2019年3月31日(日)
El Salvador San Salvador 〜 Honduras 〜 Nicaragua Managua
エルサルバドル サンサルバドル 〜 ホンジュラス 〜 ニカラグア マナグア
コンコンとドアをノックする音に飛び起きた。
時計を見るとまだ01:00前だ。
ドアを開けるとショットガンを抱えた警備員服のおじさんが立っていた。
「2:15にはロビーに来るようにお願いしますね。今もう2:00だから」
え、もしかして時差が?
ヒデェ、5時間どころか4時間しか寝てないじゃないか。
13ドルも払わずカウンター前のベンチで寝たかったよ。
時間ぴったりに行くと、あと5分くらい待っててね、とのこと。
呼び出されたのは5分どころかそれから30分後。
バッチリ寝れたじゃねーかよ!もう!
チェックインしてチケットを確認。
今日はホンジュラスを入出国してニカラグア入国をする。
そのための必要書類を渡された。書いとけってことだ。
ちなみにここのオフィスの壁に中米各国の入国税と出国税に関しての掲示があった。
航空機で出入りする場合は航空券に含まれるはずだ。
陸路の場合。
グアテマラとエルサルバドルは特に税金はなし。
ホンジュラスは入国に14ドル、出国に4ドル。
ニカラグアは入出国に各3ドルずつ。
パナマにはなんとも書かれてなかったから無いのだろう。
なんかのグループの場合は入出国がそれぞれ4ドルずつとか書かれていたけど、
スペイン語なので理解できなかった。
順次バスに乗り込んで、すぐ走り始めた。
時刻は2:45。
さすがMixta(Mixed )クラス。
英語訳がエグゼクティブクラスとなるだけあってバスの作りがかなり豪勢だ。
ぶっちゃけモニターとか要らないから足元広くして欲しいんだけどね。
ホンジュラスとニカラグアの分の出入国税をここでまとめて乗務員さんに支払った。
合計23ドル。
ん?計算だと24ドルのはずだから1ドル安いな。変なの。
極寒のエアコンの中で寝る。
リクライニングはほとんど倒れてくれない。
5:50、ボーダーに着いた。
とても眠うございます。
うわー、あっという間にエルサルバドル終わったなぁ。
通過ってのは寂しいもんだねやっぱり。

エルサルバドル出国、問題なし!スタンプもなし!
続いてのホンジュラス入国、問題なし!
スタンプゲット!


バスに戻ったら朝ごはんを用意してくれた。

ハムとチーズの入ったクロワッサン、硬めのプラム、ジャムの入った大きなクッキー。
クッキーじゃなくてサラダかオムレツだったらな〜。
飲み物はヌルくてマズいコーヒー。
ある程度予想してたけど、これはエグゼクティブクラスじゃなくてツアリストクラスの方が正解かもしれんね。
それとも目に見えない安全性が含まれているのか。


エルサルバドルからニカラグアまでの間の狭い範囲を直行でバスは抜ける。
だからホンジュラスで見れる景色は田舎町くらいだな。
途中でなぜか警察チェックが入った。
「コスタリカ?」
「?」
「コスタリカに行くのか?」
「いやパナマです。」
「そうか。」
なぜかみんなニカラグアかコスタリカか尋ねてくる。
パナマまで行く人は少ないのかな。

