2018年12月12日(水)
UK, England London
イギリス・イングランド ロンドンにて
ホステルの同室の人の半分以上は6:30には起きて出て行ってしまっていた。
みんな早いね。
朝食は2ポンドと聞いてた。
予約してなかったけど、昨日の夜に外に出てみて思いのほか物価が高いことに気づいたのでお願いしてみた。
事前に言ってなくても大丈夫とのこと。

キッチン横のコモンエリアに行ってみて納得。
コーンフレーク、オートミール、それに食パンのみ。
各テーブルにはヌテラっぽいチョコクリーム、
ブルーベリージャムもどき、マーガリンが置いてあって、
紅茶、コーヒー、オレンジジュース、りんごジュース、牛乳が飲み放題。
オレンジジュースも濃縮還元で50%くらいのものだったし、まぁ無いも同然のメニューですな。
オートミールを食べてからウェブ作業。
まだ全然収益が出ちゃあいないけど、将来の収入に繋がるのであれば、仕事と言ってもよかろう。
なんて大義名分付けをしてしまったからか、ひと段落ついたらもう13時。
ヒェッ!なんてこった!
ロンドン結構見所たくさんあるのに引きこもってしまった。

昼ごはんに来たのは宿から歩いて5分程度のところにある、Lord John Russelというパブ。
近場のフィッシュ&チップスの店と相場を調べたら、ここが安くて美味しいと紹介されていたので。


「ブリティッシュのタップビアとフィッシュ&チップス!」と注文して、これらが出て来ました。
Gold Salcombeという銘柄だ。
ビールこれ、1パイント??
昼からガッツリだな!
フルーティな香りと薄いコク。
スイスイ飲めるけど、半分飲んだら結構酔った。度数何パーなんやろ…
フィッシュ&チップスうううう!!!
「イギリスの飯はマズイ」と昔から言われているけど、
同様に揶揄されるフィンランドだってレベルが上がってるんだ。
進化してるはずだ。
ましてや調べてまで来たのだから。
サクッ、ホクっ
!!!
うまし!
よっしゃよっしゃヨッシャアア!!
イギリスで本場のフィッシュ&チップス食ったったぞおおおおおいいいい!!
うめっ!うんめっ!
味付けはされてないから、自分で塩や胡椒、レモンなどをかけて。

あとテーブルに置いてあるSarson’s モルトビネガーがまたうめぇ!!
すげぇよく合う!
モルトビネガーって、フィッシュ&チップスにしか合わないんじゃないかってくらい相性がいい。
ビビるううううましいいい!!
衣は軽くてカリッとしてて、中のタラ(おそらく)はとてもジューシー。
ホクホクのその身を食べてビールを流し込んでやれば、
ハイ、幸せ。
ハピネスイズヒア。
イギリスの美味しいもん、見つけて紹介できるようになりたいね!
ビールと合わせて11.50ポンド。
内、フィッシュ&チップスが7.95ポンド。
近年タラが高騰してフィッシュ&チップスだけで10〜15ポンドはザラらしいから、かなり安いと思う。
まぁ、タラじゃない、似て非なる白身魚であることは否めないが。香り弱いし。
満足!!!


歩いて程なく見えてきたお城みたいな建物。
なんじゃこりゃー!
美しすぎるよ!!
これが大英図書館?と思ったけど、こっちはホテルだった。すっげえー!

右手に大きな駅舎が2つ並んでいる。
モダンな方があの有名な駅だった。

キングズクロス駅!
どこだ!、9番線と10番線はどこだ?!
1〜8番線と、9,10番線はちょっと位置がずれていて、モダンなホールを横切らなきゃ行けない。
その9と10の間ではなく、改札の迎え側の雑貨屋さんの横に9と3/4番線入り口はあった。
雑貨屋さんなどではない!
ハリーポッターのグッズショップ!

店の外に、壁に入りかけの台車やカバンがあって、
写真を撮るためにそこに沢山のちびっ子達が並んでいた。
スタッフさんが「こっち向いて〜、合図とともにジャンプして、1,2,3!」と
声をかけて写真を撮ってくれてる。

ふむ。ポーズから何から全部指定なのね。
残念ながら俺は1人なので、写真撮影は有料になるらしい。
まぁ別にそこまでめっちゃ欲しいわけでもない。

お店の中はお客さんで賑わってて狭いけど、3部屋あってなかなかグッズの品揃えが良い!
ニフラー!!
さすが2作目が放映されたばかりとあって、ファンタスティックビーストの商品も置かれている!
ニュートのマフラーだ!
超欲しい(´Д` )
でも今回はレイブンクローのマフラーを買うと決めてたのだ。
2種類あって、暖かそうなのが33ポンド。
高いけど、ここは出すぜ。
嬉しい買い物を済ませてお次に向かったのは、大英図書館。

入場はもちろん無料!
入るとすぐに目に飛び込んできたのは高ーい本棚。
ワクワクしてくる!

