フィンランド旅行をキャンセルした ~Mytrip経由、TurkishAirlinesでのキャンセル料について~

Moi!こんにちは、ロニーです。

以前のブログやFacebook投稿などで触れたんですが、
今年のフィンランド旅行の予定、キャンセルしました。

キャンセルしたタイミング自体は結構前で、キャンセル料を支払った差額の航空券代も帰ってきて一段落したのでちょっと書こうと思います。

 

今回のブログは、フィンランド旅行周りの僕の近況を伝えるものと、
あと恐らく多くの人が顔面蒼白な感じで調べてたどり着くであろう、
航空券予約をキャンセルした時のお金がどうなるかについての情報共有の2つの側面を持っています。

後者の人はかなり焦っていらっしゃると思うので、最後の章、
「Mytripでの予約キャンセルとキャンセル料について」
に直接飛んでしまっても構わないと思います。

結論だけ先に言いますと、以下です。

  • 航空券予約購入代理店であるMytirp(マイトリップ)の公式サイトのチャットサービスでスムーズにキャンセル可能。
    返金の金額などについては条件次第(オプション有無、フライト日までの期間、航空会社の差など)だが、キャンセルとか変更オプションを付けなくても返金を貰える場合はある。
  • キャンセルする場合は航空会社側のキャンセル料に加えて、Mytripでのサービス料がかかってくる。
  • TurkishAirlines(ターキッシュエアラインズ)で直接キャンセル手続きをすることは不可能。
  • 座席指定料金などのオプション代は一切返金不可。

では、いってみましょう。

KARHUを楽しむ

フィンランドのビールと言えばKARHU。友人Tuomasが来日したのでお土産に頂きました。うまい。

フィンランド旅行2023の計画

パスポートの取得

旅のときに使っていたパスポートは2010年~2020年までの10年パスポートで、
期限が切れた年は一文無しだったため更新をしませんでした。

なのでまずはパスポート取得から。
証明写真を持って有楽町のパスポートセンターに申請に赴き、ネットでDLした申請書を提出。
その翌週に収入印紙代と手数料を合わせた16000円を支払って、

無事ゲット!

有楽町パスポートセンター

旅のスケジュールを立てる

旅行で最も高いのは、なんといっても飛行機代です。
航空券は基本米ドルかユーロで計算されるし、世はまさに円安。信じられないほどの円安。

なので絶対に間違いが発生しないように、
きっちりスケジュールを決めてからチケット取得に進む必要があります。

 

高い飛行機代を費やしてまで海外まで行くのだからという理由もあり、
またどうせなら見たいところあれこれ全部回ってしまいたいという理由で、
当初はたっぷり2週間の旅行日程を考えていました。

ただ、クルタさんがそこまで長いのはNGということで、5泊6日(うち機中2泊)という日程に変更。

 

2018年の4週間のフィンランド語講座期間を含め、過去のフィンランド旅行や滞在中はいつも、
幼少期からのホストファミリーであるカッレ宅に泊めてもらっていました。

ただこの度連絡してみたところ、なんと家族でフィンランド国外へ引っ越ししてしまったそう。

また、旅行日程を決める前の7月に、パスポートを取得したのですが、
その受け取りの日程などの関係で旅行を9月末に延期したことで、
友人トゥオマスの両親が都合をつけてくれた空き部屋を借りるのも難しくなってしまいました。

家族で泊れる安い宿を探しましょう。

 

今回はヘルシンキの中心部のド定番を観光しよう、というプランだったので、
交通費や緊縮日程の中での移動時間を考えると宿泊場所はヘルシンキ中心部が望ましい。

旅の間、(フィンランド以外の)各地でお世話になったWebサービス、ブッキングドットコムで検索してみたものの、ヘルシンキはホテルが死ぬほど高い。
カウチサーフィンはアプリ使用が有料化されてしまったし、そもそも家族で利用するものでもない。

そうだこんな時のエアビーだ!
と調べてみたら、1泊、ワンルーム1部屋60ユーロ程度の部屋が1つだけ見つかりました。

はい、これである程度スケジュールが立ったので、
いよいよ航空券の予約の段階に進みました。

フライトの条件

航空券を取る上での条件は、

  • コニーは長時間じっとしていられないので、できるだけトランジットを挟むプラン。
  • ベビーカーを預けられる。
  • 深夜にヘルシンキ(復路は東京)に到着しないスケジュールであること。
  • どうせなら無理のない範囲でトランジットを使って色んな国を見れたら嬉しい。

上記の条件で、最安値を選ぶ、という感じ。

 

