2019年2月8日(金)
USA Las Vegas 〜 Houston
アメリカ ラスベガス 〜 ヒューストン
「すみません、もう5時ですよ!」
は!!?
えっ?!!
寝ているところに不意打ちで声をかけられたので、なんて言われたかよく分からんかった。
体を起こしてメガネをかけたときにはもうその人は居なくなっていた。
昨夜21半ごろにここ、ラスベガス空港第1ターミナル2階に寝床を作って横になって、
日付が変わる頃にも1度声をかけられた。
黄色いジャケットを着て自転車に乗って施設内を回っている。
多分、巡回ガードマン。
昨日起こされてチケットを確認した時には「Have a good night」って納得してくれた。
起こしてくれるのはありがたいにしても、5時に起こさんでも(;´д`)
寝てていいのかダメなのかよく分からん。
少し寝足りないけど、まぁ起きるか。
パッキングした。
今日はラスベガス空港から1度ロサンゼルス空港に飛んで4時間のトランジットを挟み、ヒューストンに飛ぶ。
着くのは夜遅いから、またヒューストンで空港泊だ。
航空会社は2本ともSpirit Airlineって言う安いところ。
荷物には、
預け荷物(Checked in Luggage)、
持ち込み荷物(Carry on Luggage)の他に、
小物手荷物(Personal Item on board)って枠がある。
1番安いチケットで予約したから小物手荷物以外はデフォルトにない。
つまり預け荷物を追加しないといけない。
一昨日の予約時に預け荷物は予約してあった。
1個目は30ドルだ。
昨日の夜のメールで、小物手荷物のサイズは18×14×8とあったことに驚いて、
慌てて追加で機内持ち込み荷物を追加した。
そんなサイズに厳しいんじゃ、ノートパソコンすら危ういレベルのサイズじゃないか(´Д` )
残念ながらチケット予約時は26ドルで予約出来た機内持ち込み荷物も、
後からだと35ドルかかってしまった。
最初によく読んどけば安く済んだのになぁ…
つーことで持っている醤油とかオイル関係をみんな預けるバックパックに詰め込んだ。
マジで破裂しそうなほどパンパン。
毎回容量がギリッギリなんだよなー。
そのうちファスナーがぶっ飛びそう。
レンタカー旅用に買った1ガロンのミネラルウォーターも半分弱処分することになった。
もったいないけど、仕方あるまい。
朝ごはん用に、持っていた最後のアボカドもここで食べた。
なんとか詰め込めた!ふーっ!
充電しながら、プロギャンブラーのぶきさんのインタビュー記事を読んだ。
のぶきさんって人、知ってますか?
ポーカー、ブラックジャックなどのギャンブルの稼ぎだけで15年間旅を続け、
述べ80カ国以上、世界6周している、旅とギャンブルの達人。
5年ほど前に路上弾き語りシンガーの金丸さんが1周目の世界一周を終えて帰ってきた際、
お台場でトークライブが開催されたので参加してきた。
その時に金丸さんと共に合同トークライブをしていた1人がのぶきさんだ。
当時はまだのぶきさんの本も読んでなくて、
赤いテロテロのシャツを着た、
胡散臭いけど明るくて楽しいお兄さん、って印象だった。
謙虚だし気さくに声を掛けてくれたから大物って気がしなかったのだけど、
今からするとスゴい人と会ったんだなって思える。
のぶきさんの話って、説得力がスゴイ。
何が最も優先かを書き出して戦略を立て、それに全力で集中する。
絶対に諦めず、徹底的に突き詰めるスタイルだ。
だからのぶきさんは、ギャンブルも旅も、文章も、トークも磨き上げられてる。
当時会った時にも話していた。
「何か1つのことに集中して、全力で取り組むこと!それが1番近道だから」
今読んだリクナビさんの記事でもそう言っていて、ハッとした。
そうだったよな、と。
俺は興味が多すぎていつも何もが中途半端。
絞り込むのがとにかく苦手なんだ。
これじゃいつまで経っても何も達成できないわけだ。
今俺は達成したい課題が複数ある。
やることは色々あるのだけど、いざ時間ができた時に、
いつもさぁどれやるか、と考えてしまう。
これってスゴい時間のムダだ。
優先順位をつけて、順に徹底的に達成していく形にした方が絶対に効果的だ。
何をまず優先するか?
その優先順位付けは、それぞれをシュミレートして、
最も自分の目的に合うものを1番手に持ってくる。
確率、勝率、統計を数値で全て考えるのぶきさんらしい。
きちんと俺の優先順位を、数値で考えよう。
さて、9時を過ぎた。
何時からチェックイン可能なのかよく分からないけど、早めに動くとしよう。
1階にあるTicketing/Check in カウンターへ。
ウェブチェックインは済ませた。
もうライアンエアーの二の舞にはならんぜ。
今回のスピリットエアラインもカウンターチェックインだと追加料金がかかると書かれている。
55ポンドなんてどこぞのアホみたいな価格設定はされてないけど、追加で払う必要は皆無だ。
機会で預け荷物用のタグシールを発行した。
ん、なんかある。
え…
持ち込み荷物のサイズ規定の箱、おっきくね…?
