から路地を見る。
若い女の子らが”映える”写真を撮るために色々角度や場所を変えてウロウロしてる笑
18:00にホステルチェックアウト。
スタッフさんたち英語通じないけど、みんな優しかったな。
メトロで移動。
クアウテモックって乗り換え駅で東西線に乗り換え。
帰宅ラッシュで混雑してて、みんな降りる人を待たずに乗り込んでくる。
ぬおおおおお!!!
気合いでおしくらまんじゅうして下車できた。
はぁはぁはぁ…
ついに来たか、このアホなやりとりの地域に…
今までなかったなぁ、ブログで読んでいた、この降りる人と乗る人の攻防。
気合い入れてかねば。
乗り換える列車のどっち方面に乗ればいいかを判断できない。
なぜかスマートフォンがフリーズする。
もうう!!!
ホームに上がったらオビスピエドの旗が遠くに見えたから、そっちと逆なのだと理解できた。
一駅、デル・ゴルフォで下車。
ちゃんと購入したチケットで指定されているバス乗り場に行ったのだけど…
どうみてもただの路線バス駅…
いや、絶対長距離バスここ止まらんやろ。
大都市間をつなぐ大型バスが停まって荷物を乗せ降ろしするスペースなんかない。
帰宅ラッシュで道路も車が激しく行き交っているというのに。
指定の住所を検索すると出てくる、「もしかして」のポイントは道路の反対側。
そっちに行ってみたけど、
なんもない。
マジで何もない。
タクシーが停まってて、タコス屋台が暇そうにしてるだけ。
マジ、どこ…
ターミナルどこよ…
すぐ上がメトロ駅だからWi-Fiがつなげた。
が、いくら調べても指定の場所は最初に見た、この場所になる。
Avenida Cristóbal Colón & Juan Zuazua。
ここで間違いないよなぁ。
嘘だろーー!!
大型バスもたくさん通ってる。
でもみんなここは素通りして右側(西)の方に走り去っていく…
周りの人何人かに尋ねてみたけど、誰一人英語を話せない。
なんとか少ないスペイン語のボキャブラリーで状況を伝えた。
けど、分からないわね、とか、
あっちの方に緑色のタクシーで行きなさい、みたいな答えがくる。
マジで?
いいの?
指定されてるところここだし、バス出発まであと15分だ。
間違えたらもうアウト。
6800円のチケットが霞となって消える。
尋ねたおばさんの友人と思しき女性がやってきた。
スーツを着て書類を抱えた、理知的なおばさん。
でも英語は話せない。
ゴニョゴニョ相談してくれていたみたい。
彼女らの乗るバスが来たら「一緒に乗りなさい!」っていって手招きしてくれた。
乗ると同時に走り出すバス。あぶねぇ。モタモタしたたら引きずられるとこだ。
「えっと、チケット代、いくら?!」
「いいのよ!気にしないで!すぐ近くよ!5分くらい!」
もしかして払ってくれた??
うわわ、かたじけない!
グアダラハラ行きバス出発まであと7分。
クアウテモック駅の下のバス停で大量の乗客が雪崩れ込んできた。
半分空席だったバスもこれで満席に。
みんな運転手に小銭をパッと渡して、同時に握られたペラペラな紙の切符をちぎり取る。
運転手は金額をほとんど見ることもなく、片手を出し入れするだけで、
目線は渋滞している道路に向けられている。
ドアを開けたまま走り始めたバスに、これまた乗客がひっきりなしに駆け込んでくる。
マジあぶねぇ。
その次のバス停で、さっきのおばさんがここよ!って教えてくれた。
グラシャスムチョス!!!
はっきりとお礼を言って駆け出した。
クアウテモック駅からも普通に歩いてこれる距離だ。
最初からこっち来てればと口惜しく思うが、
指定されていた住所は先ほどのダミーだったのだから仕方がない。
大きなバスターミナル。
ここだ!このイメージ!バスありそうだぞ!
ガラス窓から建物の中に、Futuraっていう俺の乗るバス会社のカウンターも見える。
確かにAutobusesFuturaで地図にも載ってる!
バス発車まであと1分。
バックパックを引きずりながらターミナル施設の中へ駆け込んだ。
ひと先ず受付の人に聞いてみる!
「英語話せますか?!」
「No」
話せねぇのかよ!
「グアダラハラ行きのチケット持ってます!これっす!ターミナルはここであってますか?」
「そうよ。あっち左側、918番よ。」
「あざっす!」
どびゅん!!
荷物検査の機械に荷物を全部通す!
すでに発車時刻!!!
Futuraのバスが5台くらい停まってて、
グアダラハラ行きは1台だけ、でも20:00って書いてある。
どれよ(´Д` )
「どこ行きたいんだ?」
セキュリティの制服を着たヒゲのおじいさんが声かけてきた。
おわっ!英語!訛りまくってて聞き取りづらいけど助かる!
iPadに表示されたチケットを見せた。
「グアダラハラ、19:40か。遅れてるよ。13〜19番のどれかに停まる。
ここで待ってるんだ。来たら教えてやる。わかった?」
「わかりました!ありがとうございます!おっちゃん!!」
汗ダクダクだ。
ヤンがくれたリンゴを夕飯がわりに食べながら待機。
ほんとにバス来るんだよな?
なんかもう色々信用できなくて不安が募る。
20:25、バス到着。
さっきのおっちゃんが案内してくれた。
ふーー!良かった!肩の荷が下りた。
大きな綺麗なバスだ。
座席もマッサージチェアなみに大きくてふかふかで、しっかり倒せる。
これは12時間のバス移動も快適そうだ。
人2人分の幅を持った巨漢のおっさんのとなりに滑り込んだ。
おうふ。
座席が大きいからおっさんのハミ肉もギリギリで当たってこな…来るか。
う、うん、まぁ大丈夫。これくらい。
ジュースを飲みながらお菓子を食べてる隣のおっさん。
2袋目を開けた。
(;´Д`)
これがメキシコか!
なかなか刺激的だぞ。
俺は寝るぜ!
おやすみなさい!
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