ベビーカーは問題なさそうでした。
もしかしたら追加料金が現地で発生するかもしれませんが、不可能ではありません。

深夜到着以外の便は色々あるので、選べます。
ただやっぱり不便な奴は人気がないので安いんですけどね。

トランジットを利用しての観光は、諦めました。

今回はお馴染みSkyScannerを使っての検索なのですが、
直接「東京→ヘルシンキ」検索としてしまうとトランジットで1泊するみたいなものは少なく、
あっても21:00現地着、7:00発、みたいなもの程度なので、
トランジットを利用しての観光、にはなりません。

今、ロシアによるウクライナ侵攻の関係でフィンランドへ行く便はロシア上空を通れず、
アジア・中東側である南ルートを迂回するか、北極海を直接通って行くコースになります。

北のルートはもはや直行便なので、やはり時間が長い。

南ルートだと、

ベトナム乗り換え、
イスタンブール乗り換え、
ドイツのフランクフルト乗り換えなどの便が安い選択肢として出てきます。

チケットは東京→イスタンブールと、
イスタンブール→ヘルシンキの2回に分けて取得して検索するような形になりますが、
これ、検索を分けると中々めんどい。
値段の比較とか。

また日程が短いので、下手に他の国を挟むと肝心のヘルシンキ滞在が非常に短くなってしまって本末転倒なので、
最終的に短いトランジットを選びました。

少しコニーが走って身体を動かせれば充分でしょう。

航空チケット予約の方法と、避けるべき購入代理店

Skyscannerを使って航空券を予約する

チケット予約はSkyscannerを通します。

SkyScannerは数多くの航空券予約代理店の中から、検索時点の空き状況や価格を見て検索してくれるサービスです。

重要なのは、
SkyScannerが我々と繋いでいるのは航空会社だけではなく、
予約代理店を含むということ。

この代理店によって、同じ航空券でも値段に差が出てきます。

端的に考えれば、選択肢の中で一番安い奴を選べばいいのですが、
ここに落とし穴があります。

その落とし穴とは、
航空券の予約や取得に関して、

「日本では考えられないようなサービスの良し悪しが存在する」こと。

いやいや、必要な情報を打ち込んで予約するだけでしょ?
と思いますよね。

そうはいかないんです

 

代理店による予約手数料が安いのには主に2つ、わけがあります。

一つ目。
各種オプションを別料金とすることで安く見せている。

二つ目。
問い合わせ時のコミュニケーション難易度がめちゃくちゃ高い。

 

一つ目に関しては、
座席の指定、機内食の指定、荷物の個数や重量の追加・増量、航空券のキャンセルや変更時の返金の可否や度合いといった選択肢が除外されているケースが多いので、諸々を追加すると結局他の正規の航空会社のものと変わらなくなります。

なので実際にはそこまで安く無かったりします。

二つ目。
安い代理店を挟むと、

「予約確認メールが届かなくて本当に予約できたかどうか不明」
「チェックインに必要な情報が当日まで受け取れない」
「領収書が出せない」
「変更やキャンセルを受け付けてくれない」
「問い合わせメールに返信がなかったり電話問い合わせに出ない」
「予約内容と違う予約がされている」

といった、信じられないようなことが高確率で起きます。
ほんと非常に心臓に悪い。

その上、問い合わせに応じてもらえたとしても日本語は中々伝わらないし、
英語でも伝わらないこともしばしば。

 

上記の2つの理由で、
「安かろう悪かろう」が体現されているので、
最新の注意を払って予約をしていく必要があるだけでなく、
「予想外にお金がかかっても仕方がない」という覚悟を持つことも必要になってきます。覚悟。

【ロシアンルーレット】Gotogateは避けるべし

自らの実体験と、ググった情報より、
「Gotogateは使わないほうがいい」というのはほぼ断言できます。

出来ればいざという時にキャンセル料が帰ってこないという Trip.com も避けたい。

Trip.com は過去に2回使ったことがあって、Gotogateは1回です。
Trip.com の方はまだまともなんですが、Gotogateは悲惨です。

どちらも他の代理店を大きく引き離して安くチケットを提示してきます。
片道で数万円違ったりするのでとても魅力的なのですが、

先ほど言った「安い代理店」で起きうることがしっかり起きるので、
もはやロシアンルーレットみたいなもの。
問題なく予定通りの飛行機に予定通りの値段で乗れてラッキー、くらいに思った方が良いです。

調べると悪評がわんさか出てくるので、
「なんでもいいから一番安い方法で行きたい!」という人は良く調べて対策を練っていくと良いでしょう。

 

Gotogateはスウェーデンに拠点を置く、Etraveli Group ABという会社が運営しています。
Trip.com は中国に本拠地があって、世界各地にオフィスがある大きい企業です。Skyscannerも同じ運営会社らしい。

今回、僕はこの2つは避けました。
過去に使ってみて怖かったから。
一人旅の間はまだ許容できましたが、家族がいたらギャンブルはできません。
体験して分かってしまっているリスクは排除します。