今まで見た中で最大規模の太陽光発電のファームが広がっていた。
ビビる!
やるじゃんホンジュラス!
9:15、ホンジュラス出国のゲート到着。
早いな!3時間もかかってない。
そして一気に暑くなった気もする。
中は大行列だ。
ひたすら並び続け、お喋りばかりしてる係員から出国スタンプを貰う。
3時間しか滞在してないのに出入国に18ドルも払わないといけないってなんなんでしょうね。
さて、続いてニカラグア入国。
ニカラグアは入国の審査が時間がかかると聞いている。
荷物全チェックしないといけないとかなんとか。
よく分からんけどまず荷物チェックが入った。
インスペクションの機械に通したら一発オーケー、特に開ける必要もなかった。
やったね。
パスポートは預けてしまっている。
乗務員の1人は「もうオッケーだ!バスに乗ってていいよ」という。
別の係員は「パスポートを受け取るまでここに並べ」という。
同じバスに乗っててよく移動しているホンジュラス人のおじさんは
「そこのオフィスに行ってパスポートを受け取るだけさ」という。
なんのこっちゃ!
グルグル回って、取り敢えず入国審査になった。
そこにバス乗務員さんがやってきて、彼は入国勢は支払ってるよ、と書類を見せた。
取り敢えずOKの様子。
でもパスポートは返してくれない。
「そこで待ってなさい。」
暑いからバスに避難しようとしたら、なんと手続きが終わるまで戻っちゃダメと閉められていた。
えー!
「一体何が起こってんだー?水を車内に置いてきちゃってるのに」
と、同じくローカルじゃなさそうな、髪の毛とヒゲがモジャな青年が英語で話しかけてきた。
彼はアルバ。
アルメニアルーツのトルコ出身のオーストラリア人。複雑やな。
既に15ヶ月旅をしてきているという。
「ネパールと東南アジア、それに北米大陸を仕事しながらゆっくり旅してるんだ。」
という。
話を聞くと、今彼はかなりお金に困って切羽詰まってる様子だ。
「クレジットカードが不正利用されて止められちゃってんだ。
既にATMから2回、オンラインで2回引き落とされてて1000ドル近く失ってる。
現金があと8ドルしかないのに、出国税でこんなにお金払っちゃったら予定してるコスタリカのボランティア先に辿り着けないよ!」
プラヤ・デ・カルメンでスキミングにあったらしい。
うわ出た、スキミング!
超怖いやつ!
下手したらカードを取り出してなくても磁気を読み取られて不正利用されるやつ。
今晩の宿は支払い済みらしいので、コスタリカの首都サンホセからなんちゃらっていう太平洋側の海沿いのヒッピータウンに行くためのお金と食費をなんとかしないといけない。
俺も現金には余裕がないけど…
「俺も同じカードの問題で苦しんで、しかも色んな人から助けてもらってるんだ。
良かったら受け取ってよ」とドル札を渡そうとした。
「ありがとう。でも受け取れないよ。なんとかなると思う。本当にありがとう!」
本当に?!
必要だったら遠慮なく言っておくれ。と伝えた。
アルバ、凄いいい奴だ。
ここからサンホセまで一緒だけど、またどこかで会いたいな!
ってかそういえば俺もパナマのアウトチケットを用意しないと入国できなくてヤバイぞ。
安く手に入るかな。
露店でコーヒーを買った。
50セント。
安い!と思ったら砂糖入りのインスタントスティックコーヒーだった。
げ、ハズレだ(´Д` )


一向にパスポートが返されず、バス3台、大型トラック10台近くが足止めになっている。
「何事なんですか?」
英語が話せるホンジュラス人のおじさんに聞いた。
「政府が申請者の犯罪歴とかを確認して返信が来るまでの待ち時間だ。
手続き時間は通常だいたい2時間ってところだね。」
うーわ(´Д` )
時間確認したらホンジュラス側の国境に来てからもう3時間経過してる。
なんてこったい…

12:45、ようやくみんなが解散し始めた。
パスポートも受け取れた。
やっと先に進めるー!ランチー!

ら、ランチ?
お菓子はいいから早く食事したいんですけど…。
一斉にみんな走り出したのでしばらく渋滞。
一向にお昼ご飯が出てこないまま15:00を過ぎて、バスはニカラグアの首都、マナグアに着いた。

ここでは別に乗り換えはないけど、バス車内の簡易清掃の間、ターミナルで少し休憩できる。
お昼ご飯はどうなったの?ってホンジュラスおじさんに聞いたら衝撃の事実を告げられた。
「このバスはランチは出さないよ。朝晩だけ。昼はスナッチだけさ。」
スナッチってのはスナックのことか。
そんなー(´Д` )ふぁっく!
なんだよ!エグゼクティブクラスって名前だけじゃねーか!
3日間、全8食中で4食分しか出さない上に栄養バランスは最悪、選択肢はなし。
リクライニングはあってないようなもの、Wi-Fiに至ってはまだ一度も使えてない。
大ハズレだ。
これなら事前に食べ物を買いだめしておいて安いツアリストクラスに乗るか、
飛行機で直接飛んだ方がよっぽどいい。
アルダが「まったくひどいぜ!リンゴ食べる?」って言ってカバンから一個くれた。
い、いや、アルダの方がお金ギリギリだから取っといた方がいいよ!
「いやいや、いいんだ。長く持ってても傷んじゃうし」
アルダああ!!
俺も何か分けてあげたいけど、オリーブオイルと溶けたバターしかない…
何か買おうかなと売店を覗いてみたらホンジュラスおじさんが教えてくれた。
「バスがここで調達したディナーがすぐに出てくるから、今料理頼まない方がいいよ」
おー!そうなのか!
アルダとやったねと目を見合わせた。
ターミナルのWi-Fiパスを教えてもらって繋いだけど、すぐにバス発車の時間になってしまった。
まだ17:00だけど、ディナー。
超腹減った!
何が出てくるかな!