まずは一階にある、これまた無料で見学のできる、イギリスが誇る貴重な文献!
かつては世界の覇者でもあったイギリス。
有名すぎる文献が多数あるのだ。
超々有名な、あのマグナカルタ!
かつては全権を握っていた王様の各種の権利。
その時代にジョン王の権利を制限することとなった、憲章だ。
近代の憲法のスタート地点でもあり、まごうことなき歴史的な書物だ。
マグナカルタの一部分は今でもイギリスの憲法条文に使われているそうだ。
シェークスピアの戯曲の原本だとか、ビートルズの歌詞が書かれた用紙だとか、
あらゆる貴重な文献が無料で見れる。
控えめに言って、ヤバイ。

Wi-Fiを使いたかったけど、ちゃんと図書館の会員にならないとダメなようだ。
パソコンはあちこちにあるけどね。
図書館の中にはカフェも複数あって、
散らばったたくさんのテーブルでは、コーヒーのペーパーカップとノートパソコン、
それに分厚い本を置いて勉強してる人々。
声を潜めて会話している人も多い。
図書館、好きだったな。
学生時代は毎日のように図書室、図書館、本屋に通っていた。
知の宝庫、図書館。
ここで集中して勉強している学生たちがこれからの世界を担うのだ。
負けらんないぞー、と、どこか焦りを含んだむず痒さを感じて、階段を下りた。
よし、先に行こう。


大英博物館!!
入り口のセキュリティチェックでカバンに入っていたドラムスティックとナイフを没収される。
スティックもダメか。
閉館まで30分程度しかない。
広大な博物館なんだ。明日も来るし、一部でも見られれば良い。
人類史。とりわけ西洋史がここに凝縮されている。
かつて世界の覇権を握り、世界中の国々を植民地として統治し、栄華を誇ってきた大国、大英帝国。
そのときに発見し、時に奪い、盗み、時には買い叩き、交換しながら集めた大量の歴史的な遺物の数々。
エジプト、アッシリア、フェニキア、古代ローマ、古代ギリシャ、ケルト、バイキング時代の北欧から、アジア、ポリネシア、南北アメリカまで。
いったいどれだけこの建物が大きいのか想像できないほど無数にある部屋を、順に辿っていく。

一個一個を歴史解説見ながらじっくり楽しみたくなる。
でもそんな時間はなくて、あっという間に閉館時間になってしまった。
預けたものを回収して、夜のロンドンの街に再び出た。
息が白む。

夕飯を食べにThe White Heartというパブに入った。
ここも美味しいフィッシュ&チップスがお手頃価格で食べられると聞いてやってきたけど、
残念ながら今はフィッシュ&チップスがないとほざく。
コオオラアアアアアア!!なぜパブにフィッシュアンドチップスがないんじゃあああああ!!!
だなんて怒りません。
紳士ですから。
他にも美味しいもの色々あるはずだ。
ビーフポットパイを頼んだ。
トリビュート・エールってやつと合わせて、17.40ポンド。
まじ物価(ToT)

店内はほぼ満席。
クリスマスの飾り付けがなされてて、電球色のオレンジ色がモールの銀紙に反射する。
ひしめき合う客の隙間をギリギリですり抜けて奥へ。
予約か何かあるみたいで奥には座れなかったので、部屋の端で静かにエールを飲む。
ワイワイにぎやかに飲んでる大学生たちの何人かは、たまにチラッとこちらを見やる。
視界に入った程度だろう。
この闖入者を特に気にも留めない。
ロンドンは大きな街だ。
世界各国から人が集まるし、大学ならアジア系の留学生だって多かろう。
話してみたいけど、ネイティブの連中は話すスピードが速すぎて全然耳が追い付かない…。泣ける…。

これがビーフポットパイ。
ちょっと想像していたのと違った(笑)
熱々のパイをかじる。
フォークの隙間からパイ生地がこぼれる。
噛みしめるとビーフの味が浮き上がってくる。
付け合わせの温野菜は、シンプルなもの。
こっくりと、腑に落ちる素材の味。
豪華なようだけど、とても素朴で家庭的な味だ。
ほんとに、ハリーポッターの世界に紛れ込んだかのような気になる。
混雑であまりに窮屈すぎて、食べ終えたら逃げるようにすぐ外に出た。
冬の寒風が首筋に差し込む。
どこかもの寂しさが漂うこの空気感。
何かがくすぶっている。
あちこちで耳にするジョンレノンのWar is Overが、ふと頭に流れてきて、口ずさんだ。

ブログランキングに参加しています。
下のバナーをポチると閲覧がカウントされるそうです。
試してみます?
![]()
にほんブログ村


コメント