湖

フィンランドの思い出

連席の空きがない!Mytripの座席予約で、 座席が不自然に埋まってるときの対処法

今回使った代理店は「Mytrip」というとこでした。
ここは今回初めて使った安い代理店で、これも後から調べたらさっきの2つに負けず劣らず評価が低くてヤバいのですが、
予算的に、選べる代理店がこれしか他になかったので選びました。
結局ギャンブルになってしまった…。下調べ大事。

予約しやすいかというと全くそうではないですが、
チャットでの問い合わせは自然に出来て丁寧に対応してもらえたので結果オーライかなと思います。
英語問い合わせです。
日本語じゃないと無理って人は避けた方が無難だと思います。

 

Mytripで予約を進めていた時、まずぶつかったのが座席予約です。

座席予約の画面で、
座席を決めずにそのまま先に進むことが出来るのですが、最初に提示されている価格は、
この座席指定なしパターンです。

座席を指定するとその座席位置によって追加料金がかかってくる仕組みです。

座席指定なしにすると、家族であっても全員バラバラの席にランダムに飛ばされます。
変更は不可。

コニーがいる以上、当然座席指定はしないわけにいきません。

 

座席指定なのですが、どの日程で見てみても、
連席が埋まってしまっています。
3人横並びのうち、全ブロックの真ん中だけ埋まってる感じ。
3人はおろか、2人並びですら予約不可。
明らかに不自然ですよね。

これは実際には座席が空いていたとしても、
いろいろな事情で全て同じタイミングで公開していないことが理由のようです。

以下の「飛行機の神様」様の
「飛行機の座席が指定できない!その理由と対処法を徹底解説!」
という記事が参考になりました。
(外部Webサイト) 飛行機と海外旅行、国内旅行の総合情報サイト 飛行機の神様

 

今回の対処法は、
「Mytripでは座席予約をせず、予約番号取得後に別途その航空会社の公式Webサイトで座席を予約する」。

今回僕らは
「東京→イスタンブール→ヘルシンキ」のルートを、2便ともターキッシュエアラインズで予約しました。

なので、座席予約はターキッシュエアラインズの公式サイトで行います。

 

Mytripで予約確定後、すぐに確認メールが飛んできます。
ここには「申込番号」というアルファベット6桁のような番号がありますが、
これはMytripでの管理番号なのでまだ待機。

翌日、フライト詳細が乗った「ここにあなたの旅行に関するすべての情報があります」みたいな文章のメールが送られてきて、
ここに「電子チケット番号」が人数分あるので、これを使います。

電子チケット番号の確認画面

ちなみにターキッシュエアラインズはきちんとした良い航空会社ですが、
Webサイトはイケてないので使いにくいです。機内食はとても美味しい。

トップページの「チェックイン/予約の管理」またはメニューにある「計画&予約」にある「チェックイン/予約の管理」を押すと、
「チケット番号または予約コード」と「搭乗者の姓」とあるので、ここに必要事項を入力しましょう。

日本語入力モードだと入力できないのでローマ字入力に切り替えてください。
ハイフンは除外されますがそのまま繋げて入力して大丈夫。
姓は勝手に大文字変換されるけど問題なし。

一人目を入れた後に同行者分を一緒に確認できる画面が出てきます。

そしてそれぞれの入力が手こずるとすぐにタイムアウトしてしまってエラーになるので、素早く最後まで終える必要があります。

 

コニーは既に2歳を過ぎてしまっていたので、「膝の上に乗せるからコニーの航空券代は無料」というのはできません。
満2歳から1人分として扱われます。

これはチケット代も座席代も一緒です。

今回は
東京→イスタンブール間は指定料金が30ユーロ、
イスタンブール→ヘルシンキ間は15ユーロかかりました。

合計すると往復で270ユーロ、
日本円で35000円ほど。めちゃくちゃ高い。。。

他にもオプションが色々提示されますが、無視してもよいです。

ただその代わり「返金は一切受け付けませんからね!?」という脅しをめいっぱいかけられます。
いわゆる免責ですね。覚悟を決めましょう。覚悟。

ターキッシュエアラインズの予約確認トップ画面

Mytripでの予約キャンセルとキャンセル料について

キャンセルが発生した!