なんでチキンライスに食パン添えてるの?
バカじゃないの?!
そこはタンパク質か野菜の惣菜でしょう!!
100歩譲ってもフルーツだろ!!
チキンライスの味が割と良いのが腹立つわー。
出てきた飲み物は水…と見せかけてサイダー。

このバス会社は糖尿病で殺す気ですか?
徹底的に安上がりにしようとしてるのがよく分かる。
ガッカリすぎるぞティカバスのエグゼクティブクラス!
パンは後で食べるように取っといた。
血糖値スパイクですぐ強い眠気が来た。波に任せてウトウト。

田舎の建物が窓の外をビュンビュンと通り去る。
ぼーっと窓の外を眺めながら先ほどの食パンを齧った。
またひと眠りしたら、次はニカラグア出国とコスタリカ入国。
ニカラグア出国はパスポートといつもの持ち込み物の申告カードを乗務員さんに渡すだけでおしまい。

バーベキュー美味しそう。
値段聞いたらチキン1個で3ドル。たけぇ。

物売りさんが手作りハンモックを売り込みに来てて、それが逆に5ドルと激安。
普通の毛糸のような糸で編まれてたから弱いと思うけど、5ドルは安い。
バックパックに余力があれば買ってったなぁ。
かなりしつこかったけど20回くらいひたすら断り続けてようやく諦めてくれた。

コスタリカ入国はすんなりと通った。
グッとシステムが近代的に戻って効率的になってきたぞ。
バスに乗ったらまさかの夕飯。
さっきのがディナーじゃなかったの?!

ライス、カリフラワー入りオムレツ、豆を煮たフリホーレス。
相変わらず炭水化物ガッツリ。
肉はきっと高価なんだろうな。さっきの露店BBQも異様に高かったし。
飲み物は強制的にコカコーラ…。
Wi-Fiパスワードについての車内アナウンスがあって繋いでみたら、ここにきて初めて接続ができた。
コスタリカは他とは違うな!(^-^)
低速でも割と使える。
1番気になっていたパナマ入りに向けてのパナマ出国チケットについて調べた。
うむむ、やはり絶対必要っぽい。
そもそも、パナマからコロンビアに渡る方法は3つある。
- 飛行機でひとっ飛び
- クルーズボートでカリブ海の島を回って向かう
- スピードボートで直接国境越え
まぁ1番楽しいのは2番目のクルーズボートだ。
参加した人全員が口を揃えて絶賛する、美しいカリブの島々、
透き通った海、先住民族クナ族などを楽しみつつ、5日かけてコロンビア入りするコースだ。
ただ値段は1番高くて45000〜60000円くらいするそう。
それは高すぎる。
1番の飛行機の利点は早いこと。ボゴタでもメデジンでも1時間半で行けてしまう。
値段は1週間以内だと18000〜20000円の間だ。高いけど、まぁ悪くない。
3番のスピードボート。
これもカリブ海を楽しめるコースだけど、同時にカリブ海を苦しむことのできるコースでもある。
使った人全員が口を揃えて「地獄だった」「絶対に乗ってはいけない」「迷わず飛行機にすべき」というチャーミングな冒険コース。
バケツ並みの水しぶきを浴びながら、跳ねるボートに全身を打ち付けられながら通算8時間ほど耐えなきゃならない拷問らしい。
まぁ言うても旅人ブログですからね笑
色々盛ってると思いますよ?
パナマの宿などで手配してもらえて、大体18000〜20000円でコロンビア入りし、そこから夜行バスでメデジンなどに向かう。
バス代や宿代を除けば大体飛行機と同じ値段で行けるわけだ。
所要時間は約2泊3日。
ただし予想しない手数料や値上げをされたり、予定していた船がいなかったり、
ボーダーが昼で終わっちゃってたり、支払いが渡ってなかったりとトラブルが多い。
さて、この中のどれを選ぶか。
海路がすごく魅力的なんだけど、支払いは当然現金になってしまう。
俺のカードのキャッシング限度額の残高がすでに今月は25000円ほどしか残ってない。
パナマシティを出てからメデジンあたりまではもうクレジットカードを使えるところは無さそうだ。
困りますね。
とても困ります。
ギリギリの手持ちキャッシュでコロンビアに渡れたとして、
もうそこからまた現金不足で何も出来なくなる可能性大。
またカード会社に電話して繰り上げ返済することも可能だけど、
毎回繰り上げ部屋手数料を払うのはあまりにも馬鹿馬鹿しい。
というわけで、半ば強制的に飛行機ひとっ飛びコースになりました。
ああああ悔しいいいいいい!!!
カリブ海の透き通る海いいいいい!!!
海に浮かんだヤシの木の小島あああ!!
ああもうなんでエディンバラにカード落としたんだよ俺…
あの大失敗さえなければ…(´Д` )
ってことでルートが定まったので、お次は航空券の手配だ。
航空会社は2つある。
値段はほぼ一緒。
相変わらずスカイスキャナーで検索しても、荷物の手数料に関する情報が出てこない。
毎回各航空会社のページから直接荷物の手数料を調べないといけない。
そしてどこも大体すごく分かりづらい。
どのクラスには何が無料で、どのサイズ・重さを超えたらいくら掛かるのか、ってのが本当に見つけづらい。
LCCで格安であればあるほど営業が強くなるので、
追加サービスなどの通知が増え、逆に無料サービスに関する記述が削ぎ落とされていく。
消灯したバスの中で揺られながら頑張って進めていたけど、ネット回線が滞った深夜2:30。
ミッション完遂することなく寝落ちしてしまったのだった。



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