試しにデイパックを入れてみたらすんなり収まる。
…
18×14×8って、
単位が「インチ」やないかーーーい!!!!
うがああああああ!!!
これ、追加で持ち込み荷物代払う必要なかった!!!!!
また35ドル捨てた!!!
ちくしょー!!!!
ほんっとにもう!!
飛行機使うたびに必ず何か損してる!!!
気を抜いてるとトラブルあるし、気をつけると無駄金払ってしまう。
なんでこう、問題なくスムーズにいかないんだろう…
超絶凹む…
がっかりしながら、とりあえず予定していたラウンジへ。
今回はちゃんと場所も中のサービスも規定も全てチェック済み。
カードも手元に用意してある。
ここ、ラスベガス空港(マッカラン国際空港)のプライオリティパスが使えるターミナルは、
ターミナル1ではあるけど、Dコンコースにある。
建物が離れているので空港内トラムに乗って移動だ。
ゲートAからDまで移動して、そこからトラムに乗ってDコンコースってところに着いた。
ここのラウンジはかなり小さい上にサービスも限定的だった。
ポップコーンやクッキーやポテチ、それにフルーツ。
あとは飲み物くらい。
狭いからなのか中はほぼ満席でかなり狭めだった。
ほんと、ラウンジはピンキリだなー。
がっつり食事からシャワー、マッサージチェアまであるラグジュアリーなところもあれば、
休憩所程度のクオリティ、と幅が大きい。
プライオリティパスってのは親会社が運営しているわけではなくて、
各ラウンジはそれぞれ運営していて、そこと契約して集客しているような形だ。
プライオリティパスは楽天プレミアムや格安プラチナ会員など、
ハードルが低くなって利用者が増えたことによって、
比例して使えないラウンジ数や制限規定が増えたとのこと。
正規のクレジットカード会員や航空会社の会員などが使えるラウンジは
別にもっとしっかりしたのがあるみたいだ。
ポテチ、ポップコーン、りんご、それに小さなシナモンロール風の菓子パン。
コーヒーと一緒に朝ごはんだ。
なんにせよ、電源×Wi-Fi×机の組み合わせは作業が捗る。
時間制限は特にないみたいだけど、
多くのラウンジでは2〜3時間の使用と決められてることが多い。
それに準じた方が、礼儀的に無難だ。
と言いながら、ウイスキー飲んでカップ麺も食べてビールも飲むという活用ぶり。
これまで何回も使えずにいた分、しっかり使わせていただきます。
予定通り飛行機はラスベガスからロサンゼルスへ飛んだ。
所要時間は1時間15分ほど。
ロサンゼルスでのトランジットの待ち時間は4時間。
発着はターミナル5だけど残念ながらここにはラウンジがない。
最も充実しているのがターミナル1のようだ。
どういう仕組みかよくわからんが、複数あるレストランやバーの中から、
1回分、28ドル相当の支払いを割引してもらえるサービスがあるそうだ。
ほかにターミナル2、ターミナル6、ターミナルBにもあるそう。
ここから歩いて1番近いのが隣のターミナル6になる。
一旦ターミナル5から外に出てしまったので、
ターミナル6に入るためには再びセキュリティチェックを通らなければならない。
係員に尋ねたら、地下トンネルを通れば外に出ずにエアサイドを行き来できるらしい。
時間無駄にしたなオイ。
ターミナル6にあるAlaska Loungeは出発3時間前からの利用可なので
しばらくロビーで日記書いて過ごした。
ロビーもふつーに居心地いいんだけどね。
3時間を切ったからラウンジに行ってみると、入り口に
「今の時間帯はプライオリティパスの方は使えません」
との看板が。
なにーっ!
「何時からなら使えますか?」って聞いてみたら普通に使わせてもらえた。
よかったよかった。
でもなかなかの混雑具合だ。
食事はサラダとミネストローネとなんかの苦いパン。
あとクッキーとフルーツとプレッツェルくらいだ。
物足りないと思いきや、このサラダが美味しい!
チキンやゆで卵、ヒマワリの種なんかもあって、タンパク質豊富、
ドレッシングも2種類試してみたけどどっちもやたら美味い。
おっちゃんビジネスマン達はもっぱら酒とプレッツェルを楽しんでるけど、
若いスタイルのいい女性達はしっかりサラダ山盛り。
分かりやすい(^_^)
ヒゲがダンディなアジアン風のバーテンさんがいて、
充実したラインナップのお酒を手早く提供している。
ここのラウンジ結構いいね!
美味しい黒ビールを飲みながらパソコンカタカタやったり
こっそりマンガ読んだりしてるうちにすぐに搭乗時間がやってきた。
ターミナル6から5まではトンネルで10分足らず。
こちらの飛行機も定刻通りだった。
問題なく飛行機に乗り、
ためらいなく離陸。
世界地図を眺める。
今回の旅では、かなりスキップした街、国がある。
あらかた回ろうとすれば、軽く世界三周くらいは必要だ。
行きたい国全部を回るとしたら、
達成までの間に宇宙旅行も現実化してしまいそうだ。
世界を回る冒険。
宇宙に飛び出る冒険。
そんな大それたことじゃなくても、仕事や結婚や子育てだって、大冒険だ。
この人生は夢だらけ。
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