予約直後。
チケット予約を済ませた翌日の、
座席指定予約を済ませた1分後、クルタさんが言いました。

「今回、やっぱりキャンセルしない?」

血の気が引きました。
い、今支払い終えたところ…。

 

聞くと、キャンセルしたい理由は、

「円安過ぎて想定以上に出費が大きく、今年じゃない方がいい」
「コニーがイヤイヤ期に入ってバスや電車でも大騒ぎする。飛行機含め、旅中大変なのが目に見えている」
「お金と体力という多大なコストを払っても、コニーはまだ小さくて記憶に残らないから勿体ない」
「コニーの記憶に残り、本人が行きたいと言い出す将来のためにお金を貯めておきたい」

だそう。

う、うん。。
取得前に何度か確認したけど、全て完了してからなのね…。

「だってロニーずっと行きたがってたし、私が断ったら機嫌悪くなるでしょ」

うーーーーーーーーん

そうねぇ………
否定はできませんね……

 

ただ、結論どんな理由であったとしても、
誰かがイヤイヤ行くことになった時点で、もう良い旅行にはならないことは確かです。

クルタさんがずっと「本当は来たくなかった」と思っていたら、
旅行は絶対に楽しくならない。
僕としてもそれは嫌だ。皆で楽しみたい。

なので、ちょっとでもネガティブな気持ちがあるのなら、
これ以上の被害を避けるために、もうキャンセルするのが正解。

結果、今年の旅行は取りやめにしました。

 

さて、そうなると、可能な限り早く予約キャンセルをする必要があります。

Mytrip経由でターキッシュエアラインズの予約をキャンセルする

ターキッシュエアラインズの英語の規約をなんとか読み解くと、
条件は厳しいですが、今回の予約はキャンセル料を支払えば返金してくれることが分かりました。

というか規約の条件が複雑で読み解ききれず、
ひとまず返金の可能性はあるようだったので、Mytripに問い合わせて正確に確認してもらいました。

 

で、Mytripを通すとキャンセル手数料が追加でかかってしまうので直接ターキッシュエアラインズに問い合わせてみたのですが、
残念ながら「代理店を通してした予約は、代理店を通してじゃないとキャンセル手続き不可」でしたので、
仕方なくMytripを通します。

ちなみにMytrip側は、
「直接キャンセルできる航空会社であれば直接していいですよ」というスタンスだそうです。
出来なかったけど。

 

Mytripの問い合わせはチャット一択で、電話もメールも不可です。イマドキですね。

すぐにチャット応答してくれました。
内部で調べたり手続きしたりするのに多少待たされますが、
概ねあちらで指定した時間(「5分もかかりません」とか)通りなので不快感はないです。

名前から察するにアジアのどこかですかね。2,3回問い合わせましたが例えばホアンさんとかそんな感じの名前でした。

キャンセルの可否、手数料、返金方法など

結果。

  • 航空会社(TurkishAirlines)でのキャンセル料は26000円×全人数
  • Mytripのキャンセル手数料は5334円×全人数
  • サポートパッケージや保険などは返金不可
  • TurkishAirlinesで直接予約した座席代も返金不可。

ということで、総額12万9306円の出費(キャンセル料)で済ませられました。
(提示されたキャンセル料より実際に返金された金額が402円少なかったので最終的には129,708円損。多分為替の問題かと。)

mytripキャンセル受付メール

2か月前の予約だったので、キャンセル料は比較的安く済んだ気がします。
これが1ヶ月以内とかもっと短いと、
高いか、不可になっていた可能性は高いでしょう。

Mytripにはキャンセル補償のオプションがあって、一人2万円以上するんですが、
これを支払えば24時間以内以前でのキャンセル料がかからなくなるみたいですね。
最初からキャンセルする可能性が高い場合はこれを選べばよいですが、そんな状況で予約する人いるんでしょうか。

「キャンセルビジネス」とか「キャンセル料収益モデル」と呼ばれたりするようですが、
安い代理店は顧客がキャンセルした際のキャンセル料で儲けている側面があるような気がします。

レンタル商品の延滞金で儲ける「延滞料金ビジネス」とか、
サブスク解約忘れを狙う「サブスクリプションの罠」みたいな、ユーザの落ち度を利益につなげるモデル。

不思議と、分かってて重々慎重に動いててもこういうのって足をすくわれるんですよね。

mytrip返金完了メール

終わりに

はい。
一気に書きましたが、
以上の経緯と詳細で、旅行を予約し、キャンセルし、返金してもらいました。

数日かけて調査し、綿密に計画を立てて、
試行錯誤の末にすべて予約し、それが無に帰す徒労。

コニーの臨界期における貴重な経験が消えたこと、
そして大金の損失で1週間は心理的な疲弊に落ち込んでいましたが、

まぁこれも人生です。

最終的には家族円満であることが最優先。

急な仕事や体調不良や身内の不幸など、
色々な理由で旅行が取りやめになることはあるでしょう。

この僕のブログ記事にたどり着いた人は、同じような辛い思いをしていると察しますが、

心を強く持っていきましょう。
もはやそれに尽きます。

どうしようもないことは、どうしようもない。
受け入れるしかありません。覚悟!

死ぬこと以外はかすり傷。
来年、再来年には武勇伝になるでしょう。

願わくば、より良い機会が現れんことを!

今回は以上!
モイモイ!

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